-ＳＦ（すこしふしぎ）- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

あなたの周りに「空気」はありますか？ 科学的なものではなく、関係的な意味での。

『耳で聴きたい物語』コンテスト応募作品です。 地球にお住まいの、とある宇宙人が作った変なバトンがありました。 運動不足でダラケ気味でぐーたらしているかわいい姪っ子が、ほんわかジョギングしてくれるようになったらいいな、くらいの感じで雑に作ったものです。 そのバトンが、今現在進行系で街にひと騒動を巻き起こしていました。 けれど街の人は誰もバトンの不可解さに気づかず、それを騒動だとも認識せず、疾走欲に駆られて、ただひたすらバトンをリレーしていきます。オーバーテクノロジー、こわいですね。 いろいろなキャラを登場させてみましたので、いろいろな植田さんが聞けたらうれしいなと思います。折りたたむ>>続きをよむ

息の異状、あなたは気が付いていますか？

あなたは、時の流れをどう実感しますか？

学校の保健室。そこにいる保健の先生。 あなたの学校の保健の先生は魅力的でしたか？　あるいは……。

休み。なんと心地よい響きだろう。 特に、みんながあくせく働いているなか、自分のみが休みというのは身震いするほどうれしい。 そんな休みが欲しいぼくが目をつけたのは……。

先生の実家がある離島には、島中央に立つ大きな観覧車があるらしい。 100年以上前、日本に観覧車が伝わってほどなく作られたそれは、動力を電気に変えて今も動いているという。 そこにはひとつの言い伝えがあって……

トイレについているウォッシュレット。 あなたは使っていますか？

あなたの身近に食べ方が汚い人いませんか？ マナーが悪いためか、あるいは……。

コンビニ飯とお友達の俺は、ゴミ捨てにもコンビニのゴミ箱を大いに利用していた。 通りすがりに、ふらりと足を向けて捨てていくお手軽さ。一人暮らしの時分には、とってもありがたいものだったのさ。 しかし、あるときを境にコンビニのゴミ箱は、屋内へ移されていき……。

その日のお鍋は、私たち一家の好物がたっぷり入ったものだった。 油断すると、あれよあれよと売り切れになってしまう具材を、あらかじめキープしておくのが、わが家の定石。 けれども食事の際に起こった小さなトラブルが、あとあとまで尾を引いて……。

それは、親父のクラスにいたという、不思議な力を持った女の子の話。

俺の部屋に入っていたチラシ。 それは、俺が読めない字？　記号？　模様？ で書かれた、意味不明のものだった。 その伝えたいことは……。

かつて学生だったころ。 妙に私につきまとってくる、同級生がいた。 最初は悪い気がしなくても、度が過ぎれば疎ましく感じるもの。 クラス内だけの話だったのに、とうとうそいつは放課後、私たちの友達グループに接触してきて……。

意識していなくとも、勝手に行ってしまうこと。 あなたにはありませんか？

　我々は老いなければ死なない！　魂魄移植手術を行えば。科学の発展で魂の構成物質が発見されて以降、人類は魂を若い身体に移植することが可能となり、永遠の命を手に入れた。私たちは私たちとしてついに神の領域に踏み入れたのである。老いの恐怖から解放され人類は次のステージへと進む。のにも関わらず、私の隣人はどうしてか、未だ老人の姿のままだった。そのままだと死ぬのに、なぜだろうか？

周りに従うか。 自分に従うか。

万物を映す神秘の身体を持つ鏡。 そこに映るものは、自分であろうとなかろうと、注意を払わないといけないかもしれません。

ヘビースモーカーな親父がいると、副流煙になれるもんだ。 一時期は、清浄な空気の方が気持ち悪く感じたくらい。 以来、香りに少し敏感になった俺だが……。

夏休み。 学生が謳歌できる大規模な休みに、差しはさまれる登校日。 どうしてこのようなものがあるのだろう……

私が小さいころ、近所の公園に小鳥たちの集まる大樹があった。 彼らは日がな一日、おしゃべりに興じているように見えたが、ある時間帯を迎えると……。

家族のものと一緒に、自分の服を洗われたくない。 ひとつの、潔癖さの目覚め。 ときにそれは……。

「昔」「過去」。 戻れないそれを、記録に残しておきたいと思うのは、自然なこと。 さもないと……。

あなたは、いままでについたウソの数を覚えていますか？

たか子は、クラスでも頭一つ抜けた美人だった。 顔の無残な傷さえなかったら。 そんなたか子について、ある日、僕は奇妙な話を聞き……。

裏返し、ひっくり返し。 あなたは有効に使えていますか？

自然の中の秘密基地。想像してみると、わくわくしませんか？ 私も小さいころ、根上がりの中へ基地を作ったんですよ。ところが……。

かつての私がいたクラスに、へんてこな兄妹がいた。 朝っぱらに、教室でダンスのステップを踏んでいる。 二人そろって、鏡合わせのように息が合っているけれど、そこから先になると、どうにもおかしいところがあって……。

町のはずれにある、古びた時計屋。 時計を修繕に持ち込むと、【戻りたい時間】に連れて行ってくれるという。 時計屋の青年・ショウと知り合った女性・キョウコは、 店内にいた少女・ホーロの秘密を知り、そして―― 彼の【戻りたい時間】を知る。 この作品は「ノベルアッププラス」にも掲載しています。

就職活動連戦連敗の青年、シンヤがある日訪れた面接会場。 そこは死人の面接会場だった！？ 生き返るために面接会場を脱出した彼を、死神が追う！ しかし自分の身体は今どこに？　生き返れなかったらどうする？ そもそも生き返りたいと――思っている？ 追う死神と逃げるシンヤの過去の関係が、やがて明らかに。 この作品は「ノベルアッププラス」「カクヨム」にも掲載しています。

あなたは、自分の寝相に自信がありますか？

森を散策する女性・ありす。 彼女の脳裏には、過去の日の想い出がよぎっていた。 セイと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ青年との想い出。 わたしがいて、セイがいて、おばさまがいて―― そうしてわたしは決めたのだ。 あなたにもう一度逢うことを。 この作品は「ノベルアッププラス」にも掲載しています。

町の片隅にある小さな病院には、美人の女医とイケメンの受付がいた。 【夢についてのご相談、承ります】 女医自身も悪夢に蝕まれる中、ひとの悪夢を喰って生きるイケメンは何を思う？ そして――彼は自分と【同種】のものに出会い――運命が、廻りだす。 この作品は「ノベルアッププラス」にも掲載しています。

彼女に厳命されてお部屋探しをしていたテツヤは、 不動産屋のソウイチから家賃一万五千円という破格マンションの紹介を受ける。 条件は【自治会役員になること】。 部屋の安さに思わず魅かれ、お試しで一週間入居することになったテツヤをとりまく、個性的な自治会役員たち。 そして――謎の役員――レイの存在が、明らかになる。 この作品は「ノベルアッププラス」にも掲載しています。

バリバリの営業部ホープ……だったはずの幸野トオル。 突然総務部に異動を命じられ、彼女からは振られるわ主任の斉木ノゾミからは嫌味三昧だわ散々な日々。 そんな中、偶然手にした種を茶碗に埋めると、そこから幼女が生えてきた!? たねもの屋は「嫁にやるまで育ててみたらどうです？」なんて言うけれど…… この子って成長するのかしないのか？　あれもしかして俺ってお父さんなのコレ？ ほっこりしてちょっと泣ける、あしたにもあなたの隣にあるようなファンタジー。 この作品は「ノベルアッププラス」「カクヨム」「ステキブンゲイ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ

抱いた悪意。 あなたは飲み込めますか？　それとも外へ出しますか？

雨がっぱを着ることに、心惹かれた経験。あなたにはありますか？ ひょっとしたらいまも、気に入っていたりしますか？

俺は小さいころ、好んでアリの巣穴を埋めていた。 本来、なめらかであるべき地面へ穴を開ける。その行いが、個人的に気に食わなかったためだ。 だが、ある日。俺が埋め立てようとした穴は、際限なく土を飲み込んでいくようで……。

俺は「小説家になろう」にたびたび小説を投稿しているにもかかわらず、全く読者からの反応がないために、書く意欲が萎えてきていた。 そんな時、あるエッセイに出会った。そのエッセイによれば、理想的な読者の姿を具体的にイメージしてから書けばいいらしい。 納得した俺は、その通りにしてみた。俺が思い浮かべる読者像は、作者である俺の意図を完璧に読み取ってくれる読者だった。 だがその後、そのエッセイを批判するエッセイが投稿された。

あなたは学校の掃除の時間、真面目に取り組んでいましたか？

帽子。 私たちを強い日差しから守ってくれる、ありがたいものです。 しかし私たちが思っているより、その役目は多いかも……

あなたはイチゴが好きですか？ それも、とっても。とーっても甘いものです。 もし食べているのなら……。

かまいたち。あなたは遭ったことがありますか？ もし遭ったら、その場所はどのようなところか、覚えていますか？

【そうだなあ、とオレが返事をする。この声が彼女へ届くことはない。】 おいしいディナーをこしらえた女性と、その恋人の男性の話です。 （別名義で書いていた小説の再アップであり、この作品はnote、カクヨム、エブリスタ、Tumblrにも掲載しています）

あなたは心を読めたことがありますか

あなたへ向かって、吹いてくる風。 おかしなところはないですか？

幼いころ。私は「アカ」の魅力にとらわれていた。 「アカ」が「アカ」であるのも知らないままに、粘土のようにこねて遊んでいたんだ。 格好の遊び道具を見つけた私は、それを大切にしまっておくようになったのだが……。

その犬たちは、俺がときどき行く、床屋の裏手。生垣をはさんだ、畑の地面の上にたたずんでいた。 正面を向き、じっとその場にい続ける犬たち。何を企んでいることやら……。

死者のことを忘れることが、死者に対する供養となる。 そう教えられてきたのは、なぜなのでしょう？　もしかしたら……。

火焚き祭り。 毎年、冬を迎えるころに、俺の地元で行われる行事のひとつ。 しかし、俺が住んでいた近所では、少し趣が異なる「焚き髪祭」ともいうべきものが行われている。 さらに、俺の親父はそこで不思議な体験をすることになったらしくて……。