世界は一〇八種からなる種族で構成されている。そんな世界に正体不明の者達が現れた。
彼らは一体何者で何の目的でこの『世界』にやって来たのか。
謎が謎を呼び何もかもが──に染まる。
一つの城塞都市から始まり、それは世界へと向かって行く。
王国転覆——革命は終わりを知らない。何時如何なる時であろうとも。それは人種を越え起こる。
誰であろうとも起こす事が出来てしまう。
『テロを実行する』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-30 00:00:00
38378文字
会話率:38%
世界を否定する。それは同時に、全ての生命と争うことを意味している。
空には天空の覇者である火竜が住み、渓谷には獰猛な翼獣が群れている。大海には果てしなく巨大な海王類が身を潜めるそこは、人が最も非力な世界。
弱肉強食の底辺たる人間達は、
明日の我が身を心配する暇も有りはせず、一片の脳裏に過ぎる仲間の断末魔の叫び声だけが、身を震わせていた―――――そんな時代。
空には恵みが、森には芽吹きが、海には神秘が、こんなにも満ちているというのに。
誕生、生命、輪廻、殉教、死別、創造、破壊。あらゆる理は万物の元に実行され、その全てが万物の上に成り立っている。
天は人に生きる意味を与え、存在するその意義を教えた。しかし人は実行せず――。
愚かにも臆し、怯み、嘆き、もがいた。
すれば後(のち)、朽ちた人間達の行く末に、一組の男女現れる。
或る者は言った――意志無き者に存在する価値はない。力無き者に明日の陽の目を見る資格も有りはしない、と。
彼の者は言った――竦(すく)んだ足を切り落とせ。震えた腕も引っこ抜け。臆した心は抉り出せ。弱き者が強くなる為には、犠牲を払い積み上げろ、と。
して、或る者と彼の者は人間達に知恵と勇気を授けた。
雲を払い、森を潤わせ、大海を裂き、その天災の元、荒野に緑をもたらしたのだった。
『其の力、想いにありけり』
男女はその言葉を残すと、静かに消息を断った。また、この二人が見せた人ならざる力を、人は総じて『奇跡』と呼んだ。
それから二〇〇年後。人は或る者と彼の者、二人の教えを胸に、ついに弱肉強食のカーストにおける底辺を脱した。対話という手段を用いて、他の生命との共存を手に入れたのだった。
人はそれを【想世紀】と呼ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 19:43:01
103747文字
会話率:33%
『奇跡の王』と呼ばれた男がいた。
才能にも見目にも恵まれたその男は、何故かボクの目の前にいた。
「首輪を外してくれないか」
そういってきた男が、ボクに告げた。
その言葉は、ボクにとって……。
*****
作者のリハビリ用に作られた
ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-20 16:32:17
2325文字
会話率:40%
異世界『日本』からエーテル王国に英雄ドラゴニウスが召喚された。魔人による侵略を受けていた王国を圧倒的な力で救った彼は、ある日突然姿を消した。
英雄がいなくなってから四年後、猫獣人の少女──コハルは闇組織『影法師』から依頼を受けた。依頼内
容は『英雄ドラゴニウスの殺害』というものだった。死地に赴くような心持ちで英雄の滞在している宿に潜入したコハルだが、「あなたが英雄ドラゴニウスね」「ぎゃぁぁぁあああ!!黒歴史掘り返すのやめてぇぇぇ!!」そこにいたのは自由奔放、幸福主義のニート、自称『歩く黒歴史』で『元・英雄』の青年だった。
二年間も引きこもっていたといえど英雄は英雄。彼が神から授かった『奇跡』に太刀打ちできないコハルは最後の手段に出る。
これは英雄譚のその後の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-07 13:04:24
12234文字
会話率:22%
話自体はありきたり。それでも必要ならこう書きましょう。
『365/1』とか『運命の一日』とか、『記念日』だとか。
『奇跡』とか『幸せの象徴』とか、『今日の主役』だとか。
「おめでとう」から「ありがとう」まで、誰かが言って、誰か
に言われる日であることを祈ってます。
今日もきっとね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-23 01:11:31
2608文字
会話率:30%
人形は狂おしい程愛を求めた。
片割れは狂おしいほど日常を求めた。
魔女は狂おしい程死を求めた。
人は狂おしい程何かを願い、叶えたい望みの為に覚悟を決める。
そして、それらに手が届かなければ『奇跡』にすがる。
これはそんな『奇跡』
を巡るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-11 22:30:10
4662文字
会話率:43%
『魔法』には代償がいります。それは残酷で無慈悲な奇跡です。しかし、世界には、魔法以外の『奇跡』だって存在するのですよ。
最終更新:2012-11-27 12:43:37
4468文字
会話率:23%