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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:1144 件
しっかり眠れていますか?
いえいえ、あなたの身に限った話じゃないみたいですよ。睡眠不足というのは……。
最終更新:2020-11-26 23:42:22
2313文字
会話率:0%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
僕はかつて、背がとても高かったんだ。
でも、今では見る影もなく縮んでしまい、当時を知る人しか信じてくれないだろう。
いや、当時を知っていても、その縮み具合はにわかに受け入れてはもらえないもので……。
最終更新:2020-11-23 23:36:01
2638文字
会話率:0%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
あなたの家に、「血」はありますか?
最終更新:2020-11-22 23:43:36
3232文字
会話率:4%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私が小さかった頃。
家の屋根の上で、猫たちが死体で見つかるという事件があった。
その身体は、いずれもあらぬ方向に曲がったり、強い力でちぎられたりした無残なもの。
でも、屋根にのぼってこれらの凶行に及んだ犯人は、しっぽすら掴ませなかった。
私たちの見えないところで、なにが……。
最終更新:2020-11-19 22:00:00
2731文字
会話率:9%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
俺は昔、水切りにはまっていた。
近所の兄さんが10段以上バウンドさせるのを見て、それにあこがれたからだ。
練習場所は、学区内の大きな川。
回転を重視する俺だけど、連日の練習はなかなか実を結ばない。
そんなある日、たまたま学区を見回っていた先生に発見されて……。
最終更新:2020-11-07 23:31:06
3363文字
会話率:7%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
アルミホイル。
保存に調理にと、用途は様々です。
でも、何かを包むということは、接触が密になるということ。
よく観察しておかないと……。
最終更新:2020-11-01 23:26:40
2651文字
会話率:0%
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お迎え。
ちょっと遠くまでいったとき。ちょっと天気が悪いとき。
来てもらえるのはありがたいこと。
それは何も、私たちに限ったことではなく……。
最終更新:2020-10-27 22:00:00
2706文字
会話率:3%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ミカン。
もしお好きであれば、その食べ方はいかがです?
最終更新:2020-10-25 19:00:00
2379文字
会話率:0%
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総合ポイント:30pt 評価ポイント:30pt
俺が小学校に通っていた頃。パソコンの授業は希少で、そのぶん楽しかった。
子供にとっての関心は、技術の習得より、ゲームプログラムで遊ぶこと。
特にハマっていたものがあったけど、それをめぐって不思議な体験をすることに……。
最終更新:2020-10-22 21:00:00
3966文字
会話率:4%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
学生だった頃。例年のように暖冬が続いていた。
未練がましく残る夏の気配は、個人的には望むところだったが、近づく体育祭に向けての練習で、俺は奇妙な体験をする。
ムカデの練習で、彼が俺の後ろから肩をつかんできた時に、それは始まった。
最終更新:2020-10-21 20:00:00
2738文字
会話率:3%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
小さい頃の俺は、ボール遊びが好きだった。
その日はサッカー。キーパーを任された俺は、キラーパスから一気に出てきた、相手のフォワードと一対一。至近距離で正面に飛んで来たシュートを、とっさに弾いたんだ。
でも、そんなことしなかった方がいいかもしれない……。
最終更新:2020-10-20 21:00:00
3309文字
会話率:2%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
おじさんが子供だったころ、地面に寝そべって空を見上げるのが好きだった。
夜は星座に、昼は雲の形にロマンを抱く。
ある日曜日。空き地の土管の上に寝転んでいたおじさんは、十字架の形をした不思議な雲を目撃する……。
最終更新:2020-10-19 22:00:00
3005文字
会話率:5%
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総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
ゴミ。それは私たちの手を離れ、捨て置かれるもの。
かつては私たちのものであったものが、いまは誰にも求められず、ひっそり転がっている。
それを拾う人によっては……。
最終更新:2020-10-18 23:19:43
2616文字
会話率:0%
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総合ポイント:30pt 評価ポイント:30pt
姉に、私の分のお菓子を間違って食べられた。
そのときから私は、大切なものを入れる、おもちゃの小さい鍵付き金庫を用意した。
この中にお菓子を入れておけば、誰にもとられることはない。
そうかたく信じていたんだけど……。
最終更新:2020-10-11 23:31:01
2458文字
会話率:3%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
友達の仕事先の上司が、出張から帰ってきてからの初めての出勤日。
上司は松葉杖をつくほどの、ケガを負ってやってきた。
どうしてそんな怪我をしたのか。
事情を聞いた友達は、酔っ払っていたという上司の、不思議な体験を聞く……。
最終更新:2020-10-10 23:32:33
2498文字
会話率:0%
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総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
かつて俺が一度だけ行った耳鼻科のこと。
このとき、俺の耳は耳垢もないのに、ふとした拍子に詰まってしまい、音がよく聞き取れなくなる症状に悩まされていた。
診察した先生が、俺に対し施してくれた治療は……。
最終更新:2020-10-08 23:21:29
2774文字
会話率:3%
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総合ポイント:30pt 評価ポイント:26pt
新聞。
毎日家へ届くそれだけど、僕の関心はテレビ欄だけ。
家の塀に埋め込まれているポストから抜き取り、台所へ置いて、はいおしまい。
ただ今日の新聞は……。
最終更新:2020-10-05 22:52:24
2424文字
会話率:0%
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総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
犬。私たちの生活で、ごく身近にいる生き物のひとつ。
彼らも私たちと同じく、多くのことを学んでいます。
披露する機会がないだけで、彼らもまた自分に降りかかるものへ対策を練っているのかも……。
最終更新:2020-10-03 23:23:54
2366文字
会話率:7%
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総合ポイント:22pt 評価ポイント:20pt
あなたの身の回りにある木々。
その中でも一本だけ、夏が終わって間もないというのに、すでに葉が落ち切ってしまっている木はありませんか?
それはひょっとすると……。
最終更新:2020-09-29 23:00:07
3143文字
会話率:0%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私は小さいころ、家族と一緒に祖母の家をよく訪れていた。
かつての母の実家であるそこは、いまは祖母ひとりが住んでおり、もろもろの家具も処分されずに置かれている。
私はそこで、とあるタンスにまつわる奇妙な体験をすることに……。
最終更新:2020-09-16 23:00:00
3676文字
会話率:5%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
歩道橋。
かつては車の往来を助け、経済活動の一助を担っていたそれも、いまや老朽化と維持費に悩まされることも多いようです。
そのうえ階段オンリーで、自転車や高齢者が利用しづらいと、バリアフリー社会における「バリア」とみなされたり……。
でも私たちは、作りっぱなしの彼らのことを、よく見られていないかも。
最終更新:2020-09-15 23:00:00
3204文字
会話率:0%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
どうして学校へ行かなくてはいけないのでしょう?
どうして集団行動をとらなくてはいけないのでしょう?
ひょっとしたら、こんな理由がその一端にあるのかもしれません。
最終更新:2020-09-14 23:00:00
2905文字
会話率:2%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
あなたの日々の食事は、大丈夫ですか?
最終更新:2020-09-13 23:30:30
2190文字
会話率:3%
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総合ポイント:26pt 評価ポイント:26pt
あなたは、どれほどの言語を聞き取り、話すことができますか?
私の弟は昔、少し変わった耳を持っていたらしいんです。
最終更新:2020-09-12 23:24:33
2491文字
会話率:3%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
僕のクラスに、いくつも眼鏡を使っているクラスメートがいた。
色やフレーム、レンズの形も様々で、一時期流行った眼鏡交換では、ちょっと話題にあがったりもした。
彼の眼鏡は度もバラバラだ。
ほとんど伊達眼鏡のこともあれば、ほとんどの人が数秒と経たず、目が痛くなってくるものまである。
どうしてそれほどに、眼鏡を持ち歩くのだろう……。
最終更新:2020-09-08 23:24:36
2769文字
会話率:3%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある日の放課後。
私は校内放送から聞こえる、誰かの告白を耳にした。
わざとか、そうでないかは分からないが、ものすごく目立っている。
ところが、私以外にこの放送を聞いたという人は見つからなかった。
私はいったい、何の告白を聞いたのか……。
最終更新:2020-09-06 23:19:24
2443文字
会話率:11%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
勉強以外わりとどうでもいいと考える氷雨と全てのことがどうでもいいと考える白雪、幼馴染の二人は昔から互いに踏み込んではいけない──踏み込ませてはいけないラインを設定していた。
それを相手に言ったことはないけれど、それを察せるのが幼馴染の良いところかもしれない。
最終更新:2020-09-06 07:50:07
23977文字
会話率:39%
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総合ポイント:18pt 評価ポイント:12pt
常日頃、多大な燃料を消費している私たち。
食料と同じく、この広い地球に住む人々の多くが使えることは、ひとつの奇跡かも。
でも、それは過程がわからないから奇跡に思えるもの。
過程を知ったならば……。
最終更新:2020-08-31 23:32:23
2831文字
会話率:16%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
その日、彼は確かに登校してきたはずだった。
けれど朝のホームルーム前に、少し時間が経ってから彼がいるであろう方を向くと、その姿が見当たらない。
どこかに移動したのかと、ちらっと顔を動かして戻すと、ちゃんと彼はそこにいた。
私の目が疲れているのだろうか? それとも……。
最終更新:2020-08-28 23:24:45
2344文字
会話率:8%
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総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
九頭竜義景は「小説家になろう」という小説投稿サイトで、ある小説を見つけた。
その小説を読み、あまりのひどさに呆れた義景は、酔っていたこともあり、辛らつな感想を書いてしまう。
それが、間違いのもとだった。
その小説の作者の女は、義景のアパートまでやってきた。
なぜか、名前と住所を知られてしまっていたのだ。
女は、最新話を読むように言い置いて、去っていった。
最新話では、なんと登場人物の一人の名前が「九頭竜義景」に変更されていた。
それは、恐るべき呪われた小説だった。
※この物語はフィクションです。
『なろう作家に殺されそうです』より改題折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 09:11:25
10761文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:562pt 評価ポイント:502pt
少年は、トラックにはねられ、全身がばらばらになった……。目覚めるとそこには女神さま。「あなたは魂までもバラバラになってしまいました。残りが見つからないから、とりあえず、さきにいまある分の魂で転生してもらいます。待ってる間は、このコールドスリーパーZZZで冷凍睡眠していてください!」
そんなこんなで、少年は時代を超えた長期プランで転生することが決まった。サポート役として謎の宇宙服の少女も送られ、少年の転生ライフが、いまスタートする!!!
なお、本作品は日常モノです()。
最終更新:2020-08-14 18:00:00
55705文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt
僕が学校へ通っていた時。
帰り際に通りかかったマンションの屋上に、パラソルが設置されていた。
マンションからはみ出るくらい巨大なもので、数日ごとに場所を動かしているらしい。
その目的は……?
最終更新:2020-08-13 23:32:01
2308文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「学校が終わったら、北へ向かえ。ひどいめにあうぞ」
そう予言されたのは、クラスの休み時間だった。
占い好きの男子から告げられた言葉。僕は一笑に付したけど、その日の彼はしつこく守るようにいってくる。
僕の学校の北にあるものといえば……。
最終更新:2020-06-20 23:29:57
3031文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:つぶらやこーら
ローファンタジー
短編
N9571GH
キツネの嫁入り。
その天気雨とは限らないケースを、知っていますか?
最終更新:2020-06-19 23:04:54
3254文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
友達は、速いことが大好きだった。
足が速いこと、乗り物に乗って突っ走ること。そのどちらも、風を切る感触が気に入っていたんだ。
中学生になると、某テーマパークの年間パスポートを買い、休みを見つけてはジェットコースターに乗りまくる。
本人でさえも、わけがわからないハマり具合。その実態は……。
最終更新:2020-06-18 21:00:00
3762文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
僕にはそばにいてほしくない人がいる。
特定の人じゃなく、昨日親しく接していた人でさえ、今日は目にするだけで吐き気を覚えてしまったりする。
幼稚園の頃からこのような感じで、どうにか耐えていたけれど、ついには目も触覚も奇妙な感覚に冒される。
僕はいったい、どうなってしまったのだろう?
最終更新:2020-06-13 23:28:59
2530文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私が学校に通っていた当時、知る人ぞ知る不思議スポットがあった。
メガネ岩。
学区内の公園の、築山の中に埋まる一対の岩の名前だ。
はたから見るだけでは、ただの灰色の岩の塊にしか思えない。
でも、ある手順を踏むと、見えるものが一変して……。
最終更新:2020-06-09 22:00:00
3993文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:16pt
私が実家で暮らしていたときのことだ。
シュガーポッドが入っている棚と同じ段に、常備薬の入った袋が並んでいる。
ポッドを取ろうとして、ついその袋たちにひっかけ、床にこぼしてしまったときがある。
拾い集める私は、そのうちにひとつが気になった。
私の名前の書いてある容器。そして中にあるのは、見覚えのある赤黒いかけらと液体……。
最終更新:2020-06-06 23:18:16
2412文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
かつて私たちは、「殺虫鬼」だった。
そいつを視界におさめると、自分でも押さえられない殺意に襲われ、行動に移してしまうの。
イモムシを思わせる円筒状の胴体。ムカデのような数えきれない足。
そして頻繁に頭から出す、Y字型の触角……。
最終更新:2020-06-03 22:00:00
2839文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
それは子供が行う、不思議なおまじないだった。
雲一つない快晴が続いた日。
決まり事を守ったうえで、子供たちは沈みゆく夕日へ手を伸ばす。
手のひらを開き、太陽をつかまんとするその姿は、子供の成長に大いに役立つとか……。
最終更新:2020-06-02 23:00:00
2568文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私には、ぽっかり抜け落ちている記憶がある。
実家に帰って、久方ぶりに日記を見返すと、とんと覚えのないページを見つけたんだ。。
それは小学生の時分。
友達からお詫びとして受け取った、あるフィギュアについてのこと。
最終更新:2020-05-31 23:23:13
2264文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
いまから10年前のこと。
当時住んでいたアパートは、洗濯機を室外に置いていた。
だいたい3,4日分はまとめて洗うんだが、あるとき奇妙なシミがシャツについているのを見つける。
ぱっと目を離したすきに、消えてしまうシミ。見間違いじゃないと思うんだけど……。
最終更新:2020-05-30 23:22:22
2479文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私のクラスメートに、俳優をしている子がいる。
映画などにも出演している彼は、給食の際に食事制限を課し、更には走り込みをしている姿も見られた。
育ち盛りには、厳しいシェイプアップのはず。
何が彼をそこまで駆りたてるのだろう。
最終更新:2020-05-26 21:04:53
3694文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私が学生だった時、学校で作文の授業があった。
テーマは家族や友達を紹介する文。
みんなそれぞれに特徴のある相手をあげていくが、とある彼の作文は少し首をかしげるものだった。
彼の友達の名は「かぜのさぶろうた」というらしいが……。
最終更新:2020-05-23 23:23:24
3436文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私が学校に通っていた頃のこと。
空の一部だけぽっかり青空で、他は雲がびっしりという妙な天候が続いた時期がある。
そのうえ校舎も頻繁に揺れるしで、屋内にいることに危なっかしさを覚えることさえあった。
私も外遊びに参加していたんだが、遠くへ飛んだボールが校舎の裏手へ。
ちょうど拾う係の私が、後を追いかけたところ……。
最終更新:2020-05-22 22:07:17
2986文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
家の近くで通り魔事件があった。
凶器はこぶしでも鈍器でも、刃物でもない。火だ。
被害者は顔面のみをこんがり焼かれ、病院に搬送されたという。
いったい、犯人はいかにして顔だけを焼くという凶行にいたれたのだろう?
思案する僕にも、ふと怪しげな気配が……。
最終更新:2020-05-21 22:36:07
3113文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
先生が小さかった頃。花火大会の帰りに畑の近くを通りかかると、傘が開くような音がした。
見ると足元に近い土の上で、キャベツらしき野菜の葉が大きく開いている。
その後を追うように、ひとつ、またひとつと葉を広げるキャベツたち。
時季外れの畑で身体を広げる彼らは、いったい何を狙っているのだろう……。
最終更新:2020-05-20 23:15:18
2715文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
俺は小さいころ、飛べなくなった蚊をよく観察していた。
生かさず殺さずの強さで叩かれた蚊は地に落ち、文字通り這って、死地を脱しようとする。
それは当時の俺には、飛び方を「忘れた」ように見えて興味深かったんだ。
その日も田んぼのあぜ道で、新たなターゲットを見かけたんだが……。
最終更新:2020-05-17 22:46:47
3329文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:97pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
それは僕が学校で、本を借りた時のこと。
家で読み進めていた本から、突然、印字が消えたんだ。
めくっても、いったん閉じて開き直しても、表紙の部分を除けば白い紙が広がるばかり。
「すわ一大事」とばかりに親へ見せにいったけど、その時にはすっかり文字は元通り。
見間違いを指摘されて、面白くない僕だったけど、事態は終わってはいなかった。
最終更新:2020-05-15 23:20:31
2656文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
先生が学生だった頃の、プールの授業。
着替え中に、蒙古斑が残っている友達を確認した。
けつの青いがきんちょだあ、とクラスメートは笑うものの、その日のプールの授業で先生は気がつく。
水面に浮かんだのは、真っ青に染め上げたばんそうこう。
気のせいでなければ、あのとき見た蒙古斑の色に思えるのだけど……。
最終更新:2020-05-12 21:58:33
3950文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
検索結果:1144 件