セスリー村には聖樹がある。サン・サーンジュと呼ばれるその不思議な大樹に、今朝もマーサは聖花と聖水を供え、感謝の祈りをしていた。そこに突然深緑の髪と瞳を持つ青年が現れる。「どういうつもりだ、この不届きな罰当たり者め」そう言ってマーサを叱った青
年はなんと、聖樹の化身だった! 少々うっかり者なマーサが供えたのは別の花で、それには深い意味があったのだ――(第161回コバルト短編小説新人賞、投稿作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-03 22:32:37
10184文字
会話率:49%
重要な仕事を頼まれたうっかり者のお話。彼は無事に仕事を終える事ができるのか?
最終更新:2009-06-12 14:10:28
586文字
会話率:5%