小さな輸入商社に勤めていた俺は、ガス爆発に巻き込まれて、異世界「イストリアス」に勇者として降臨した。そこでは、森の奥の城に住まう強大で邪悪な「魔王」が専横の限りを尽くし、力無き人々はひたすら恐怖に慄き、息を潜めて生活している、はずだった。森
林経営に勤しむ実直な「魔王」、平和を謳歌する市民、豊作に頭を悩ませる農民・・・。あれ、ここって、もしかして、勇者不要なんじゃないの? 俺の使命は何なんだ? 俺はここに居ていいのか? 悩める勇者の「明日」はどっちだ!? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-01 16:01:07
13834文字
会話率:45%
三年と少し前,謎が多く残る事件があった。とある家族が住んでいた家“だけ“が突然崩れたのだ。「ガス爆発が起きた様です。」出張先でそう言われた一家の主である「功」は,急いで現場に駆けつけた。家は全壊していたが,焼けた後はなく,近隣住民は「いつ
崩れたのか全く分からなかった。」と首を傾げた。そして,その家に住んでいた双子の兄「修夜」と弟「真昼」は無傷で意識がない状態で見つかり,功の看病の元三日で意識を取り戻したが,意識を失う前の記憶が無かった。さらに,その家にいたはずの母親「陽菜」の姿がその日から消えた。とある事情から,母親がいなくなったことを警察に言わなかった三人は,自力で捜し出すことを決意した。
そして現在,一浪を経て大学に入ったため,二十一歳で二年生になった修夜と真昼は,それなりに充実した日々を送っていた。そんなある日,友人達と共に父,功の誕生日を祝っていた修夜と真昼は,あの日の光景と酷似した出来事に遭い記憶を取り戻すことができた。しかしあの日の母と同じように,今度はその場にいた全員が暗闇の中へ吸い込まれてしまった。
その先に待つものとは……?
様々な思いと思惑が交錯する,異世界×ファンタジー,始まります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-31 19:52:15
13721文字
会話率:55%
「ごめんねお兄さん、うっかり殺しちゃった」、「お詫びに無敵能力付けて、好きな世界で生かしてあげる」……ガス爆発で死んだらしいオレに、出会った双子はそんなアホな事を抜かす。そんなオレの末路は……
二次創作でよく見られる「チート転生」に異を唱え
たくて、衝動的に書いた作品です。ちなみに、救いは全くありません。当作品に、貴重なお時間頂けましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-30 01:52:34
4996文字
会話率:36%