ある日の午後。とある公園のベンチで二人のサラリーマンが缶コーヒーを手に持ち、話をしていた。
「ふぅー。ま、そういうわけだからあまり落ち込むな」
「……はい。すみません」
「だからもう謝んなって。先方も許してくれたしな」
「でも、この件
は無関係なのに先輩にまで頭を下げさせてしまって……」
「ばっかやろう。お前は俺の後輩だぞ。無関係なんてあるかよ。いつでも頼れ。頭くらい何度だって下げてやるさ」
「先輩……ありがとうございます……」
「まあ、お前もいつか後輩ができたらわかるさ。さてと、もう少しサボっていくか、はははっ……ん?」
「はははっ。ん? どうしたんです?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 15:00:00
1776文字
会話率:96%
「っていうのが、君の最後の時だよ」
カラフルな綿飴が埋め尽くされている世界で、笑顔で説明をしてきたハムスターを見つめる。
「うち、死んだってこと……やんな?」
「そうだよ」
ハムスターの説明は、自分は神様で、とある世界で馬鹿げた召喚が
行われるというものだった。
4つの国が合同で儀式を行うため、召喚されるのは4人の少女。
生きている少女は可哀想だからと、死んだ少女の魂を選んだとのこと。
聖女としての力を与えるために、ここに喚び寄せたとのことだった。
「……聖女かぁ」
「なりたくない?」
「うーん……できれば。次の人生は自由に生きて、恋がしてみたいねん」
恋愛に憧れ、聖女なんて1人おったらいいんちゃうの?と思う少女が、神様と話し合い、選んだのは錬金術だった。
次の人生はいつ死んでも未練がないような生き方をすると心に決め、少女はなんちゃって聖女として異世界に召喚(転生)される。
そんな少女の恋愛相手は、一国の王様だった。
「お前は俺のものだ」
「アユは特別だからな」
「拗ねても可愛い」
やってみたらいいやん精神のポジティブな女の子に訪れる甘く楽しい恋愛は、心の中で悶え叫び続ける日々だった。
基本、のんびりして平和です。
恋愛ものんびりと始まります。
主人公は関西弁を話しますが、関西弁でも地域によって言葉が違うと思います。
作者が慣れ親しんでいる関西弁になりますので、「そう話す地域もあるんだな」と思うだけに留めていただけたらと思います。
死や過激な描写・発言がありますので、15禁とさせていただきます。
1ページ辺りの本文の長さは、一定ではありません。
2000文字程度を目安にできればと思っていますが、区切りの良さを優先するため、長くなる可能性があります。
平日に2〜3ページ更新を目標に投稿していきます。
土日祝はお休みします。
拙い文章になりますが、楽しんで読んでいただけたら幸いです。
読みにくくならないように心掛けていますが、読みにくかったら申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 14:07:37
424057文字
会話率:44%
《魔法少女をがんばっている令嬢と、訳あり王太子のラブコメ!》
私は世界でただひとりの魔法少女ツェツィーリエ。たまたま前世の記憶がよみがえり、自分がマンガの中の悪役令嬢だと気づいたの。しかも明日は主人公に婚約破棄され、明後日は惨殺死体となる
予定よ。
婚約は乗り気ではなかったから破棄されるのは大歓迎! でも死ぬのはイヤだわ。こうなったら幼馴染である王太子のジークヴァルトに告白してしまおうかしら。いつのころからか嫌われて、今ではまったく交流はないのだけど。
まずは相棒の魔法生物かにんぴょんに相談ね。裸の付き合い(治癒よ!)もあって、誰よりも信頼できるの。
すべてを打ち明けるとかにんぴょんは、『任せて!』と言ってくれたわ。頼もしい! だけど――
ちょっと待って。どうして婚約破棄現場にジークヴァルトが来るの?
『今からお前は俺の婚約者』ってどういう意味?
かにんぴょんは一体なにをしたの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 19:20:17
34101文字
会話率:43%
「UNICEF、お前は俺の希望だぜ!」
ー突如始まる異能バトル!炎上覚悟!最高アフリカ民族!UNICEFバンザイ!
最終更新:2023-05-18 09:07:06
674文字
会話率:92%
――聖女の不幸は、国民の幸せ。
この世界にはそんなことわざが存在するほど、人々の生活は聖女の多大な犠牲のもとに成り立っている。
特に聖女が男性と肌と肌を重ねて愛し合うことは、聖女の持つ力を損ねてしまうため禁忌とされていた。
……なのに
。
『愛してる! 俺はお前よりも、お前のことが好きだ!!』
……なのに、なのに。
『お前は面倒な女のままでいい。俺に迷惑をかけ続けていい。そんなの、惚れた時から受け入れていることだ』
……なのに、なのに、なのに!
『自覚しろ、お前は俺の女だ。人のものは、丁重に扱え。お前を蔑ろにする奴は、たとえお前自身でも許しはしない。もし俺の言いつけを守れないようなら……とことんわからせてやるよ。俺がお前のこと、どんだけ大切に思っているのかをな』
聖女の頭の中は、別れた王子との思い出でいっぱいになっていた。
二人の関係は良好だったが、王子の将来を考えて聖女が一方的に身を引いた形だ。
しかし別れた今もなお、聖女は王子のことを忘れられずに苦しんでいた。
そんな悶々とした日々を送っていた聖女は、ある日、ひょんなことから王子が魔王を倒しにこの国を旅立ったことを知ってしまう。
魔王とは聖女の運命を縛りつける最たる元凶だ。
王子は聖女が幸せになれる世界を実現するために、命懸けで戦っているという。
全てを知った聖女は、王子が無事に帰って来ることを祈った。
そして一年後……
「お前を溺愛する準備ができた。拒否権はない。さらっていくぞ、お前の全てを……」
こうして魔王を倒して英雄となった王子に、聖女はさらわれてしまった。
はたして、障害の無くなった恋の運命やいかに……?
※この小説は、カクヨム、アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 22:03:16
13706文字
会話率:7%
朝から晩までこき使われる社畜生活の末、倒れた咲千(さち)。次に目を開けた先は、綺麗な花が咲き乱れる極楽浄土だった。
「わたし、とうとう死んで天国に来たのね!」
夢にまで見たスローライフを満喫しようと思った矢先、衝撃の事実を告げられる
。
「あなたは天女に生まれ変わりました」
死んだのではなく、極楽浄土の住人に転生したらしい。
それでも、スローライフはきっと送れるはず! と意気込む咲千の前に現れたのは、極楽浄土を治める神様、帝釈天(たいしゃくてん)だった。
「お前は俺のものだ」
どういうわけか、神サマは咲千に執着してきて――!?
スローライフを守りたい社畜な咲千と、ドSで鬼畜な神サマのラブコメ執着愛!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 17:15:37
120576文字
会話率:35%
掘っ立て小屋で襤褸切れのようになって死んだ男がいた。
「坊主、いいか、お前は俺のようになるな」
男は、少年に一つの約束をさせた。約束の証の短剣は形見の品となった。
月日が立ち、少年は男となり村を旅立った。
村を旅立った男を守った約
束のお話です。
このお話はフィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。架空の世界です。架空の世界の物語であり、筆者個人の思想との関連性はありません。著作権は筆者にあります。
カクヨム、ノベルアッププラスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 10:00:00
2450文字
会話率:36%
1年付き合った彼氏の子を妊娠、授かり婚の予定が流産。
「流産したから、結婚はあとでいいよね」
この元カレの一言からすれ違う。
「転職して、落ち着いてから結婚するかとか考えたいんだよね。結婚するために転職して安定するんじゃなくてさ」
「お
前は俺の言いたいこと言うと泣いちゃうから怒っちゃうから、コミュニケーションとれないから。薬剤師の免許もっててもコミュニケーションとれないなら何できんの?何もできないじゃん」
自分にとっての無責任が彼にとっては理解できない。
私の怒りや悲しみは彼にとっては理解できない。
それと同時に
彼の考えは私には理解できない。
彼の怒りは、飽きれは私には理解できない。
私と彼は理解できない。
もし、今後私の視野がこのままなら
新たに大切な人に出会ったときまたその人と分かり合えず、その人を傷つけるのだろうか。
それは嫌だ。
そこから、人として成長するために、読書、運動、美容できることは全部やった。
そして気付いた。
果たして私が悪かったのか?
悪いのは私ではないのではないか?
でも、それは人によって感じ方は違う。
そうか、人と人は分かり合えない。
本当に分かり合えない。
それでも分かり合える人と私は幸せになりたい。
そして、その人を一生幸せにしたい。
そこから始まる私の人生の第一章。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 22:13:25
299文字
会話率:0%
https://ncode.syosetu.com/n8399hv/
↑の連載版になります。
宮廷付与術師として働くフィリス・リールカーン。彼女は国内で初めて宮廷付きになった付与術師として活躍していた。両親を失い、多額の借金を肩代わりして
くれた婚約者とその家に恩返しをするため、日夜パワハラに耐えながら仕事に打ち込む。
しかしそんな努力も空しく、ある日突然信じていた婚約者から婚約破棄を言い渡されてしまう。知らぬ間に浮気されていたことを知り、悲しみと怒りが溢れるフィリス。仕事で朝帰りをしている時に愚痴を漏らしていたら、見知らぬ男性に聞かれてしまった!
しかもその相手は、隣国の王子様だった!
絶体絶命の窮地に陥ったフィリスに、隣国の王子は予想外の提案をする。
「フィリス、お前は俺の嫁になれ」
これは無自覚な天才付与術師が、新天地で幸せを掴む物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 19:00:00
87768文字
会話率:38%
宮廷付与術師として働くフィリス・リールカーン。彼女は国内で初めて宮廷付きになった付与術師として活躍していた。両親を失い、多額の借金を肩代わりしてくれた婚約者とその家に恩返しをするため、日夜パワハラに耐えながら仕事に打ち込む。
しかしそんな努
力も空しく、ある日突然信じていた婚約者から婚約破棄を言い渡されてしまう。知らぬ間に浮気されていたことを知り、悲しみと怒りが溢れるフィリス。仕事で朝帰りをしている時に愚痴を漏らしていたら、見知らぬ男性に聞かれてしまった!
しかもその相手は、隣国の王子様だった!
絶体絶命の窮地に陥ったフィリスに、隣国の王子は予想外の提案をする。
「フィリス、お前は俺の嫁になれ」
これは無自覚な天才付与術師が、新天地で幸せを掴む物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 11:00:00
11163文字
会話率:37%
幼い頃から暗殺者として生きてきた少女は、いつも通りに依頼を受ける。
今回の相手は、五大貴族の嫡男であるブラム・ストローク。彼は次期皇帝候補の一人でもあった。
相手が誰であろうと関係なく、ただいつも通りに依頼をこなす。屋敷へ忍び込み、隙だだら
けのブラムの首を切り落とした彼女だが……
何で生きてるんだ?
なんとブラムは首を斬られても普通に生きていた。
捕まってしまった彼女は自死すら覚悟するが、その直後にブラムから飛び出した言葉に驚く。
「可愛いな……お前」
「……は?」
「よし決めたぞ! お前は俺のメイドとして雇おう! だって可愛いから!」
愉快で変わり者の主人ブラムに捕まった暗殺者は、そのまま彼のメイドになる。
訳の分からない状況に困惑しつつも、暗殺者はルビーという名前を与えられ、少しずつ日常に慣れていく。
お互いの過去や苦悩を知り、罪を悔やみ、許し合って近づいていく。
そういう恋の物語が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 12:00:00
32856文字
会話率:41%
お前は人生を攻略する覚悟はあるか? 私についてこれるものだけ人生の役に立つヒントを与えよう、なぜヒントかって?それはあくまでも私が人生をこうあるべきだ、とレールにはめるべきではない、という考えを支持しているからだ。しかし、これだけは言える、
このヒントを理解できた時、お前は俺の考える「攻略法」が手に入っていることだろう。1文字1文字、心して読め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 22:49:52
850文字
会話率:10%
僕の名前は、ワイー。
クッソカ家の次男だ。
僕の家は、鍛冶を生業にしている。
冒険者達の道具や武器を、作ったり直したりするのが仕事だ。
僕の兄ちゃんには、夢があった。
兄ちゃんは僕に「俺は冒険者になって世界中を飛び回る。お前は俺のために
道具を作ってくれ」と言っていた。
僕はそんな兄ちゃんに憧れていた。
でも兄ちゃんは、結局冒険者になることを諦めて、家業を継ぐことになってしまった。
兄ちゃんは、優しすぎたんだと思う。
僕はそんな兄ちゃんを、それでも格好いいと思っていた。
それから三年後。
僕にもついに、決断の時が訪れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 16:00:00
4464文字
会話率:28%
男爵家が一女、ロゼリア・レーガンは10年来の婚約者がいる。
わがままで自分勝手、年下のロゼリアのことを常に馬鹿にし、決して良い婚約者では無い。
だが、ロゼリアはある野望のため彼と別れられない。
そんなことを知っているのか、ある日お茶
会の席でこう宣った。
色々言われたが要約するとこうだ。
「色気のないお前は俺のために娼館で学んできたらどうだ」
好きでもない男にそんなことを言われ傷つくような令嬢では無いロゼリアは
「はぁ、そうですか。そこまで言うなら学んできたらいいんですよね?!」
と儚げ健気な外見からはとても想像できない行動力で娼館のドアを叩いた。
そこでまちかまえていたのは絶世の美女達。綺麗物好きのロゼリアにとって天国が広がっていた。
「ロゼリアが?あの?俺が愛しているあのロゼリアがここにいるのか?」
溺愛×婚約者有の根性令嬢のラブコメ。
異世界、転生無し、前世なし。
創作異世界の為、気になる方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 20:00:32
65421文字
会話率:42%
最近、幼馴染の様子がおかしい・・・いやおかしいというよりも、単に高校デビューしたんだと思う。
SNSなどで勉強をしてお化粧もし始めているようだ。髪の毛も校則違反でない範囲で染めてて、完全に陽キャのそれになっている。
そして、俺の両親が中学卒
業と共に海外赴任して居なくなってからと言う物、いつも口うるさく色々言ってくる。お前は俺のオカンか!
『もう我慢出来ない。告白してやる!』 から始まる、すれ違いラブストーリー
※カクヨム様にて先行公開しております。
※52話、完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 18:00:00
113275文字
会話率:42%
#小説アイデア
*5-1。
*昔々あるところに巨大暴力団の組長Pがいました。組長Pは「敵対している弱小暴力団の組長Kを絶対に殺す!」と怒り狂ってました。怒りやすい組長Pはこれまでに部下のしろくま組組長やひきこも組組長を些細な理由で殺して
ました。組長Pの部下の組員達は震え上がってました。
#小説アイデア
*5-2。
*次は自分が殺されると思った組長Pの部下の組員は怖くなって弁護士と協力して検察庁に組長Pがしろくま組長とひきこも組長を殺人した事件をタレコミました。また組長Pに狙われた弱小暴力団の組長Kは組長Pの部下の組員のスマホをハッキングして殺人の情報を掴んでいました。
#小説アイデア
*5-3。
*弱小暴力団の組長K「ああ、なるほどな。組長Pは俺のスマホGPSをハッキングできなくなった。また俺の車にGPSをつけられなくなった。だから俺がよく行く場所で待ち伏せしてんだな。俺がよく行く場所を変えるよ。ツイッターDMでいつも教えてくれてありがとう。お前は俺の味方だ」。
俺のツイッターでのつぶやきをここに転載しました。
この文章は俺のツイッターと俺のブログ「やくおもぶろぐ」と投稿サイトの「小説家になろう」と「note」と「カクヨム」と「ノベリズム」と「アルファポリス」と「ノベルアッププラス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 02:53:30
550文字
会話率:0%
レイラは罠にかかってしまった。このまま捕まるくらいなら死を選びたい。それなのにシンは私に自分の命を押し付けて行ってしまった。冷酷な男に飼われながら、シンに命を返す為に生き延び続けます。「逃げよう等と思うなよ。今日からお前は俺の物だ。」カクヨ
ム様、アルファポリス様に同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 06:00:00
323651文字
会話率:55%
王子の取り巻きである俺にはずっと好きな人がいた。だが彼女は主の婚約者。だから頑張って諦めたと言うのに…… またしてもお前は俺の好きな人を奪うのか!!! もういい。力ずくで…… 2人とも俺の物にしてやる。
最終更新:2021-09-08 09:28:46
6573文字
会話率:35%
運の悪すぎるアラサー女こと美里さつきは、交通事故で死亡し、本の中の悪役令嬢ライラ・メルヴィルに転生。
そして一日後、魔法学園に入学することになった。
そして、イベントが発生した時、アラサー時代の悪運も発揮されて……。……うん、されたのに、
「ライラ、帰るぞ」
「メ、メルヴィル様っ!ご一緒させてくださいっ!」
「お前は俺のことが嫌いだろう?」
「仕方ないな、付き合ってやるよ」
「メルヴィルさんって面白い方ですのね。……あ、悪い意味ではありませんよ?」
どうしてこうなった?
※設定はかなり緩いです。おかしいところがあれば、ビシバシ突っ込んでください。
※20話~30話で完結の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 22:35:11
75276文字
会話率:33%
ある日突然父と母が海外へ仕事へ行き、帰ってこなくなった。それと同時に、新築の一軒家に引っ越した。由凪の中学校1年生生活が始まるのだった。
一人ぼっちの生活は誰かが創ったものだった___
「秋元由凪、お前は俺の___」
何かが壊れるそのと
き、君は隣にいなかった。
お願い神様。私達を救って___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-24 23:16:30
369文字
会話率:50%
彼が愛しているのは、この身体に宿るもうひとつの心。
人間やエルフ、魔族といった様々な種族が大陸の覇権をかけて争っていた時代のハイファンタジー小説。
生まれ育った村を何者かに襲撃された霊獣の娘ウィアスは、逃げる途中で天使と魔族の男との闘い
に巻き込まれる。
天使の槍に狙われるウィアスを、庇ったのは魔族の男だった。
戦場での拾いもの――捕虜という形で投獄されるウィアスに、男は「気に入った。お前は俺の嫁になれ」と告げる。
村の者達はもう誰も生き残ってはいない。天涯孤独となってしまったウィアス。
助けてもらった恩もある。男に惹かれつつあることも自覚していたウィアスは、男の要求を受け入れる。
男は魔族の軍の幹部だった。戦場では常に最前線に立つ魔将である。
そんな彼にはどうやら同性愛者ではないかという噂があって……
牢獄に囚われたウィアスの元に、彼は極上の餌を用意する。
その餌は“男”だった。
どうしても女性と結婚しなければならなくなった彼は、ある企みを実行に移した。
それは「女の身体に好みの男を入れてしまう」という、禁忌の企みで……
その企みとは裏腹に、男の精神と共存してしまったウィアスの身体は、ふたつの心が共に思考するという“普通”ではない状態になってしまって――
掲載している『少年ブレンド』と同じ世界観での作品ですが、こちらだけで楽しめます。
一部ボーイズラブ表現がありますが、ヒロインは女性のダークファンタジー要素のある恋愛ものです。
この作品には一部ボーイズラブ的表現、暴力的な表現、残酷な表現が含まれています。
苦手な方は観覧をお控えください。
現在、個人サイト、魔法のiらんど、カクヨム、pixivにも掲載している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 17:39:57
53440文字
会話率:42%
容姿端麗、成績優秀、まるでラブコメの世界におけるハイスペックヒロインかのような存在、一道真琴(一道真琴)に俺は何故か嫌われていた。理由はわからない。
だが、ふとしたきっかけで一道の住むアパートに訪れる事になった俺は、そこで彼女の欠点を知る
事に。
一道の欠点、それは私生活のだらしなさだった。
「木塚(きづか)君は権利を得たのよ。私のお世話ができる権利を、世の男達が指をくわえてあなたに嫉妬してしまう権利を……光栄に思いなさい、〝お世話係〟に任命されたことを」
〝お世話係〟、それは文字通り彼女の身の回りのお世話をする係で――。
これは――平和な学校生活を望むいじられ役の俺、木塚伊代(きづかいよ)と、揺るがない自分を持つ女王様な彼女が織りなす、こじらせまくった物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 18:12:20
45152文字
会話率:56%