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検索結果:62 件
背がすらっと高くしなやかな体躯で目鼻立ちがくっきりとした容姿、それこそが美人の条件と言われている王国で、侯爵令嬢リリアーヌはとても華奢で小柄な愛らしい容姿だった。そのため周囲から散々馬鹿にされ、ついには幼少期から決まっていた王子との婚約も破棄されてしまう。美しい容姿であるリリアーヌの妹と婚約をし直す形で。
王子との婚約を破棄されたなどという醜聞を背負ったリリアーヌは、もう他の縁談も見込めず、両親によって辺境へ追いやられてしまった。
しかし辺境で失意の中暮らしていたリリアーヌ
に、思わぬ出会いがある。大国である帝国の第二皇子で、現在は公爵位を賜り騎士団長として働くフェルナンだ。
酷い怪我をしているところを光魔法で治癒したらなぜか興味を持たれてしまい、リリアーヌはフェルナンに求婚されることになる。
しかしさすがに社交辞令だろうと信じていなかったリリアーヌだが、後に正式な書状が届いたと王都から連絡が来る。リリアーヌのことを虐げ、一方的に婚約を破棄した側はこの事態に大混乱に陥り――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:37:56
137334文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:4772pt 評価ポイント:2234pt
人違いで婚約の申し込みをされたクラウディア。
即座に撤回されたが彼女は気にしない。
社交界での醜聞になりかねないが、そもそも彼女は社交界の評判を気にしてはいない。
ただ領地にこもって好きなことをしたいだけ。
なので、社交界で彼女は"幻の令嬢"だの"引きこもり令嬢"だのと揶揄(やゆ)されている。
ただ単に世間話として友人に人違いで婚約を申し込まれ即時撤回された話をしていると、友人が自分の兄を薦めてきた。
その兄は最近仕事をしすぎて婚約者の
ことを疎(おろそ)かにした結果、婚約破棄されたばかりだという。
上司の気遣いで早めに帰宅した友人の兄から誘いを受け、あちこち出かけるようになりーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 21:57:35
106227文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:566pt 評価ポイント:214pt
「ミリア・セルトン! お前のような女と結婚などお断りだ! 婚約は破棄させてもらう!」
ついに来たのね、この時が。
分かっていたことだから驚かないけれどとんだ醜聞だわ、と怒りに震えていた私の元に颯爽と現れたのは、大切な女友達。
嬉しくなって名前を呼んだ私と、婚約破棄を叫んでいた婚約者の声が重なる。
「エリィ!」
「エリク・クラルティ!?」
「「え……??」」
どうやら私の女友達は、彼女ではなく彼、だったようで……。
最終更新:2024-04-05 18:13:42
7777文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:1692pt 評価ポイント:1526pt
ポンコツ娘の暴走、無自覚ヤンデレの覚醒、当て馬くん可哀想な御都合主義のお話。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2024-03-10 17:15:23
4015文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:2918pt 評価ポイント:2608pt
コナン・ドイル氏のシャーロック・ホームズ「ボヘミアの醜聞」の二次創作です。
最終更新:2023-12-19 01:23:56
2338文字
会話率:72%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
公爵令嬢キサラと、その親友の公爵令嬢バレンシアは仲が良く、今日も高位貴族専用のサロンで話をしていた。
だが、婚約者であるパロマ殿下と、男爵令嬢が浮気していると聞いて?
醜聞がこれ以上広がり、公爵家に害が及ぶ前にキサラは動く事にした。
最終更新:2023-11-30 22:00:00
12140文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:4pt
継母や義妹から虐められながらも、植物を愛でて心を癒やしながら生きてきた、伯爵令嬢レベッカ。
嫌がらせの果てに、悪女を通り越しふしだらな魔女と噂され、醜聞を広められていた。
レベッカは、ひょんなことから邪知暴虐の裁判官と悪評高い、ヴァレリアン公爵に嫁ぐことになる。
最終更新:2023-11-03 09:11:05
67452文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:35564pt
さて、なんの話が聞きたいと伺ったのだったか。そう、あの出来事を。前王朝最後にして最大の醜聞――乱を招いた王太子セイエンの失踪の顛末を。
ご所望とあれば始めよう。あの出来事はあそこから、最後のカグワト――私の叔父インヤの最期から始まった。
最終更新:2023-10-07 22:00:00
18222文字
会話率:37%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
某大手芸能事務所の「性加害問題」。この処分や扱いについては日本においては企業的には
大和銀行や山一証券などの金融事件においてグローバリズムルールの適用に事態が似ているように
思う。そこで今後の芸能界における国際ルールがいかに情緒もへったくれもなくビジネスライク
で残酷なものであるか解説したい。
最終更新:2023-10-04 20:00:00
1989文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:96pt 評価ポイント:92pt
王太子エルシドの婚約者として有名な公爵令嬢ジュスティーヌ。彼女はある日王太子の姉シルヴィアに冤罪で陥れられた。彼女と二人きりのお茶会、その密室空間の中でシルヴィアは突然フォークで自らを傷つけたのだ。そしてそれをジュスティーヌにやられたと大騒ぎした。ろくな調査もされず自白を強要されたジュスティーヌは実家に幽閉されることになった。彼女を公爵家の恥晒しと憎む父によって地下牢に監禁され暴行を受ける日々。しかしそれは二年後終わりを告げる、第一王女シルヴィアが嘘だと自白したのだ。けれど彼
女はジュスティーヌがそれを知る頃には亡くなっていた。そして王家は醜聞を上書きする為再度ジュスティーヌを王太子の婚約者へ強引に戻す。
そして一年後、王太子の結婚式が盛大に行われた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 18:42:14
7453文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:94pt
総合ポイント:18062pt 評価ポイント:16476pt
伯爵家の一人娘エルナは第三王子の婚約者だったが、王子の病気療養を理由に婚約解消となった。そして、次の婚約者に選ばれたのは公爵家長男のリクハルド。何人もの女性を誑かせ弄び、ぼろ布のように捨てた女性の一人に背中を刺され殺されそうになった。そんな醜聞にまみれた男だった。
エルナが最も軽蔑する男。それでも、夫となったリクハルドを妻として支えていく決意をしたエルナだったが。
アルファポリスさんにも投稿しています。
最終更新:2023-08-21 21:05:19
30080文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:1984pt 評価ポイント:1040pt
サウザンド公爵夫人ソフィー・ラロンドとして目覚めたユリエ。目覚める前、ソフィーは飲食店で飲み歩き、羽目を外していた。公爵は権力で醜聞を揉み消し、ソフィーは謹慎処分で倒れたと夫で公爵のジョージから聞かされる。
「長男の事もある。今は公爵夫人としてあつかうが二度目はない。覚えておけ」ソフィーには決して笑わなない公爵。ソフィーの二度目の人生はマイナス印象からスタートだった。第二の人生を失敗したくないユリエは話言葉が通じることを救いとして、ソフィーの人生を歩み出す。使用人達、夫ジョ
ージと距離を縮めようと、めげずに頑張って……/笑わない公爵と距離を縮めたい公爵夫人の奮闘記/片想いでも両想い/甘々物語
R15は保険。1万字以内の短編。完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 00:00:00
9737文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:636pt 評価ポイント:572pt
両親から政略の駒としか見られず、王太子妃になるための努力をひたすらに続けていた公爵令嬢フェアルザ。
どれだけ無下にされても我慢していた彼女だったが、王太子の方から婚約破棄を告げられてしまう。
醜聞を生んでしまった自分はきっと父に殺される。そう思い、全てを諦めたフェアルザの元に現れたのは、『氷帝』と呼ばれる隣国の皇帝で……?
誰にも愛されてこなかった悪役令嬢が、愛を囁かれて幸せになる話。
最終更新:2023-07-26 21:00:00
10300文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
マリスフルーレ・ミュンデロットはミュンデロット公爵家の一人娘だった。
ベッドに伏せがちな母親が亡くなったのは十歳の時。
別邸に入りびたり愛人と暮らしていた父親は、マリスフルーレと同じ年の妹と、愛人を連れて帰ってきた。
その日からマリスフルーレの居場所は、失われてしまった。
家の片隅でひとりきりだったマリスフルーレは、デビュタントの日をきっかけに第二王子の婚約者となる。けれど妹のクラーラの罠にはまり婚約を破棄され醜聞に晒されることになる。
行き場をなくしたマリスフルーレを貰うと
求婚してきたのは、敵兵の血を飲むと噂され、吸血伯という二つ名がついているルカ・ゼスティア辺境伯だった。
居場所を奪われ虐げられてきたマリスフルーレが残虐性を内に秘めた孤独な義兄の軍人に囚われて溺愛される話です。
残酷描写が軽くありますのでお気をつけください。
アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 14:11:04
124760文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:10962pt 評価ポイント:7576pt
☆「初恋相手の王女の心配ばかりしている婚約者と、スッキリさよならしました」の続編/3作目です。【これにておしまい☆】
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……なるほど、あなたはそういう心理で、自分を一途に想ってくれていた婚約者を傷つけたのね?
「とんでもないことをやらかした人」にかける、適切な台詞って何かしら? ――「心を入れ替えて、頑張ろう、チャンスはまた来る」――……とか?
さぁ、それはどうかしら。
問題を起こした人に対して、世間はそんなに寛容で
はないと思うけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 19:32:36
16735文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:39426pt 評価ポイント:36086pt
なんでも、わがままな伯爵令息の婚約者に合わせて過ごしていた男爵令嬢、ティア。ある日、学園で公衆の面前で、した覚えのない悪行を糾弾されて、婚約破棄を叫ばれる。しかし、なんでも、婚約者に合わせていたティアはこれからは、好きにしたい!と、思うが、両親から言われたことは、ただ、次の婚約を取り付けるということだけだった。
学校では、醜聞が広まり、ひとけのないところにいたティアの前に現れた、この国の第一王子は、なぜか自分のことを知っていて……?
婚約破棄から始まるシンデレラスト
ーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 14:13:32
16847文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:670pt 評価ポイント:496pt
三流ゴシップ誌の記者として生計を立てているダレル。
今回の仕事は、三年前の暴動事件において、国庫から費用を横領した罪に問われたロスト伯爵の娘・レティシアへの取材。彼女は国賊の娘らしく、気位の高い悪女として有名だ。
しかし、裏通りにひっそりと建つ店にいたのは、化粧っけのない地味な娘。
迷惑顔のレティシアにダレルは告げる。
「父親にかかった嫌疑を晴らし名誉を回復させる。貴女の醜聞もだ。そのために、こうして追いかけてきたんですよ」
貴族の地位を失った、醜聞まみれの元伯爵令嬢と、ロ
スト伯爵の冤罪を明るみにし、それを帝都新聞へ売り込んで一花咲かせるためにやってきた男の攻防劇。
**********
ちょいワル系のニヒルな三十路男と、じゃじゃ馬気質の二十歳のご令嬢による、身分差と年の差ものです。お好きな方はお付き合いください。
他サイトにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 20:07:10
9804文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:5604pt 評価ポイント:5094pt
妻マリアの誕生日をすっぽかした夫ヘンリーは、その日の夜遅く、愛人と愛人との間に生まれた息子を連れて帰ってきた。
とうの昔に貴族制度は無くなったのに、いつまでも伯爵令息時代が忘れられず、日頃から自ら経営者として働くマリアを嘲るヘンリー。
住居を失った愛人とその息子は屋敷で同居を始め、愛人はあたかも妻のように振る舞い、ヘンリーは「これが家庭の温もりだ」などと寝言をいう始末。
世間に醜聞が漏れると、それを知ったヘンリーの母に妻としての力不足を叱責され、マリアは自身の人生を振り返る。
これまで夫に尽くし、義実家に尽くした自分の人生はなんだったのか。
夫との関係を見つめ直す彼女に、さらに運命は過酷な試練を突きつけた。
これは一人の女性が、人生の節目に自分の人生を取り戻すお話。
このお話は、現実世界でありがちなエピソードを元に、異世界を舞台に小説化することで、同じ体験をされた方々の感情を成仏させるために書いた供養小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 19:30:44
33217文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:558pt 評価ポイント:222pt
魔法薬研究所で働くノアは、ある日、恋人の父親である侯爵に呼び出された。何故か若い美人の女性も同席していた。「彼女は息子の子供を妊娠している。息子とは別れてくれ」という寝耳に水の展開に驚く。というより、何故そんな重要な話を親と浮気相手にされるのか?胎ました本人は何処だ?!この事にノアの家族も職場の同僚も大激怒。数日後に現れた恋人のライアンは「あの女とは結婚しない」と言うではないか。どうせ、男の自分には彼と家族になどなれない。ネガティブ思考に陥ったノアが自分の殻に閉じこもっている
間に世間を巻き込んだ泥沼のスキャンダルが展開されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 18:00:00
80577文字
会話率:36%
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総合ポイント:1406pt 評価ポイント:900pt
貧乏な男爵令嬢アンナは学院生活でいじめにあっていた。
侯爵令嬢イライザとその取り巻き達は、執拗にアンナをいじめる理由は、先祖にあった。
実は200年ほど前のアンナの男爵家は公爵家であったのだ。
その時の公爵令嬢エリザベートは王子の婚約者であった。
だが、その王子が学院に入ってから知り合った子爵家の庶子と仲を深めていくことに嫉妬し、その令嬢を取り巻きとともに嫌がらせをしたのだ。
嫌がらせはエスカレートしていき、やがて子爵令嬢は馬車に突き飛ばされたりと、命の危険を感じるようにな
っていった。
王子の心は離れていき、段々と彼女を嫌悪するようになってしまった。
やがて、王子から婚約破棄を告げられた公爵令嬢は、実家の数々の悪行とともに断罪された。
その時に爵位を落とされ、男爵家としてかなりの賠償金を払うことになってしまった。
それが貧乏の始まりであった。
この公爵家の事件は貴族の中で醜聞としてささやかれ続け、恥ずかしい男爵家として、不名誉を持ったままアンナの時代までさげすまれてきたのだ。
そんな理不尽ないじめから逃げるように図書館にいたアンナは、ある日、古ぼけたノートを見つけた。
そこには先祖である公爵令嬢の気持ちが綴られていた。
彼女は子爵令嬢にはめられたのだった。
アンナはそんなはめられた公爵令嬢に怒り、その怒りを手紙にして公爵令嬢に送ったのだ。
届くわけない、と思ったその手紙はなぜか時を超えて届いた。
アンナは公爵令嬢の相談に乗ることになり、子爵令嬢の罠を回避するべく協力していく。
公爵令嬢の断罪はどうなるのか、実家の没落は避けられるのか、王子との婚約はどうするのか、
ドタバタしながら時間を超えて協力していくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 17:29:33
43818文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:16116pt 評価ポイント:13312pt
よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。
『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。
最終更新:2023-03-24 19:32:19
7724文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:12154pt 評価ポイント:10916pt
救護魔法の専門家アマンダの隣家は、丘ひとつ向こう。そこに住む幼馴染ヘンリックは魔法が得意なので、その距離をものともせずに押しかけてくる。
その日も窓から押し入って来たヘンリックに呆れていると、なにやら緊急事態だという。2人はヘンリックの親友ネッドが血を流す現場に急行する。
王位継承権絡みの醜聞に巻き込まれた幼馴染カップルの、異世界サスコメ。
怪我人が出るため、残酷な描写ありをつけております。
最終更新:2023-03-24 02:19:08
14177文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:328pt 評価ポイント:290pt
人見知りでコミュ障で女嫌い、さらには引き籠もりだが、顔だけはいいと散々な評判の王子様。婚約破棄されたのに諦めないようで、侯爵令嬢のもとに2度目の婚約願いが来た。だけど会っても喋らない、目も合わせない挙動不審な王子様には、とんでもない秘密があった。侯爵令嬢の心が拒絶から溺愛へとシフトする、醜聞の事実とは。
最終更新:2023-03-10 20:06:02
5039文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:99pt
総合ポイント:2852pt 評価ポイント:2528pt
貴族の次男は短命だ。
次男はあくまでも長男の予備、長男に何かあった時の保険でしかない。
しかし、長男に男児が生まれれば予備から一気に邪魔者になる。
家督争いの火種になりかねないからだ。
その為、次男は予備で無くなると、騎士団や冒険者として魔物や魔獣との最前線へと送られ、家名を高める為の『名誉の戦死』が求められる。
万が一、生き残り続けて名声を高め続けてしまうと、今度は暗殺が待っている。
どちらにしろ、貴族の次男は短命だ。
そんな貴族の次男として生まれたアフィスター
ウィン侯爵家のノッディードは日々遊び歩いて、その短い人生を謳歌していた。
本来であれば予備とは云え貴族の息子がそんな振る舞いをしていては醜聞に繋がり家名に傷が付く。
家長が其れを許す筈が無い。
しかし、ノッディードは家長である父と後継者である兄に誓いを立てて遊び歩く権利を勝ち取っていた。
其の誓いとは、子種を残さない事と、兄に2人目の男児が生まれたら自ら魔境の森へと向かって、自ら進んで“名誉の戦死”をすると云うモノだった。
此の誓いを僅か10歳で立てたノッディードは、其れからの人生を後悔の無い様に遊んで過ごして来た。
そして、とうとう、その日がやって来た。
兄に2人目の男児が生まれたのだ。
ノッディードは覚悟を決めて旅立った。
しかし、“名誉の戦死”の為に始まった彼の旅は、本人の予想していた即終幕の旅とはならなかった。
辿りついた魔境の森でのドラゴンとの出逢いが、その後のカルボナーラとの出逢いが、彼の人生と云う名の旅を長い長い長い長いモノにして行く…………
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 01:44:14
866449文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:154pt 評価ポイント:90pt
とある王国の舞踏会にて「貴様との婚約を破棄する!」という王太子の声が響く。
物語ではよくある婚約破棄の断罪劇、しかしその場に居合わせた新聞記者クラークは違和感を感じ、そして小さくつぶやく。
「こいつは事件の臭いがするぜ」と。
目の前で繰り広げられる王家の醜聞という大事件の、さらにその裏にある事件の臭いを嗅ぎ取ったクラーク。
『真実』を何よりも重んじる彼は事件へと踏み込み、陰謀の渦中へと巻き込まれていく。
最終更新:2022-11-28 04:42:52
18546文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:5580pt 評価ポイント:4788pt
かつて、社交界で醜聞を巻き起こしたことにより社交界から姿を消した侯爵令嬢のアヴィエラ。事実と異なる無責任な噂により、最愛の婚約者との別れを余儀なくされた。『サルヴェーニャの森の魔女』と呼ばれ領地で引きこもる生活をする彼女に、ある日王都から一人の騎士が訪ねてくる。
「あなたがサルヴェーニャの森の魔女か?」「なんて失礼な人なの!」勘違いから始まる、心優しい「魔女」と「騎士」の物語。
最終更新:2022-09-26 13:18:29
94528文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
「私はそなたとの婚約を解消したい!」
社交シーズン終わりの、王家主催の晩餐会と舞踏会。
その舞踏会の開始直前に、わたくしの婚約者の王太子殿下がやらかしました。
王太子であり続けるためには、次期国王として即位するためには筆頭公爵家の公女であるわたくしとの婚姻が必要不可欠だと、わたくしも陛下も王妃様もあれほど念押ししたのに、結局こうなるんですのね。
それで?どうせ真実の愛がなどと仰るのでしょう?
そしてわたくしの有責を狙って冤罪でも仕掛けるのでしょう?
「いや、そなたの
責は一切ない!むしろ私の有責でよい!」
えっ?
「この騒動の責任を取り、私は王太子位を返上する!」
えっえっ?
「そして王家にとっても醜聞であるから、私は除籍して頂いて王家にも瑕疵を残さぬようにしたい!」
ええっ!?
そこまでして貫きたい“真実の愛”とは何なのか。
殿下の呼ぶ声に応じて彼の隣に立った人物を見て、誰もが驚愕し騒然となった━━━!
◆またしても思いつきの衝動書き。固有名詞は一切出ません。
そしてまたもやセンシティブなテーマを取り上げちゃいました(爆)。
◆全4話、およそ9000字ちょっと。話の区切りの都合上、各話の文字数がバラバラですのでご了承下さい。
分割して投稿するのは「引き」の効果を狙ってのものです。あと一話あたりの文字数減らすとその分読みやすいので。短編で25000字とか読んでられねえ、って人は是非。
◆これは恋愛。異世界恋愛です。誰が何と言おうとも!
◆例によってアルファポリスでも公開します。同じ話数で、多分同時公開になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 19:00:00
8524文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:2648pt 評価ポイント:2208pt
侯爵家令嬢のミシェルは、婚約者であるロイドと聖女であるルーナの親密な様子を目にする。特に気に留めなかったか彼女だが、学祭の最終日のパーティーでロイドからルーナへの嫌がらせの真偽を問われ…
最終更新:2022-09-09 20:51:01
7929文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:210pt 評価ポイント:174pt
作:すずき あい
異世界[恋愛]
完結済
N3726HU
その日の夜会、第二王子と長らく結んでいた婚約が解消されたアトリーシャ・デュライ伯爵令嬢。
社交界の白百合の君と名高い才媛の彼女に降り掛かる醜聞に、人々の注目が集中する。
その中で、彼女を一目で女神と崇拝してしまう一人の男性。辺境の赤熊と言われるディルダート・クロヴァス辺境伯。
「貴女に、100日間捧げ物を贈る願掛けをしてもよろしいでしょうか」
唐突な申込に戸惑うアトリーシャ。
アトリーシャにダンスを申込む為に何故か毎日1体、100日間魔獣を捧げると言うディルダート。
周囲の協力を得て、彼は毎日彼女に魔獣を捧げ続ける。
少しずつディルダートとアトリーシャの距離が近付き始めた頃、王都を滅ぼすような恐ろしい計画が発動しようとしていた…
女性に免疫のない脳筋熊男なヒーローと、天然だけど実は強かなヒロインの物語。
【完結まで投稿済】全14話+おまけ1話 (毎日20時更新)
「黄金の姫君と白金の王子の優しい嘘」( https://ncode.syosetu.com/n6519hs/)
こちらと対になるお話。単独で読んでも大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 21:00:00
117636文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:458pt 評価ポイント:336pt
二億円の蓄財を目指しながらも、勤めていた会社が倒産し失業した主人公(岡本)は、ハローワークから芸能事業を営む小さな会社を紹介される。面接の日に会社の女性部長(良美)から性交を求められ、応じて採用された岡本は、大食いコンテストでデビューした資産家の女性タレント(ミキ)のマネージャーになる。間もなく岡本は、会社の会計処理が不正で、ミキが傲慢な性格であるが故に、芸能界から干されていることを知る。しかし、良美の色香にとり憑かれた岡本はミキの売り出しに奔走する。ある日岡本は不倫相手の夫
から慰謝料を請求される。多額の資産があるが、岡本は取り崩したくない。窮地を知った良美が、話題づくりのためにミキとの入籍を提案してくる。応じた岡本は、披露宴でミキが低血糖症の発作で昏睡する場面に遭遇する。ミキと岡本の結婚は話題にはならず、芸能週刊誌が岡本の女性遍歴を暴露し、スキャンダルとなる。良美の狙いは岡本を貶め、ミキに世間の同情を集めることだった。騙されたと知りつつも岡本はミキとの偽装婚姻を続ける。ある日、岡本はミキと良美が同性愛で、岡本を大麻の常習者に仕立てて、さらなる醜聞ねつ造の企てを知る。怒りにかられた岡本は、ミキが低血糖症の発作時に服用するブドウ糖液を水に替え、死に導くことを思いつくが、大食漢のミキでは不可能だと悟る。ところがミキが撮影中に低血糖症を発症し、良美がブドウ糖液と誤認した水を飲ませる。当然、効果がない。犯罪者になることを恐れた岡本は、機転を利かし、ソフトクリームをミキに与えて回復させる。うしろめたい主人公は辞表と離婚届けを会社に郵送し、求職活動を再開するが、良美からミキが変死した。離婚は成立してないとの連絡を受ける。解剖の結果、ミキの死因は心筋梗塞とわかり、岡本は安堵する。ミキの遺産を相続した岡本は、赤字続きの会社を清算しようとするが、良美は岡本がブドウ糖液を水に替えたと脅迫、遺産相続の放棄を求めてくる。岡本はやむなく同意。良美は和解の証として性交を求めてくる。岡本が応じた直前、暴漢に刺される。かろうじて一命を取り留めた岡本は警察官から、良美が岡本の資産を収奪するための殺人教唆での告発を勧められる。だが、ミキに殺意を抱き、証拠を握られている岡本は、良美を訴えることでの訴追を恐れる。岡本は良美を庇い、ミキの遺産相続を放棄する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 09:00:00
60703文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
ここは人間と獣人が暮らす世界。様々な婚姻制度と価値観が存在するなか、人間が治めるこのスピレル国では、宗教上の理由で離婚が禁じられている。
結婚相手と別れる場合は、籍はそのままで他人同然に別れて暮らす「結婚破棄」をするのが一般的だ。
保守的な考えのこの国の貴族社会において、女性の結婚破棄は不名誉なこととされており、理由の如何を問わず醜聞に晒され傷もの扱いされる運命にあった。
ある日、王妃マーゴットは、国王ランドルフから「結婚破棄」を告げられてしまう。勢いよく王宮を飛び出していく
マーゴット。
一方、その気もないのに結婚破棄を言い渡してしまったランドルフは、マーゴットと復縁して連れ戻すことを誓うが……。
離婚を禁じられた国の王と王妃の離縁を巡る騒動。王妃と国王の視点で交互に語られます。
じれじれもデレデレもなく、あっという間にサッパリ終わります。
『黒猫魔女リンリンの結婚』のスピレル国が舞台のお話です。
数代前の国王と王妃の設定なので、関連性はありません。単品でお読みいただけます。
11話で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 11:54:01
33782文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:7688pt 評価ポイント:6336pt
子供の頃、一目惚れした相手から素気無い態度で振られてしまったリエラは、異性に好意を寄せる自信を無くしてしまっていた。
しかし貴族令嬢として十八歳は適齢期。
いつまでも家でくすぶっている妹へと、兄が持ち込んだお見合いに応じる事にした。しかしその相手には既に非公式ながらも恋人がいたようで、リエラは衆目の場で醜聞に巻き込まれてしまう。
最終更新:2022-07-17 09:14:53
107194文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:30900pt 評価ポイント:23824pt
ジャネット・ワトサップ辺境伯令嬢は、突如として婚約破棄を宣言される。
王国が開いた舞踏会の場、相手は第一王子、コイニキール。
突然の事に混乱する彼女の目に飛び込んできたのは、ものすごい目つきで王子を睨む一人の令嬢だった……!
明晰な頭脳、鋭い洞察力、磨き抜かれた観察力。
偏屈で、ひねくれ者で、へそまがり。
しかしエルフェンバイン王国一の名探偵。
推理令嬢と呼ばれる、シャーロット・ラムズ侯爵令嬢との、それが出会い。
王宮の常識上ありえない婚約破棄がなぜ成されたのか?「エル
フェンバインの醜聞事件」
戦地から戻った英雄の乱心の謎を探る、「ヒーローの研究事件」
密室殺人の謎を解く、「マーダーラーの紐事件」
二人の令嬢が、エルフェンバイン王国で巻き起こる難事件を次々に解決していく。
快刀乱麻の推理劇、幕開けである。
(割となんちゃって推理です!!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 17:52:31
519587文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:5376pt 評価ポイント:2412pt
親戚の醜聞の影響を受け、住み込みのバイトを探さなければならなくなった麗美香。麗美香は見た目が芋臭いが、成績優秀で数々の資格を持つ有能JKだった。
麗美香は有能さを買われて、桜の木に囲まれた大きなお屋敷で住み込みのバイトが決まる。そこには学校のイケメン・立花優が住んでいた。
麗美香と優は「桜の香り」や「自殺した俳優」の謎などを解く事になるのだが、怪しい関係者たちはイケメンな優にすっかり口が軽くなり…?
憎めない残念イケメンと芋臭いけど有能JKのコンビが送る人が死なない日常ミステ
リー。ほっこりと心に花咲く連作短編集。春の推理2022参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 04:00:00
103632文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
婿取り予定の婚約者が、学院の食堂で浮気相手とイチャイチャしている…!醜聞にしない為にどうすれば…!ああ、こんなのを婚約者にしたお父様、恨みますわ。次の婚約者は絶対に馬鹿は選ばない!
最終更新:2022-03-28 18:00:00
3295文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:14258pt 評価ポイント:13092pt
予期せず女王となり、大好きな相手と結婚できなくなったベアトリスの9年とその後の攻防
*前半はシリアス気味、後半甘めです
*全16話予定
最終更新:2022-03-24 06:00:00
66141文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:17952pt 評価ポイント:13470pt
※この物語の登場人物達はルールを破ります。
ルールを破りリスクを侵しました。
ですがこれは物語なので彼らはお咎め無しです。
そして物語の中で一人の少年が救われます。
あなたはこれを美談と思いますか?醜聞と思いますか?
最終更新:2022-01-15 22:03:51
1675文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:1360pt 評価ポイント:1266pt
サイルーン王国の王太子、カルザードは憂鬱だった。
のらりくらりと交わし続けていた婚約者を、早々に決めなくてはいけなくなったから。
しかも選択肢はたったの二つ。
有力侯爵家バジーレの双子の令嬢、エラとフレイアのどちらを選ばなければならない。
周囲から得られる姉のエラの情報は乏しく、あっても醜聞ばかり。
一方の妹フレイアの社交界での噂は賞賛に満ちていた。
双子なのにあまりの違いに、カルザードは懐疑心を抱いた。
「そんなに疑うなら、ご自身の目で確かめてからお決めになれば良いでは
ないですか」
そんな折、影武者であるアベルが放った一言にカルザードは不敵な笑みを浮かべ、誰もが想像もしなかったことを実行に移す。
「見るなら間近で、なおかつ身分をばらさずにだ」
こうして一人の執事見習いがバジーレ侯爵家に雇われることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 23:35:56
15740文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:162pt 評価ポイント:94pt
男好きで色狂いだと噂される、第四王女マリエンテ。
それは、王国一の美姫と評される腹違いの姉デリツィアが、名前を騙って行動して醜聞をなすりつけているだけだった。
マリエンテ自身は離れの小屋で暮らしながら、こっそり城下町におりて、乳兄弟が営む飲み屋で給仕係として働いている庶民派王女である。
他国にまで醜聞が及びはじめたことを苦慮した国王は、マリエンテを戦果の報奨として降嫁させることを決める。
御年五十歳になるバッヘム伯爵の後添いとなることが決まり、婚姻の儀がおこなわれる前夜。
マリエンテはいつもどおり、城下町の店で仕事をしていた。
投稿先:エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 22:23:33
7996文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:97pt
総合ポイント:53868pt 評価ポイント:46944pt
作:弓良 十矢@お気に入りの作品は積極的に評価しよう!
異世界[恋愛]
完結済
N4521HI
兄が出奔し、突然お鉢がまわってきて伯爵になったばかりのエクは、首都のパーティでとある令嬢を危機から救う。
醜聞を避ける為、エクは彼女に結婚を申し込んだ。伯爵である自分を拒否する女性が居るとは考えていないエクだったが、相手のミス・レクレウスは「都合の宜しい時に婚約破棄して下さい」といってきて……?
ーーーー
非処女ヒロイン注意。
©2021 弓良 十矢
最終更新:2021-11-26 11:29:36
54002文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:452pt 評価ポイント:350pt
コナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズの第一作目の短編小説「ボヘミアの醜聞」の翻訳文です。キンドルで原文から翻訳しています。(自動翻訳ではありません。)時間はかかると思いますが、英語学習のため訳しています。
なおこの文章は、他投稿サイト(星空文庫・pixiv・アルファポリス・カクヨム)でも投稿しています。翻訳文でオリジナルなものではないですが、自分なりの考えも入っているので、ちょっと連載します。
最終更新:2021-11-04 22:17:53
22326文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
夜柝市。最悪の企業都市。法律ではなく金の上に成り立つ都。警察はいる。裁判所もある。途方もなく強大な警備会社すらある。
そして、全てがグル。予定調和。悪徳と醜聞の上の平和。
映画のシン・シティを多少、秩序立てたような街だと人々は認識している。当人達にとっては冗談では無いが。
さて、物語の暫定的な主人公は17歳の少女、八島亜紀だ。くすんだ灰色のツインテールにダスターコート。そして、テーブルの脚を持っている。彼女は借金の取り立て人やら、お礼参りの代行、パパラッチの姉の手伝いを
しながら過ごしている。もちろん、学校には通っていない。
テーブルの脚(以後、“脚”と表記する)は彼女の仕事道具で、お察しの通りの使い方をする。具体的に言えば、滞納者の顔を整形したり、強請りに動じない連中の内臓を吐き出させたりするのに使う。
ただ、そんなものを使うより彼女の人間離れした脚力によるヤクザキックの方が強いことを自覚していない。
彼女は、ひたすらの暴力と偏執的な隠謀論によって構成される汚物のようなこの街で、我を通す。そのためだけに奮闘する。これはそういう物語だ。
あと、血の繋がらない姉妹の家族愛の物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 11:25:58
3889文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
昔、昔、はるか昔、妖怪、物の怪、魔物が存在していた頃。
人々は、暗闇に潜む彼らを恐れ、畏怖していた。
そんな時代に奇妙な出来事から話は始まる。
あるところに、名士の一族がいた。
その名士の一族は年々名を上げており、もうすぐその土地の有力者に名を連ねるといったところでした。
そんな名士の一族でしたが、子供に恵まれず一人娘しか授かることができませんでした。
そんな一族に不幸が襲います。
鬼が近隣に出現し、名士の一族の一人娘が鬼に襲われたのです。
名士の一族はその鬼を命か
らがら討伐しますが不幸はここでは終わりません。
なんと鬼が娘に襲い掛かり、娘が鬼の子を孕んでしまったのです。
鬼と人間が交わるなど、まして鬼の子を孕むなど聞いたことがありません。
名士の一族は醜聞を恐れ娘を家にかくまいます。
そうして、月日が過ぎると娘は子を産みました。
その赤子は額に角が生えており、まさしく鬼の子でした。
名士の一族は祟りを恐れ、赤子を森に捨ててしまいました。
偶然か? はたまた必然か?
世にも珍しい鬼と人の子がここに誕生したのである!
ただの子供では生まれたその日に森に捨てられれば一日たりとも生きてはいけないだろう。
だが、鬼の血が赤子を幸か不幸か生かしてしまいます。
生まれながら生えている歯で地面を歩く虫を、地面に生えている雑草を、時には雨水を食らいました。
赤子は生き延び、二の足で地面を蹴り上げられるほどたくましく成長します。
さて、今回の物語は赤子が捨てられて200年という月日が経ったところから始まります。
鬼でも人でもないこの男、
鬼人。
彼の物語の始まり、始まり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 12:00:00
9659文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
政略結婚によって結ばれたレジーナとレナード。
それなりに仲睦まじく過ごしていた二人だったが、ある日レナードの幼馴染みを名乗る少女がやって来る。
『わたくしと共に帰りましょう、レナード様!』
そんな少女の言葉に微笑むレナード。
その時、レジーナは……
最終更新:2021-07-08 16:15:17
7199文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:2926pt 評価ポイント:2734pt
どうして僕は18になっても婚約できないんだ!と当年とって18歳になったお兄様は叫びます。
私、その理由を知ってますけど、今まで気が付かないってお兄様天然すぎますわ。
妹の私ですら5歳で悟りましたのに。
20年前の婚約破棄、断罪のあの一大醜聞が原因ですのよお兄様。
私は天然のお兄様にもわかるように、お話をしてあげることにしたのですが。
最終更新:2021-07-05 20:06:18
1988文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:7536pt 評価ポイント:6900pt
貴族学園の1年生になるルジェリアとモナローズは個人的に王都の警邏をしている戦闘少女だ。
ルジェリアは学園で噂になっている1学年上の生徒たちの恋愛話に憧れていて、モナローズによく話している。憧れる理由には、自分の婚約者の平凡さもあると思っている。
そんな二人は、時々警邏の最中に変な男たちに襲われることがある。彼らの目的は不明だ。
『虐げたられた男爵令嬢はお隣さんと幸せを掴む』
『婚約破棄の公爵令嬢は醜聞に負けじと奮闘して迷子になる』
『小麦姫は熊隊長に毎日プロポーズする』
これらのお話に関する内容が出てまいりますが、なるべくそちらを読まなくとも楽しんでいただけるように書いていきたいと思っています。
ご意見ご感想などをいただけますと嬉しいです。
毎日、午前中に更新予定です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 08:06:25
39353文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:930pt 評価ポイント:696pt
王太子カインと見合いをした伯爵令嬢クロエは、その見合いの席で失言したことで、なぜかカインからいたく気に入られる。
理想の女性に会えたと喜び、クロエに強くアプローチするカイン。一方のクロエは引き気味。
温度差のある二人の話。
*既存作「女王陛下は醜聞を避けたい」と同じ世界観ですが、単独で読めます。(ただし既存作のネタバレ含みます)
全5話。
最終更新:2021-05-23 22:26:15
17796文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:17936pt 評価ポイント:14714pt
どうして妹は姉を? ある王国最大の醜聞。
王太子は、悪役令嬢と言われたある侯爵令嬢からの、自分宛の手紙を読んで真実を知る……。
最終更新:2021-04-21 20:02:02
2412文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:1656pt 評価ポイント:1536pt
ランレーリオとロゼリンダは、生まれたときから婚約していた。二人にとって、近くにいることは、当然のことだった。
しかし、国王陛下の命令と策略で婚約は破棄され、ロゼリンダは他国へ嫁ぐことになった。
嫁ぐことになったはずだった。国王陛下の傍若により、それもなくなった。
残ったのは、ロゼリンダに対する醜聞だけだった。
ロゼリンダと身分の合う男性は数が少なく、ロゼリンダの醜聞も合わさって、ロゼリンダは未だに婚約者がいない。
そんなとき、隣国から留学生がやってきた。その留学生は、
公爵令息で、ロゼリンダとの身分はピッタリだった。
『虐げられた男爵令嬢はお隣さんと幸せになる』に登場しました、ランレーリオとロゼリンダのお話です。
毎日、午前中に更新中!
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 08:39:53
46746文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:1324pt 評価ポイント:936pt
とある理由で傷心中の男爵令嬢シャーロットは、引きずり出された伯母の夜会でステューダー伯爵こと、ヴィクター・ワーガスと出会う。眉目秀麗で名門当主の彼に、シャーロットの目は釘付けとなった。
――正しくは、彼が持つ、『シャーロットが亡き恋人に贈ったはずの懐中時計』に。
◇
ある貴公子の死の真相を追うために、世間を欺き婚約したシャーロットとヴィクター。噛み合わないふたりが抱える、秘密と醜聞と、ままならなかった恋の傷。……ただ感傷に浸るには、彼らはちょっと喧嘩が多くて、騒がし
い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-05 15:09:43
234466文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:1983pt 評価ポイント:1255pt
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