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検索結果:10 件
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私の名はリーリエ。
これは私の人生の最期だ。
最期に訪れたかった勇者が眠る地に辿り着き、空の上の彼に祈りを捧げる。
何十年も前に魔王を討伐した勇者一行の銅像。
それは月日が経つに連れ滅び今はもう森となった村の中心に今も変わらず立っている。
方には鳥がとまり、足元には忘れな草の青い花が群生している。
....あれはもう八十年前の事になる。
リーリエは勇者像を眺めながら若かりし頃の記憶を遡る。
それは、勇者イルヴェとその仲間と出会った日のことだった。
勇者イルヴ
ェ、戦士ティモテ、僧侶ローズマリー、そして魔法使いリーリエ。
この四人は魔王を討伐する為に組まれた人為的なパーティーだった。
最強の勇者、歴戦の戦士、実力のある僧侶、天才的な魔法使い。
最初はみなよそよそしかったが旅をするうちに分かる彼らの人間性。
みんなと苦難を乗り越え、喜びを分かち合い、時には喧嘩したあの日々。
今思い出すとこの記憶が私の宝物だったのだなと思う。
あの二十年の記憶が、イルヴェが私の永久の光となり私の心を照らし続けた。
今彼は何をしているのだろうか。イルヴェにまた会える日は来るのだろうか。それとも誰も知らない世界へと旅立っていったのだろうか。
私は朽ち果てた勇者イルヴェの銅像の前に忘れな草の花束を捧げる。
花言葉は、私を忘れないで。
彼は私のことを忘れないでいてくれるのだろうか。いつかまた会う日がきたらいつものように名前を呼んでくれるのだほうか。
そう思い、一筋の涙が石碑の上に落ちる。
そうだ、姉さんにもあいたい。憧れで、頼りになって、優しくて、友達みたいな姉さんたち。
そうだ、みんなとまた会えたらいいのに———
その瞬間リーリエの視界がぐらりと揺れる。
地面にむけて倒れるその瞬間、彼女は幸せだったこの人生の日々を思い出す。
このストーリーはその記憶、そして彼らを忘れないでいるためのリーリエの人生だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 21:17:02
772文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
布団の中にいる男は何かに緊張しているでもなく、生活にプレッシャーを感じてもいないのだが、今夜は眠れそうにないぞと気が付いた。
幼いころより思い当たる理由がないままどうしてか眠れないときにだけ現れた、言わば
不眠の匂いを久しぶりに嗅いでみたくなり、自らが命名した「夜の蓋」を開けてみることにする。しかし男はそうする前に、これまで開けてきた過去の「夜の蓋」がいつのころだったろうかと記憶を遡るのだった。
最終更新:2023-10-27 23:00:00
27163文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
アニス・マクレーンは孤児育ちの冒険者。孤児院のために冒険者として就職をして、依頼成功の報酬の半分を孤児院に送っていた。
そんなある日の朝、アニスはある記憶が蘇った。それは、前世での記憶。
記憶を遡るとアニスの世界がとある有名なアニメの世界だった。
しかも原作を無視した夢小説の夢主だった。夢小説を書いた人がヤンデレが好きなのか、軟禁エンドで終わる。
そんなのは絶対に嫌だ。
そんなアニスの願いとは裏腹に、魔物に魔法をかけられ、夜になると猫になってしまう体質となってしま
ったーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 19:18:30
7800文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:186pt 評価ポイント:168pt
一人の男が事故で死んで転生したが、どうやらその転生した身体と記憶の中の人物がどうも違うらしい。
記憶を遡ると勇者と呼ばれる男の記憶があるが身体が全くの別人だった。
さらに記憶を遡るとどうやらこの身体の持ち主が『入れ替わり』というスキルを使って入れ替えたようだ。
これは、本来勇者に転生するはずだった男が転生する前に入れ替わりのスキルで入れ替わった男に転生した何ともややこしい転生をしてしまった物語である。
最終更新:2023-06-25 12:17:53
7742文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:136pt 評価ポイント:122pt
異世界から『世界を救う』試練のために、現代に飛ばされた少女の物語。
女子高校生・占部(うらべ)洸(あきら)は、この最近、自分が『他人の身体を間借りしている』そんな違和感を覚えていた。
違和感を解決しようと、高校で噂になっていた魔女・落合(おちあい)一夜(いちや)に相談することに……すると、魔女から『記憶を遡る』という魔具を渡された。
その魔具で見た記憶は、自分は異世界の住人であり『世界を救う』ために、占部の身体を依り代にしているのであると。
しかし、何を救うべきなのか!?
現代は平和そうに見える。手始めに成績が悪く人付き合いの悪かった、依り代の占部の生活を改善しようとするが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 09:00:00
10901文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
長い間見ていた夢があった。
情熱的で大きな夢のためになにかしていると言う意味じゃない。
夜、眠るときに見る夢の話。
その夢はファンタジーゲームのような世界観で、魔法を当然の事として扱う魔族とそうではない人間たちが住んでいる。
夢は覚めれば終わるものだ。
けれどこの夢は次の日も続きから始まった。止めたゲームの続きからやり直すように。
ゲームとも普通の夢とも違ってこの夢には痛みもあるし、触覚もある。味もにおいも色彩も、現実世界にある感覚なら何でもあった。
この夢はいつごろから見
始めたのか、記憶を遡ると不思議なことに生まれたころまで遡れる。そんなはずはない。だって普通の夢も見ていたはずだ。
けれど覚めてしまえばそれはたいしたことのない夢でしかない。
いいや、本当に昨日の夢は前の続きだったか?
結論から言えばそうだ。この夢はずっとずっと続いていた。それこそ生まれたときから。
ある日突然その夢の終わりが訪れた。それも思いがけない形によって。そう。
夢から目覚めなくなると言う、信じられない形で。
これは、ある世界の魔族と人間の真実の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 19:52:24
448986文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:24pt
ゲーム、アニメ、マンガ、その他諸々の二次元をこよなく愛し3次元には無関心な高校生の如月 憂。18歳と、何気なく憂に話しかけるクラスメイトで、明るく校内一有名な女子高生の星宮一夜。18歳。
いつもクラスでボッチオタクの憂は毎日のように帰ろうとしていた矢先に、教師に図書室の掃除をするように頼まれ、件の場所を訪れると、窓際に美しく佇まい読書する一夜の姿があった。少し会話をして、意外な事に話は盛り上がる。そこで彼女は用事を思い出し帰ろうとするが、突然の出来事のように彼女はフラついて倒
れてしまう。
「…私、もうすぐ死んじゃうんだ…」
「そうか、これも何かの縁かも知れない。僕に出来る事なら何か手伝うよ。」
これは存在しないはずの彼女の物語。これは存在している僕の物語。過去に対する記憶を遡る時、そこに待ち構える二人の運命は__。
そして何故か憂に秘密を打ち明ける一夜。
何気なく放った言葉で、全てが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-21 20:11:40
13430文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
ぼくは高校二年生の時にあまりに多くの物を失い、あまりに多くの人達が傷付いた。
そんな記憶を遡るお話し。
超不定期更新です。
気が向いたら更新します。
最終更新:2017-03-23 01:00:30
3870文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
ある夫婦の出会いをさかのぼり、出会いから妻への愛を綴る。
愛とはなにか…男と女の交わす永遠の契りである。どんな形で未来が迎えようとも、世界よりも妻を選ぶ。
最終更新:2015-04-07 23:23:45
4328文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
作:今田ずんばあらず
ヒューマンドラマ
短編
N2001Z
高校弓道部に所属する「僕」は弓道の才に長けていたが、受動的な日々を送っていた。「僕」は雲に恋をしていた。そのことを友人岩垣に言うと、彼は拒絶反応を起こす。ようやく「僕」は雲へ恋が以上であることを自覚し、自信の記憶を遡る。弓道部新部長が「僕」に好意を抱いていたことを知り、また自身の愚かさを知った「僕」はやがて、雲への恋は中学時代に告白した「彼女」に振られた傷から生じたものであることに気付く。「僕」は過去からの脱却をはかり、雲と決別する道を選ぶのだった。
最終更新:2011-12-07 05:02:12
16890文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:41pt 評価ポイント:41pt
検索結果:10 件
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