エアハルトは、幼なじみのエルメンヒルトを追ってダンジョンの町「ゴルドベルク」で冒険者になろうとする。しかし、彼のアビリティを見た人たちは冒険者を諦め村へ帰るように説得する。彼には魔力がなかった。魔力がなければ深層で魔物と戦うことが出来ないの
だ。エアハルトは諦めきれずエルメンヒルトと肩を並べて冒険するため、冒険者となってポンコツと蔑まれながら、ソロでダンジョンに挑み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 21:00:00
248992文字
会話率:44%
【書籍化&コミカライズ】Kラノベブックスから、1~5巻が発売中です! コミカライズは『マンガUP!』にて連載中で、1~4巻が発売中です! 動物を使役するビーストテイマーのレインは、勇者のパーティーとして戦ってきた。しかし、他に取り柄のないレ
インは次第に戦いについていけなくなる。「動物を使役するだけのキミは役立たず以外の何者でもない。クビだ」。ついに、レインはパーティーを追放されてしまう。これからは、世界を救うとか関係なく、自由に生きてみよう。レインは冒険者になることを決めるが……そんな時、運命の出会いをする。一方で、勇者のパーティーは気づいていなかった。今まで魔王軍と戦うことができたのは、レインの力によるものが大きいということに。これは、虐げられていたビーストテイマーが、運命の出会いを果たして、真の仲間と絆を紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 12:00:00
2570914文字
会話率:43%
●魔法使いのトマと剣士のアークシュリラの二人が、剣と魔法の世界を旅をするお話です。
でも格好良い冒険譚ではなく、どちらかといえばほのぼの珍道中になります。
また、ファンタジー世界を旅をしているとなので、どうしても魔物や敵と戦うことがありま
す。その時は色々悩んだり突っ走ったりする二人です。しかし、実際はチトー能力によって最強なんですが……本人たちは全く判っていないです。
●私の作品である『異世界に転移した様だけれども……でも、一人きりじゃ無い!!』と『実は、私アルケミストなんですよ』で登場する人物やエピソードを一部再構成した作品です。
しかし、登場する人物は性格が変わっている人物もいますし、エピソードを……と書きましたが、基本的に話はオリジナル展開が多いです。
使うエピソードは、私が気に入っているモノ(展開が気に入ってないモノを含みます)だけにするつもりです。
あらすじでなくて、済みません!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 08:28:20
171166文字
会話率:45%
人々が謎の存在によって悪意を増幅させられて変身する怪人が人知れず街の平和を脅かしていた。
超常的な力を振るう、そんな怪人たちに対抗する存在がただひとり。
特撮オタクのアラサーバイト戦士の真城慎二は、変身アプリ「ソシャゲイザー」を使用す
ることで秘密の戦士ソシャゲイザーに変身し悪と戦うことができる!
だが──必殺技は課金制であった。
街と平和と懐事情を天秤にかけるヒーローが今、誕生する!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:41:53
75450文字
会話率:35%
魔力を扱うことができず、魔法の行使を行えない者たち『無能力者』
その1人である冒険者エイン。大陸屈指の大国、アイオス王国で最低ランクの冒険者として生きる彼は、魔物の討伐を生業とする冒険者でありながら戦うことが出来ず雑用のような依頼を受けなが
ら生活していた。
その日の食事代を稼ぐのも精一杯な暮らしをしていたある日の事、いつものように野宿していたエインの前に現れたのは金色髪の少女と少女を追う魔物だった——
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 06:00:00
34241文字
会話率:63%
天の竜が神として崇められ、竜の力によって魔法が使われている世界。
その北の国ルーンに二人の公子がいた。
名前はディーンとカイト。
賢者によってこの二人を託された王弟シド・ヴァーンは、その居城で大切にこの双子の男児を育てる。
しかし、まだ幼い
うちから、天竜の転生者としての力を発揮し、その敵対者と戦うことが運命づけられていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 16:49:13
197768文字
会話率:43%
ある日を境に一部の人類がオリキャラになっていた。主人公も目が覚めたら自分の黒歴史ノートのファンタジー小説のロリ魔法使いになっていた。そして頭の中には師匠の人格もあり
《この世界は何度も巻き戻されている。それを止める為に動きなさい》
と言われ
る。だが作中でロリ魔法使いは脇役で世界を救えるような力を持っていない設定でまともに戦うことができなかった。
いつも師匠の影に隠れているような私に一体何ができるのですか?
これは、黒歴史ノートでは主人公になれなかったロリ魔法使いが師匠を超え、立ちはだかる強敵を倒し、やがて英雄へと成り上がる話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 23:28:17
395261文字
会話率:40%
クレイヴンハート辺境伯家――戦うことが好きな戦闘狂たちが集う家系である。
その末息子アルドは、転生者でありながらも、戦いへの情熱を持っていた。
そんな彼はとある魔法に目を付けた。
それは――冷遇され続けている回復魔法。
ポーシ
ョンより治癒速度の遅い回復魔法を使う者に居場所はないが、アルドは思い付いてしまった。
――狂戦士という職業が、最強へと至る可能性に。
「これ、回復魔法を極めれば、治しながら戦い続けられるんじゃね?」
その発想こそが、彼を最強へと至らせるための第一歩。
あらゆる傷を瞬時に再生し、絶え間なく戦い続けるその姿はまさに、不死身の狂戦士。
戦うことで癒し、治すことで戦う――不死身の狂戦士として、アルドは誰にも負けない力を手に入れ世界に名を馳せる。
これは、主人公が狂戦士でありながら、回復魔法を極めて世界最強へと至るまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 18:10:00
64000文字
会話率:41%
刀を操り戦うことが出来る高校生「高遠亮真」
運動も勉強も何もかも完璧に見える彼だが、とても自由で変な性格をしている少し残念な男。
そんな高遠亮真が次々に起こる事件を解決していくストーリーである。
高遠亮真の運命、そして事件の真相に迫る。
是非、おたのしみ下さい。
尚、この作品は前作の「ALL HOLDER〜神殺し編〜」を読んでから読むのがオススメです。ナンバーはN7344JVです。
最後に、階段で亀をいじめてゲシュタルト崩壊してください。
1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP1UP折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 17:25:51
33146文字
会話率:64%
ある日サポーターのカイセイは勇者パーティを追放される。
その理由は、物理攻撃力がなく、攻撃魔法も使えない。正真正銘のサポーターであり、まともに戦力にならない無能だからというものだった。
そもそもカイセイは、これまでサポートの腕を伸ばす
ことしか考えていなかった。
それでもいいとそんなカイセイをスカウトしたのは勇者たちだったのだ。
しかし、カイセイは勇者パーティの身勝手な理由で見捨てられてすぐ、魔王と出会い自分のスキルの本質を教えられる。それは、環境を自由に操れるというもの。
一方勇者パーティはカイセイのサポートを失ったことで没落していく。勇者パーティはカイセイのサポートがあったから敵と戦うことができていたのだ。
カイセイは魔王の元でスキルを使いやりたい放題やる中、勇者パーティはこれまで戦ってきた相手すらまともに勝てなくなっていく。
これは能力をひたすら抑えていた男が、能力を見抜かれ、その力で好き勝手やる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 10:14:34
141962文字
会話率:51%
人間界では異常な自殺者が相次ぎ、その裏には何者かが暗躍していた。人間たちが持つ負の感情、怒り、悲しみ、嫉妬、孤独、恐怖──それらの感情を糧に人間を絶望へと追い込み、魂を奪うことで力を増していく者たち。人々が不安と混乱に陥る中、攻撃は激しさを
増し、人々は絶望に飲み込まれていく。彼らの目的とは、、、。
そんな状況の中一人の少女は、自分が特別な「資格」がある者だと知らされる。しかし彼女はこの世界に絶望していた。死別、暴力、裏切り、いじめ・・・。この世の不幸を味わってきた彼女にとってこの世界は救うに値するのか。かつて自分に酷いことをした人間や裏切った人間のために自身を犠牲に戦うことができるのか。彼女は自分の心と向き合い、葛藤することになる。人間たちは平穏を取り戻すことができるのか、それとも希望を捨て、闇に堕ちていくのか──。そして生き抜いた先にあるものは・・・。
「ホープ・ライズ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 18:21:50
10853文字
会話率:20%
小さな村に住む主人公ギンガとその幼馴染エステルは、ある日村長から与えられた魔物討伐ミッションをしていたところ、自分たちが住んでいる村の方向から黒い煙が立ち上がっているのが見えた。
慌てて村に戻ったギンガとエステルだったが村は多数の魔物に襲わ
れており、村の警護団が魔物と戦っている状況であった。
ギンガは剣を使って魔物と戦おうとするが魔物は強く、簡単に剣は折れてしまった。
素手でも戦おうとするギンガであったが村長に止められ、村近くにある洞窟へ向かい、そこにある剣であれば魔物を倒すことができるという話を聞く。
しかし、その洞窟とは村長が昔から出入りを禁止している洞窟であった。
洞窟へ向かうギンガとエステル。
洞窟へ入るとそこには、地面に置かれている柄(つか)があった。
おそらくこれが村長が言っていた剣だと思ったエステルは、柄を引き抜こうとするが、引き抜くことはできなかった。
続いてギンガが柄を引き抜こうとするが、やはり引き抜くことはできず、ギンガは悔し涙を流す。
涙が柄に触れた瞬間、柄から強い光が発されると、大きい赤色の精霊が現れる。
大精霊イフリートと名乗る精霊がギンガに対して尋ねる。
「お主に問う。何のためにこの剣を欲する。この力を手にいれてお主は何を為す。」
ギンガは答える。
「俺はただ、大切な人たちを守るだけの力が欲しい。」
理由を聞いたイフリートはギンガと契約し、ともに戦うことを誓う。
柄を引き抜こうとするギンガ。
柄を引き抜いた瞬間、ギンガとエステルは驚愕する。
なんとその柄には刀身がついていなかったのだ。
果たしてこれで戦うことができるのか疑問をもちながらも、急いで村に戻るギンガとエステル。
村に着いたギンガとエステルだったが、村は壊滅状態であった。
慌てて生存者を探すギンガとエステルの前に魔物と戦う村長がいたが、村長はやられてしまい、ギンガたちに生存者は教会に立て籠っていることを告げると息を引き取ってしまう。
ギンガは、エステルに教会に行って負傷者を治癒するよう指示する。
周りには多数の魔物。
怒りが頂点に達するギンガ。
ギンガは大声で叫ぶ。
「来い!イフリート!!」
するとイフリートが現れ、ギンガが持つ柄に吸収されると、炎を発する大剣へと姿を変える。
そう、この剣は『精霊剣』と呼ばれる、精霊を宿すことで戦うことができる伝説の武器だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 16:18:54
98228文字
会話率:59%
トレーディングカードゲーム。
人種性別国籍年齢その他を問わず、カードを通じて相手と戦うことができる文化が20世紀末に生み出されてから半世紀ほどが過ぎた日本。
「カードは人生の楽しみのひとつ」ではなく、「人生はカードをするための道具のひとつ」
と理解したカードキチガイ、紙莫迦――カミバカ――が今日もまた全力を込めてカードを引き、カードを出し、カードに笑い、カードに泣く。
無実の罪を押し付けられそうになった女子高生・伊藤ステラと、それを救うべく奔走する女刑事・織宮翼。
悪人たちの仲違いにより、カードに勝てば無罪となる奇妙な事態へと追い詰められる。
窮地の中、カードゲームを楽しむ余裕などあるわけのない状況だったが、突如として現れた奇妙なホームレスが、状況を変えていく。
カードに笑い、カードに生き、カードこそが生きる意味。
紙莫迦たちのフロンティアを、今日も紙莫迦たちが行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:50:00
44796文字
会話率:32%
『冒険者』、それはダンジョンに挑み、魔物と戦い、富を得ている者たちの総称である。冒険業と呼ばれ、いまや農業、林業、漁業などの第一次産業のなかでも、ひと際社会にもたらす影響が大きい業界である。
鉱石や魔石、各種魔物素材などは様々な用途で用いら
れ、人々の安寧を支えている。ダンジョンに挑むことは即ち魔物と戦うことが避けられず、命のやり取りとなる。
従って有力な冒険者たちには巨額の報奨金が支払われ、財を築いていた。
そんな夢とリスクのあるダンジョンだが、やむにやまれぬ事情で挑み続ける青年がいた。
リーン・エリアス。彼は愛する妹エレナのために、また日々を生きるために、苛烈にダンジョンに挑み続ける。
これはそんな王道ファンタジー。
ツイッター
https://twitter.com/yhaborder0517
この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 22:02:03
20071文字
会話率:24%
双葉次代は知らない世界で目を覚ます。
そこはアナザースペース。死者の魂が集まる死後の世界だった。
突然現れたエグザルフに双葉次代は死んでいること、生き返りを賭けたデスゲームに参加させられていると告げられる。
デスゲームの参加者には【手札】と
呼ばれる異能が与えられ、【手札】を用いて戦うことができる。
次代の【手札】は《幻想魔手》。瞬時に対象の物を手元に呼び出す能力だった。
エグザルフはその【手札】をハズレだと嗤う。
これはハズレだと言われた【手札】で強敵たちと渡り合い、次代が生き返るまでの物語である。
カクヨムで『オーバーリンク』という名前で投稿してます。先読みはそちらで。
※主人公が出てくるのは三話からなので、とりあえず八話まで読んでもらえると僥倖。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 19:00:00
126322文字
会話率:41%
終業直前に突如異世界に飛ばされた僕、三千院侘助は【鍛冶一如】というユニークスキルを手にした。
それは熱した鉄を金槌の一打でイメージする完成形へと成形する鍛冶特化スキルだった。
ちょうど転職を考えていたので手に職ヤッターこれ幸いと鍛冶と異世界
の知識を学び始めた僕は図書館で古い本を手にした。
そこから現れたのは封印されていた【溶鉱の魔竜】を名乗る絶世の美女だった。
自己紹介をしたところで契約が結ばれてしまい、魔竜の権能を手に入れた僕は自前のスキル以上に金属を操る能力を手に入れてしまった。それは戦いにおいては無限の可能性を持つ無敵の力だった。
正直、僕は鍛冶が性に合ってるのでひっそりと暮らしたいのだが……どうしても戦いは避けられない。それがこの世界らしい。
僕は鉄を打ちながら、この世界でどう生きるかを模索することにした。その上で戦うことがあれば……しょうがないよね。世界最強の力を使うことになっても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 00:00:00
102471文字
会話率:56%
半年前に日本から連れてこられた自動車整備士の飛雄馬(ひゅうま)は、五人の個性的な異星人たちのパーティーに迎えられ、戦車に乗ってモンスターと戦うことが日常になっている世界で「自分の戦車を持つ」という目標を胸にモンスターが出没する地下施設の調査
を行っていた。その地下施設には戦車を含む莫大な物資が眠っていたため飛雄馬の目標は一気に現実に近付くが……。
前作『心の支え』(N1405HV)をプロローグにして、最初に考えていた中編です。
ゲーム『メタルマックス』シリーズの世界観に強い影響を受けて「荒廃した世界で戦車に乗って戦う」話になっていますが、異世界転移、超越的存在、ダイソン球、多種多様な異星人と、オリジナル要素も盛り込みました。
楽しんでもらえたらと思います。
「カクヨム」「アルファポリス」にも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 12:00:00
116534文字
会話率:43%
不定期更新
帆船からww2の戦艦、駆逐艦など様々な船で戦うことが出来るゲームに参加している骸骨船長の春雷は同じ船に乗っている人たちと一緒にイベントに参加しようとした直前に白い光に包まれ、目を覚ませば見知らぬ海に仲間と船と一緒に知らない海に漂
っていた。、ログアウト出来ない、自我を持って動き出すNPC、ヒステリックになりかける外見おっさん、ガレオン船から飛んで来るビーム、彼らは無事にログアウトすることが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 19:00:00
255326文字
会話率:56%
魔王討伐を成し遂げた勇者パーティは世界中から賞賛された。
その中の一人、アルドは唯一魔法が使えないながらも己の体一つで勇者パーティを支えた。
そんなアルドは魔法が使えない人々の希望となり、後世にまで名を残す。
数百年後にアルドは魔術師の名門
で知られる貴族家の次男に生まれ変わった。
この時代では武器で戦うことが忘れられており、魔法の才能の有無こそが人生を決定づける。
アルドは魔力がないせいで落ちこぼれとして扱われていた。
実の兄からも虐待される日々だったが――
「魔法が使えないオレに厳しい指導をするのは当然だ」
「なんで勝てねぇぇぇぇ!」
前世の勘と経験により、アルドは魔法を凌駕していた。
それでもアルドは魔法には及ぶまいと考えて鍛え上げる。
彼は重度の魔法コンプレックスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 11:28:45
131778文字
会話率:37%
白魔導師のルーミアはリーダーのアンジェロからパーティの追放を言い渡された。本来なら後衛職として離れた場所から前衛の味方に強化魔法や回復魔法をかけ戦闘をサポートするのが白魔導師の仕事。だが、ルーミアは対象者に触れないと支援魔法をかけられないと
いう致命的な欠陥を抱えていて、それ故に『欠陥白魔導師』と不名誉なレッテルを貼られてパーティを追い出されてしまう。
生活のために冒険者として再起を図ろうとするも、仲間に支援魔法をかけることが仕事の白魔導師は一人では活動ができない…………そう思っていた時ルーミアは閃いた。
「そうだ。自分に支援を重ねがけして私が闘えばいいんです……!」
支援魔法を誰かに、ではなく自分に。そして自分を対象にした支援魔法ならば誰かにかけるのと違って、いつでも、好きなだけかけられた。自身の有り余る魔力から発動される支援魔法の恩恵は想像を超えたもので、ルーミアは向上した身体能力から繰り出す拳で木をへし折り、巨大な岩をも粉々に蹴り砕く。そして白魔導師とは思えない活躍を重ね、周りに認められたルーミアはやがて〖物理型白魔導師〗として名を馳せていく。
一方でルーミアを追放して新たな白魔導師を迎え入れた彼らは気付いていなかった。ルーミアの支援魔法は射程こそゼロに等しく使い勝手は悪かったものの、その恩恵は特大だったことに。
新しい白魔導師はルーミアに比べると支援の質が著しく落ち、今までルーミアの支援に支えられていたアンジェロ達はこれまでのように戦うことができなくなり落ちぶれの一途を辿る。
ルーミアの価値に気づいてパーティに戻れと押しかけるが、彼女が頷くはずもなく。
「俺達のパーティに戻ってきてくれ。お前の力が必要なんだ。頼む」
「今更そんなこと言ったって、もう遅いですよ?」
自分だけならば周りに気を遣うこともないし、支援魔法を寄越せとこき使われることも無い。
そちらに戻る気なんてこれっぽっちもありません!
これは物理型白魔導師という異名を持ったルーミアが立ち塞がる困難を殴る蹴るの暴力で解決したり、自由気ままにダラりと生活したりする物語。
・こちらの作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 12:09:06
373757文字
会話率:40%