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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:1813 件
俺の名前は多摩太郎(たまたろう)。
ごく普通の大学に通う、ちょっと太めのぽっちゃり系の大学4年生だ。
大学に向かう途中、歩きパソコンをしていた俺は前を見ていなかったゆえに魔法陣の中心に居た最強剣士候補とぶつかってしまい、誤って転生させられた。
呼び出された世界は戦国時代さながらの戦乱の世。その中でも弱小国だった。
最強剣士を呼び出すための禁術で呼び出されたので俺の身体が耐えられず、何故か10歳の時の姿になっていた。
現世通りの年齢だろうが10歳だろうが俺に闘えるスキルは
ない。
あるのは手に持っていたパソコンのみ。
こんな電気も通ってない世界では、パソコンなんてゴミ同然だろうに。
言葉も通じずパソコンも使えず、帰る方法も分からない。
こんなのは生きている意味がない。
そう思った矢先、急にパソコンの画面が光り始め・・・?!
現世ではオタクだった男が、戦乱の世をパソコンの力で無双していく痛快ファンタジー!(になるといいな)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 01:05:53
149533文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:246pt 評価ポイント:126pt
貧乏子爵令嬢のビアンカは、社交界デビューするも縁に恵まれず、唯一見初めてくれたテオと結婚する。
ところがこの結婚、とんだ外れくじ! ビアンカは横暴なテオに苦しめられた挙げ句、殴られて転倒してしまう。
死んだ……と思いきや、時は社交界デビュー前に巻き戻っていた。
『もう婚活はうんざり! やり直しの人生では、仕事に生きるわ!』
そう決意したビアンカは、騎士団寮の料理番として就職する。
だがそこは、金欠ゆえにろくに栄養も摂れていない騎士たちの集まりだった。
『これでは、いざと言う時
に戦えないじゃない!』
一念発起したビアンカは、安い食費をやりくりして、騎士たちの肉体改造に挑む。
結果、見違えるようなマッチョに成長した騎士たちだったが、その噂を、ボディメイクが趣味の第二王子・ステファノが聞きつけて……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 21:12:30
229541文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:2000pt 評価ポイント:1132pt
とある国の王子は美貌と武勇に優れた美丈夫だが、無表情ゆえに何を考えているかわからない。ひょんなことから、王子の従者となったトワは、振り回される日々で…。王子と従者(?)が織りなす、友情物語…を目指して書いていきます。
テーマは、設定盛りすぎ。とあるニュースを見てから妄想力があふれ、勢いで書き始めました。
一部の設定は、わかる人にはわかり、わからない人にはまったくわからないが、物語の展開には特に困らない仕様になっています。というか、フィクションなので問題ありません。
最終更新:2022-09-10 22:15:08
115141文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
ヨハンナは、呪いを解く"解呪"に特化した魔女。小心者ゆえに、ガッチリ魔法結界で固めた森の小屋で、ひっそりと暮らしていた。
そんな彼女を頼って、ある日小屋を訪れたのは──ウサ耳の呪いをかけられた、おそろしく強面の騎士カディス。
そこから始まる、五日間の同居生活。カディスの凶悪な人相に最初は怯えるヨハンナだったが、彼の誠実さを知って、気持ちに変化が訪れる。
◆小心者の魔女と強面騎士の、ほのぼの恋愛。
◆全十二話。
最終更新:2022-09-08 19:00:00
29622文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:1156pt 評価ポイント:926pt
筆者が全国の城郭を巡り、現地で見聞きしたものをヒントに思いついた物語を綴った短編歴史小説。
煙のないところに火はたたず、事実のないところに伝説はない。記録と物証の残る歴史を史実といい、口伝による歴史を伝説という。しかし口伝とは時の人の生きる社会情勢や時代背景により変化する水物で、その内容は極めてあいまいさを残したままやがて定型化する。また史実は事実を正確に伝えているかもしれないが、その時代を生きた人の数に比べればほんの微々たる部分の切り抜きでしかない。ゆえに史実は全てでなく、
本当の歴史の真実は常に闇の中に隠されている。しかし伝説と史実を重ねて歴史を読み解けば、今より真実に一歩近づけるかも知れないと筆者は思う。そして真実とは、自分という一個の己の中でしか見いだせないものだとしたら、それを触発するのが物語の使命かも知れない。
真田屋敷跡にひっそりと立つ一本の松。真田忍者発祥を探りながら真田信綱を中心に川中島の戦いを描いた物語。
この作品他8話を掲載した城郭拾集物語《第1巻》をhttps://www.amazon.co.jp/dp/B092W6N52Kにて販売をしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 11:20:32
26032文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
唯一神ゼメウスを信奉する大国ゼメキア教国が隣国ミルディアへの侵攻を決定した・・・
迎え撃つミルディア国・・・
王太子ルイ・アルトワは争いごとを好まないやさしい青年・・・
その性格ゆえに、国中の人間から『惰弱な王子』として笑い者にさえなっていた。
しかし彼のそばにいる一握りの人間だけは知っていた。ルイは決して惰弱ではなく、卓越した能力の持ち主だということを。
今敵国の侵略に際し、大切な人を守るためついにルイは惰弱者のベールを脱ぎ捨て戦いに身をゆだねることとなる・・・・
最終更新:2022-09-03 18:37:05
71353文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:108pt 評価ポイント:52pt
これは、定めゆえに描かれ続ける、名もなきプリンセス・プリンスたちの物語。
ーー
四季が自作したイラストを掲載し、できれば少し説明もつけてみる、という、お絵描き記録帳のような企画です。
最終更新:2022-09-03 16:51:32
13317文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:160pt 評価ポイント:148pt
これは三つの『ショウヒン』から成る物語。
一つは蜘蛛。
狂気を演じることはできない。
仮面は死が訪れた時に、必ず外れてしまうものである。
化粧は雨に打たれれば、流れ落ちてしまうものなのだ。
ゆえにこそ神は我々をこう呼ぶ。
道化師――ピエロと。
有象無象の愚民共よ。
命尽きる時まで踊り、歌い、叫び、喚くがいい。
それが賢明な行いだと、心の底から信じるのならば。
真に能ある者よ。常日頃から君子たらんと研鑽を積んでいる者よ。
望むなら、この籠(かご)を覗いてみるがいい。
さすれば
世界の真理に至る扉への道が、目の前に現れることだろう。
諸君等の旅が、実(みの)り多きものになることを私も望んでいる。
あなた様に、幸があらんことを。
一つは蝶。
多くの者は、才能がないことに苦しむ。
自分にしかできないこと。自分だけに与えられた役目を全うすること。
決められた道をただ歩くだけの人生――それはどんなに素晴らしいものだろう。
動物で例えるなら、孔雀。虫で例えるなら蝶。
彼等は美しさという、唯一無二の贈り物(ギフト)を持っている。
では孔雀は幸福なのだろうか。蝶は苦など知らずに一生を終えることができるのか。
有象無象の愚民共はそんなこと、一度たりとも考えもしないだろう。
私の疑問を笑い飛ばして、踵を返して自身の人生にさっさと戻っていくことだろう。
足を止めた者よ。世界の真理を追い求める者達よ。
どうか、この虫籠の中を覗いてみてほしい。
きっと諸君等を阻(はば)んでいる、閉ざされた扉を開くための鍵が手に入るはずだ。
理想郷への道は、すぐそこにある。
一つはひぐらし。
ようこそ。お疲れでしょう、ゆっくり身も心も休めてください。
ここがあなた様達が求め探していた場所です。
いかなる望みも、願いもかなえられる。
嘘など申しておりません。紛(まが)うことなき真実ですとも。
疑うならば、試してごらんなさい。
言の葉の力が、あなた様の願望をたちまち叶えることでしょう。
ただし、楽園にいらっしゃる方はあなた様だけではございません。
すぐに他の方々も集まることでしょう。
願いと願いが搗(か)ち合い、望みと望みが鍔迫(つばぜ)り合いを始める。
ええ、そうです。
あなた様が魂(いし)を持つ限り、争いから逃れることはできません。
さあ、いかがいたしますか?
あなた様の選択――見届けさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 18:04:03
142324文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
昭和十八年四月、ソロモン諸島の最前線で連合艦隊司令長官山本五十六大将が戦死しました。このあとをうけて連合艦隊司令長官に親補されたのは古賀峯一大将でした。しかし、その古賀長官の戦いぶりについてはあまり語られていません。
すでに敗勢に陥っていた連合艦隊は敗退を重ね、後退を続けていきました。それゆえに古賀峯一長官は評価されるところがないようです。しかし、同じ負けにも負け方というものがあります。古賀峯一連合艦隊司令長官がどのように戦い、そして、敗退していったのか、戦史をひもといて
みたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 08:33:59
27048文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
音楽。
僕が好むそれはオーケストラよりゲーム音楽。少ない和音のチープさ、ゆえにごまかしきかないメロディからまことの良曲を探していたんだ。
そのRPGの乗り物の曲も、指折りの良い出来だったのだけど……
最終更新:2022-08-29 22:00:00
3800文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「クラリス・ルノアール! 貴様とは婚約破棄する!」
「理由はなんでしょうか?」
「お前が好きすぎるからだっ!」
その冷たい表情や態度から【氷結令嬢】として知られるクラリスは、第一王子であるジェラルド・ル・カリエに婚約破棄を言い渡される。
天然で好きすぎるがゆえに婚約破棄宣言してしまうジェラルドに対し、鈍感なクラリスはそれを受け入れて静かに暮らすことを決意してしまう。
さらに悪いことにそれを聞いていた第二王子がクラリスに求婚する。
見向きもしないクラリスに、第二王子はつ
いに強行突破に出てしまう。
氷雪令嬢と天然王子の婚約はどうなる?!
※「許婚の子爵令息から婚約破棄を宣言されましたが、それを知った公爵家の幼馴染から溺愛されるようになりました」の子孫のお話ですが、特にそのお話を読んでいなくても大丈夫です
※アルファポリス、カクヨムでも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 18:44:00
7415文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:1114pt 評価ポイント:782pt
「だって先輩は、カッコイイし、私のことをお姫様みたいに──」
「先輩がいなくなってから大変だったんですよ~」
「そうじゃないと、私がまたいじめられて……」
俺にトラウマを与えてくれた三人のことが、頭から離れなかった。そして、そんな三人に苦しんでいる俺の事を心配してくれる優しい妹。
妹の涙をみた俺は、一つの決意をする──
これは、優しかったがゆえに苦しんだ男が、幸せの第一歩を踏み出すお話。そう、その価値・大切さを失ってから気づいたのでは、手遅れなのだ。
最終更新:2022-08-28 13:11:48
9614文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:2730pt 評価ポイント:2352pt
かつてこの世界は、モンスターによって危機にさらされていた。その危機をすくったのは、三人の英雄が率いる、異能を持った少年少女だった。
この話は、その三人の英雄のうち、有能であるがゆえにどこか世間ずれしている『赤の英雄』紅丸征一郎と、苦労してきたが故に自立して生きるのが目標の使用人梶若葉の、スローペースの恋愛話です。
※個人名が漢字だったり、四季があったりして日本のようですが、あくまでも別の世界(異世界)です。
※「先の戦争」「あの戦い」というワードが出てきますが、メインスト
ーリーは戦後です。戦争について深く語ることはありません。
恋愛が主なので、バトルもほとんどありません。
※ゆっくりのんびり更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 22:08:23
28381文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
乱れた電波のなかで、ふいに湧き上がったクルブシの幻が、俺を蝕んでいる。そのクルブシには上がなく、下もなく、一つわかるのは、バレエシューズの合いそうな細身の足首で、きゅっと紫のリボンが絞られていることだけ……。いや、それすら、何かを刷り込まれたゆえに見る、幻なのか。
だが──ラジオを付けるたびに、その幻は異様に生々しく描写されていくのだ。
※本当はr15を念のため設定したいのですが、不具合で設定できていません……。
最終更新:2022-08-21 21:36:18
1897文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:14pt
作:みやびつかさ
異世界[恋愛]
完結済
N9080HQ
竜よ、まだ来ないで。
森に暮らす「精霊びと」であるルセナは村の余り者だった。
村の女が減るたびに期待をするが、今年もまた彼女は選ばれなかった。
だが、余り者であるゆえに、彼女は竜を鎮めるための「いけにえ」に選ばれてしまう。
竜の贄は精霊びとの村と、人間の村の双方からひとりづつ選出され、そして竜もまたどちらか一方だけを選ぶという。
竜の贄となったルセナは、人間側のいけにえリリエと運命的な出逢いをする。
ふたりは境界を越え、禁を破り、秘密の花園へと堕ちていく……
。
※当作品には百合描写、または同性愛的な描写が含まれます。
※毎日朝5時半~6時に投稿。寝坊したら6時に自動です。全18話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 05:30:09
61345文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:42pt 評価ポイント:22pt
__全てが見えなくなってしまう前に。
退屈で平凡なありふれた日々を望んでいるどこにでもいるような高校生、椿奏(かなで)は他人には言えない秘密があった。
それは「一部の人の姿が見えなくなる」という持病のようなものを抱えていることだった。
そんなものを抱えているがゆえに、現実感を消失し、不安や恐怖、焦りが募る日々を送り、唯一の家族である妹の琴葉(ことは)に対して兄として威厳を示すこともできず、いつも罪悪感を感じて生きてきた。
高校生活最初の夏休みを終えた新学期のある日
、「月並み部」と書かれた紙が貼ってある異質な教室を発見する。
その教室の真ん中で一人、机の上に座っている同級生の女子・朝霧月那(るな)と出会ってから彼は変わり始める。
彼女曰く、この教室は勝手に彼女が占拠して、在校生のお悩み相談を不定期におこなっている場所だそうだ。
「ここに来たということは君が次の相談者かな?」「え? いや別に俺は……」「さあ、どんなことでも話してごらん? 私たちが最高な平凡に至るために」
これは、何かを抱えることになってしまった高校生たちが月並みの日々に至るための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 01:31:39
58235文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:42pt 評価ポイント:30pt
相手の心の声が聞こえるフローライトは幼少期、知りたくないことまで全て知ってしまう状況に塞ぎ込んでいた。しかしある時、初対面のエイダンに助けられたことで世界と価値観が一変した。今度はエイダンの力になりたい。王子であるものの無表情ゆえに誤解されることが多いエイダンの素晴らしさを世に広めたい。そう願ったフローライトは日々奮闘していたが、やがて王子の婚約者選びの場に呼ばれることになり…?
心の声が聞けるのにエイダンの本心に気付けないエイダン至上主義の令嬢と、無表情のままフローライト
に一目惚れしてしまった王子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 12:00:00
89812文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:7572pt 評価ポイント:4382pt
かつて世界を恐怖に陥れた魔王と呼ばれる者が存在した。長きに渡る戦いの末、仲間達と共に魔王を討伐した勇者。彼はその後とある場所へと隠居し、争いのない平和な世の中を見守りつつ余生を過ごしたと言う。
それから三百年の月日が経ち。勇者の子孫達は、かつて神より勇者が賜ったと言う数々のスキルを継承し活躍していた。
しかし、分家の子であるライルは劣化した【次元収納】しか引き継げず、役立たずと蔑まれ実家を逃げるように飛び出した。運び屋をしながら各地を放浪し、やがて彼はふとした事から勇者の遺
産を見つける。
それは伝説の勇者が貧乏性ゆえに使う事が出来無かった使い切りアイテムの山だった。
町一つ吹き飛ばしかねない攻撃アイテムや、瀕死の人間を今すぐフルマラソンに出場させられるほど元気にする回復アイテム。
使い切りゆえに、とてつもなく強力なアイテム群に度肝を抜かれるライル。そんな彼にはひとつ深刻な問題があった。
勇者の血を引く彼もまた、結構な貧乏性だった!
この作品はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 08:00:00
29363文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:4pt
〜これは“今”からおよそ300年前、アウストリー公国で王朝が代替わりした際の出来事である〜
「貴様との婚約なんぞ破棄だ破棄!」
そう喚き散らすのはこのアウストリー公国の公太子で、辺境伯令嬢ヴィクトーリアの不肖の婚約者のクラウスだ。
そしてその傍らには、不安げにクラウスとヴィクトーリアを交互に見渡す子爵家令嬢タマラの姿。
「貴様のような粗暴な女との結婚など冗談ではないわ!貴様との婚約を破棄し、この愛らしいタマラを新たに婚約者とする!先祖の決めた盟約など知ったこと
か!」
あろうことか彼は次期公王たる公太子の地位にありながら、自らの祖先とヴィクトーリアの祖先である東方辺境伯とが取り決めた“血の盟約”に従って結ばれているヴィクトーリアとの婚約を破棄すると宣言した。
それもヴィクトーリアが男勝りの女騎士で「ちっとも女らしくない」という、まことに身勝手な理由で。
「ほう。我らが祖先の決めた盟約など守る必要がないと?」
「そんな古臭い盟約になんの意味がある!なんなら貴様ら辺境伯家も攻め滅ぼしてくれるわ!」
クラウスのその言葉は、代々国境を守ってきた辺境伯家の令嬢としてのヴィクトーリアの矜持を大いに傷つけた。
彼女はだから、右手にはめていた白手袋を脱いで投げつけた。
「よかろう。では決闘だ」
「えっ、………あたし!?」
そう、ヴィクトーリアが手袋を投げた相手はタマラ。彼女に公太子の婚約者の座をかけて決闘を申し込んだのだ。
だがさすがに「普通の令嬢」であるタマラをいたぶる趣味はヴィクトーリアにはない。ゆえに代理人を立てることに同意した。
だが決闘当日、クラウスとタマラが連れてきたのは、なんと公国最強の騎士ジークムントだった!
◆王族の婚約は政略であり、それを破棄すると極端な話こうなるよ、ってだけの話だったのに……………どうしてこうなった?解せぬ。
◆思いついたので書き始めた見切り発車作品。短めなので多分止まらずに書き上げられます。
ヘイトキャラとかざまあとか書くの苦手な作者が(多分)珍しくちゃんと書けたざまあ話。多分。基本的にはタイトルでネタバレしてます。
◆戦闘、流血、瀕死描写があるためR15で。
恋愛要素は比較的強いけれど題材的にハイファンタジーで投稿します。
◆この話はアルファポリスで先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:00:00
57964文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:2868pt 評価ポイント:2270pt
40歳のニーナは、平民出身の歴代最高齢聖女。
ほとんどの聖女が二十代半ばまでに結婚又は魔力量の減少で引退する中、膨大な魔力量ゆえに引退することが許されず、ついに40歳の大台に乗ってしまったのだ。
16歳で聖女の認定を受けてから24年、膨大だった魔力量もさすがに減少し、ニーナを「聖女としても女としても出涸らし」などと揶揄する者もいる。
「じゃんじゃん魔力を消費して、聖女を引退してみせるわよ!」
もはや恋にも結婚にも夢を見ず、そう意気込むニーナだったが――。
「いつまでだって待ち
ます。俺の妻になって頂けませんか?」
――年下の美形騎士が私に夢中だなんて、とてもじゃないけど信じられません!
これは、恋も結婚もあきらめた40歳の聖女が、年下の美形騎士に一途に想われ、幸せをつかむお話。
☆長岡更紗様主催の「ワケアリ不惑女の新恋企画」参加作品です。滑り込み参加のため完結は期間終了後になってしまいますが、のんびりお付き合い頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 21:57:51
70885文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:5968pt 評価ポイント:4676pt
リリーは極度の男性アレルギー持ちだった。修道院に行きたいと言ったものの公爵令嬢と言う立場ゆえに父親に反対され、誰でもいいから結婚しろと迫られる。そんな中、婚約者探しに出かけた舞踏会で、アレルギーの出ない男性と出会った。いや、姿だけは男性だけれど、心は女性であるエミリオだ。
二人は友達になり、お互いの秘密を共有し、親を納得させるための偽装結婚をすることに。でも、実はエミリオには打ち明けてない秘密が一つあった。
最終更新:2022-08-11 14:33:42
201327文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:12608pt 評価ポイント:7634pt
世界最強魔術師であるルイヤは自分の強さゆえに、強姦や殺人など非人道的な行為を繰り返していた。
この生活が一生続くと思っていたルイヤだったが、帝国各地で魔力が衰退する現象が起こり、ルイヤの魔力も衰えていくこととなる。周りの人間が一人、また一人と自分より強くなっていく中、彼は何を失い、何を得るのだろうか。
最終更新:2022-08-11 13:00:00
4092文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
見てはならないものを見てしまったがゆえに、異界から時空を切り裂いてやってくる追跡者「ティンダロス」たちと戦い、世界と世界/時間と時間の断裂を縫い留める「裁縫師」にならなくてはいけなくなった男子高校生の異能ローファンタジー。
最終更新:2022-08-07 21:27:35
1369文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
孤児院の院長をしている平民ロージーのもとに、伯爵令息であるエドワードが訪ねてきた。彼の母の形見であるペンダントを渡したいのだという。
ところがエドワードはどうも喧嘩腰。実は彼は、父の浮気相手がロージーであり、ロージーこそが実の母ではないのかと疑っていたのだ。
かつてロージーに恋をしていたからこそ、彼女に冷たいエドワード。ところがロージーは、彼の疑いをすべて誤解だと笑い飛ばす。
しかし、実はロージーにはエドワードに秘密にしていることがあって……。
本来ならば伯爵令嬢にも
関わらず、平民として孤児院の運営に尽力しているヒロインと、昔からヒロインに好意を寄せているがゆえにひねくれてしまったヒーローの恋物語が始まるまでのお話。
この作品は、他サイトにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 20:05:26
7455文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:4510pt 評価ポイント:4128pt
この作品はhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054895595970にも掲載しています。
最終更新:2022-08-06 02:36:57
33122文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:28pt
子爵家令嬢カイーナは、公爵家長男トロメアと契約婚約を交わしていた。
カイーナは嫁のもらい手がいないことをガミガミ言ってくる父親を黙らせるために、トロメアは容姿性格ともに完璧であるがゆえに言い寄ってくる淑女や、縁談を持ちかけてくる貴族家当主を黙らせるために契約婚約を交わした。
にもかかわらず、トロメアは突然カイーナとの契約婚約を破棄すると言い出した。
それに対してカイーナの口から出てきたのが、貴族の令嬢にあるまじきほどにドスの利いた「は?」だった。
最終更新:2022-07-29 09:00:00
2788文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:1844pt 評価ポイント:1708pt
孤独な冒険者ルイワ
その性格ゆえに誰もパーティーに誘わない。
そんな彼に長老妖精サイ・ウサンクが囁く。
妖精の山に伝説の剣が眠っている、手にしないか?
伝説の剣、その響きに彼は落ちた。
ギルドの構成員全てが長老妖精を無視した。妖精に山ってギルド会館の裏にある山だろ?
剣?あるわけないじゃん!
山?あそこは丘だろ?お花畑あるし。
しかし、剣はそこにあった。
伝説の剣、メヘイド・ケイン
ルイワは迷うことなく剣を手にする。
剣には秘密があった。
その秘密とは?
「伝説の剣はメイドに
変形しますが使えません」
それは使えない剣だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 20:49:08
9407文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:30pt
〜ヤンデレ×サイコパスが登場する、ラブ・サスペンス〜
「お互いが唯一の存在だったんだ。僕にとっても、君にとってもーー」
入社一年目の糸川 累(いとかわ るい)は、HSPの気質を持つ女の子。その気質故に、他人の仕草や表情から感情を読み取ってしまい疲弊していた。人一倍他人の感情に敏感な特性は会社内でも同様で、周囲の感情に翻弄され思うようにパフォーマンスを発揮できず、累は浮いた存在になっていた。
血の繋がらない弟との関係の悪化やストーカー被害にもあっていた累は、幼馴染や友
達に助けられながらなんとか日々を生きていた。
そんな中で、感情の読めない青年と出会う。青年の名は道言 清人(どうげん きよと)。彼は累のHSPとしての特性を言い当て、またその悩みに関しても見抜いていた。初めて出会う感情の読めない相手かつ、自分のことをこれだけ理解してくれる唯一の存在に、累は心惹かれる。
しかし、そんな累の側で世間を賑わせている猟奇殺人事件「華になった少女達事件」が起きる。事件の度にみる清人の姿。残酷な事件の裏にある動機とは、どのようなものなのか。
累の後見人であり捜査一課の刑事である鬼原 真澄(きはら ますみ)に、人の感情に敏感なその特性を捜査に生かさないかと、捜査協力を要請されるが、今までその体質ゆえに嫌な思いをすることの方が多かった累はその申し出を断っていた。しかし、今回の事件を通して特性を生かしていくことを決心することになる。
ーーただの恋愛では満足できない、そんなあなたに届けたい物語。
※フィクションですので、実際のHSPの特性とは違ってくる表現があるかと思います。
また、ヤンデレが出てきますので苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 08:00:00
100868文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:92pt 評価ポイント:58pt
作:作者:笠間裕之 挿絵:岩間芯
アクション
連載
N4681CI
※偶然にもログインしたらぴったり三年ぶり(2016年6月14日~2019年6月14日)でした。
これを機に更新してまいります。
時は現代。汎用人型ロボットが重機として活躍する架空の日本でのお話。
世には、その人型重機を用いて寺社仏閣を荒らす悪の組織が跋扈していた。
しかし、天はそのような無法を許してはおかなかった……。
戦神・建御雷神(タケミカヅチ)を祀る鹿島神宮に安置された国宝、フツノミタマノツルギ。
奈良時代に鍛造されたといわれる全長271センチの鉄剣は、その巨大さゆ
えに儀礼用の剣との説が有力であった。
だが、その剣は人が扱うものにあらず。
鹿島神宮に古来より伝わる木造神体「ミカヅチ」専用の剣であったのだ。
そして、ミカヅチの搭乗者として選ばれたのは、若干14歳の少女、武美衣乃理(たけみいのり)。
ミカヅチと衣乃理が出会う時、鹿島の地に新たな歴史の幕が開く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:06
219016文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:153pt 評価ポイント:37pt
寄り添う者を殺す不幸せの呪いを負った少女のもとに、御伽噺の魔法使いが訪れる。
彼は呪いを抑え込み、少女を弟子として屋敷に招く。
少女と同じく呪いに苦しめられた姉弟子たちとともに、新しくも色鮮やかな生活がはじまる。
これは御伽噺に語り継がれ、それゆえに実在しないとされる魔法使い先生が弟子の四色少女たちとともに過ごす日常と非日常の物語。
※カクヨムにも投稿しております。
最終更新:2022-07-24 19:16:16
590719文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:152pt 評価ポイント:70pt
聖女の癒しの力を受け継ぐゆえに、その歴史を積み重ねてきた魔法王国に再び異世界の聖女が降臨された。
王子と婚約者だった私は、聖女が現れたと聞いて婚約破棄を覚悟した。
そんな私に王子は言った。
「僕は、君の隣じゃないと幸せになれない」
あああああもう!そんな子供みたいに泣かないで下さい!!。
お父様には、私が王子の幸せの障害になるなら自害せよと教育されて来ましたが、王子が私と一緒が良いというならーーそうじゃないと幸せになれないと言うなら、仕方がありませんね
。
王子、全てを捨てて逃げちゃいましょうか?。
これは、「婚約破棄してきた王子に、聖女との恋のサポート頼まれました~さっさと完遂して、思いを断ち切りたいと思います~」のifルートです。
王子が初手で素直になれていたら、こんな未来もあったかも?という話し。
「婚約破棄してきた王子に、聖女との恋のサポート頼まれました~さっさと完遂して、思いを断ち切りたいと思います~」の四章を読んでからのほうが、楽しめると思います。
頭からっぽにして読んでいただけると、嬉しいです!。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 08:30:50
3575文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:384pt 評価ポイント:290pt
【予告編】
諜報天国――。
策謀飛び交う、ここは戦場。
ゆえに■配達■、これも戦い。
想定外。〈マークされたわ〉
臨機応変。〈了解、プランB〉
しかし。〈張られてないか?〉
どうにも。〈本命をお願い〉
雲行きが。〈敵が黙ってるか?〉
敵の影。〈1人残ってる〉
迫りくる。〈フォローするわ。行って!〉
引き離せ。〈抜け穴を〉
手を尽くせ。〈座標を送るわ〉
衆人環視の戦場で。
敵意と害意が密かに絡む。
【■配達員■の諜報天国】
この戦場に、弾丸(たま)は飛ばない。
◆
本作品は
・ラノベストリート
・ステキブンゲイ
・ノベルアッププラス
・小説家になろう
・カクヨム
・NOVELDAYS
に投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 00:00:00
4832文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:26pt
作:相楽 二裕
ヒューマンドラマ
完結済
N9399HR
水葉夕都は父親の事情により夢殿市の青巒(せいらん)高校に転入してきた。この世界における市とは能力司が物理法則を支配するひとつの異界だ。人々は市内に定住し、よほどの理由がない限り他の市へ移動することはない。物理法則が違うゆえに常識、習慣が異なり、隔絶感が著しいためだ。他市との交流はほぼ皆無、往来するための交通網もほとんど整備されていない。ほとんどの市民は、その一生を生まれた市の中で終える。
夢殿市には夜が来ない。ここ数百年、夢殿市はずっと夕暮れの風景のままだ。夕都は夢殿市で
ひとりの少女、倉竹真ノと出会う。真ノは同じクラスに在籍している少女。誰とも会話をしない彼女はクラスの中で孤立していた。彼女のことを『忌み物』だといって避ける者もいた。
※ R15指定です。
※ 鬱系が苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 02:00:00
31655文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
高校二年生の神木織斗はある日突然、自分が由緒ある術師家系の生まれだったことを知る。
それ以降、敵一族とやらに襲われることになった織斗。
従者として寄り添う手のひらサイズの和装少女、生き別れた双子の妹、幼なじみの親友。
仲間と共に、昼夜を分けたバトルを繰り広げる。
○60話部分に第一章全体のあらすじ載せてます。
あらすじ詳細
1-5) 二千もしくは千二百、六千万以上前の過去
平凡普通な生活を送っていた織斗はある日、手のひらサイズの和装少女、姫未と出会い術力を手に入れる。
彼女の話によると、神木家は由緒ある術師家系で、同じ力を持つ敵一族と争ってきた。
普通の生活をして欲しいとの両親の遺言で何も知らず育った織斗だが、封印を解いたせいで敵一族に狙われ、術力を使って戦う事になる。
6-9) One of the pieces
織斗の従妹である結奈は幼馴染の緋真広に片想いしていたが、妹分以上の関係にはなれずにいた。
そんなある日、広が結奈を放課後学習に誘った。浮かれる結奈だが、放課後の教室で翼竜と化したクラスメイトに襲われる。
結奈もまた、神木の力を持ちながらその事実を知らないでいた。わけがわからず一方的な攻撃を受ける結奈の前に、黒い翼を生やした少年が現れる。
10-16) 兄妹とその親友
術力を手に入れ、戦いにも慣れてきた織斗。だが、判明した敵一族正体は織斗の戦いたくない相手で……
戦意喪失した織斗を助けたのは、双子の妹を名乗る少女、咲。神木の家憲ゆえに、織斗は咲の存在を知らず生き別れになっていた。
咲の助言もあり、織斗は敵一族に[ある条件]を賭けた勝負を仕掛ける。
※カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 16:32:35
357385文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:4pt
柏木千春は妹の花が好き、つまりシスコンである。しかし花は反抗期ゆえに兄を避けているそんなある日、両親が転勤することが決まり、2人暮らしが始まった。そんな中送られる、微妙にすれ違う、そして甘酸っぱい義兄妹ラブコメ
最終更新:2022-07-19 20:15:42
34076文字
会話率:76%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:28pt
作:武 頼庵(藤谷 K介)
ヒューマンドラマ
短編
N0129HT
幼いころに出会い、そのまま幼馴染として成長していく和巳(かずみ)と奈都(なつ)。
時にはケンカもしながら共に同じ時間を過ごしていくけど、和巳の中ではある気持ちが芽生え始めていた。
奈都の方は近すぎるがゆえに気づかない気持ちを抱え、そのことが二人の関係を変えることになって行くのだが――。
その他にも和巳は言えない真実を抱えていた。
友達以上恋人未満の二人の物語。
※この物語は、以前極短編として掲載した『幼馴染が知っている僕?の僕』を、かなりの加筆を加え、再編成
・再構成したものです。
以前は2000字程度でしたが、こちらは13000字ほどになっています。お読みになる方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 21:00:00
12491文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:56pt
ーーー〝氷の剣姫〟スオーチェラ=ベラ・ドンナ。
ペンタメローネ王国の社交界で誰ともなくささやかれるようになった、ドンナ侯爵家令嬢の異名は、その容姿とともに広く知られている。
妖精のように可憐な顔立ち。
藍色の、艶やかな髪。
そうして静かに佇むさまは、誰もが一瞬、目を奪われるほどに美しいと称えられていた。
しかし同時にベラは、その微笑みを見た者はいない、とも言われるほど、全く表情を変えないことでも有名であり、一部の貴族子弟の無礼を、一言で切り捨てる舌鋒
(ぜっぽう)の鋭さもまた、名が広まる理由の一つだった。
さらに剣の腕も立つ、文武に優れた完璧な淑女。
その様子と、立ち振る舞いの一分の隙もない完璧さから、氷になぞらえられているのだ。
そんなベラに憧れる貴族の乙女らは多い。
が、逆に家柄も高く微笑み一つの愛嬌もない〝氷の剣姫〟に手を出す度胸のある男はいなかった。
ゆえに嫁ぐ相手は、傑物と名高く、縁戚にある公爵家嫡男か、第一王子であろうとまことしやかに囁かれていたが……。
「隣国の軍に属する、参謀に嫁げ……?」
ベラに父親が告げたのは、そんな一言だった。
つい先日終戦協定を結んだばかりで、自国隣国ともにきなくさい情勢の中での、政略結婚。
それを受け入れたベラが隣国に向かうとーーー婚約者は、逃げていた。
「どういうことですの……?」
追いかけて会ってみると、平民からありえないほど出世をした彼は、人間社会で差別される獣人だったのだ。
それでも両国の友好のために結婚しろと迫るベラに、白磁の獅子の容姿を持つ彼は言う。
「俺の嫁になるなど、自分がどんな目で見られるか分かっているのか?」
「気にしませんわ。わたくし的に、その獅子のご容姿も悪くはありません。……不安がおありでしたら、お互いをよく知るために、婚前旅行などいかがでしょう?」
説得するための提案を呑んだ彼とともに、ベラは二人で旅に出る。
これは徐々に愛を育む、美女と野獣の婚前旅行のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 22:51:41
73218文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:4354pt 評価ポイント:2796pt
本作品は中編として完結していますが、文字数制限のため、前後編に分けました。
ドイツ少女同盟団(BMD)グライダー部から百人の少女たちが集められて、ドイツ少女戦闘飛行団(DMJG)が結成された。
彼女たちに与えられた機材は、He162A-2のターボジェットを安直なパルスジェットに換装した低性能機だった。隊員たちは、その激烈な振動に(女性ゆえに)悩まされる。
ヒロインは、座席高さ調節装置の故障で、パラシュート嚢をクッションに敷けず、金属の座面に直座りする。いつもの何倍もの
振動に、ヒロインはアクメ寸前まで追い込まれる。そして、接敵。副交感神経に支配された脳にアドレナリンが流れ込み、交感神経とせめぎ合って――相反する二つの反応が止揚されて、ヒロインはアクメのまま、超人的な知覚と反射神経に覚醒した!
======諸注意======
この作品は、BOOK☆WALKER、BOOTH、DLsite、FANZA、Rakutenなどで有料販売している同一タイトル作品からR18要素を(書換ではなく)削除したものです。該当箇所には【XXX文字削除】と表記しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 08:30:06
80651文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
頭脳、魔法、運動、カリスマ性等等すべての項目において、
完璧な天才侯爵令嬢ソフィアには、5歳のころから大好きな推しがいる。
それは、バロミア王国王太子であるグレンだ。
ただ、グレンは王太子であることに加え、容姿端麗でソフィアと同じ天才。
それゆえ、男女ともに人気のある人だった。
人気の彼になかなか近づけはしなかったが、どんなに嫌いなパーティーでも彼が出るといえば参加し、陰ながら眺める日々を送っていた。
そんなある日、父からグレンとの婚約を言い渡される。
推しとの急接近に戸
惑いながらも、面会に行くソフィアだったが....
推しが大好きすぎる&天才で行動力があるがゆえに、推しの要求をなんでも答えようとする、ちょっと天才バカな侯爵令嬢と、人間嫌いになりつつあった腹黒王子がなんだかんだで彼女を好きになっていく、ラブコメです。
※初作品であることに加え、好きな話を書きなぐったものになるので駄文ですが、温かい目で拝読していただけると幸いです。
※pixivやカクヨム、アルファポリスでも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 18:00:00
15656文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:10pt
ラン王国の王妃セリスは、虚弱体質ゆえに周囲からお飾り王妃と囁かれていた。そして即位してから約10ヶ月後、セリスは侍女のカーラに無実の罪を着せられ極刑に処されてしまうが、夫である国王アルベルトは、彼女に対し表立った行動は起こさなかった。
刑の執行中セリスは、もう2度とアルベルトを愛さないと誓うと、彼女のペンダントが眩く光り、時間が婚儀の直前まで巻き戻る。
それ以降、受け身だったセリスは「もう失うものは何も無い」と悟り自発的に行動する様に。すると、彼女に対して素っ気無かったアルベ
ルトの態度が徐々に変化していく。
暗躍する侍女、迫る謀略。セリスの周囲には闇が潜むが、決して怯まない彼女は、やがて自身に秘められた力と刑の執行時の真実を知る。王妃として民の為に出来ることを模索し、戸惑いながらもアルベルトとも向き合い、能力を開花していくのである。
※序盤のシリアス展開は3話まで
※当分毎日更新します
※ノベルアップ+様にも載せています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 12:45:15
262475文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:18936pt 評価ポイント:12446pt
主人公のモリエールは正しい神の国を求めるゆえに、醜い人間が嫌いだった。
キーワード:
最終更新:2022-07-09 18:32:30
1730文字
会話率:85%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
男爵家の一人娘、アビゲイルは二十四歳。
十五歳のある日を境に、恋愛も結婚も諦めて家の中でひっそり暮らしてきた。
そんなアビーが幼なじみテッドをかばって額に大怪我を負う。怪我を負わせたのは『殺戮の使徒』と呼ばれる英雄、ギルバート・イーガン伯爵。
不本意ながらアビーの額に傷をつけてしまったギルバートは偽装結婚の相手を探していた。
「あんな傷が額についてしまっては、あの娘はもう結婚相手を見つけるのは難しいだろう。ならばあの娘にかりそめの妻役を演じてもらうのはどうだろうか」
アビーはアビーで『伯爵の剣から逃げた幼なじみの命乞いに役立つ』と考えて結婚の申し込みを承諾する。
こうして双方に愛のない契約結婚が成立した。
人生に何の希望も持てなかったアビーだったが、結婚したことで勇気と目標を持つようになっていく。
ギルバートはアビーの優しさに触れて少しずつ冷たく固まっていた心がほぐれていく。
『人を信じない、失うものは何もない』と思って生きて来た殺戮の使徒・ギルバートと、抱えている秘密ゆえに恋愛も結婚も諦めて家の中だけで生きてきたアビー。
そんな二人の苦くて甘い新婚生活の行方をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 00:00:00
119691文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:75412pt 評価ポイント:56896pt
剣と魔法の世界アクアメタリアにはかつてニ柱の龍神かつ最高神
光神龍ネヴァと闇神龍ダージハルが存在していた。 二柱は精霊、悪魔、天使を眷属として人族と魔族を生み出し、4大属性の水、地、炎、風と派生属性氷、雷。そして神聖属性として光、闇を創造し地上を発展させ魔法を確立させた。
しかしとある理由から100万年前光神龍ネヴァは封印され、闇神龍ダージハルも長い眠りについてしまった。
そして100万後……
「ハァ…ハァ…やっと出られたのじゃ!ここはどこ……じゃ?」かつて非道な行
為を繰り返したがゆえに相棒に封印されてしまった主人公、光神龍&最高神ネヴァ。ダージハルに復讐を誓ったはずが長い間閉じ込められすぎて寂しがりやになってしまい……(本人無自覚)元眷属や他の龍柱から逃げ続け地上で冒険している間に無自覚無双!?
これは最強だったがゆえに壊すことにしか興味が無かった最高神様が人族や魔族などと様々に関わり合うことで、世界の温かさを知り成長していく冒険物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-05 17:16:01
2643文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
五胡十六国時代、燕国でひとりの将軍が武名を馳せていた。彼の名は、馮安。時の燕帝に重く任ぜられるも、ゆえにこそ国難に大いに翻弄された。その苦悩と、懊悩の果てにかれが見たものは。
最終更新:2022-07-05 12:00:00
19697文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:10pt
ヨシ。恋愛モノを書こう。そう思ったが吉日。しかし、わたしは恋を知らないのだった。ゆえに恋を分析することにした。
最終更新:2022-07-02 10:49:13
2685文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:166pt 評価ポイント:156pt
※6話2万文字ちょっとの短編※
フランネル王国王女で次期王位継承者に突然決定したソフィア。
そんな彼女の下に、兄のノイエス王子がソフィアを害そうとしている報がもたらされ、女性護衛騎士と共に隣の友好国へ逃れることになった。
ノイエスからの追手が迫るなか、国境の難所である峠で絶体絶命の危機が訪れる。
そこにフランネル王国の諜報員で、独り立ちしてまだ間もない青年ベルグが通りかかり、ソフィアを救出する。
特殊な事情ゆえに、ある日突然兄を差し置いて王太女になった王女ソフィア
の、成長と恋の始まりの物語。
※カクヨム・アルファポリス・ノベルアッププラスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 22:08:50
21648文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:68pt 評価ポイント:56pt
美しい母は何者かに殺され、天才数学者の父はその直後に海を渡った。数年後、パニック障害に苦しむ少年は、特異な感性ゆえに学校に馴染めず退学してしまう。手の届かない父を乗り越えようともがく、少年の人生の物語。
最終更新:2022-06-28 17:46:17
7943文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
とある山の中に、下級妖怪「あずき洗い」が
住んでいました。
下級がゆえに、能力の地味さを笑われれることも
しばしば。
そんな毎日にうんざりしていると、上級妖怪
「かまいたち」が現れてー?!
妖怪達による、ちょっと違う日常生活を覗いた
ドキドキの物語!
最終更新:2022-06-27 07:19:11
2061文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
【全十話程度の短期連載です】
王城勤めの騎士団員シリウス・スコルピオン(25)。
真面目一徹でややワーカーホリック気味。
流行に疎く、無骨な性格で女性と接するのが苦手である。
王城書庫の管理人の娘カペラ・フォーマルハウト(18)。
病弱ゆえに臥せりがちで社交界にもあまり顔を出さない令嬢。
母は幼い頃に他界。父親がのんびりした性格のため、婚期を逃しそうである。
そんな二人が(渋々)見合いし、(利害関係の一致で)結婚することに。
だが、二人はすぐに離縁することになる。
なぜ
なら、奥様は正体を隠した魔女で、旦那様は正体を隠した《魔女狩り》騎士だったのです……。
(※なろう、カクヨムに掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 20:07:51
28123文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:3410pt 評価ポイント:2734pt
屍者。それは屍体をテクノロジーによって蘇らせた存在。彼らが操る超常の力は、先の〝大戦〟で敵国に甚大な被害をもたらした。
だが、その力ゆえに彼らは終戦後、禁忌の存在と見なされ、ネクロポリスと呼ばれる大都市――異貌都市に運び込まれた。
ノエル・ルインは全ての記憶を喪い、屍者として都市にやってくる。
時を同じくして街にはびこる屍者連続破壊事件。ノエルは事件解明に乗り出すが、そこには大国の陰謀と、愛憎が絡み合った悲劇が潜んでいた。
二つの国家によって委任統治され、軋轢が絶えない都市。
そこに喪われたはずの命を取り戻した亡霊たちが跋扈し、策謀が入り乱れる。
一騎当千の屍者たちによる暗黒と祝祭が幕を開け、涙と鮮血が都市に流れる――。
喪われたものと、喪われなかったもの。二つの相剋を巡る暗黒ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 19:29:51
119914文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:10pt
検索結果:1813 件