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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:163 件
恋愛の辛さや切なさを描きました。
キーワード:
最終更新:2024-04-28 22:14:01
2378文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:深山 観月
ローファンタジー
完結済
N3266IR
天界の組織に所属している天使のナルヴィアは、天界に背き、地上に逃げた天使集団である総称「堕天使」を裁くため地上に派遣されたが、その初陣で敵側に囚われてしまう。
そこで彼らが天界に背いた真実を知ったことで、これまで確かな根拠もなく、自分たちは正義で彼らは悪だと信じ込んでいたと気付いた彼女の心は揺らぎ、堕天使に対して敵意を抱けなくなっていく。
そんな中、助けに来てくれた味方と堕天使の戦闘が目の前で勃発する。
自分が囚われなければ、少なくともここではお互い無駄な血を流
さずに済んだ。全ては自分が弱くてみんなの足手まといだから。なら、この戦いを辞めさせられるほどの力をどうか。
そう祈る彼女のもとに現れたのは、自分と同じ顔をした天使だった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 18:00:00
112294文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
伊吹雪乃の、日記です。単なる。
最終更新:2024-03-19 19:14:29
3231文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
読んで観て下さい。嬉しがります。
最終更新:2024-03-18 01:27:06
1320文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
読んで観て下さい。嬉しがります。
最終更新:2024-03-16 16:34:48
1123文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
又ホワイトアルバムの観月マナについてです。良かったら読んで観て下さい。
最終更新:2024-03-16 12:06:42
1176文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
良かったら読んで観て下さい。ホワイトアルバムの観月マナについてです。
最終更新:2024-03-15 23:59:49
1240文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
人生で一番自分とは何か、漠然とした悩みを抱える人が多い時期「大学生活」
大学生、気づけば学生でありながらある程度の収入があるため自立した気にもなり、社会人の一歩手前という最も曖昧な存在。
「僕」は特に目標があるわけでもなくただ進学したいかにも「大学生」だが、入学後すぐに出会う女性、瑞希≪みずき≫との大学生活は大きく「僕」の人生を変えた。
これは「僕」が「僕」であることを証明するためにもがき続ける物語だ。
最終更新:2024-02-19 22:27:10
2539文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:52pt 評価ポイント:36pt
先生から親友である優香が首を吊って自殺ことを知らされる。優香はいじめっ子から自分を庇ったことで虐めの対象になり、自殺するまでに追い込まれてしまった。観月は先生に相談しようと思ったが、優香から『絶対に言わないでね』と忠告を受けていた。どうして優香は加害者を庇うような言葉を残したのか。観月は分からないまま学校を生活を送ることになる。
最終更新:2024-01-07 19:00:00
9114文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
北海道沖の島に立つ双之塔は、旧日本軍によって建てられた研究施設で、忌まわしい歴史を孕んだ場所だという。施設に従事していた医学博士は不死について研究をしていたが、閉鎖空間に長期間閉じ込められたことでついに発狂した。施設の研究員を次々惨殺し、その肉を食らって塔の中に生き続けたという。そして、彼は頭部移植を自らの体で成功させ、若い研究員の身体を奪って生きながらえ、今も塔に訪れる若い人間の身体を欲しているという噂だ。そんな曰く付きの場所に集められた探偵・日出最子とその助手・片藁観月を
含めたメンバーは、そこで行われていた生物研究によって生まれたとされる、塔の中に眠るある医学的に重要な発明を明らかにするように依頼を受けていた。しかしそんな中、島に集まったメンバーの一人が首を切断されて発見される。そこから次々と首を切られて発見される探偵たち。これは血に飢えた不死身の医学博士の仕業なのか。そして、岩手県沖の島に立つ子之塔でも、同時期に同様の事件が進行していて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:56:17
114492文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:10pt
作:宇目 観月(うめ みづき)
現実世界[恋愛]
完結済
N8538IN
会社員のケイタはアオイにプロポーズする。だが、彼女の両親に結婚を反対される。アオイとの連絡を絶ったケイタは、二年後に彼女の携帯に電話するのだが…。
最終更新:2023-12-12 12:32:00
4177文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
作:宇目 観月(うめ みづき)
ヒューマンドラマ
完結済
N1105IM
啓太は亡くなった伯母の家に住むことになる。だがそこには厄介な犬がいて…。
最終更新:2023-10-29 10:59:13
5072文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:軽井広@気弱な令嬢と追放殿下6月発売!
ローファンタジー
連載
N2655HQ
高校生の祝園寺和樹は、幼なじみの婚約者に振られてしまう。
家の事情で婚約したとはいえ、和樹は幼なじみのことが好きだった。だが、幼なじみは、地味で平凡な和樹と自分は釣り合わないのだという。
和樹はショックを受けるが、そこに義妹の観月が現れる。観月は、学年一の美少女で、そして和樹のことが大好きだった。
観月は、和樹の婚約が破棄されたと聞いて、憤りながらも喜ぶ。
「これで、わたしが兄さんと結婚できますね!」
和樹は観月に迫られ、困惑する。だが、観月は和樹にハグしたりキスし
たりと、手段を選ばず積極的に迫る。
「わたしが……兄さんを幸せにするんです」
やがて和樹は、観月の愛情表現に陥落させられてしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 16:31:39
94891文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:5172pt 評価ポイント:2624pt
運命とは最初から決まっているのか?2024年現在の日本では、18の歳を迎えると雲の上に存在する教会カルマに行き、神ノヴァラにこれからの運命、総てが記されてるカルヴァン帳を授かるのだ。このカルヴァン帳にはその人の人生の総て、職業から死因、婚約者と細かく記されている。誰も憧れなど持たない。自由を考えもしない。抗おうともしない世界、秩序の完璧な社会が築かれているのだった。 そんな世の中に疑問を抱いた主人公:観月薫が世界を変ようと神を攫う物語り。
最終更新:2023-10-10 19:50:42
2097文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
お月見をしよう、と君が言ったので。
※ノベルアップ+、pixivにも投稿しています。
最終更新:2023-09-28 11:47:02
1334文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:20pt
リズは砂漠を渡る民の薬師見習いだ。ある日小さなオアシスで野営をした一族は、ブルータルビーストと呼ばれるならず者の集団に襲われる。
エデンから零れ落ちたもの、追放されし獣、血を好み残虐の限りを尽くす神と恐れられるブルータルビーストから逃れることができるのか。
リズの師であるユリナはいつも自分が身に着けていたペンダントをリズに託し、ブルータルビーストたちと対峙する。
最終更新:2023-05-07 15:00:00
10476文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:52pt
女の子が大好きすぎて、毎日のように女の子を追い回す思春期真っ盛りの男の子、“栄咲 遊助(サカエ ユースケ)”はいつも通り屋上からバードウォッチングならぬ、ガールズウォッチを楽しんでいた。
それをムクレながら見る幼なじみの“羽衣 観月(ハゴロモ ミツキ)”
そんな二人に突如、落雷が襲い来る。
凄まじい熱量と衝撃。
そのまま、二人は地上から・・・否。
跡形もなく現世から姿を消すのだった・・・。
「なんで、ここに人間が!?」
目を覚ませば、目の前には神様がいた。
何やら間違
いで、俺たちは殺されたらしい。
そりゃ、仕方ないですね・・・で済むわけがない。
神様とさらに、ムスメの女神様?の力も借りて、俺たちはついに、転生を果たした!
「 女の子大好き!女の子最高!チートな能力で俺は無双して、俺色のハーレム作ってやるんだい! 」
そう心に誓いを立て、彼は魔王と勇者が存在するという世界で、突如現れた第二の魔王として君臨する。
剣と魔法は当たり前の世界、レイナス。
そんな世界に降り立った主人公が使うのは、剣でも魔法でもない。『性欲』だ!
思春期真っ盛りの主人公が織り成す、色欲無双ストーリー!
ここにぃ~開幕ぅ~!
エブリスタでも公開中!
反応のいい方で頑張ろうと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 00:00:00
1091304文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:192pt 評価ポイント:66pt
日常の中の違和感と、各々生きているという話。
ストーカーの話がでてくるので、苦手な人はそっと回れ右してください。
最終更新:2022-12-19 20:00:00
1598文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
突如、黒い化け物に襲われ、気が付けば見知らぬ地に居た橘蒼司は、世話になった村でここが異世界であると知る。
自らの信念と元の世界に帰還するという目的の為に、村の発展という恩返しと帰還の方法を探る為に異世界で生きる。
帰る為にこの世界で生き抜く―――、そんな物語です。
最終更新:2022-12-16 03:17:33
91779文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
私立化野大学附属高等学校の生徒会長である観月 玲衣は学生からは女帝と呼ばれている。
彼女は生徒会室を私物化し、独立独歩な振る舞いを行い、彼女に対立しようとする者は退学に追い込まれるというものであった。
しかし、女帝は実のところ高校1年の村野 匡を生徒会に入れて、夢見る青春を送りたいだけだった。
対して、匡はそんな女帝と絡むようになってしまい、夢見る平穏で平凡な生活が壊されようとしていた。
これは、生徒会に絶対に入れたい女帝と生徒会には絶対入りたくない男の話。
この作品が
初投稿になります。思いついたことを書いているので、不定期になりがちかもしれません。
誤字脱字やなんか気になる箇所などありましたら報告よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 20:00:00
5456文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:宇目 観月(うめ みづき)
コメディー
完結済
N1889HW
橘くんは失恋し、新しい彼女をつくろうとするのだが…。
最終更新:2022-10-01 13:47:37
5212文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:くろねこどらごん
現実世界[恋愛]
短編
N0237HT
働きたくない。
それは誰しもが、一度は抱いたことのある想いだと思う。
俺、鹿島裕司がそのことを考えたのは、幼稚園の頃のことだった。
「ユウくん、なにしてるの?」
そんなことを考えていた俺の顔を覗き込んでくるのは、幼馴染の木ノ下観月だった。
同い年の中でも飛び抜けて整った容姿の持ち主で、何故か俺によく構ってくるやつだ。
そんな彼女を見て、俺の頭に悪魔的発想が浮かんでくる。
「あのさ、俺、働きたくないんだ」
「働きたく…?」
「うん、絶対働きたくない。働くなんて絶対に
ごめんだ。だからさ、観月に俺の代わりに働いて欲しいんだよね」
「私が?ユウくんの代わりに?」
「そう。そして生涯俺のことを養って貰いたいんだけど」
ダメかな?そう問いかける俺の言動は、子供ながらに間違いなくクズのものであっただろう。
普通なら決して頷かれるはずのない一生寄生宣言。
だが、観月はこれを受けて一瞬キョトンとした表情を浮かべ、
「うん、わかった!私が一生、ユウくんのことを養ってあげるね!」
すぐに満面の笑みで、そう答えてくれたのだった。
そしてあの約束の日から十年。
俺は普通の高校生になり、観月はアイドルになっていた。
俺のことを、生涯養ってくれるためになぁっ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 00:00:00
15440文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:9752pt 評価ポイント:7782pt
警視庁組織犯罪対策部、組織犯罪魔導特別捜査隊。そんな隊に所属するうら若き女性警察官、神宮観月はこの日、ある男を追って夜の街へと単身で繰り出した。水商売の店ばかり立ち並ぶ街で、観月が追う男とは──。
最終更新:2022-07-15 16:13:34
4002文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:軽井広@気弱な令嬢と追放殿下6月発売!
現実世界[恋愛]
短編
N1059HQ
高校生の祝園寺和樹は、幼なじみの婚約者に振られてしまう。
家の事情で婚約したとはいえ、和樹は幼なじみのことが好きだった。だが、幼なじみは、地味で平凡な和樹と自分は釣り合わないのだという。
和樹はショックを受けるが、そこに義妹の観月が現れる。観月は、学年一の美少女で、そして和樹のことが大好きだった。
観月は、和樹の婚約が破棄されたと聞いて、憤りながらも喜ぶ。
「これで、わたしが兄さんと結婚できますね!」
和樹は観月に迫られ、困惑する。だが、観月は和樹にハグしたりキスし
たりと、手段を選ばず積極的に迫る。
「わたしが……兄さんを幸せにするんです」
やがて和樹は、観月の愛情表現に陥落させられてしまい……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 22:05:24
8736文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:2764pt 評価ポイント:2364pt
森に薬草を採りに出掛けた幼い兄妹が出会った美しい少年王。王の森に勝手に入ったと咎められ、兄は殺されてしまう。そのショックで記憶を失った妹スイランは町の商人ガクに拾われリンファと名付けられる。
やがて美しく成長したリンファは後宮で働くことになる。後宮入りする前日、森で出会った見知らぬ青年と恋に落ちるのだが、名前も知らぬままその場を離れた。そして後宮で働くこと数ヶ月、観月祭に現れた王はあの時の青年だった。
王の妃となり幸せな日々を過ごすリンファ。だがその日々は長く続かなかった
……
異世界の中華風の物語です。後宮の設定などはふんわりゆるゆるですので、ご了承ください。
アルファポリス様で先行投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 17:39:58
89140文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:362pt 評価ポイント:246pt
ある日胡桃少年は、言葉をしゃべる猫と出会う。
最終更新:2022-01-03 19:58:23
12528文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:134pt 評価ポイント:108pt
オランダ船の下っ端乗組員ハンスは、ドクトルシーボルトの命を受け硫黄島へお使いに行く。
本来、出島のオランダ人は、島から出るのは御法度だ。もしも掟破りがばれれば〝サムライに斬られる〟とハンスは怯える。
約束の七日間の間に、平佐田たる人物から、海底の皇子についての情報を貰って戻るというのがハンスに課せられた仕事である。お礼にドクトルはオランダに帰った折には、ハンスの病の母を診てくれると約束した。優秀な医者であるシーボルトに診てもらえればきっと、母ちゃんの病はなおると仕事を引き受け
たハンスだが、ドクトルが言うように簡単にはいかない。おかしな子供に懐かれたハンスは、ドクトルとの約束を果たせずに迎えの舟に乗る。
一方、異国人ハンスを〝居王様〟と信じた智次は、ハンスにくっついて出島へと渡った。困ったのはシーボルトである。
内々に硫黄島へハンスを出しただけでも大事であるのに、島の子供まで連れてきてしまったのである。
ところがこの子供が、海底の皇子の話を知っていると知り、シーボルトは大いに興味を覚える。
神様に召されたと覚悟を決めた平佐田は御館家で目を覚ました。琉球国の密偵、那医とともに、神隠しの犯人捕獲に協力することになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 22:23:07
55631文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:105pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
やむなく船出した平佐田だが、心は未練がましく薬園にしがみついてる。
遠ざかる岸を見つめ、涙を堪える平佐田を、でかい蟹顔が案じて近づいた。
ほんとうは、行きたくない。密命なんぞ糞食らえと、腸が煮えくりかえる思いの平佐田は、田崎を思わせるでかい蟹顔に向って、邪険に手を振った。
何もかもが平佐田の神経を逆撫でする。大声で叫ぼうとして、胃の腑のものを吐きだした。
ひどい船酔いに悩まされる平佐田を、色黒の子供が介抱する。
本土の子供とは少し違った印象の子は、平佐田の向う硫黄島の子であっ
た。
島の子供、智次と、その父親のおかげで、平佐田のささくれだった心が穏やかになっていく。
でかい蟹顔の男、那医と、智次とみた島の外観は、平佐田を気絶させるほどの圧巻だった。
皆にお礼も言えなかったことに心残りを感じつつ、船を下りた平佐田は、若い女の平手打ちを以て、島に出迎えられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 19:03:27
187350文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
平佐田が島を去って五年、神隠し騒ぎも落ち着き、島は平穏を取り戻していた。
神隠しの時子とともに現れた二人の子供も、島の子に交じって道場に通っている。
安仁と言徳ー出自不明の二人の子供を、神隠しの子と、気味悪く思う者もいる。
御館様はこのたび、御館家の氏神様とも言える黒御子様が、島神様に拝謁する祭りを計画した。島人から印象の悪い黒御子様を、子供の神様として島神様に格上げする祭りである。
島野子供たちの中から、島男七人衆と呼ばれる子供が選ばれ、祭りを盛り上げる。その中には、謎の子
供、安仁も含まれる。
攫われた平佐田の子供の行方、お館様の計画、那医の苦悶……神様は全てお見通しです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 15:51:48
90433文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
観月紫苑(みづき しおん)はファンタジー小説と甘いものが大好きな小柄な男の子。
ある日、紫苑のクラスに転校生がやってきたその日から
穏やかだった日常の歯車が狂いだし…。
現代と異世界を駆け巡る星座ファンタジー、第2弾☆
最終更新:2021-08-18 17:45:49
69642文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
帰国のため、荷を纏めていたシーボルトは、勢い込んできた敬作に従って、出島へと急いだ。
ハンスはとんでもない土産を、持ち帰ってきた。
しかし、その土産は帰国間近のシーボルトにとって、有難い土産だった。
最終更新:2021-07-07 21:00:00
46477文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
オランダ商船の船乗り、ハンスは病の母の薬代を稼ぐため、日本行きの船のクルーとなった孝行者だ。
十六になったハンスだが、祝ってくれる者はいない。ふて腐れ気味に荷の片付けをするハンスを上司が呼びに来る。
商館長の部屋に呼ばれたハンスは、商館医シーボルトから、硫黄島へ行き、平佐田という男から、報告書を受け取ってくるように言い付かる。
こっそりと島に上がったハンスは、慣れない山に潜み、平佐田との接触を試みるが、人の気配に身を隠し、また白い靄に阻まれてなかなか上手くいかない。出島の異国
人は、出島からでることは許されない。もしもハンスがみつかれば、たたでは済まされない。慎重に山を下りるハンスは、島の子供に見つかって追いかけられる。
迎えの日が近づいたハンスは、焦って山を下りた。運良く平佐田の滞在先に辿り着いたハンスだが、つい、疲れが出て寝入ってしまった。気付いたら日は暮れていて、慌てたハンスが木陰から飛び出し、いつぞやの子供にまた、追いかけられる。浜辺で待っていた迎えの船に乗り、やれやれと息を吐いたハンスは、知らぬ間にくっついてきた子供に仰天する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 21:00:00
9075文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
囲碁棋士のプロ入りを目前とした19歳の観月沙夜。必勝祈願に訪れた神社の階段から転げ落ち、異世界へ。
ところが転生先となるのは、無実の罪で処刑される運命にある貴族令嬢だった! しかもこの世界、囲碁が禁じられている! なんの冗談?
処刑の運命を回避して、のんびり囲碁三昧の異世界ライフを手に入れるため、沙夜の奮闘が始まります。
最終更新:2021-06-19 10:32:10
310230文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:328pt 評価ポイント:234pt
連日の捜索も虚しく、智次の行方はわからない。異例の神隠しに、苛立つ島人は、怒りの矛先を道場の先生に向ける。余所者の平佐田に、智次捜索の許可はでず、為す術もなく、平佐田自身も苛立ちを隠せない。
先生と島人の間にいざこざが勃発し、さらに、本土から撤退命令がでた。
智次が消えた前日に、聖域に智次の姿を見たという情報をもとに、平佐田は本土へ戻る前にと、聖域へと向う。案内役をした滋子から胸の内を聞かされた平佐田だが、平佐田にはどうにもできないことばかり。
聖域に辿り着いた平佐田は、そこ
で子供姿を見かけて後を追う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 21:00:00
11983文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
弔いに行った平佐田は再び、御館様に出くわす。滋子は、御館様から姿を隠そうとして、平佐田の前にしゃがみ込んだ。子供らの話から、滋子は御館様の許婚だと知って平佐田は気落ちする。
ところが、滋子には御館家へと嫁ぐ気持ちはなく、医者の助手になるため、平佐田に薬草の教授を依頼する。
急に道場が始まることになり、平佐田は島の役人、吉野から、守女について教えられる。
最終更新:2021-06-12 21:00:00
10549文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
重定の家で会った取次様、宗爺から教えられた夕刻の隠れん坊。
島での不思議に翻弄される平佐田に、二人の子供の子供の死が、突き付けられる。
今度は葬儀となった島の大事に、平佐田は智次、時頼と共に出向く。
平佐田の知る葬儀と、さほど変らぬ儀式に参加した平佐田だが、そこにはやはり、島の有力者、お館様の存在がある。
平佐田はそこで、滋子と、お館様との関係を知る。
最終更新:2021-06-09 23:02:04
8698文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
いろいろ短編集です。
幾つかの作品をエブリスタ他、別サイトにもアップしております。
別サイトでも観月(もしくは観月蛍)で活動しております。
最終更新:2021-06-06 15:22:00
84201文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:216pt 評価ポイント:160pt
島の医者、宗爺は、自身の経験した島の神隠しを語る。平佐田は、島神様と、黒御子様の存在を知る。
最終更新:2021-06-06 00:09:20
9994文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
重定家からひとり、荷車を引いた平佐田は、坂を駆け上がってきた滋子に手を引かれる。驚いたあまり、坂を転げ落ちた平佐田はまたまた腰を痛める。滋子の頼みを断った平佐田に、島の医者が声を掛ける。
最終更新:2021-06-03 16:27:00
5809文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
智頼に従って、重定の通夜に出向いた平佐田だが、どうにも雰囲気が平佐田の知る通夜とは違う。涙のない島人は、手に手に供え物を持って、集っている。
客に挨拶をする家人の他に、この場を取り仕切っているらしい取次様は、異様な雰囲気を纏っていた。
最終更新:2021-06-02 13:03:39
7979文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
お内儀の誤解も解け、子供たちの機嫌も直ってやれやれの平佐田は、一向に引かない白に足止めを喰らう。誰もが立ちこめる白に表に出られないのだが、島人は慣れた様子で文句一つない。
謝りに来たお内儀の言葉から、平佐田は智次を怒らせた原因に思い至る。
報告書を綴る平佐田は、持病の腰痛騒ぎだし、早々に床に就く。ふと、島に着いた日、頬を叩かれた滋子を思い出す。
かやせもどせの鉦の音を聞きながら、平佐田は子供たちの思いを知る。
深夜、ふいに起き上がった智次は、平佐田に島神様の話を語る。
寝過ご
した平佐田は、主の智頼から、かやせもどせの打ち切りをしらされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 17:25:14
32804文字
会話率:22%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
島の生活が始まった平佐田は、密命の遂行ため、島を歩き回る。
だが、特に収穫はなく、島人に幾度となく誘われる歓迎会に、日々辟易とするばかりだ。
島を歩き回った平佐田は、間借りする智次の家へ戻ると、常にある人の気配がない。不審に思った平佐田に、突然、態度を変えた智次は尋常ではない。
訳がわからぬまま、島中が真っ白な闇に包まれ、平佐田は忘れ去った郷の神隠しを夢に見る。馴染みの子供、重定の行方不明を知り、神隠しに思い至った。
最終更新:2021-06-01 16:22:44
18766文字
会話率:14%
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失恋の傷が癒えない庄助を、素間は自身の尻ぬぐいのために、引っ立てる。しののめの主様は熊、夕刻の主様は菩薩だと素間は言う。朝、夕で御霊が変るということだ。
拝田の童を救った美月だが、美月の狙いは庄助の命だった。美月は、昭暝を使って、庄助暗殺を企んだのである。
殺生の禁忌を企んだとなれば、美月には罪がある。美月は素間がお気に入りだ。尻ぬぐいは美月にして貰えと、庄助は突っぱねる。
美月は素間の弟だと素間は言い、自分たちの本性は、霊狐だという。
二匹の狐は、朝熊岳の主様に可愛がられ、
僕となって暮らしていたが、兄狐の素間は、ひょんなことから娘に憑いてしまい、結果、野間家の子息に産まれてしまったのだという。
与太話だと、聞き捨てた庄助だが、素間の乳母、お舟の裏付けに、信じざるを得なくなる。
庄助は神の子だと、語る素間に、庄助は自身の父親の正体を知る。
再び、主様の御前に出た庄助は、以前と違って穏やかな様にほっとする。素間は都合良く話を作り替え、全ては大神様の思し召しだと、胸を張る。
上手く話を纏めた素間は最後に、霊薬を賜りたいと申し立てる。主様は、鼻をほじって霊薬を下賜した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 21:52:29
481文字
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庄助が、生きていたと知った安五郎は、誠二郎の裏切りを知る。
本気の誠二郎は、安五郎に攻撃をしかける。
玉助と、付け髷弥平と共に、安五郎の攻撃を躱すばかりの庄助には、戦う得物がない。
間一髪のところを、玉助に救われ、何とか難を逃れた庄助は、闇に飛びこんだ安五郎に安堵する。
童も美月も無事であると知った庄助は、誠二郎を促して拝田村へ戻ろうとするが、髷を切られた弥平は、怒りが収まらず、庄助の口を借りて敵討ちを主張する。誠二郎は、それを庄助の言葉と受け止め、共に安五郎の後を追う。
竹
取の金太郎という、特別な技を持つ安五郎は、滅法強い。庄助が手にした山刀は、簡単に折れてしまう。応戦する誠二郎に、逃げるだけの庄助は安五郎に押されがちだ。
素間の進言によって、間の山の芸人らしく戦った庄助は、安五郎に一矢報いた。逃げていく安五郎を誠二郎が追う。
一連の様子を、昭暝が覗っていることを知った庄助と素間は、朝熊岳のご神木へと、昭暝をおびき出す。昭暝は主様に喰われる。
一件落着を祝って、庄助は古市の備前屋へ招かれる。拝田村の面々、金剛證寺の和尚と三八、誠二郎を招いた宴は、神凪さんの主催だ。神宮の祭主ですらも一目を置く神凪さんは、伊勢の影の実力者と言われる。誰もその正体を知らないと言われる神凪さんは、素間だった。宴たけなわの中、庄助は、想いを寄せる美月が男だったと知って、衝撃を受ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 12:50:33
19477文字
会話率:32%
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誠二郎に縛り上げられた庄助だが、安五郎は、誠二郎と示し合わせたようではない。安五郎は、誠二郎に探りを入れるような口ぶりだ。
庄助は、二人の会話の中に、誠二郎の素性を知る。誠二郎は拝田の神隠しに加わっていた。その子供らが消えたと誠二郎は言い、何としても子供らを取り戻したいと言う。
あんたとの相方仕事は終わった、そんな話は昭暝に聞けと、安五郎は言う。何度出向いても昭暝には会えない。だから、あんたに頼みに来たのだという誠二郎に、着いてこいと安五郎は言って、庄助の脇に積まれた座布団に
火を放った。
もうだめだと諦めかけた庄助に、玉助が助けに来る。庄助は、玉助のまだら技によって、朝熊山に辿り着く。
不意な攻撃によって、玉助が倒れ、庄助は必死に安五郎の攻撃を避ける。だが、安五郎は手練れだ。間一髪のところを、何者かが襟首を掴んで引っ張り上げた。死んだはずの素間が生きていた事実に、庄助は涙を流す。
死んだと思った玉助から、昭暝は誠二郎を殺るつもりだと知る。素間の調べに拠れば、昭暝は伊賀者であり、伊賀の後継者不足に、神隠しを企んだのだ。誠二郎の相方のふりをして、神隠しの童をそのまま横取りするつもりだ。
こんどは、木隠れの術で身を隠した素間と庄助は、安五郎と、誠二郎のやりとりを盗み聞く。誠二郎は、国元の若君のため、拝田の童に代理水垢離をする予定で、童らを集めたのであった。もちろん、水垢離が済めば村に返すつもりだ。そして、昭暝は朝熊山に探し物があり、それは素間と関わり深いものだと知る。
童の居所は知っている、取引をしようと誠二郎に持ちかける安五郎に、誠二郎は断ると言い放つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 16:21:15
15709文字
会話率:38%
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素間を失った庄助は、気力を失ったまま興行に出る。
火事で死んだはずの庄助が、生きていたと間の山は大騒ぎとなる。庄助の無事を喜んだ松右衛門から、大杉の主が、庄助の葬儀を出すと、騒いだ事件を知らされる。前代未聞の大騒ぎを訝った松右衛門は、庄助の父親は、幸福家の四男ではないかと告げる。
小屋を失った庄助は、太兵の使っていた小屋へと足を向ける。村の巫女、美月の手で浄化された小屋で、素間、太兵を偲び、美月を想う。
御座へ戻るようにと、庄助を迎えに来たおこうは、太兵が使っていた小屋の一帯
に残る、鬼子母神、お花の怪談で庄助を怯えさせる。怖がる庄助だが、あれはただの噂話だと、自らに言い聞かせる。
眠れない庄助は、筵を捲って小屋に入ってきた影に悲鳴を上げる。影は庄助の悲鳴に驚いて出て行くが、天井からぶら下がった髪に、庄助は肝を潰す。
美月との関係は許さないと、騒ぎ立てながら、母は庄助に迫る。
男の精を吸い尽くす鬼子母神お花と、庄助の精を求める母は、庄助には、どっちもどっちの化け物にみえる。
呼び出しのかかった母に従って、庄助は、村の集会場に出かける。呼び出しは、村の大事に、主たる村人を集め、主様のご意向を覗う集会だ。
各々に色の混ざり合った衣に身を包み、面を被った集会に、初めて参加する庄助は目を見張る。庄助は、玉家の中に美月の姿を探すが、美月はいない。気落ちする庄助をよそに、母は玉家のおこんと、言い合いを始める。剣呑な雰囲気の中、村長は、美月が神隠しにあった、明日から、間の山は物忌みに入ると告げる。
太兵、素間に続き、美月までをも失っては、生きていけんと、庄助は村を出る。とにかくにもまず、件の仲間を当ろうと、浦口大夫の邸を見張る。ところが、浦口大夫は極悪人で、素性がばれて夜逃げをした後だった。庄助にそれを告げた印地打ち誠二郎は、共に浦口邸に忍び込もうと誘う。
誠二郎は信用ならんと思う庄助だが、忍び込んだ邸で血の跡を前に、おそらくは殺された、浦口邸の手代、駒次郎に手を合わせる誠二郎の姿に、気を許し始める。誠二郎は、駒次郎の女から頼まれて、駒次郎の無実を証明する品を探しに来たのだという。
自分は悪党ではないと、庄助に訴える誠二郎の話に、耳を傾ける庄助は、近寄る気配に気を取られた隙に、誠二郎に刃物を突きつけられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 10:00:00
29473文字
会話率:31%
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弥平(庄助)のつれだと名乗った玉助と共に、件の医者のいる、橋谷家の隠居邸へと向った庄助は、そこで素間の知人、松阪の春庵に会う。春庵から、件の医者の正体を聞き、また、その男はもう、松阪へ移ったと知らされる。
村に戻った庄助は、母と待っていた素間に、春庵先生から聞いた話をすれば、素間は既に医者の正体を知っていた。間違いで殺された太兵はどうやら、式部の連絡役と思われ、始末されたらしい。
天皇家と将軍家の対立、そこに関わる間諜と、素間の話は剣呑だ。
その昔、天皇家には、八瀬童子という
間諜がいたと、語る素間に、突然、つけ髷が庄助の口を借りてしゃべり出した。
死人の付け髷、弥平は八瀬の村人だった。牛谷の童を、八瀬の村はどうするつもりだと、尋ねる素間に、弥平は、八瀬村の事情を語る。
弥平の死の原因を聞いた庄助たちは、庄助を襲った総髪の男の関わりを思い描く。
庄助を救った付け髪おすずは、付け髷弥平と許婚だった。
間の山に神さんの子が宿る。
意味不明の言葉を囁いた素間からは、血の気が失せ、庄助の腕の中で瞼を閉じた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 19:17:49
14537文字
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素間の命を受けた庄助は、伊勢の鬼門を守る、金剛證寺を訪れる。三八は金剛證寺の坊主だ。三つで八つを知る三八は、素間が頼みとする手先の一人でもある。
三八から、太兵が会っていた相手の居所を聞いた庄助は、和尚の付け髪を預かって寺を出る。山門を出た庄助は、付け髪のおかげで階段を滑り落ちる。
腰をやられた庄助は、乞食興行に出るが、降り出した雨にひとり取り残される。
猫のお玉と戻った小屋で、庄助は付け髪様に酒を供える。庄助が、山門の階段から転げ落ちた原因は、付け髪に絡まっていた針にあると
理解したからだ。遊女の髪でできた付け髪は、庄助を守ってくれたらしい。
勘違いで、庄助の小屋に乗り込んできた母から、美代の神隠しを知る。拝田の若衆として、捜索に加わりたいが、体重く起き上がれない庄助は苛立ちを感じる。
そこに現れたは、愛しい美月で、庄助は美月に手を引かれて小屋を出る。
いよいよ美月と、と心躍る庄助は、いきなり襲いかかった狐に捕まった。
乳母のおねう、おこうに白装束を着せられた庄助は、付け髷を付けられて御師邸に向う羽目となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 22:22:12
21103文字
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太兵が死んだ――。知らせを受けて向った勢田川のほとりには、衣も纏わぬ太兵の骸がうち捨てられていた。民人にとって、穢人は犬猫と同じ。無残な刀傷も露わに、驚愕に目を見開いた姿は、庄助の哀しみを煽った。
自らを責め、哀しみにくれる庄助に、素間は珍しく労りの態度を示す。
太兵は勘違いで殺された――。素間は謎の言葉を残したまま、野辺送りの場から姿を消した。深夜の御師邸に忍び込み、件の仲間の様子を確かめようと腰を上げた庄助は、朝熊岳の小坊主の元へ行けという素間からのメッセージを受ける。
最終更新:2021-05-18 16:14:07
5706文字
会話率:23%
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危ういところを素間に救われた庄助は、素間の、親爺殿の妾の家にいた。床下に作った部屋は、素間の隠れ家らしい。庄助は初めて、素間の腹違いの弟、健介に会う。健介は素直で、いかにも賢そうな童だ。素間はたいそう健介を可愛がっているようで、いずれ野間家を継がせるのだという。
素間は、庄助の悪戯のおかげで隠れているわけではなく、件の仲間が素間を探りはじめたので身を隠し、動向を覗っていたのだという。
庄助の命を狙った総髪の男は何者か。頭を悩ませているところに、御師が庄助を探していると、健介が
知らせに来る。庄助は、春木家の松右衛門に保護された、母のもとに案内される。拐かしに遭ったという母だが、ゆくゆく話を聞けば、攫われたのは太兵で、邪魔だった母は漁師の物置に置き去り。誇り高い母はそれが気に食わない。
間の山の掟を破り、夜の外出をした母は、鮑を仕入れに行ったらしい。間の山の大事な巫女にもしもがあってはいかんと、供をした太兵が攫われたのだと、庄助は知る。
母の代わりに村長のもとへ出向いた庄助は、太兵が医学を学んでいたことを知らされる。村長は、太兵に医学を伝授していたのは素間だと言うが、素間の居場所を太兵が知るはずもなく、それはありえない。
破落の仲間に、庄助を襲った誠二郎と、総髪の男。太兵に医学を伝授した者は、太兵の拐かしに関係があるか。太兵の追尾をしくじった庄助を、散々に罵った素間が、健介を手放しで褒めることもまた、気に食わない。負けてたまるかと、気合いを入れた庄助に、太兵が死んだと、茂吉が飛び込んでくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-17 22:14:56
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