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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:14260 件
作:雉白書屋
文学
ヒューマンドラマ
短編
N3577IR
『――くんに盛大な拍手を! いやーおめでとう! 我が校から未来の巨匠が誕生といったところかねぇ! ははははは!』
とある中学校。体育館の壇上に立つ彼はこれまでにないほどの高揚感、誇らしい気分を味わっていた。胸に抱える賞状には市の絵のコンクール大賞の文字が。そして背中のスクリーンいっぱいに彼の絵が映し出されていた。
マイク片手に誇らしげにする校長に肩を叩かれ、恐縮する彼。全校生徒の拍手が肌にビリビリ響く。あとで揶揄されることを気にし、ニヤけまいとするも頬は緩む。そして下半
――
『いやー、立派な猫だ。あれだろ? エジプトのやつだろう? いい抽象画だなぁ。さあ、もう一度盛大な拍手を!』
校長がそう言った瞬間、ライターの火を手で撫でるような、そんな心の揺らぎを彼は感じ、渦巻く拍手もどこか遠くのことのように思えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 19:00:00
1671文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:9pt
作:みつきハル
文学
ヒューマンドラマ
完結済
N6179IT
新しい投稿機能(連載)の練習も兼ねたショートショートです。
最終更新:2024-03-21 13:25:01
3039文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:7pt
とあるアパートの部屋。朝……というよりはもう昼か、と男はぼやけた頭を軽く振る。
昨夜は寝つきが悪かった。昨日の昼頃、リサイクルショップで見かけた、(特に必要とはしてないが)お手頃価格の中古のノートパソコンを買おうかどうかベッドの中でいつまでも悩んでいたせいだ。
結局、彼は買うと決めた。朝一番に行こう、と。
しかし、出遅れてしまったな。まだ買われてないといいが……。彼はそう思いつつ予定通り、リサイクルショップへ向かう。
「あ、どうもー」
「え、あ、どうも……」
最終更新:2024-03-21 10:00:00
1835文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:10pt
クルーズ船で犯罪を行う時は名探偵が乗っていない事をちゃんと確認しましょう。さもないと・・・
最終更新:2024-03-20 22:31:48
1859文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:8pt
とある中学。その少女は教室に入った瞬間、眉を顰めた。と、いうのもクラスの男子から一斉に視線を注がれたのだ。そして、彼らは一様に目を逸らした。さらにニヤニヤ。また覗き見るように視線を向ける者が多々あった。
女子連中は普通であった。いつものように挨拶を交わし、会話に加わる。しかし、少女は先程の男子連中の反応がどこか引っ掛かっていた。そうだ、思えばクラスの男子生徒だけではない。他のクラス、学年、いや学校に来るまでの間にすれ違った……そう、男。男だ。
もしやと思っていたら先生
も同じ反応であった。
少女を見てニヤリとしたかと思えば取り繕うように咳払いし、その後も、もじもじとどこか落ち着かない、しかしそれを悟られないよう懸命に隠そうとしていた。先生だけではない。男たち全員がだ。そしてそれはその日だけではなかった。翌日も、その翌日も。訳がわからなかったが、謎はおのずと、そう、否が応でも少女は知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 20:00:00
1649文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:10pt
作:るきのまき
エッセイ
エッセイ
連載
N8178FR
英単語・英熟語について調べてみました! 大学受験にはあまり役に立たない! 仕事でもすぐに役には立たない! ネイティブが実際に使っていない! 非実用的な! いかがでしたか!
※我ながらちょっと量が多いかなー、という感じなので、一気読みとか、あまり無理しないで、少しずつお読みください。ショートショート集みたいなものなので。
最終更新:2024-03-20 13:00:00
407482文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:99pt
作:雉白書屋
ファンタジー
ローファンタジー
短編
N3145IR
「……ご臨終です」
九十二歳。自宅にて大往生であった。
親父の死。が、おれの胸に悲しみが押し寄せることはなかった。いや、その間がなかった。と、いうのも
『この度はご愁傷さまでした……ところでご葬儀のことなら我がプルプル教が葬儀場など一手にお引き受けを――』
『天心教の者ですが――』
『神正会の――』
『法神宗がぜひに――』
『ビーシージーエル本部』
『光の宝珠団』
『バゴプパロトト連盟』
『大宇宙大福大神教』
『ホットアップルパイ教』
『神総真理教』
『全一教会』
『
たんぽぽポカポカ教』
……と、あらゆる宗教団体から営業の電話がひっきりなしにかかってきたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 11:00:00
1471文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:7pt
作:夜の風
文学
ヒューマンドラマ
短編
N0308IS
沢山の作品の中から、ご覧いただき、ありがとうございます。
ショートショート作品です。
天下の大泥棒がついに逮捕・・・・
最終更新:2024-03-20 10:57:46
4619文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:12pt
作:誰か
コメディー
コメディー
連載
N6540DY
この物語は、緑竜(ドラゴン)さんとの平凡な日常を淡々と描く物です。過度な期待はしないでください。
最終更新:2024-03-20 07:00:00
16499文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:35pt
作:○
コメディー
コメディー
連載
N0808HB
とにかく短い話を集めました。
共通点はどれもバカであること。
バラエティに富んでいるような雰囲気をなんとなく予感させる感じ。
最終更新:2024-03-19 23:50:40
19924文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:75pt
作:ひねり
コメディー
コメディー
連載
N0041HD
500字程度のサクッと読めるショートショート集。スキマ時間にどうぞ!
最終更新:2024-03-19 23:27:05
3642文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:20pt
作:境 環
コメディー
ヒューマンドラマ
連載
N4166IQ
ナンヤロナ……シリーズ、第一章から最終章まで一話完結です。
第一章は「頭痛」です。
頭痛に悩まされる漫才師古川は、相方岩田とM1グランプリを制する事が出来るのか!?
最終更新:2024-03-19 18:28:46
10706文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:15pt
夜。とある公園にて……。
「なあ、なあって」
「んー、もうちょいだから。あと少し」
「いや、飲みに行くんだろ? なんで公園なんだよ。久々に会ったんだし、ちゃんとしてなくてもいから、普通の店に」
「ま、ま、あ、ほらあそこ」
「うん? なに? あのベンチ? えー、あそこ? 人が座ってるし」
「そそ。ベンチというか、あれ、おれの彼女」
「え? は?」
「いやー、ついこの間付き合うことになってさぁ」
「え、へぇー! よかったじゃん。おめでとう」
「おう、ありがと
う。でな、お前さ、確か心理学が得意だったろ? それで、ちょっと彼女を診てもらいたいというかさ」
「は? 心理学? ……あ、いや、いやいやいや無理だよ。得意というか何冊か本を読んだだけで、ただの趣味だよ。今通ってる大学でも専攻とかしてるわけでもないしよ。それに診るって何だよ。なんかあんの?」
「まぁまぁ、とにかくさ、頼むわ、頼む!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 18:00:00
2678文字
会話率:96%
IN:0pt OUT:12pt
作:雉白書屋
文学
ヒューマンドラマ
短編
N2748IR
夜。とある居酒屋に集まった四人。
席に着く前に彼らは軽く抱擁し合った。店内の何人かが向けた目を細める。微笑ましいと思ったのだ。その口ぶりから久々の再会ということが窺える。
椅子を引き、席に着こうとした四人のうち三人の関節がポキっと鳴り、また、椅子に腰を下ろしたあと二人がふっーと息を吐き、全員顔を見合わせて笑った。
「久しぶりだなぁ友よ」
「だな」
「ああ」
「まったくだ」
注文をし、そう待たずして運ばれてきたビールで乾杯。今度は四人ともが、ぷはっーと息を吐いた。で
、笑った。
「会おう会おうと思ってはいたが、なかなか会わないもんだなぁ」
「だなぁ、なんやかんや忙しかった」
「そうだなぁ……」
「正直、おれは顔を合わせたくなかったねぇ」
何言うんだコイツ、と他三人が笑って肩を小突き、また全員が笑う。
「あれから三十年か……」
「あれからっていうとあれからだよな?」
「あの事故から、か」
「生還者たちに乾杯!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 10:00:00
1967文字
会話率:69%
IN:0pt OUT:6pt
さよならの物語。ショートショート。
最終更新:2024-03-19 00:14:56
288文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:10pt
連続殺人事件の犯人である被告人A。
彼が反省の色を見せないまま、厳粛に裁判は進む。
しかし最終的に下されたのは意外な判決だった。
最終更新:2024-03-18 18:13:00
2971文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:12pt
作:芳賀 概夢
ファンタジー
ハイファンタジー
連載
N9781CY
手軽に読める異世界車中泊(?)ショートショートファンタジー小説。
カクヨム漫画原作コンテスト最終選考・エース編集部推薦作品!(一泊目)
週刊ノベルス・小説紹介企画第3弾紹介作品!(http://weekly-novels.com/2016/11/07/1-9/)
ダメ社会人の主人公が、衝動買いした【九菱自動車 アウトランナーPHEVエボリューション】という車でP泊――P(駐車場)等で車中泊すること――すると、異世界に移動してしまいます。
主人公は、異世界で出会ったヒロインた
ち、現実世界のヒロインたちと、アウトランナーの電気を使いながら、なんだかんだと車中泊やオートキャンプして、少しずつダメ社会人からの脱皮をしていきます。
※【三菱自動車 アウトランダーPHEV】購入記念に書きました。
なお、本来の「PHEV」は、「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」の略ですが、タイトルの「PHEV」は、「P Haku EVolution」(P泊エボリューション)の略となっています。
異世界の話と同時に、現実世界の車中泊スポットの紹介なども盛り込む予定です。
以上、よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 12:00:00
333664文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:19pt
作:雉白書屋
文学
ヒューマンドラマ
短編
N2302IR
やぁやぁやぁ子供たちよ。よく来たよく来た。そうそうほら、集まれ集まれぇ。
お菓子あるぞぉ。ん? いらないか、そーかそーか。はいはい、お話を聞きたいんだな? よしよしいいともいいとも。とっておきの話があるんだ。いいか? えー、むかしむかしのこと。えーっと、えー、沼太郎いう少年がおったそうな。えー、沼太郎はなぁ、えー、え? 早く? 急かすな急かすな。まったく最近の若い子はせっかちだというのは本当だなぁ。タイパだったかな? そういう言葉があるのを教えて貰ったんだ。わしはタイ焼き
パフェが食べたいのかと思って、買いに行こうかと思ったわ。
ん? はいはい、話な。えー、だから沼太郎は旅に出ました。そして夜……ある山に入ったのだ……。そこでは恐ろしい鬼たちが宴をしていた!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 11:00:00
1131文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:9pt
とある夜。アパートの自室でくつろいでいたヒナコは突然のノックの音に驚き、飛び上がった。
「ヒナ! ヒナ! 俺だ、開けてくれ!」
「ケ、ケンくん……?」
聞き覚えのある声にほっとする。が、それはほんの一瞬のこと。まだ動悸がしている。あの怯えたような声。何かあったのだろうか。だって今夜は確か……とヒナコは考えつつ玄関へ向かう。
「ミ、ミナと、この前話していた、し、心霊スポットに行ったんだ! で、でもあいつ、あいつ変になって……」
ミナというのはヒナコの友人であり、
ケンの彼女。二人が今日、心霊スポットに行くことはヒナコも知っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 10:00:00
881文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:6pt
作:藻ノ かたり
ファンタジー
ローファンタジー
完結済
N6589IS
とある国では政治家が次々と殺される事件が起きていた。その陰には妖怪ボックズキの影が……。
最終更新:2024-03-17 22:34:06
3667文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:7pt
作:抑 / SOMOSOMO
文学
純文学
短編
N9649IS
ショートショート詰め合わせ。
最終更新:2024-03-17 22:22:39
9383文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:8pt
作:はんはん
恋愛
現実世界[恋愛]
短編
N9573IS
婚姻届けを前に、彼女の秘密が暴かれていく
最終更新:2024-03-17 21:06:52
903文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:4pt
作:雉白書屋
SF
宇宙[SF]
短編
N1884IR
宇宙空間を航行する大型宇宙船。故郷である地球を泣く泣く離れ、難民となった彼らを乗せ、どこへ向かうのか。
当てはない。事前の調査で人間が暮らせそうな星はいくつか見つかっていたが、遠い上に確実ではなかったのだ。
不安と後悔に心を蝕まれながら彼らは必死に耐えた。耐え忍び耐え忍びそして……。
最終更新:2024-03-17 15:00:00
1091文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:8pt
作:雉白書屋
SF
空想科学[SF]
短編
N1883IR
「……おう」
「よう」
「三十年振りくらいか。まあ、どうでもいいか」
「ああ。それで、入っても良いか?」
「おう」
夜。友人が家に訪ねてきた。彼と会うのは久しぶりなのだが、そっけない挨拶。しかし、今の世の中これが普通だ。抱き合うなんてことはしない。無意味なのだ。
「それで、なんの用だ?」
「ああ、手術がすべて終わってな」
「ふーん、そうか。手術……ああ、そう言えばお前は今どき珍しく結構渋っていたものな。おめでとうと言っておこうか」
「ありがとう」
最終更新:2024-03-17 11:00:00
3098文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:11pt
作:はまさん
SF
空想科学[SF]
短編
N6785IS
某店に在庫確認アプリができたとかで、かの有名な台詞が失われる前にと慌てて書きました。
最終更新:2024-03-16 22:56:47
964文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:11pt
作:鈴木
恋愛
異世界[恋愛]
短編
N6693IS
自分を憎んでいるはずの夫に離縁を告げると、思わぬ返事が返ってきた。ショートショートでさくっと読めます。
最終更新:2024-03-16 22:31:42
1941文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:13pt
作:鐘乃亡者
SF
宇宙[SF]
短編
N5977IS
フェリッス星人である『私』は、無事地球人の奴隷を従えることに成功した。
今日も私の素晴らしき、彼らの愚かしか一日が始まる。
最終更新:2024-03-16 18:25:21
1717文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:10pt
作:雉白書屋
ファンタジー
ローファンタジー
短編
N1513IR
秋の夜。開いた窓から入る風がカーテンをそっと膨らませ、心が安らいだのを感じた。あの小さな膨らみで子供を想像したからだろうか。いいな。いずれ、だが。いや、今夜にでもいいかもしれない。なんてな。
目を閉じる。耳の感覚が鋭くなり、幸せの音を掬い取る。妻が食器を洗う音。それと今、音を立てたのは木製のローテーブルの上に置いたグラスに入った氷。外からは秋の虫の声。恐らく近所の家の庭だろう。この家の庭は人工芝生。いずれ、妻がガーデニングを始めるかもしれないが今はスッキリした状態。新居な
のだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 11:00:00
5112文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:10pt
作:雉白書屋
文学
ヒューマンドラマ
短編
N1126IR
とある小さな会社の社長。彼は社屋の裏にて、火をつけようとしたタバコを指に挟んだまま、頭痛の者がそうするように手を頭にやり唸っていた。
だが、頭痛ではない。いや、なくはないが、どちらかと言えば痛むのは胃のほうか。呑み込んだ悩みの種は根を張り彼を苦しめていた。
その様子を見るに見かねた社員が彼に駆け寄る。
「あの、社長。大丈夫ですか……?」
「ん、ああ……だいじょう……いや、すまん、少し愚痴らせてくれるか?」
「ええ、もちろん。あの、もしかしてですけど彼のことですか?
」
「ああ、そうだとも……彼だ。彼だよ!」
「うおっ、大きな声……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 16:00:00
1950文字
会話率:76%
IN:0pt OUT:9pt
作:やざき わかば
ホラー
ホラー
短編
N7396IR
本好きの女性が、今日も読書をしている。
最終更新:2024-03-15 14:00:00
681文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:10pt
とあるお笑い芸人。彼は若手ながら飛ぶ鳥を落とす勢いで売れに売れた。最近は落ち着いたが、それは飽きられたのではなく安定期に入ったということ。その証拠にレギュラー番組をいくつか抱えている。順調そのものであった……が、そんな時だった。
「これ……」
マンションの部屋にて、テーブルの上にある週刊誌を見下ろす彼。その顔は険しい。そう、スキャンダル記事だ。彼は彼女と同棲中と、週刊誌にすっぱ抜かれたのだ。
若い女が主な支持層なだけに手痛いが、彼が今、気にしているのはそのことではな
い。
「芋丘ブバミ似の彼女……?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 10:00:00
1821文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:9pt
作:みょめも
ファンタジー
ローファンタジー
短編
N8657IR
小学生の頃、お母さんをなくした事があった。
学校が休みの日に公園で友達と遊んで、夕方に帰ったのだが、家に入ろうとしたときに気付いた。
最終更新:2024-03-15 09:01:16
1073文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:5pt
作:雉白書屋
文学
ヒューマンドラマ
短編
N0792IR
腹が猛烈に痛んだので救急車を呼び、乗った。
「えー、おそらく手術になると思うのですが、この辺りですと……四つ、受け入れ可能な病院がありますね。どれにしますか」
救急隊員がおれに聞いてきた。痛みでそれどころではないのだが、そういうわけにもいかない。気力を振り絞り、声を出す。
「た、高いところは駄目だ。か、金がない」
増えすぎた高齢者。その医療費により国の財政が限界まで圧迫された結果、とうとう制度が見直され、自己負担額が激増した。
それが決まったのがおれが高齢者に
片足を突っ込んだ時だったので、せめておれが天寿を全うしたあとにしてくれればいいものをと思ったものだ。自分たちさえよければいいと安い医療費で済み、死んでいった高齢者どもは全員地獄に堕ちていればいいのに。
「えーと、じゃあ三つですね。一つ目のところは死亡した場合、請求額が五十パーセントオフになりますね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 17:00:00
751文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:8pt
作:℃
文学
ヒューマンドラマ
完結済
N3808IR
黄色いコップが三つに、赤いボールが一つ。
どのコップの中に、赤いボールはあるのか。
右のコップ。
真ん中のコップ。
左のコップ。
「よーく見ていてね」
三つのコップを、高速で移動させる手品師。
幼稚園の子どもたちは、赤いボールのゆくえを追う。
これは小さなミステリー?
赤いボールはどこにある?
三つのコップが開いた時、子どもたちは真実を目撃する。
最終更新:2024-03-14 10:00:00
1663文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:13pt
とある船内。廊下の小窓から貨物室を見下ろす彼の顔は険しさを増すばかり、そして通りがかった船員に彼は声をかけた。
「あの、あの」
「ん? どうした。ああ、お前、新人だな。聞きたいことでもあんのか?」
「はい……あの、ここの管理方法ですが大丈夫なんですか?」
「んー? 大丈夫って?」
「いや、せっかく見つけた新種をあんな雑に纏めて……」
最終更新:2024-03-14 10:00:00
919文字
会話率:96%
IN:0pt OUT:8pt
作:有嶋俊成
コメディー
コメディー
短編
N3725IR
下町のごく普通の駄菓子屋で強盗事件発生!駄菓子屋の店主に銃口が!しかしこの強盗、どこか様子がおかしい。強盗の本当の狙いとは何か?
ボケとツッコミが逆転する時、理不尽すぎる結末が誰かを襲う!
最終更新:2024-03-13 20:00:00
6564文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:9pt
作:やざき わかば
ファンタジー
ローファンタジー
短編
N3569IR
この妖怪に取り憑かれると、なんでもひとりでやってしまうという。
原案:文道館(ネコだいすき)語文セミロングさん
最終更新:2024-03-13 16:00:00
1565文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:6pt
作:雉白書屋
SF
宇宙[SF]
短編
N0444IR
よう。ドロル星へよく来たな。いやー、長旅だっただろ、ご苦労さん。
まあ飲み物でも出すから、中に入って宇宙服を脱いでゆったりしなよと言いたいところだが、おれはこのままこの星を出るからな。さっそく引継ぎをしなきゃならん。悪いな。まあ、小さい星だしな。そう覚えることは多くないから安心しろ。観測と採掘調査はコンピューターがやってくれるし、まあ気楽にな。
それで引き継ぎなんだが……まずここから東の方にある紫色の星は見るな。眼が潰れるぞ。もし見てしまった場合は冷蔵庫にある人工眼球を
急いで取りつけるんだ。じゃないと脳までやられるからな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 15:00:00
1260文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:13pt
作:雉白書屋
コメディー
コメディー
短編
N0442IR
とある夜。田舎の広々とした民家にて……。
「祝! 享年九十五歳! おばあちゃんを送ろうたいかぁぁぁぁぁぁい!」
「フゥゥゥゥ!」
「いよっ!」
「わぁぁぁぁ!」
「いえーい!」
「やっちゃいまショォォォウ!」
「……は?」
最終更新:2024-03-13 11:00:00
2132文字
会話率:94%
IN:0pt OUT:6pt
作:雉白書屋
ファンタジー
ローファンタジー
短編
N0085IR
『三番線、まもなく扉閉まりまーす。駆け込み乗車はおやめくださーい。はーい閉まりまーす』
「はぁはぁはぁ、ふぅ……あ」
その車両に乗り込んだ瞬間。おれは時間が止まったように感じた。針のような視線を突き付けられ、呼吸をすることさえも頭の中から消え失せた。
そして電車のドアが閉まり、動き出そうとした瞬間。全ての楽器が音を外した最悪の演奏会のような不快な悲鳴が、おれの鼓膜を引っ掻いた。
おれがそのショックと電車の揺れでよろめき、反射的に手を伸ばすと女たちは、まるで保菌者か
ゾンビと相対したかのように、さらなる悲鳴とそしていやに尖ったヒールを履いた足で、おれに蹴りを放った。まるで足元をゴキブリが駆けまわっているかのように喚きながら足を上げ、倒れたおれに向かって執拗に振り下ろす。おれは堪らず亀のように体を丸め目を閉じた。
「おやめ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 11:00:00
4023文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:9pt
作:なくらく
恋愛
現実世界[恋愛]
短編
N3148IR
どうして、彼はこんなにセッ◯スを求めてくるのか。そう思った私は、聞いてみることにした。
最終更新:2024-03-12 01:01:27
1255文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:14pt
作:WOULDYOU
文学
ヒューマンドラマ
連載
N1870IR
短いお話を圧倒的な不定期で更新していきます。
最終更新:2024-03-12 01:00:00
1131文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:9pt
作:佐和多 奏
文学
ヒューマンドラマ
短編
N3056IR
とてもショートショートのお話です。何もうまくいかない人が、転生するお話です。
最終更新:2024-03-11 21:33:50
210文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:11pt
作:甘い秋空
恋愛
現実世界[恋愛]
短編
N2932IR
学校で成績優秀な女子学生が、誤解から最低なクラスに落とされた。そこで、自分に価値が無いと誤解した女子学生は、退学を決意するが…… (序章の練習作)
最終更新:2024-03-11 19:21:21
2325文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:17pt
作:甘い秋空
文学
ヒューマンドラマ
短編
N2935IR
会社のためにがんばってきた女性社員が、誤解から場末の職場に落とされた。そこで、自分に価値が無いと誤解した令嬢は、退社を決意するが…… (序章の練習作)
最終更新:2024-03-11 19:15:59
2443文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:12pt
作:甘い秋空
恋愛
異世界[恋愛]
短編
N2928IR
魔法学園で成績優秀な平民の令嬢が、誤解から最低なクラスに落とされた。そこで、自分に価値が無いと誤解した令嬢は、退学を決意するが…… (序章の練習作)
最終更新:2024-03-11 19:10:25
2180文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:10pt
作:雉白書屋
SF
空想科学[SF]
短編
N9647IQ
「じゃあ次の問題、誰かわかる人……あ、校長先生。どうなされ、え、その方たちはまさか……」
「……ああ。三田くんというのはどの子かな?」
「えっ」と声を上げるのが先か全員の視線が集中するのが先か、その生徒、三田少年は目を見開き唖然とした。
とある小学校の教室、その授業中。教室の入り口ドアからひょこっと顔を出し、室内を見渡す校長先生。その登場に静まり返った教室内だったが、すぐに水道管が破裂したように、生徒たちの声が一斉に吹き上がった。
「おい、三田ぁ!」
「お前何かしたの
かよー」
「校長の後ろにいるのって警察!?」
「はははは!」
「指名手配なんじゃない?」
「三田くんが悪いことするわけないでしょ」
「そうよ! 事件に関する話を聞きたいとかじゃない!?」
「すごーい!」
「こらこら、みんな騒ぐな。三田。ちょっと来てくれるか?」
「あ、は、はい!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 19:00:00
2187文字
会話率:92%
IN:0pt OUT:9pt
一話、5分で読めるショートショート集。
① 愛を知らない男はその日スーパで680円の愛を買った。
②突然、彼女から別れ話を切り出され……
②ある日、男の前に悪魔が訪れて……
③ 警察署に冴えない男がやってきた。
開口一番彼は「人を殺してしまうかもしれないんです」彼の正体とは果たして……
他にも、「眠らないで済むクスリ」「夢を買う老人」「クリスマスの夜にサンタが現れ……」
など、SF・ラブコメ・ホラーに至るまで、立ち読み感覚で読める話を詰め込みました。
フラッと読んで行ってく
ださい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 18:52:40
95737文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:40pt
作:やざき わかば
ファンタジー
ローファンタジー
短編
N2783IR
沖で釣りをしていた男性が、何故かカッパを釣り上げ家に連れ帰るが…。
原案:岫 音速さん
最終更新:2024-03-11 16:00:00
1175文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:6pt
作:誰か
コメディー
コメディー
連載
N4278GF
声優の大原さやかさんがパーソナリティをつとめるネットラジオ、『大原さやか朗読ラジオ 月の音色~radio for your pleasure tomorrow~』に投稿した小説を集めました。
『月の音色』では、月の文学館というコーナーがあります。
毎月、お題が1つ提示され、テーマに沿った400字以内の小説、エッセイ、詩、などの作品を募集していて、採用されると、プロの声優さんである大原さんに朗読してもらえます。
大原さんは、『ARIA』のアリシアさんの声優さんです
(あらあらまあまあ)。
それに、大原さんは、素晴らしい読解力の持ち主でもあります。
そんな素敵な声優さんに、朗読していただけるチャンスは、そうあるものではないと思います。なかなかの狭き門ではありますけれど、みなさんも挑戦してみるのはいかがですか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 15:30:14
31594文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:7pt
検索結果:14260 件