友達が死んだ。首を吊っての自殺だった。
仲は、良かったと思う。古い日本家屋の自宅の縁側の軒先で、ゆらゆらと、灯りの消えた灯籠のようにぶら下がっているのを、家人が発見したのだと言う。けれど……。
──その通夜の晩、帰路の電車の中で初
めて聞いたラジオ番組。その番組に出演していたのは、ほかでもない“私”自身だった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 14:09:46
9565文字
会話率:35%
《システム》、それは人に異能力を与える謎の存在。
冴えない男子高校生の葉山暁人は、病床の祖父に、彼がずっと大切に持っていたはずの懐中時計を託される。祖父の通夜に襲来した謎のバケモノに人々が捕食されていく中、形見の時計に暁人が触れると周囲の時
間が止まってしまい……
─祖父が隠していた真実とは。
─システムとは一体何なのか。
システムの謎を探る異能力バトルが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 22:00:00
6233文字
会話率:28%
葬式帰り、俺の部屋にいたのは死んだはずの先輩だった。
社会人三年目を迎えた高田翔は、仕事や上司との関係がうまくいかないことを悩んでいた。唯一のより所はいつもさりげなく励ましてくれる先輩の八代清一だ。
しかし、八代と飲んだ次の日、翔が
聞いた第一報は「八代の死亡」。通夜を終え、帰宅した部屋にいたのは、死んだはずの八代だった。
翔以外視えない八代との共同生活。生前と同じくアドバイスをくれるおかげで、仕事が順調に進んでいき、あれだけ悩んでいた会社が楽しい場所に変わっていた。
ある日、内々定をもらっていたはずの大きな仕事が急遽コンペに変わってしまう。八代の励ましにすら苛々して八つ当たりをするが、それでも翔を責めず、どう思っているのか伝える八代を見て、生前も死後ですら頼り切っていたことに気が付く。「成功させる」と意気込んで言う翔に満足そうに頷く八代。やっと資料が出来上がった翔が後ろを振り向くが、そこには誰もいなかった。
視えない八代の声を後押しに無事コンペを終えた翔は、八代に一人で頑張ることを宣言する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 20:00:00
100009文字
会話率:47%
親友が自殺した。遺品として託されたのは古ぼけたラジカセ。特に変わったところのないラジカセだったが、通夜の晩突然電源が入り「しょーもナイト24!」と、親友の声がタイトルコールを始めた。
最終更新:2022-06-27 05:25:58
6050文字
会話率:34%
ある春の深夜、三十歳過ぎでほぼ引きこもりの女性、実理は散歩をするため近所の自販機を目指した。その自販機で小学校時の同級生、石田宏樹とばったり出くわしてしまう。
そして帰り道に立ち止まった見慣れない屋敷から女性が出てきて、意外にも、彼女も
小学校時の同級生で友人のユリちゃんだった。
さっき会った石田君とユリちゃんは結婚しているといい、その上、石田君は最近死んだという。今日は通夜なのか、実理はユリちゃんから遺体に会ってくれと言われ……(壺の中)
「壺の中」他二篇から成る連作短編です。※この作品はエブリスタにも投稿しています。
読んでくれて、ありがとう!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 03:00:00
67483文字
会話率:34%
靴職人を目指していた恋人のお通夜の帰り道、恋人の作ったハイヒールにまつわるちょっと不思議で切ないな体験をする。
「カクヨム」にも同時掲載しています
最終更新:2022-05-06 20:33:35
4084文字
会話率:19%
こんなことはきっと幻だ。
最終更新:2022-04-30 00:00:00
378文字
会話率:0%
婆ちゃんのお通夜、お葬式。
その一連の事を書き記しておきます。私のために。
キーワード:
最終更新:2022-04-28 04:02:14
3817文字
会話率:23%
続き・・母美子は若くして雲膜下出血で亡くなった。麗子と百合の為だけの人生であった。お通夜と葬式だけは泣かないで居たいと必死で涙をこらえていた。そこへ妙な事を言う人が来た。見知らぬ男である。えぇっ!如何いう意味?と思ったが、その日はそのまま
・・。人がこんなにも悲しんで居る時に来て、何の為にと思う。鬼ではないかと思う程、憎いのである。昔、住居侵入した事を、自ら噂して広める。可笑しな風習である。噂となって広まって居ると思った。何度か聞いて居る。只・・主語述語は無い。何年も過ぎて、百合PTA役員の懇親会の時も妹千里の事が出ていた。ここでも噂?家の者は皆、知らないんよと言いたい。何の為にか解らない。弱みを握っていると、手下に出来るん?仕事をしないで済むん?本人知らないんだから、弱みじゃないよね!噂を広める人達が居た。その噂から守って下さる人達が居た。もしも百合に出来る事があるとしたら、書くことかも知れない。鬼(困難な事)は、隠し持って居る物を出せ出せと鞭打つのかも知れない。争いごとの無い世の中になりますように願って、このお話は終わります。 終わり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 10:00:00
18408文字
会話率:5%
島田 耕作は我が目を疑った。
今夜、妻の通夜を終えたばかりなのに、その妻が夢枕に立っている。
そして妻は驚く言葉を口にする。
「私、転生して最強の女戦士めざしま~す!」
熟女クエスト・スピンオフ作品
最終更新:2022-04-11 22:20:19
2786文字
会話率:40%
俺、朝霧 疾風(ハヤテ)は、事故で亡くなった両親の通夜の晩、旧家の実家にある古い祠の前で、曽祖父の声を聞く。
親孝行をしたかったという、俺の願いを叶えるために、戦国時代へ転移させるという。
そこに、両親が待っているという。俺は10才か
ら、そこに生きることになるという。
果たして、親孝行をしたいという、俺の願いは叶うのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 11:00:00
292606文字
会話率:32%
通夜。
通夜には様々な音がある。
音は人を癒やしてくれる。
最終更新:2022-03-27 23:57:24
1771文字
会話率:7%
高校時代の友人が死んだ。友人といっても途中で退学してしまったただの元クラスメイト。彼女の通夜で人の死について考えた私は帰宅後手紙を書く。
最終更新:2022-02-22 01:23:16
1288文字
会話率:0%
三十年以上前、祖父の通夜の夜に見たものは何だったのか
最終更新:2022-01-16 23:58:58
1208文字
会話率:7%
死んだ女房のために死化粧を施そうとしていた佐吉のもとへ、絵師を名乗る男が現れた。
女房に最後、化粧をさせてくれという。
男と女房の関係を疑りつつも、共に女房の通夜の準備を始めた。
最終更新:2022-01-11 08:52:58
7382文字
会話率:43%
高校を中退して、ふさぎこんでいた主人公、西山はひょんなことから、拳法道場の師範、松本と知り合う。拳法道場に通うようになり、新聞配達のバイトも紹介してもらい、仕事と拳法、日々、強くなるために、ひたすらに稽古に打ち込むかたわら、松本の妹、真
美と恋にも落ちる。
同じ門下生で、弁護士という肩書きを持つ、橋口という男が登場、二人は技を競い合う。
そんな時、もっと強くなる為にはと、橋口の提案で、道場破りをすることに。
いざ、道場にいってみると、酒に飲まれた、落ちぶれた男が、道場の看板を持って帰ってくれと、逆に言われる。松本師範にそのことを告げると、激昂され看板を返しにいくことに、そこで目撃したのは男の自殺した姿だった。罪の意識にさいなまれる西山、通夜の席で、冷たい目をした男に出会う、自殺した男の弟、加賀 巽だった。加賀は大物ヤクザでもあった。
ヤクザの復讐が始まり、西山は追い込まれていく、松本も仕事をほされ、四面楚歌に、しかし、松本は、西山に戦いだと、宣言する。そして、西山は道場に住み込むことに。さらに橋口と、西山は、加賀の事務所を襲撃する。それが、功を奏したのか平穏な日々が続く、しかし、真美がさらわれ、事態は思わぬ方向へ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 10:13:23
28523文字
会話率:21%
経理部に勤める柊 涼香は、母のお通夜に突如現れた営業部のエースの四宮洋平が参列した。
突然の訪問に驚きながらも、彼が見せる鋭くも寂しそうな瞳に吸い込まれた気分になる。
そんな四宮のことが気になりながも、母を亡くしたことへの喪失感が増した涼香
は、会社から1時間もかかる駅に母が遺したマンションに引っ越すことにした。
静かで、広くて、リセットするには最高のこの場所でもう一度始めようとすると、その隣人が四宮であることが判明し、二人の関係はさらに深くなっていき、いつしか四宮の過去を知ることになってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 02:44:12
102862文字
会話率:22%
お通夜あるあるでしょうか
最終更新:2021-09-24 23:22:20
859文字
会話率:0%
友人の蓼原みなみを交通事故で失った高校一年の女子生徒白水彩夏。
しかし、通夜の席で死んだはずのみなみの声を聞く彩夏。そして、直後に現れた少年に彩夏はこう声をかける。
……君は彼女の声を聞いたか?
そこから始まる死者と生者を繋ぐ物語。
最終更新:2021-09-15 16:20:41
11957文字
会話率:35%
2010年のある春の日。四国地方のとある呉服店のおばあさんが亡くなります。
家業を継いでいた末っ子で長男の祐太さんの連絡で、各地に散らばる姉たち三人が呼ばれ、その家族たちとともに親族一同揃ってのお通夜が始まります。
おばあさんと孫の
忠子で飼っていたニワトリが逃げ出したところから、『ニワトリを育てた話』『水がめの水を甘くした話』『海のうえを歩く話』等の (虚実入り混った)おばあさんの想い出話が語られ、親族の仲も深まっていくようですが……。
*オーディオドラマ向けシナリオ形式。
*「ノベルアップ+」様との重複投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 23:00:00
15416文字
会話率:86%