この王国には、三人の見目麗しい王子と一人の王女がいる。
第三王子のエドワードは流行病などに備えて、第三王子ながらウィリアム第二王子と共にスペアとしての帝王学を学んでいたが、第一王子の成人に伴って帝王学は途中であったが終了した。
「とりあ
えず、色々勉強するために色んなところを見てくるといいんじゃないか?」
の父王の言葉がきっかけで、空っぽな自分が虚しくてがむしゃらにどこかに行きたくて出かけていた。
気がつけば放蕩息子のように王都に寄り付かず、あっちへフラフラこっちへフラフラして何年も過ぎていった。
そんな時に小耳に挟んだ最近話題のシャティヨン侯爵の領地では、福祉面で斬新な施作を打っているという話を聞いた。しかもその施策を18歳の「おひとり様」侯爵令嬢が打ち出しているという。
自分よりも8つも年下の女性が、領地経営なんてしているんだろうか。
詳しく調べてみると、なかなかどうして寡婦の社会的地位向上であったり、医療や教育機関の整備の充実など確かに内容がしっかりしていたが、だからこそ実際は叔父の活躍のおこぼれではないのか。
…噂の令嬢にあってみたい。
こうして、ルイとシャルロットは出会ったのだがーーー
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「行き遅れ令嬢はおひとり様を満喫したい」の王子様目線のストーリーです。
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いつも応援いただきありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-17 00:58:11
16338文字
会話率:25%
「シャルロット!見損なったぞ!
金輪際顔も見たくない!婚約破棄をする!」
ずっと片思いしていた婚約者から突然の婚約破棄。
え、何?なんで??
よくわからないけれど、ギヨーム様がずっとお付き合いされているジャンヌ様が腕に絡みついている。
訳もわからずデビュタント当日に婚約破棄とか、ないわー。ない。
婚約破棄は易々として、新しく婚約しようとしても、「捨てられた方の令嬢」とすっかり社交界で有名になってしまったシャルロットと縁続きになろうという令息はおらず、、、
「私、もう一生結婚できないんだわ・・・!」
凹む私を優しくなだめてくれた両親の進めで領地で心を癒すことになった私。
そうよ、考えてみれば、おひとり様でも良いじゃない。
大好きな家族と、領地のために、私頑張るわ!
一人で生きていくために、バリバリ頑張っちゃうんだから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 10:55:01
12533文字
会話率:21%
ベアトリス・オクレールは行き遅れ令嬢と呼ばれている。でも、ヒロイン顔である。
☆カクヨムでも投稿しています。
最終更新:2020-02-12 00:46:38
4279文字
会話率:51%
六年も前に釣書を送った相手がいつの間にやら婚約者になっていた。相手は王太子の側近という輝かしい立場のエリート、しかも侯爵家の嫡子。
本来ならこの上ないほどの話だが、マリオンにとってはそうではなかった。
え、待って、わたしもう結婚諦めて就職
しちゃったんですけど。辞めろってこと?
それになんで顔合わせもしたことない人と、婚約したことになってるの? 順序ってものがあるでしょう!
一人で生計を立てることを目標にしている行き遅れ子爵令嬢とエリート侯爵子息との勘違い恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-14 19:11:34
152280文字
会話率:35%
侯爵令嬢カトリオーナは二十四歳。貴族の令嬢の中では行き遅れと言われる歳になってしまった彼女に舞い込んのは、バークリン二大公爵家の一つ、グルーウェル公爵との縁談。玉の輿のチャンスとばかりに彼女も家族も飛び付いたけれど、公爵様はとても冷たい眼差
しの冷酷な男だった。
どうなるの、私の新婚生活?!
『マジェンタの瞳』のスピンオフ第一弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-24 14:01:24
30767文字
会話率:58%