伯爵家には美しい姫が眠り続けていたという。美しい姫君は事故に遭い、命だけは助かったが長きに渡り眠り続けていた。姫君の夫は姫君との間に授かった子供たちを大切に育て、愛人を置くこともなく、目覚める可能性が限りなく小さい姫君の世話を己と信頼できる
数人だけでしていたという。そんな献身的な夫の愛に神が奇跡を起こしついに姫君が目を覚ました。そんな愛情深い夫と姫君の奇跡の話――――――そう、表向きは。
彼を、いや、彼らを知る人間は姫君を指してこう言うだろう――――男達の罪悪の象徴だと折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-05 08:00:00
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会話率:30%