西暦2108年。
ネオ東京の中流層の住む旧ビル街にどこにでもいる平凡な高校生として、その少年は生活していた。
だがこの世の者とは思えない謎の存在との遭遇により、少年は『真実』と『目的』を知る。
最終更新:2017-01-03 04:02:41
3882文字
会話率:13%
1990年、松池宏は常滑大谷海岸で雷に打たれて、500年後の未来にタイムスリップする。
海岸には飛行場と思しき島が朽ち果てた姿をさらけ出していた。市役所近辺には銀色の窓のない超高層のビルが林立していた。田や畑、牧草地帯にはロボットと化した人
間が働いていた。松池の住まいには金色のピラミッドが立っていた。それ以外はすべて深い森林地帯だった。
銀色のビル街に入った松池はたむろする猫を蹴飛ばした事で死刑の判決を受け、ビルの中に押し込まれる。この世界は猫がカミとして人間を奴隷とする世界だった。
銀色のビルは脅威に満ちたコンピュータの世界だった。欲しいものはすべて瞬時に壁から現れる。死刑を免れた松池はカミの歴史を学ばされる。彼らはアンドロメダ星雲からやってきたと言うのだ。
その後松池は金色のピラミッドの”我が家”に案内される。家や工場などがそのままの形で保存されていた。書斎の本もそのままで、3冊無くなったいた。
猫の指導者、リシは500年完璧に保存して来た理由を述べる。
松池がタイムスリップして数10年後に第3次世界大戦が起きる。この時猫の指導者が遭難して松池の弟の子供、マサルに助けられる。世界中に放射能が蔓延して動植物が死滅する中、松池の自宅周辺は放射能の害もなく、草木も青々と茂っていた。
マサルの死後、猫(カミ)はここを聖別して原因を究明しようとした。その手掛かりが、無くなった本に記されていたのではと言われるようになった。
一方、猫の支配に属さない人間たちがいた。東海市、知多市の丘陵地帯の団地の地下に棲息していた。
リシは人間との共存を呼びかける為に松池を送り込んだ。
松池は多くの人間が500年間必死になって生き抜いてきていることを知った。彼らに会った松池は猫の歴史が嘘であることを教えられる。松池の住まい、金色のピラミッドの中で生まれた猫は、カミとなった。そして人間に戦いを挑み、支配していった真実の歴史を知った。
この事実を知った時、松池はカミに対する不信の念を抱いた。
人間の図書室の中で松池はマサルが書いた古文書を発見する。そこに猫がカミに変身した恐るべき秘密が書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-27 09:59:34
44793文字
会話率:27%
そこはヒトが滅びた異世界。
荒廃した地上には不思議な生物たちが生息している。
学校の屋上で眠ったはずの新山圭介は、その世界の誰もいない街で目を覚ました。
朽ちたビル街をさまよった圭介は、大きな鞄を背負った獣人の少女と出会う。
彼女は滅びた
ヒト文明の調査を手伝ってほしいと頼んできた。
興味を持って一緒に行くうちに、圭介はヒト文明が滅びた理由を知ることになる。
それは、他人とぶつかることを嫌っていた少年に、その転換を促す旅だった。
失われた高度な文明の謎を解き明かす、小さな成長冒険譚。
(旧題:異界の夜明けの蝶の翅~獣人少女と学ぶ人類滅亡の回避法~)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-11 22:26:46
70431文字
会話率:43%
とあるビル街の中にポツンと佇む、ビル街には不似合いな小さなプレハブ小屋。
堂々と掲げられた看板には、「猫山探偵社」とやけに達筆な字で書かれている。
そして極め付けは、看板の隣にこれまた達筆な字で書かれてある「どんな事件も解決いたします」
の字。
そう、ここは小さな探偵社。
こじんまりとしたプレハブ小屋の中では、今日も猫山探偵と助手の横峯が、頭を抱えながら難事件を解決している______。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-06 18:28:00
955文字
会話率:14%
田守優子は独特な親友。沢木香穂里先生のお題に基づくお話です。
最終更新:2014-07-19 10:45:29
186文字
会話率:34%
心理学や感情論などの研究活動を行っているA子。研究活動の一環として機械じかけの情報学習装置を開発し、その装置と高層ビル街の高級マンションで衣食住を共にする生活を送っている。
最終更新:2014-07-03 00:12:28
1290文字
会話率:42%
あるビル街にある一件のBAR。そこで不思議な行商人に出会う。それは夢を売るという男だった。そのBARにくる常連客の一人が…。
キーワード:
最終更新:2014-01-06 06:59:28
2748文字
会話率:54%
大きな時代の流れに巻き込まれ、生き残った僕。未来を描けず、今しか生きられない僕はそれでも十年以上生き続けた。ところがある初雪の降った冬、廃ビル街の中で僕と同じ年位のおかしな奴に出会う。そいつとの出会いが僕を、時代を、そして今を変えた。
最終更新:2012-02-18 00:52:12
18182文字
会話率:47%
オサムは新宿のヤクザ。いつの頃からか、毎週土曜日、西新宿の誰もいないビル街をうろつき回るのが習慣になっている。どうしてそんなことを続けるのか、自分でも分からない。
ある日、夢の中にウサギが現れ、オサムに言う。
「穴をみつけるんだ。その先に、
あんたが失った、あんたの半分がある。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-02 00:00:00
30401文字
会話率:41%
東京のビル街の一角、そこの裏路地を夕方に、東から西に抜けると、違う町につくという。そこは、物静かで、誰かが住んでいる気配もない。そして、その町は、常に夕方だという。
最終更新:2009-09-08 18:53:07
3018文字
会話率:30%