人生の半分以上を一緒に過ごした友人が結婚を決めたのは、私の兄。
綺麗な冬晴れの日、誰もが彼等を祝福するその席で私は言い放つ。
「私はあなた達2人の結婚を、手放しで祝う気分にはなれません」
彼女の涙を止めるために私ができる精一杯。そう、信
じているから。
Creator Circle第3回企画参加作品 共通テーマ:男泣き 個別お題:冬
(魔法のiらんどにも掲載されているもののなろう版です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-29 12:00:00
6032文字
会話率:38%
大晦日の夜。
あたしは「マッチ売りの少女」になっていた。
つまらない自分から変わることができたけれど、手放しで喜んではいられない。
――死ぬのはごめん。どうにか、生き延びる術(すべ)を考えないと。
救いの手を求めて、あたしは今年最後の
夜をあがく。
新しい年を迎えるため。
新しい自分を刻むために。
これは本来の童話と異なる運命を辿った、「マッチを擦る少女」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-09 20:06:44
10041文字
会話率:14%
日曜朝の特撮ヒーローに憧れる俺、五代遥はある日、天才魔女を自称する不思議な少女と出会う。そして何故か彼女は、『キセキの種』という簡単お手軽に奇跡を起こせるアイテムを500円で押し売りしてきた。
人の善悪を問わず発動する奇跡に、俺は手放しで認
めることもできず、ポケットの中でそれを持て余していた。
……っていうか、そんなこと考えてる暇もなく、この奇天烈天才魔女やお隣のおねぇさん、さらには地元の後輩にまで振り回されて、てんやわんやなんですが!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 20:40:45
79703文字
会話率:53%
和樹と結婚して早1年が過ぎ、専業主婦としての生活も板に着いてきた薫は、経済的には困窮していないので不幸では無いが、決して手放しで幸せだとも言えない微妙な夫婦生活を送っていた。そんな時、自身が妊娠した事を知り、待望の子供が産まれる事で生活に良
い変化が起きるのではないか…と一縷の希望を抱きつつ幸せな気分に浸るが、腹の中の胎児の原因不明な突然死による流産と、その原因が自分の体質にあり、今後妊娠する事はあっても出産まで行く事は非常に難しいだろう、諦めた方がいいと医者から説き伏せられ、絶望の淵に叩き落とされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-01 21:38:14
157827文字
会話率:46%
ずっと自分を守り続けてくれている騎士に片想い中の姫。ある日父王からその騎士との婚約を言い渡されます。嬉しいはずの状況だけど、手放しでは喜べなくて……。 快活だけど遠慮がちなリアネイラ姫と誠実な騎士セオドアスの、甘い恋物語。 【注】本編以前・
以後の小話は基本的に一話読み切りとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-31 22:20:36
155321文字
会話率:34%
理夜は現在の状況を憂えた。一度壊された過去が今の自分に優しすぎる環境を手放しで喜べなくさせていた。いつか失うのではないか、そう恐れながら日々を過ごす理夜と、彼女を守ろうとする周囲の人たち。そして、それは次第に様々な感情を生み出していく。
基本的に全年齢向けですが一部分に残酷描写あり。そのためタグをつけさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-10 20:37:39
228文字
会話率:0%