私、レティシアの元に、一緒に未来を救ってほしいと、百年の時を超えて子孫が訪ねてきた。
世界を救うには、ひとまず私が美形騎士団長を惚れさせ、彼が幼なじみとしている婚約を破談させる必要があるらしい。
ねぇそれ、世界を救うのとどう関係あるの?
乗馬と剣の稽古が大好き。おしゃれは苦手。
世界は救いたいけど、十年の片思いはあえなく失恋、未だかつて異性に好意を寄せられたことのない私に、むちゃな要求が突きつけられる。
僕、ユベールは、魔物で溢れる世界を救うため、実在するかも分から
ない聖剣を探し回っていた。
奇跡的に聖剣を見つけることができたが、聖剣に「お前じゃ無理だ」と拒否されてしまう。
聖剣は言う。自分を使いこなし、魔物退治ができるのは、リーヴェスだけだと。
しかし、そのリーヴェスという人物は百年前に既に亡くなっていた。
リーヴェスを救い歴史を変えるため、僕は百年の時を超える。
恋愛話が大好きで幼稚な喋り方をする聖剣、勢いだけの短絡思想な先祖と一緒に、世界を救うべく頭を悩ませる。
これは二人の主人公が語る、一つの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 10:44:38
113637文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:12pt
あるときm2twやM&B、TW3をやっていたら思いついた人物をファンタジーに放り込んで遊んでいます。この物語は未だ自分の頭の中にだけ存在する物語『十字軍の少女騎士』における主人公たちの後日談的なおはなし、のつもりです。
〇架空の中世ヨーロッパ(12-3世紀ごろ)から少女騎士と老騎士がやってきた。彼女たちが訪れたのはこれまた架空の中世ヨーロッパぽい土地。その土地は伝統的な封建社会が築かれており、戦う人、祈る人、耕す人の3つの身分によって成り立つ、なじみ深いヨーロッパその
ものであった。しかし彼女たちがいた土地よりもよりはっきりと、怪物や魔女、幽霊や呪いなどが蔓延る神の見放された土地であった。
そのような恐ろしく醜い土地であっても無邪気な少女の目には冒険に満ち溢れた楽しい土地だ。彼女はフランス貴族出身のテンプル騎士であり、ひどい偏見を持った狂信者であり戦闘狂である。そんな彼女のお守りをするのが皮肉っぽい老騎士。ぶつくさ文句をいいながらも、気狂いの少女騎士よりも善良な人間らしく見えるのは皮肉。そんな二人が行く先々で、よせばいいのに首を突っ込んで騒動をより大きな騒動にして解決した気になる。
ジョークを飛ばし合い、剣戟アクションをこなし、少女が少女らしく悩む。どたばた冒険譚です。
※偏見に満ちた宗教感ある科白が飛び交い、血が噴き出したりします。お好きな方がおられましたらご自由に楽しんでいってください。
※挿絵のらくがきを描くことに楽しさを見つけてしまった……のでちょくちょく追加。
※「ノベルアップ+」にて同じものを掲載。こちらは縦書きでの自分用バックアップもかねて。むこうは横読みように改行の後一行開けたり。どちらが読みやすいのかしら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 23:38:28
148314文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:21pt