レイモンド・チャンドラーの探偵小説に於て、主人公フィリップ・マーロウ曰く。
「詩人のブローニングだ、君は拳銃の方が好きそうだが」
銃器設計の天才 John Browning とビクトリア朝を代表する英国詩人 Robert Browning(1812-89)の何れも知られていない我が国では、残念ながらこのネタも顧みられることがない。そこで、この詩人が編んだ詩集を訳出する。
バラッド「エルヴェ・リエル Hervé Riel」を含む詩集「画家パッキアロット Pacchiarotto, and How He Worked in Distemper」は1876年に出版され、好感を持って受け入れられた。折りたたむ>>続きをよむ