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検索結果:212 件
作:しゅう かいどう
パニック[SF]
連載
N9275ET
僕の死んだ親父からの受け入りだが、
2160年 前触れもなく月の表面が崩れた。
地球は、天変地異に襲われた。
山は消し飛び、どこまでも続く荒野。荒れ狂う暴風雨。
一部の地表は、はがれ消えマントルが露出し、全地球の火山が一斉に噴火した。
地下都市に逃げ込むことに成功した少数の人類のみが生き残り、地上から全ての生物が消滅した。
そして、月からの落下物とともに宇宙人=月人(つきびと)が人類へ襲い掛かってきた。
だそうだ。約40年前のことだから俺は生まれていないし、どうでもいい。
今世界がどうなっているかなんて知る奴は誰もいない。
僕は自分の趣味を満たすために軍に入り、月人と戦う。
なぜならば、奴らには人権が無い。俺のおもちゃだ。好きに遊んでやる。
おっと、誰かが来たようだ。
このにやけた面を戻して、好青年を装わねば。
くくく、月人のことを考えるだけで興奮してくる。
は?人類の勝利?そんなものに興味は無い。俺は面白おかしく生きるだけだ。
『毎週火曜日更新』の予定です。
時間は午前中を目標にしております。手作業による更新ですので、多少の誤差は、お許し下さいませ。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 09:49:58
1131715文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:4019pt 評価ポイント:1539pt
作:BellBell
ローファンタジー
連載
N5665HW
朝、目を覚ますと世界が終わっていた──。
突如として地球上で唯一の人類となってしまった主人公・ハル。
途方に暮れる彼の前に、一人の少女が現れる。
「あたしの名前はセツナ。この星で起こった現象を調査しに来た、神様の使いよ」
自らを神の使いと称したその少女は、ハルに衝撃の事実を告げる。
「もう察していると思うけれど。この星には、あなた以外の誰もいない。犬も、猫も、人間も。あなたしか残っていないの」
突き付けられた事実に絶望し自暴自棄になるハルだったが、セツナは持
ち前の優しさで彼の手を取り寄り添うことで、彼に立ち直るきっかけを与える。
一体なぜ世界は終わったのか。
一体なぜ自分だけが生き残ったのか。
多くの疑問を抱きつつも、ハルはセツナと共に日々を生きる決意をする。そうして、ふたりぼっちの共同生活が始まることになるのだが……。
ある日状況は一変する。
人類が消えた”その後”に生まれてきた謎の少女・イヴとの出逢い。
「ようやく逢えましたね……葉瑠《はる》さん」
これは、世界の終末から始まる奇跡の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 16:17:57
633392文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:86pt 評価ポイント:36pt
作:SEAFLY
空想科学[SF]
連載
N0769IL
ここは滅び駆ける星、Het-AR。ここには何もないし誰もいない。けどこの星にはなにかあるかもしれない。何も見えないけどきっとなにかある。いや、もしかしたら...ーが...ーなのか。そうじゃなくて......
ー切断ー
最終更新:2024-05-09 07:20:00
4650文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ともざわ きよあき
ハイファンタジー
連載
N7646HT
一つ目の国では強き王女と出会う。眩い信念、譲れない道。自分の役目を見出す旅路。
続く二つ目は伝説の国。誇り高き意地、叶わぬ恋。自分の空虚さと向き合う旅路。
意図せぬ三つ目では妖精と出会う。清廉たる願い、立ちはだかる天。自分が戦う理由を知る旅路。
手強い四つ目で千年前の過去に触れる。贖罪の呪縛、求める自由。自分が信じたものを信じ抜く旅路。
五つ目の国で弱き王女と出会う。受け継がれる意志、変わる在り方。自分の無力さを思い知る旅路。
辿り着いた六つ目で絶望に挑む。絶体絶命
の極致で、希望に満ちた再会を。自分の為すべきことを確信する旅路。そして待ち受ける運命に打ちひしがれる。
旅路の果てに七つ目が待つ。
果て無き妄執、時果てぬ無垢。
救世主の旅はここで終わる。彼が望んだ終わりかどうか、気に留める者は誰もいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 22:53:14
1253577文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:2970pt 評価ポイント:576pt
始まりの舞台、【暗闇の森】。しかしその名とは裏腹に、澄んだ空気が流れ、朝は日に照らされてきらめく緑の絨毯が広がる、そんな自然豊かな場所だ。この森は危険とされているため立ち入る人間は、誰もいない。なぜなら、人に恐れられる存在の、魔獣と呼ばれる生き物が住む場所だからだ。
しかしそんな森で暮らす、ただ一人の少女がいる。彼女の名はレイ。彼女は幼い頃に、この森に捨てられてしまった。だが彼女は生き延びることができた。それは、彼女にはとある力があったからだ。その力とは、聖獣や妖精、魔獣
などの人ではない者の言葉が聴こえるというものだった。この力のおかげで森に住む生き物たちと言葉を交わし、森での生き方を教わり、彼女は今もこの森で暮らしている。
そんな彼女が、新たな出会いをきっかけに、世界を広げ、成長していく物語が今、始まるー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:23:12
61416文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:194pt 評価ポイント:82pt
あるのどかな国。その国の名は、オリジン王国。全宇宙を守護し、秩序を乱すものを罰し、逆に秩序を守ろうと努力するものを祝福する。オリジン王国がある星は、『闇の国と|光の国《オリジン王国》』というものがある。太古より光を司るシャイニー家。すべての宇宙を統べ、守護神である。闇は、住民はいるものの、『光を食らい、奪うもの』のため司る者が誰もいない。これは、ある一人の第150代守護神の話である―
最終更新:2024-04-18 05:00:00
128551文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:10pt
それは、当に、光の道。
光は、そのまま、本堂の弥勒菩薩像を、捉える。
光の軌跡を追う様に、カメラの目線は、弥勒菩薩像を、捉える。
弥勒菩薩像は、横顔に日の光を受けて、輝いている。
くすんだ色合い。
木造。
外側の、塗りも装飾も、ほとんど、剥げている。
であるにも関わらす、「輝いている」としか言い様の無い佇まい。
光を浴びている横顔は、語り掛ける。
決して、上向くことは無い。
決して、眼を開けることも無い。
こちらを、向くことも無い。
が、確実に、語り掛けて、語り
続ける。
会いに来た人々に、参拝に来た人々に。
興味本位で覗く人々に、ただ同行しただけに人々に。
コウタに、タカギに、その他の人々に。
コウタが、頷いている。
いつの間にか、うんうん、頷いている。
話し掛けられたかの様に、うんうん、頷いている。
タカギは、デジビデを注意して覗くが、コウタの他に、誰もいない。
コウタが対しているのは、弥勒菩薩像のみ。
レンズ越しに、弥勒菩薩像を見ていたタカギは、デジビデを下ろす。
レンズ越しでなしに、直で、自分の眼で、弥勒菩薩像を見る。
‥‥‥‥
うんうん。
頷く。
心と頭に、暖かい気体が、流れ込む。
それを動力源に、走馬燈が、廻り出す。
今までの記憶が、廻り出す。
その走馬燈は、『死』とは真逆の、『生』に拠ったもの。
廻っているだけでも、なにか、『うわあ!』とか『パアア!』とかの、好ましい感じがする。
幼き頃の、メリーゴーランドを、思い出す。
山門から、弥勒菩薩像へ、光の道は、伸びる。
伸びて、在り続ける。
その途中に、コウタとタカギは、佇む。
光の線は、みんな諸々一切合財包んで、輝く。
課長と課員、阿吽の呼吸の、喜び共有である。
仲が良くて、ノリがいい。
「はい、キチンと並んで、並んで」
課長の声に合わせて、課員が、動く。
ガヤガヤ喜びながらも、整然と、動く。
一列に、改めて、並ぶ。
列が、整う。
その時、窓から。
窓から、光が、射し込む。
日の光が、鋭く優しく、射し込む。
射し込んだ光は、列の上を、滑る。
課員の頭の上を、滑る。
一人一人の頭で、スキップし、加速を付けて、滑る。
加速を付ける毎に、滑らかさを増し、滑りゆく。
それは、当に、光の道
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 09:44:51
20271文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:小花衣 秋雨
ヒューマンドラマ
短編
N3513IR
中学3年の春野 湊はいじめられっ子だった。
先生も見て見ぬふり。味方は誰もいない。
そう、毎日絶望していた。
そんな湊のクラスに夏休み1週間前に転校生がやってくる。隣同士になった2人は仲良くなるが……
最終更新:2024-03-12 23:14:02
3547文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
俺さ、死ぬんだって。余命はあと六日。
でもこのまま死ぬのも癪じゃん?ってことで俺は今からここを逃げ出す。誰にも愛されずに生きてきた。この病室には俺以外誰もいない。親も友達も、恋人なんてもってのほかだ。でも俺はいる。まだ何かできるってことじゃね?そしたら楽しいが待ってる方に俺は走り出すさ。
「さて、始めよう。死を完成させに」
最終更新:2024-02-10 01:07:28
16793文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:18pt
あなたはメリーさんを知っているだろうか。
多くの人が知っていると思うが改めてメリーさんについて振り返ろう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ある少女が引越しのとき、古くなった外国製の人形、「メリー」を捨てた。
その日の夜。少女に電話がかかってくる。
「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの…」
少女は恐ろしくなって電話を切った。だが、すぐまたかかってくる。
「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの…」
そしてついに
「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」という電話が。
怖くなった少女は恐怖を振り払い玄関のドアを開けた。
だが、誰もいない。誰かのいたずらかとホッと胸を撫で下ろした直後、またもや電話が…
「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これがメリーさんの話だ。
これは昔からある有名なお話だ。
しかし、時がたつにつれこの話は聞かなくなってしまった。それはなぜか…。
そう、メリーさんは異世界に行ってしまったのだ。
そしてこれは、そんな異世界転移してしまったメリーさんのお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 18:00:00
18995文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:20pt
私はうつむいて歩く。
周りにいる女の子がニヤニヤしながらこそこそと私の悪口を言っている。
私の隣にはもう誰もいない。
ひとりぼっちだ。
世界に見放されたような気がして走り出す。
こういうのを孤立無援と言うんだよね。
私はそのまま道路へ、飛び出してしまった。
キキッキー。
車のブレーキの音がする。
誰かが、悲鳴を上げたような気がする。
まさか。
と、私は笑う。
私に関わろうとする人なんてもう誰もいないもん。
この時は本気でそう思っていた。
葵くんと私の夏休みの間のお話。
最終更新:2023-10-27 22:16:16
2973文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
わたしに憑いてるナナメ上の神様が、動き出したようです……。
最終更新:2023-10-21 10:22:38
3787文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:114pt 評価ポイント:114pt
夏の終わり、夕方。いつもの帰り道を歩いている時のことだった。
どこからか子供の声が聞こえ、俺はあれ? っと思った。
と、いうのも今しがた道の端へ寄る際にチラッとうしろを振り返り
車や自転車が来てないか確認したのだ。
しかし、うしろには誰もいなかった。前方にも人の姿はなし。
じゃあ、さっきの声はどこから?
そう思い、立ち止まって辺りを見渡したのだが、やはり誰もいない。
空耳か? 別に疲れているつもりはないが、ま、そういうこともあるだろう。
そう思い、また歩き出した。
最終更新:2023-08-16 17:00:00
1226文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
ここはどこなのか。。。
見知らぬ世界に降り立った少年はその世界で出会うことのないはずの少女と出会う。
それは、なんと少年が趣味で書いていた小説の主人公だったのだ。
どう見ても二人が知る世界とは全く異なる世界。
ありえるはずがないことが起こったこの世界は何なのか。
この世界にある謎を解き明かすために、紆余曲折ありながらも旅に出る。
はてさて、、、
この世界は何なのか。
なぜ彼、彼女たちはその世界にるのか。
このすべてには繋がりがある。
見破れる。だが見破れる者は誰もいない。
気づける者はいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 23:13:01
809文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
十年前、突如として【大森林】のほとりに出現したダンジョン。美しい白亜の塔の最上階まで登った者は誰もいない。
少年ユリウスはダンジョンに憧れを抱き、冒険者になろうとする。
少年の姉マイヤはそんなユリウスを支えるが、故郷コヤの街に災厄が訪れる――。
まだ先の話ですが恋愛描写を含みます。義理の姉弟の恋愛なので苦手な方はご注意ください。
けっこう長くなってしまったのでゆっくり更新していきます。よろしくお願いいたします。
最終更新:2023-08-13 07:00:00
283271文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:312pt 評価ポイント:188pt
作:木立 花音
ヒューマンドラマ
完結済
N3513II
全てが幻想のようでいて、しかし、全てが真実だった。
誰かが他の誰かを想うことで、ひとつの奇跡にたどり着く。
──これは、ひと夏の恋の物語。
病気で父親を亡くした少年、高橋都(たかはしいち)は、四年ぶりに故郷である神無し島に戻ってきた。
島根県の沖にあるこの島は、守り神がいるという言い伝えがある反面、神の姿を見た者は誰もいない。そんな状況を揶揄してついた名が、「神無し島」なのであった。
花咲神社の巫女である、花咲夏南(はなさきかな)と向かった川で、仲良しグループ
の面々と川遊びをしていた都。そんなおり、人数が一人増えているのに気が付いた。
しかし、全員が知っている顔で?
誰が、何の目的で紛れ込んだのか、まったくわからないのだった。
――増えたのは誰か?
真相を知りたければ、御神木がある時超山(ときごえやま)に向かうといいよ、と夏南に聞かされた鮫島真人(さめじままさと)は、新條光莉(しんじょうひかり)、南涼子(みなみりょうこ)、に都を加えた四人で山の中腹を目指すことに。
その道中。『同じ道筋を誰かがたどっていた』痕跡をいくつか見つけていくことで、増えた人物の『正体』が、段々と浮き彫りになっていくのであった。
増えたのは誰だ?
増えた者はいずれ消えるのか?
恋愛×青春ミステリー、ここに開幕。
※この作品は、アルファポリスとカクヨムでも連載しています。
【登場人物紹介】
〇高橋都
父親を心臓の病で亡くしたのち、神無し島に戻ってきた少年。心優しく面倒見のよい性格で泳ぎが得意。医者になるのが、将来の夢。
〇花咲夏南
島の守り神を祀っている、花咲神社の巫女。自分のことをボクと呼ぶ、明るく元気な女の子。過去に都と会ったことがある?
〇鮫島真人
造園会社の息子で、明るく活発なクラスのムードメーカー。都がやってくるまで水泳部のエース候補だったが、彼が来てからというものずっと二番手に甘んじている。
〇新條光莉
都と幼馴染の女の子。物静かで、優しい性格。心臓に先天性の病を抱えておりスポーツは苦手。病のせいで、いまひとつ積極的になれない自分の性格がコンプレックス。
〇南涼子
市会議員など優秀な人材を輩出することで有名な南家のお嬢様。
容姿端麗な美少女。都に思いを寄せているが、彼の気持ちが光莉に向いていることで、嫉妬の念を抱いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 20:59:51
126410文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:60pt 評価ポイント:44pt
探索者の遠藤有馬は今日も配信しながらガチャを回す。
誰も見ていない記録だけのために撮っているガチャ配信の視聴者はもちろん誰もいない。
ダンジョンからみつかった、アーティファクトと呼ばれるガチャは、魔物の素材と一万円でできる男のロマンだ。
死に物狂いで手に入れたハイオークの素材と一万円で記念すべき1000回目のガチャを回す。
普段見たこともない輝きとともに、中から20年前に病気で亡くなった彼女が出てきた。
なぜ、彼女はこの世に戻っていたのか。
時を経っ
て帰ってきた彼女と、もう一度時を動かすおっさん探索者の物語。
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 08:11:30
55073文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:1474pt 評価ポイント:910pt
作:ジェントルマン神山茂右ヱ門
宇宙[SF]
短編
N5747II
草原で目覚めた。
ここはまるで死後の世界だ。
そう思うほどに心地よい。
陽射しを中和する穏やかな風。
草原を流れるように揺らす。
そういえば。あの蛙の女の人は何処に?
辺りには誰もいない。
あの山の向こうに何かある。
山の山頂に建物が見える。
そこまで行ってみよう。
緩やかな小川があった。
大きな石を飛び越える。
山の麓まで辿り着いた。
草分けの跡がある。
恐らく蛙の女の人だ。
山道らしき場所に出た。
大きく畝りを描いて上まで続いている。
道は柔らかい。
落ち葉と木の枝を踏
みつけながら登っていく。
見晴らしの良いところに出た。
木々が開け、先程までいた草原が見渡せる。
かなり高いところまで来た。
草原の遥か奥に前までいた森が見えた。
振り返り上を見る。
大きな石が階段状に積まれている。
苔が生えているが乾いている。
この上に蛙の女の人がいる。
というかなんで置いていったんだろう。
一緒に連れて行ってくれればよかったのに。
そういえば前の夜、蛙の人に抱きついて寝た。
すごく気持ち良かった。
山頂には鳥居があった。
赤色の鳥居が新緑の木々の中で浮き出て見える。
鳥居をくぐる。
視界の全てが湖面のように波打った。
大きな境内と、神社があった。
狛狐の間。
境内に足をかけてこちらを見ていたのは着物を着た狐面の女の人だった。
「あ、こんにちは」
「よ」
声をかけると手を上げて返事してくれた。
「あのすいません蛙の人来ました?」
「うん。花供えて帰ったよ」
「えどこにですか?」
「家に」
とりあえず神社の鈴を鳴らして手を合わせる。
形だけだがやらないと怒られる気がしたのでやった。
神社の祭壇にこの前採った花が置いてあった。
「その花って何なんですか?」
「ただの花だよ」
狐面の人はなんか答えたくなさそうだ。
「あの、蛙の人に会いたいんですけど」
「蛙は忙しいから」
「何してるんですか?」
「それを蛙さんが止めている。とい折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:19:01
737文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
夜の国と呼ばれる国がある。
世界の『半分』を支配する巨大な王国だ。
たくさんの貴族や王族を部下にするその国では、ただ一人、王から公爵位を叙された少女がいた。
常に仮面をかぶるその少女の素顔を見たものは誰もいない。
その名を知るものも誰もいない。
生まれも育ちも名前も知られぬその少女は、人々からただ『公爵』とよばれていた。
(改稿しようと思ってましたが、まず基本的な誤字脱字修正からやろうと思います 4/8 )
最終更新:2023-06-28 21:42:48
305531文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:5122pt 評価ポイント:1330pt
そこは氷と雪で覆われた真っ白な世界。
それ以外には何もなく、まるで全ての時間が止まってしまったかのようだった。
だがそんな星の上を歩く男が一人。
行く当てもなく、ただひたすらに歩を進める。
それは、あまりにも空虚だった。
いつ終われるのかと思ってみても、答えてくれる人は誰もいない。
そんな折、男の前に一人の少女が現れた。
「私を、私の力の場所まで連れて行ってください」
これは、星の少女と紡ぐ再生の物語。
白い世界にかつての景色を取り戻すための物語である。
最終更新:2023-05-30 18:00:00
136887文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
十六歳のリーリア・バイエルはしがない魔法使い。
能天気な精霊のルーチェと旅をしている。
ある森で銀狼に追われていると、マーリン・エルドラドに助けられる。
彼はエルドラド王国の龍王にして、偉大なる魔法使いだった。
そんな彼が住む王城にはなぜか誰もいない。
王城へと案内され、もてなされるリーリアとルーチェ。
そこで待ち受けていたものはーー?
ほのぼの異世界恋愛ストーリーです!
最終更新:2023-03-28 10:00:00
3980文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:882pt 評価ポイント:782pt
街の少しはずれにある薬屋がある。その薬屋で売られている薬はよく効くことで有名だが、店主が気難しいと評されていた。そんな薬屋で店主をしているヴィーレはある研究もしているがその研究内容を知るものは誰もいない。今日もヴィーレは二人の店員、もとい奴隷にと共に仕事を始める。
これは世界規模の革命を起こすきっかけを作った者の物語。
最終更新:2023-03-27 22:55:32
14401文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある夏の日、学校から家に帰ると、誰もいない。自分の部屋に入りふと眠りについてしまう。目を覚ますと、そこは80年代にタイムスリップしてしまった。
最終更新:2023-03-04 15:12:11
1990文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:8pt
世界のすべてを手に入れた二人。もうしたいことも無い。自分達以外、人は誰もいない。
飽きるほど二人でいるが、お前となら、来世だって出逢いたい
最終更新:2023-02-28 18:16:47
1443文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
――聞こえますか、この声が聞こえますか?
「は? え?」
青年はそう呟き周囲を見回した後、取り繕うように咳払いをした。
周りには誰もいない。
ここは街中にある見通しのいい、ちょっとした広場。
青年はベンチに座り、スマートフォンを眺めていたのだ。
最終更新:2023-02-06 11:00:00
1831文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:26pt
ノックの音。開けてみれども誰もいない。
首をかしげて、引っ込んでしまうのは、まだ待って。
そこはあなたのいたはずの場所?
最終更新:2023-02-04 21:27:48
3163文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
近くの森には田中君という少年が住んでいるらしい だか、田中君の姿を見たものは、誰もいない。じゃあなぜ田中君が住んでいるという噂が立ったのだろうか、、、
最終更新:2023-01-14 23:45:58
253文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私は騎士だ。
この国で誕生した初の女騎士。しかしその事実を知る者は、私と両親以外は誰もいない。
騎士になるため、ずっと男として育てられてきたのだ。そしてそのおかげで第三王子殿下の専属護衛騎士になることができた。
そのまま男として騎士人生を過ごす……はずだったのだが、私はとある酒の席で酔っ払って友人に言ってしまったのだ。
「実は私、女なんだ」
それが全ての始まりだった……。
※ この作品は、弓良 十矢 No War様発案の『設定投げて! 企画』の参加作品です。島猫。様からい
ただいた設定を元に執筆しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 19:15:05
4300文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:1268pt 評価ポイント:1084pt
卒業パーティで婚約破棄を叫ばれた私が、廃嫡され亡くなった婚約者のお墓の前で一人語りするお話。誰も名前は出てきません。そして、幸せな人も誰もいない。この後、王宮は阿鼻叫喚の地獄絵図となるはず。
ただ言葉遊びをしてみたかっただけのお話です。
最終更新:2022-11-29 17:00:00
4000文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:5230pt 評価ポイント:4906pt
高校入学を機に東京へと上京した唯ヶ原迅は、入学早々自己紹介で自身が大好きなVtuber『小鳥遊くくる』の魅力をこれでもかというほどアピールしたことで周囲から陰キャのレッテルを貼られ、カースト上位の陽キャたちにバカにされていた。
そんな彼が中学時代全国制覇を成し遂げ今は解散となった不良チーム【羅天煌(らてんこう)】の元総長であり、最強の不良だったということを知る者は誰もいない。おまけに完璧なイメチェンをしているため周囲から気付かれることもない。
「これが普通の生活ってやつか!
推し活(推しを推す活動)が捗るぜぇぇぇ!!」
迅は推しのVtuberを応援する日常を謳歌できることに喜んでいた。
しかし、学園のアイドルである坂町詩織が不良に迫られている所を助けたことでその日常に変化が訪れ始める。
お礼をしようと迅との距離を縮めようとする詩織。さらに詩織に迫っていた不良は最近勢力を伸ばしているチーム【終蘇悪怒(オズワルド)】のナンバー2であり、そんな不良を返り討ちにしたという噂を聞きつけ迅を慕う元【羅天煌】のメンバーだった不良少女である辻堂龍子をはじめ、様々な感情を抱く不良たちが迅を探し迫り来る!?
果たして迅は推しを追いかける生活を守ることができるのか!? Vの沼にハマった元ヤンの物語が今始まる!!
「くくるちゃんの配信のリアタイ視聴は絶対だ。その邪魔をする奴は誰であろうとブッ潰す!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 18:42:49
298343文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:13202pt 評価ポイント:6596pt
シェリーはとある片田舎の農村で、家族3人静かに平和に暮らしている少女だった。
彼女は5歳になったある日、包丁で指を切った母親のケガを治そうとして"癒しの力"を発動させた。
シェリーの能力を知った母親は、「あなたの笑顔を守るため、誰にも言ってはいけない」と、シェリーに強く言い聞かせた。
10歳になった時、何者かの襲撃を受け、村の唯一の生き残りになってしまったシェリー。
事態を聞きつけやって来た帝国軍によって、彼女は神殿へと連れて行かれる。
しかし、&q
uot;聖女至上主義"のこの国で、"聖女シェリー"の本心を気にする者は誰もいない。
だからシェリーは決意する。
神殿という檻を抜け出して、自由に生きることを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 18:00:00
46033文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:50pt 評価ポイント:26pt
何かしらの災害があったらしい。
気が付くと周囲には誰もいない。
まずは『あの人』の安否を確認しなければ。
百貨店の設備員として働く『俺』は、知り尽くした館内の抜け道を駆使し、瓦礫を掻き分けながら『あの人』の元へ向かう。
これから大きな惨劇に巻き込まれていくとも知らずに・・・・。
最終更新:2022-09-05 22:10:26
6867文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私は、『赤とんぼ』を歌う幼き子供の声で起こされる。目を覚ますも周りには誰もいない。
あたりを見渡せば、全く日付の違うカレンダー。
私はなんでこんなところにいるのか…?それを考えていると、あることに気づく。
トラックに轢かれたんだ。…ってどうしてここに!?
はたしてここから脱出できるのかどうか。脱出した先には何が待ち構えているのか。
驚きの展開が待ち受ける。
最終更新:2022-08-30 02:24:02
4425文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
~あらすじ~
ある日ひったくり犯を追いかけるため走っていた加藤駿(17歳)は車に轢かれ気づくと森の中にいた。歩いても周りは木で誰もいない。夜になると、山賊に襲われそうになるが怪しげな女性に助けてもらう。
話を聞くとここは最近熱中してやっていたゲームの中でしかも主人公と会う前だと知る。
それなら今心に傷を負っている推しに会いに行って励まそうと決意する。
しかし、駿にも辛い過去があり…
※カクヨムにも投稿しています
最終更新:2022-08-12 22:10:57
9909文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:38pt
何となく生きてる人なんて誰もいない。
何となく生きる事なんて誰も出来ない。
だから今日もおいしいご飯が食べたい。
最終更新:2022-07-30 16:00:00
5573文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:マーラッシュ
ハイファンタジー
連載
N4227HE
ここはルナファリア公国にあるタルホ村。
最近村の側で盗賊や魔物が現れるため冒険者ギルドの依頼で警護にやってきた、若者で形成されたCランク冒険者パーティーの1人ユクト。
村の警護に就いた翌日、早速盗賊が現れたがユクトが率いる冒険者パーティーは見事に撃退することに成功する。
ユクト達のあまりの強さに逃亡を始める盗賊達。
よし! このまま盗賊達を殲滅させるぞ!
しかしこのユクトの選択が自身の運命を狂わせるとは誰もが思いもしなかった。
ユクトのパーティーは盗賊達を倒
した時黒煙に気づき、慌てて元来た道を戻る。そして黒煙の元にあったのは焼け果てたかつてのタルホ村だった。
「どういうことだ⁉️ まさか俺達が盗賊達を退治している間に⋯⋯」
そう⋯⋯タルホ村はユクト達が離れている時に魔物の襲撃があり、焼け野はらへと変貌していた。ユクト達は生存者がいないか村の中を走り、叫び回るが誰からの返事もなかった。
冒険者ギルドから依頼されたのはタルホ村の警護⋯⋯盗賊や魔物の討伐ではない。血気盛んな若者故の過ちと言えばそれまでだが、目の前の滅びた村を見てとんでもないことをしてしまったと地面に膝を着く。
そしてユクト達パーティー一行は悲しみと後悔の念に駆られてるいる中、微かだが何かの音が気づく。
「これって⋯⋯」
ユクトを先頭に急ぎ駆け出し崩れた家の屋根をどかすとそこには3人の乳幼児が大きな声を出して泣いていた。
タルホ村にはもう誰もいない。このままなにもしなければこの子達は死んでしまう。
ユクトは3人の乳幼児を見て決断をする。
「この子達は俺が育てる」
これは15歳のユクトが3人の乳幼児を拾い育て、大きくなっても娘達から甘えられ、戸惑いながらも暮らしていく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 22:57:41
267175文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:1052pt 評価ポイント:572pt
作:三浦サイラス
ハイファンタジー
完結済
N5870HQ
レイダーク。
それはこの世の全てを盗んだと言われる大怪盗である。
1000年を生きる最強の人類と言われているが、その姿を見た者は誰もいない。
そのため、レイダークは絵本や伝説といったモノでしか語られず、その存在を信じている者は誰もいなかった。
ある日、レシレイラ王国の王女であるエクスティは逃げていた。
父である王が、娘であるエクスティを処刑しようとしたからだ。
秩序警(イールミリ)に追い詰められたエクスティは一つの希望に願う。
祖母がよく話していたのだ。
ラデーズ山
には神魔宝貴(ファウリス)という不思議な道具を扱う大怪盗が住んでいる。
助けてくれるかもわからない、最強で1000年を生きる伝説の存在。
だが、その大怪盗だけがエクスティにとって唯一の希望なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 08:00:00
104696文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:14pt
この辺りでは、不思議な客人の噂をよく耳にするが、その客人の姿を見たことのあるという者は誰もいない。
Oヘンリー「最後の一葉」の換骨奪胎作品。
最終更新:2022-06-28 16:43:56
3746文字
会話率:70%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:まずる製作所
現実世界[恋愛]
完結済
N2904HN
*このお話は~直通運転編③~の続きとなっております。よろしければ、~直通運転編③~の方もご覧ください。
二〇二一年、神奈川県の閑静な住宅街に住む高校三年生の西谷百合絵は、今年大学受験を控えていた。お騒がせなウイルスの影響や伸び悩む成績のこともあり、彼女はまた大変な高校生活を送っていた。二年生の頃から付き合い始めた新しいパートナー――的場萌花とも三年一学期の途中で別れてしまい、彼女にはもう受験勉強と大学受験いう目の前のつらい現実しか残っていなかった。
二学期が始まって数日
後、幼馴染でクラスメイト――寒川琴乃の違和感に気づいた。気になって仕方がなかった百合絵は出来心により琴乃の荷物を勝手にあさってしまいそれが仇となり唯一無二の気が置けないクラスメイト、そして友達を失ってしまった。
もはやこのクラスに一緒に居てくれる人は誰もいない。つらく思い悩んでいた百合絵はとうとう鉄道ヲタクの秦野宏明と昼休みを共にしてしまう。幸い秦野は百合絵の他クラスの友達――神宮真妃の彼氏ということもあり観察対象という意味でちょうどよかった。しかし、百合絵には腑に落ちないことがあった。
「どうして何も共通点のない秦野と真妃ちゃんがこんなにもラブラブなの?」
ある日、一年生の頃のクラスメイト――舟渡啓介との偶然の再開によりなんとか琴乃と仲直りするきっかけをつかんだ百合絵だったが、琴乃は「舟渡が受験する慶應か早稲田に合格しなければ来年四月から絶交する」という無茶苦茶な条件を突き出してくるのだった。
「琴姉のバカッ! できっこない条件つけてくるなんて……。ほんと、最低っ!」
とある私鉄沿線に住む高校三年生の女子高生の日常を描いたお話。彼女の大学受験の結末は? そして、秦野と真妃のカップルの秘密と、あのとき琴乃から感じた違和感の秘密とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 21:35:08
117712文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
少し懐かしいファンタジー小説です。長編で連載中。
短編の物語が続いていく感じで書いてます。今十一巻目です(かなり薄いラノベの文庫本で、現在十一冊目みたいな感じです)。
話が長くなってきたので、最初から読むのが大変な方もいるかと思います。
第七巻 「空中都市のアカデミーと運命の三姉妹」
第134部分補足 キャラ紹介とこれまでのあらすじ
初めて読む人は、ここから読むことをオススメします
キャラ紹介と、ネタバレありのこれまでのあらすじが書かれています。この第134部分を読
んだ後なら、次の話を読み進めることができると思います。
はるか昔、機械と神々との戦争があったという。しかしその全貌を知る者は誰もいない。
ガラクタ山に捨てられ、冒険者を夢見て成長したアポロ。
彼がなれたのは、古代技術が生み出した道具<アーティファクト>の力を引き出すことができる魔法使い。
でも、彼はそんな高度な道具を持っていない。まるで魔法が使えない魔法使い。
そんな彼が無謀なクエストに挑み、大陸最強の悪名高い勇者様に出会う。
彼が旅の中で出会う、魔導士、修羅、天使、アンドロイド、戦乙女……
長い旅は未だ始まったばかり……
(最初は何よりサクサク読めることを意識して書いていましたが、長くなりそうなので書き方を変えてみました。<第九十六部>第六巻辺りから、ようやくファンタジー小説っぽくなってきたかなと感じてきました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 10:49:16
589012文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:129pt 評価ポイント:41pt
私は、孤独だ。
寂しいと感じない。
イラッとすることも、心を棘(とげ)に刺されることも、幸福感に身を包まれることも、笑みを浮かべたこともなかった。
飢えも渇きも覚えない。
痛みや快感、刺激、妬(ねた)み嫉(そね)み、怠けることも出来ない。
他者を蹴落としたり、唯我独尊を貫くことや傲岸不遜になることも、愛や恋、身を焦がす恋慕とも縁遠い私だ。
そして、ここには誰もいない。
私以外に。
やるべきことは何もない。
他の者は何をしているのだろうか?
己以外と対話や遊戯を囲うのだろうか?
時の流れは停止しているかのようにゆっくりだ。
鳥が羽を1回羽撃(はばた)かせるために掛かる刻が3年くらいゆっくりだ。
雨粒の1滴1滴が弾ける静止画や、黒レンガの角が丸くなる様や、自動車のタイヤが磨耗(まもう)していく過程など、積年を懸ける事象を眺め続けることが唯一の娯楽だ。
娯楽と言える程楽しいものではない。
今は、星屑の輝きを観測している。
まぁ、退屈だがな。
『退屈』と衝動を覚えるしか、残っていない。
星屑は粉砕され、砂塵のように舞う。
これの繰り返し。
謂わば、再生だな。
散り散りに在(あ)ろうとするも、例に倣(なら)うだけ。
群集たる星屑ならば、逆もまた、然り。
数千年、数万年と星、星団の生死を幾度も観測してきた。
私は星屑を人に見立てている。
パターンで星屑は規則正しく輪廻するが、つまらない。
退屈だ。退屈だ。退屈だ。退屈だ。
だが、異変が生じた。
新鮮だ。しかし、不規則は、乱れは、修正されるだろう。
観測を続けよう。
星屑は一つの星となり、銀河を爆発的に拡大させた。
これは、成功なのか?
それとも、失敗なのか?
ん?あれは、視たことがない。
未知だ。昏(くら)く赫々(かっかく)と光る渦巻く現象だ。
一体どんな世界だろうか?
もしかしたら、国家?企業?集団?
まさか、1個人なのか?
判らない。もう少し観測・観察を継続しよう。
………………
他の者は干渉しているのだろうか?
ならば、私も干渉してみようか。
これは、人類が愚かな歴史を歩みながらも、彗星(すいせい)の如く顕現した『超能力』という『薬』となるか『毒』となるかが問われる物語。
伝説となるか、夜咄(よばなし)となるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 23:00:00
2354文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある夜、凛太朗は夢を見た。何時も見る夢は取るに足らない。だから殆どは朝起きると忘れてしまうのだが、その夢は違った。宇宙戦士になり何処かの惑星を奪還するために宇宙揚陸艦に乗船していた。そこで新しく部下になった降下兵と短い会話をした。
「ねえ、小隊長、私は生きて帰る事が出来るかしら・・・」「ああ、大丈夫だ。この作戦から帰ったら飯でも奢るから俺に付いてこい」と俺自身が不安だったが、心にもない事彼女に言って励ました。
その時の小刻みに震えている降下兵の少女の顔が、どうしても頭から離れ
なかった。
少女は俺に続いて降下したが、運悪く頭上で降下している彼女に敵のサイコビームにあたり燃えるのが見えた。その夢は、これから起こる出来事を暗示しているかの様だった。
人間の欲望や憎悪・怒り嫉みなど負の感情は再び魔族を生み出した。
結城凛太朗は成長する最強の幻想銃と強運を武器に人類存亡を賭けて人知れず異次元抗魔執行官として魔族と戦う。だが、宇宙のダークエネルギーの増大は暗黒神の力を強め異形の者達が棲む異次元と交わるXデーが近づいていた。それは人類滅亡の危機を孕んでいたが、その事を知る者は誰もいない。
前世から一途に思い続ける創造主になった円城寺五月、ちっぱいにコンプレックスがある最強の死神娘の抱く淡い恋がある。やがて、亜神の力を得た凛太朗と前世からの魔族に対する恨みの深さから五月達と溝が出来る事になる。五月の思い人、凛太朗との時空を越えた愛は成就するのか?
それを知りながら彼を思う死神娘、恋に行方は如何になるのか?
前作品では竜馬は銀河艦隊と共に魔界に攻め込み、自らの命と引き換えに宿敵、創造主や魔王を倒したところで終わりました。
本篇は、「伝説の強戦士、異世界を駆ける」の続編になります。
時は過ぎ、現世に再び凛太朗として生まれ変わった竜馬は警視庁の刑事になり平凡な日々を送っていた。
前世の記憶も宇宙最強の戦士と言われた能力は無い。
ある日、刑事として、猟奇殺人事件を捜査中、迷い込んだ異空間で、魔族と戦うことになった。そこで、ゴスロリファッションを着た死神娘と虎の獣人に助けられ九死に一生を得るが、この事件を、きっかけに思いもよらない運命が彼に待ち受けていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 20:25:19
179878文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:8pt
「万事屋アース」
普通の店では売っていない物がたくさん並んでいるらしい。…けれど、その店の正確な場所を知るものは誰もいない。
高校生の和也は、ある日ひょんな事からその店の入口を見つけて入ってみた。
そこで美しい店主と出会った和也は…。
なろうラジオ大賞へ応募する予定でしたが間に合わず…(´Д` )
せっかくなので1000文字で仕上げてみました。
プロローグ的なお話しか書けませんでしたが、続きを書くかはわかりません(´-ω-`)
書くならオムニバス形式になるでしょう
か?
チャンスがあれば挑戦してみたいと思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 12:03:54
1000文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:西藤りょう
ヒューマンドラマ
完結済
N3001HH
僕が彼女と出会ったのは新学期になってすぐだった。
その日は朝から色々と不幸な目にあっていた僕は暖かい日差し、そして穏やかな春風に包まれながら一人、帰路から外れたあぜ道を歩いていた。
普段ならば通ることのないあぜ道。
そんなあぜ道に一つの影を見つける僕。
誰もいない。何もない。そんなあぜ道に彼女はいた。
偶然に偶然が重なり僕は彼女ーー七草ナズナと出会う。
綺麗な髪をなびかせ、凛と佇む彼女はなぜあぜ道にいたのか。
「私は雑草だからね」
そう言った自称、
雑草彼女の秘密とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 21:12:05
85913文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:20pt
目が覚めた。
いつものベッドの上。しかし、何だかおかしい。
静かすぎるのだ。
朝の六時、母が慌ただしく朝食を作ってる時間である。
ベッドから出てカーテンを開ける。
マンションの外を見た景色は、車が一台も走っていなかった。
私は夢を見ているのだろうか?
……寝直そうかな。
って今寝直したら、学校遅刻しちゃうじゃん。
自室から出るとキッチンには誰もいない。
あれ?
「お母さん?」
呼びかけても、返事は返ってこない。
「お父さん?」
私の声は静寂に響いた。
頭の中が焦りと不安でいっぱいになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 12:17:21
293文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
一人暮らしの男子学生の元に、祖父の遺品のビデオカメラが届く。
古いビデオテープ方式のビデオカメラには、ビデオテープが遺されていた。
再生して確認すると、亡くなった祖父が棺桶から這い出て霊柩車を脱出し、
その男子学生のアパートへやってくる様子が撮影されていたのだった。
時を同じくして、玄関の呼び鈴が鳴らされた。玄関を調べてみるが誰もいない。
しかし、いつの間にかビデオ撮影モードになっていたビデオカメラには、
祖父が部屋の中に入ってくる様子が撮影されていたのだった。
最終更新:2021-09-13 06:05:13
9427文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:4pt
一匹の龍の背の上に、都市を築いている世界。大空を飛ぶ龍の上以外には人はおらず、周囲の空には異形の化物が存在している。人間は化物に擬態することで逃げ延びて暮らしている。
あるとき、異能の力を操る都市警邏の水陽タイチ(みずひ たいち)は都市の人数がいつの間にか一人増えていることに気付く。龍の周囲には大空しかなく、誰もいない。増えるはずがないのに増えている。
その調査を進めるタイチは、人間に擬態した化物の幼女ノアと出会う。タイチは、別の龍が存在し、別の都市に生きている人がいること
をノアから知らされ、タイチはノアと共にまだ見ぬ新しい龍へと冒険・旅することになる。
人外幼女と往く、断絶した龍同士を結ぶ冒険・バトルファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 21:10:59
95024文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:26pt
「––ただいま」そう呟きながら自分の家に帰ってきてぐだぐだと人生はもっと良いものだったはずと考える中村翔太。いつも通りのルーティーンを繰り返す中異変を感じて気がつくと–
そこは異世界だった!興奮して確認するが周りには誰もいない。異世界に投げ出された中村翔太は持っていた知識に頼り目的もなく歩き出す。
慣れない異世界にとまどいつつも出会った人々を助けるためショウタは生き残るために向かってくる敵と必死に戦っていく–––。
最終更新:2021-09-08 22:06:38
6404文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
これは、やや反則的な言い回しになってしまうが、人類の生活圏は地球全土にわたり、その高さは巨大なビルを越えて、国際宇宙ステーションの高度408キロメートルにまで昇っている。少なくともその高さまで、人類が到達したことは間違いない。
一方、人類が降り立った最も深い場所は、たった地下4キロメートルであり、その下の世界を見た者はまだ誰もいない。
――というのは表向きの話であり、俺は知ることになる。
地下はるか1000キロメートルでの人々の営みを。
地上より進んだ文明と科学技術
を持ち、ロボットと共に暮らす人々の生活を。
人と同じか、あるいはそれ以上に喜怒哀楽に富んだAI達を。
これは、地底で生きることになった俺、葉隠朗広(ハガクレ アキヒロ)が、
様々な人やロボット、AIに翻弄されながらも、精一杯生きて、戦って、恋をした。
“太陽”の物語である。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 08:24:07
134625文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:136pt 評価ポイント:92pt
怪物との戦争が繰り広げられる世界。
そこでは、戦いに勝利する力こそが絶対と信じられていた。
直接的でも、間接的でも、怪物を倒せる者にこそ価値があったのだ。
召喚術師のセイルは、日々聞こえてくる血なまぐさい話題に、心の底からうんざりしていた。右を見ても、左を見ても、世間の関心は戦争一色。いかに早く怪物を撃退できるか。いつ自分たちの生活に平和が訪れるのか。そんなことばかりである。
しかし、実際に戦うのは戦闘訓練を積んだ騎士や魔術師だ。学徒であれば学院に通い、敵を殺す方
法を学んでいく。多くの者が戦うために生き、命を奪うことだけを目標にしている。
そうやって散っていった命が、いったいどれほどあっただろうか。
それがセイルの抱えた憂鬱だった。
自分も魔術師ならば、戦いに身を置くべきなのだろうか。そんな考えさえ出てくる始末だ。
しかし、実際のところ、セイルに戦いを期待するものなど誰もいない。
彼は、戦場はもちろん、模擬戦の場であっても、公的な勝利実績がないのだ。
勝率ゼロパーセントの落第術師。それが世間的なセイルの評価であった。
けれど、彼の本当の姿を知ったなら、その評価を改めることになるだろう。
いまや戦場の伝説にさえなっている存在――獣王。
その正体こそが、ほかの誰でもない、セイル自身なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 21:35:14
51214文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:18pt
検索結果:212 件