伯爵家次男であるアレイスター・ウェイトリー(アレス)は家族から迫害されていた。
両親も兄も持っている女神の祝福を、家族で彼だけが持っていないという理由で。そんなある日彼にヴァレリヤという若いメイドが付けられる。しかし彼女は獣人の奴隷という迫害される境遇で、彼女もまた屋敷の使用人たちから虐待されていた。アレスは似た境遇の彼女に惹かれ、2人は互いに足りないものを取り戻そうとするかの様に求め合うことになる。
しかし2人は、アレスのせいで権力を失ったと考えた家令に依頼されたス
ラムの住人によって、命を狙われる。辱められ、命を奪われるヴァレリヤ。アレスの命も失われようとしたとき、夢の中で幼女に声をかけられる。復讐したくはないか――、と。首を縦に振ったアレスに、幼女は言う。
「我の名は――ニャルラトホテップ」
※主人公は強い力を得ますが、俺TUEEEって程ではないです。主人公より強い者はゴロゴロいますし、タイトルは(最終的に)最強に至る、って事です。主人公は結構悲惨な目にもあいますし、最強になって俺TUEEEが読みたい方はご遠慮ください。
※性的描写・性的暴行描写・残虐描写が含まれます。なるべく過激な表現はしないよう心掛けてはいますが、苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 23:00:00
74488文字
会話率:33%
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時は現代。
日本。
ある日を境に、窃盗や強盗、異常性の際立つ連続猟奇殺人事件などが横行する、混沌とした国になってしまう。
そして驚くべき事に、それら全ての事件は、犯人なき犯行であった。
時期を同じくして、その頃から黒いローブを羽織った髑髏の怪物の目撃情報が飛び交うようになり、その髑髏の怪物は『死神』という総称を与えられる事となった。
そんな狂った世界の中で、まるでもがく様に、死神を殺し続ける一人の少年がいたーー。
最終更新:2019-07-08 14:53:16
196719文字
会話率:27%
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