太陽フレアにより「クニ」同士の交流手段を失った人間。
その中で「俺」は記憶も何もないまま操縦席に座る。
そして旧世紀の戦闘機を使った戦争が始まる。
最終更新:2015-05-10 12:00:00
4010文字
会話率:39%
空は淀み、大地は枯れた。
栄華を極めた時代が過ぎ去って久しい。
混沌とは自然が生み出すものではない。人が作り出してしまうものである。
大規模太陽フレアにより存在を構築したコモンメタル『ヒヒイロガネ』。その燃えるような紅蓮色の石は、人
々に破壊の力を与えた。
──戦闘兵器MADO。
戦争。
それが、視界狭窄に陥った人類が辿り着いた、歪曲した答だった。
横たわる屍を踏みつけ、乗り越え、進まなければ先はない。時代に遅れてはならない。
例えそこにどれだけの理由があろうとも。
でも、それでも、時代遅れが最新鋭より遅いとは限らない。
────越えろ、境界線を。
サイト「ぐりぐり ぐりむ☆りーぱーからの転載小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-15 15:05:29
16422文字
会話率:13%
2015年、大規模な太陽フレアにより地球上のあらゆる電子機器は使用できなくなった。
それから四半世紀。情報セキュリティをはじめとするすべてのIT技術を失った日本は新たな制度を導入していた。
国中の情報を記述し、管理する《記録省》の樹立と、情
報を紙とペンだけで詳細に記述する能力を持つ《真実書記官》である。
ジャーナリストの水野真美はとある事件をきっかけに《真実書記官》に疑いの目を向け、《記録省》の暗部に切り込んでいく。
✳︎原題『梟の眼』は他作品に同じタイトルがあったので改題しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-07 18:59:24
18567文字
会話率:27%