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検索結果:86 件
アフメド医師にとってサラは最愛の女性だった。最も近くにいたのにも関わらず、彼女について知らないことがあった。そのうちの一つが窓のそばで祈る彼女の姿だった。サラは何を祈っていたのか?
サラの祈りについて気になっていたのはアフメドだけではなく、二人の友人ブシュラもだった。調香師であるブシュラのアトリエにある日突然やって来る若い新聞記者ウムト、ブシュラは彼にサラについて話してみる。ウムトがサラの祈りついて解き明かすことは星を掴むような話かもしれない、それでも彼のことを信じてみた。
そこにも祈りに似た何かがあった。
エジプトの政治家マルコは、医師として許されないアフメドの望みを水を飲むように受け入れる。アフメドは彼の黒く不吉な影に気が付いていたのだろうか?全ての光を集めるように陽光の下に立っているダリヤ、病院の中庭で立ち尽くす彼女の姿はウムトにはあまりにも眩しかった。
カモミールが病院の中庭にあるベンチのそばで咲いている。花の香りと花弁の奥底にある真実は何か?ウムトはサラの祈りに辿り着くことができるのか?古いカセットテープから流れる音楽がアフメド医師を包み込んでいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:00:00
334300文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:柴崎 りょう
ハイファンタジー
連載
N0405II
『プロローグ』
昔は要所として栄えた ”海に浮かぶ古城”は、贅ある限りを尽くし溺愛されて育った哀れな貴族の息子と同様、見栄のみが先行し、中身のない恥知らずの伽藍堂と揶揄され、ひっそりと歴史の中に埋もれていく遺物でしかなかった。
そして今、朽ち果てた城に行き来できる唯一の大橋が人策によって意図的に崩壊し、完全に孤立している。
因果なのだろうか、思わず顔に出てしまった嘲笑を制し、これから戦場となる舞台を悠然と見下ろす。
蒼白い月光に照らされた”海に浮かぶ古城”を最後の砦とし、
逃れる場所がないことを悟り決意した領民たちは、農機具の鍬や鋤、身幅の大きい包丁を手に取り、つぎはぎだらけの布をまとって、海から渡ってくる外敵を退けるために身命を賭けよとしている。
青年は、ポケットに入れてあった何の変哲もないふたつの指輪を愛おしそうに見やると、果樹園から運ばれてくる花の香りを思い起こした。「故郷の匂いだ」 青年は呟くと頬を緩め微笑んだ。わずかに赤みを帯びた金色の髪を逆立せ、彼の碧眼は歓喜に色を輝かせていた。
青年は、前だけを見つめている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:00:00
60014文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:30pt
音大で声楽を学んでいた彩音は、ある日ボロボロになったストリートピアノを見つける。論文で疲れ、練習も思うようにいかない。何となくピアノを触った彩音は、唯一手が覚えていた曲を弾き出す。
ひたすら弾いていると、ふと花の香りがすることに気がつく。顔をあげた彩音の目に映ったのは西洋式の庭園。そして跪きこちら向かって頭を下げる者たち。何が起こっているのか。慌てて立ち上がった時、違和感に気がつく。椅子に装飾が施されている。ボロボロだったはずのピアノは、見事な装飾が施されたものに変わって
いた。
彼らが望むのは、失われた音楽の再生。それによって甦る大地の恵み。
…いや、私そんなこと出来ないのですが??ピアノとか初めて3年ぐらいの方々と良い勝負どころか鼻で笑われる可能性すらありますが??え、どうしろと???
やるしかないから動く彩音。それによって出来ていく異世界での交流。彼女はいったいどうするのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 21:29:33
1182文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
午前零時に始まる残酷なライブ配信動画を見ていた男たちが、一人また一人と闇の中へと消えて行方不明になっていた。
勤め先がことごとく潰れる和高見愛流(わたかみ あいる)は、十二回目の就職活動の最中に得体の知れない花の香りを漂わせた瀕死の男の最期を看取って事件を知ると同時に、四十九日後に死ぬ〝闇香の呪い〟を受ける。
悪霊を自作の人形へ憑依させて祓う〝人形師〟と呼ばれる拝み屋・八條夜刀(はちじょう やと)と共に呪いを解く方法を探す中、同じ呪いを掛けられた人気動画配信者・零音(れのん)
と出会う。
果たして二人の解呪は間に合うのか。生き残ることはできるのか。
――暗闇の中に漂う得体の知れない花の香りが、男たちの理性と生命を奪う。
※完結まで予約投稿済。※WEB用加工前の作品をカクヨムに全話掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 22:00:00
130635文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:152pt 評価ポイント:74pt
冬が終わり、ようやく冷たい風を吹かせる雲さんが、わたしたちのもとから去り、暖かくお日様の匂いを運ぶ雲さんに代わってくれたこの春。
わたしたちがお手入れしている花壇の花の香りと慎ましやかな笑い声で彩られる『白美の園』ここが、わたしたちが暮らし、学び、育む場所です。
ヒノキの香りがする小さな木造の校舎と寮。二十一人のわたしたちと先生のお家。
わたしたちが一緒にここで暮らすようになってから早数年。楽しいこと。悲しいこと。何もかもわたしたちの間には隠し事はなし。仲良く上品に決
まり事を守る。いずれここを旅立つその日まで。ううん、そのあとも、わたしたちはずっと一緒。
だからある日、わたしたちのうちの一人がクスクス笑っていたので、いつものようにわたしたちはその子に訊ねたのでした。
「ねえ、何かいいことでもあったの?」
「楽しい夢を見たのね? 教えて」
「ねえ、笑ってないで答えてよー」
すると、その子は言いました。声を潜めて、でも興奮してしまったのかぴょんと飛び跳ねて、まぁはしたない。
「大きな穴を見つけたの! ゴミ捨て場の奥の奥! 外に通じる穴よ! 柵の下、木の板に土をかぶせて隠してあったの!」
それを聞いたわたしたちは「まぁ!」と声を上げました。すると、その子はすぐにしっーと指を口の前で立てました。
「内緒にして! 他の子にも先生にも! お願いお願いお願い!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 11:00:00
6694文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
吸血鬼と人の中立の施設である「花聖院」の娘であるマリスと、吸血鬼の始祖の血族であるサイラス。人、吸血鬼、花聖院の娘、と繊細な均衡の上にある協定で交わることのないはずの二人が出会ってしまいーー
話の都合上、流血表現があります。
最終更新:2024-02-08 20:01:02
82462文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:40pt
花の香りに導かれて出会った少年と少女のひととき。
最終更新:2023-11-02 16:54:46
2698文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:朝陽ゆりね
現実世界[恋愛]
完結済
N3667IK
くちなしの花の香りが初恋のほろ苦い思い出をよみがえらせる。
最終更新:2023-10-18 22:00:00
27245文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:98pt 評価ポイント:70pt
作:清澄 セイ/清水 セイカ
異世界[恋愛]
完結済
N4704II
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わ
せる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不審で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つ。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかったのだ。
「なぁ、フィリア。俺は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに落ちてしまった拗らせ男は、鈍感な妻にこれでもかと愛を伝えるが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 20:53:16
94927文字
会話率:61%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:4874pt 評価ポイント:3090pt
エステリア王国は春、夏、秋の三季を持つ国で、広大な平野は黄金の穀物と彩り鮮やかな果実で埋め尽くされ、木々が微風に揺れ、花の香りと鳥の歌声が自然の調和を奏でている。その中心に位置する城内では、護衛騎士団の団長であるクレア・マリンスと副団長のリネル・ナンドが毎日剣術の練習に励んでいる。
そこに、15歳の若き王女アルテミスとその側近ゼファーが会議に向かう途中、2人の練習を見かける。彼らは訓練中のクレアとリネルに話しかけ、クレアの剣士としての誇りと使命感を再確認する。しかし、アルテ
ミスが2人の練習を見て使命感を再確認するのは、会議前の日課だった。そして、アルテミスが会議に向かった後、クレアとリネルは遠くの空に赤い閃光を確認する。彼らは国を守る使命をますます感じざるを得なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 04:08:14
20513文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:四季社 タクト
現実世界[恋愛]
連載
N5860II
この物語は悲しい恋の話・・・
最終更新:2023-07-29 18:49:05
714文字
会話率:61%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ジェントルマン神山茂右ヱ門
歴史
短編
N5742II
植物にはいくつもの器官がある。
今パリのルーブル、合衆国ニューヨーク、東京のスカイツリー、上海、モスクワ。
それぞれの都市に全長1kmをゆうに超える花弁が花開いている。
それは風を切りながら揺らめき、都市全体を大きくしならせ音を立てる。
艶めかしい巨大な花弁が群衆を惹きつける。
その花を形作る材料は、各地からやってくる人だ。
人はその花の香りに引き寄せられ取り込まれていく。
取り込まれた者たちは肉体だけでなく精神も一体化し、一つの個体となる。
個性という差別は消え失せ一つの集
合体となる。
やがて花は世界を覆い尽くし、すべてが一体となる。
集は消え去り、一つの美しい個だけが残る。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:13:47
282文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
花の香りに導かれてやって来た温室。そこで出会った少年と妹と少女。この三人の出会いの小話。
最終更新:2023-07-26 14:34:28
2736文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
一羽の紫の蝶は、花の香りに誘われて、本能のままに洞窟の中に入った。そこには淡く光るように咲く青い花が咲いている。蝶はその花を、たまらなく欲しく思った。すると……。
青い花を求め続けた、美しくも儚い蝶の物語
最終更新:2023-07-13 08:00:00
33583文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
「────あたしは、あたしを好きなアキが大好きなの」
高校入学前に失恋した「彼女」はいつも、まるでボクのことなんて見透かしてしまったかのようにそう言って微笑んだ。その言葉に、声に、自分はきっと彼女しか好きになれないのだと思いこんでいた────そうであって欲しいと、心の何処かで願っていた。
過去の失恋がトラウマとなり人と深く関わることを恐れる少女・塩瀬晶は、星花女子学園で自分に自信が持てない少女・川蝉弥斗と出逢い、様々な人の協力を経て友人関係を築いてゆく。人と関わることを怖
がりながらも穏やかで誠実な弥斗と関わってゆく中で、晶は彼女に対する自分の感情が友情とは異なるものであることを知ってしまい────
***
柔い花の香りと、熱い夏の風の香りが鼻腔を擽った。目の前に呆然と立っている彼女は酷く悲しそうな顔をしていて、その表情に結局最後まで君を困らせることしか出来なかったな、なんて考えて自嘲する。それでもこうでもしなければ君をますます傷つけるだけなんだ、なんて頭の中で呟いた自分の声が、やけに言い訳めいて聞こえた。
どうして、と夏の風に紛れて彼女の細く澄んだ声が聞こえた。この関係の始まりはボクだったのに終わらせるのもボクなのかなんて、どうしようもないそんなつまらないことを考えてしまう。
ボクは「さっき言ったとおりだよ」なんて呟いて彼女に向かって笑いかける。彼女の目に映る自分が酷い人間であるようにと願いながら、何度も何度も練習してやっと上手に言えるようになったその言葉をゆっくりと舌先にのせて「川蝉さん」と名前を呼んでから、出来るだけ彼女に冷たく聞こえるように呟いた。
「────今まで、本当にありがとう」
***
主催:楠富つかさ様、星花女子プロジェクト
協力:星花女子学園、星花女子学園写真部、園芸部、空の宮市
キャラクター原案:桜ノ夜月(塩瀬晶)、今際ヨモ様(川蝉 弥斗様考案)
星花女子プロジェクト概要:架空都市S県空の宮市に建つ、中高一貫型私立女子高等学校「私立星花女子学園」を舞台とする世界観共有日常系学園百合小説企画の第7期参加作品。現在は10期まで開催中
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※不定期土曜更新(時々日曜更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 01:43:18
244981文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:77pt 評価ポイント:35pt
主人公真奈はへんぴな田舎に住む少女、そんな娘の楽しみは父健太郎と毎日じゃれ合うことだった。父もまた娘とじゃれ合うことが唯一の楽しみである、じゃれ合う二人の農家ストーリー
最終更新:2023-03-26 11:31:01
544文字
会話率:59%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ボクの入学した学校は、とっても怖い(もといとっても素敵な!)お姉さまたちが牛耳っている、不思議いっぱいの少女たちの大伽藍。 花の香りむせる女学院で起こる、謎の事件に巻き込まれたボクたちの運命やいかに!! やさしくやさしく楽しい気持ちになれるように一生懸命かきました!!
この作品は「エブリスタ」に載せたものを改訂したものです。
最終更新:2023-03-20 08:00:00
100105文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
ホームへ降りたら
湯の花の香り
最終更新:2023-02-17 23:27:19
267文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:30pt
王太子候補の長兄、騎士団に入団した次兄。自分は、蔵書を誇る図書室に入り浸り、ただ本を読んで日々を過ごすだけの第三王子。
そんな時に、また婚約者候補の打診がやって来る。どうせまたお断りを入れられるのだろうと思っていたのに、顔合わせで少しばかりのミスをしてしまってから、今までとは違うパターンが始まった。
令嬢に勘違いされてしまったけれど、少しばかり退屈していたしこのまま様子を見させてもらおうか。
最終更新:2023-01-03 22:06:43
6168文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:120pt 評価ポイント:98pt
建安25年(220年)3月、魏王曹操没す。
曹丕の手には、『魏王薨御』の4文字を記した水仙の花の香りに似た蛇霊香が焚き込められた絹が握られていた。
魏王曹操の死は、何事にも先置いて、秘するべき国家の大事。
これを外に漏らそうとする者は、処罰せぬわけにはならない。
しかし、後宮で、蛇霊香を用うる妃はただ一人。
そう、彼の妻 甄夫人である。
妻の罪と処罰すべき罪の間に挟まれ、曹丕はその心を悩ませるのであった。
最終更新:2022-10-02 09:00:00
10909文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:52pt 評価ポイント:50pt
ある夜、俺は人を斬った。
愛しい許婚からの手紙にそうしてほしいと書いてあったからだ。
そして一月後、俺は報告を書いた手紙を届けてもらうため、薬売りのお夏の来訪を待っていた。
最終更新:2022-09-23 20:36:19
3619文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:66pt
夢の中でみたとても残酷で、そして美しい人の死。
それは一体誰で、そして何を意味しているのか_。
主人公である、優は常磐紗良(ときわ さら)に恋をしていた。しかし自分の性別は女。優は自分が女に生まれてきたことを憎んでいる。そんな日常の最中、放課後突然、紗良から好きな人がいるとの告白を受けた。
優はそれがショックで紗良を__。
百合(女性同士の恋愛)と百合の花をかけた、短編恋愛小説です。
この話は、短く、そして儚い。
まるで本物の花のように___。
最終更新:2022-06-11 10:00:00
4561文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
甘ったるい、花の香りがすればいい
キーワード:
最終更新:2022-03-14 21:42:34
211文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
関東大震災を基にした作品です。
そのせいか、第一稿を書いている最中に阪神・淡路大震災が起きたり、サルベージ中に東日本大震災が起きたり、地元が震度5で被災したりと、とにかく地震・震災に深い因縁があります。
なお、一部大正時代の頃の文語体綴りで書いていますが、文法等正確性に欠けていますので、予めご承知ください。
また、主人公の名前が作者名と被りますが。ペンネームを用意する必要に迫られたとき、当時書きかけのものから彼らの名を急遽借り受け…そのまま今に至るという…ごめんなさいな事情な
ので、突っ込まないでやってください <m(_ _)m>
盛夏を過ぎたとある夕刻。大学生のさいかと隣室の美大浪人みしろは、友人を待ちながら花火を始めていた。
次第に興が乗り、徐々に派手な花火に移行しつつあるところに遅れてやってきた友人は、金木犀の小枝を差し出す。
その花の香りに、見知らぬ、けれど懐かしい記憶が溢れた。
浅草凌雲閣で、「私」は「十二階の乙女」と再会の約束を交わした。
その僅か数日後、帝都が激震に襲われることを知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 19:55:58
18671文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:2pt
百日紅の花に香りがあるのだとは、この年になるまで知らずにいた。
だがその香りは盛りを過ぎていたのか、風に紛れて捉えがたく、優しい印象だけを残して消えてしまう。そしてそれは、どこか儚い。
最終更新:2021-08-25 15:32:54
639文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:248pt 評価ポイント:234pt
幼馴染みの浅田の部屋に入り浸って夏を過ごす僕は頭ではこのままじゃいけないと思いつつも一緒に堕落していくこの生活も悪くないなと思い、また1日が過ぎていく。そんなある日の日常。
最終更新:2021-07-24 02:14:08
2284文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt
主から預かった"娘"の記念日に、男はかつての主に想いを馳せながら花の香りが高い酒を飲む。
"娘"に真実を告げたとき、彼女はどう答えるのか。
そして、彼は覚悟を決めることができるのか。
※2018年12月に本サイトで掲載しておりました作品の再掲載作品となります。
※サークルぽっぷこぉーん様合同誌『POPCORN vol.16』に掲載していただきました作品の再掲載作品となります。
※上記両作品では『鳳凰の羽根と翡翠の湖面』として掲
載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 21:14:01
10961文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
辺り一面を覆いつくす野花の中に浮かぶ、揺れ動く影・・・。
そしてその影の前に、男が一人立っていた。
男が影へ手を伸ばすと、影はその腕に絡まった。
『頼んだ』―。
男には、影がそう言っているように感じた。
すると一陣の風が吹き、影は花の香りと共に塵となって消えた。
男が呆然とその様を見ていると、
「おぎゃあ!おぎゃあ!」
その跡から、赤子の声が聞こえてきた。
男は黙ってその赤子を拾い上げると、その場を後にした。
そして赤子は、いつしか少女となっていた
。
これは、一人の少女の運命を辿る冒険譚――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 22:00:00
44079文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:80pt 評価ポイント:50pt
東京の大学で学ぶ主人公が恋と友情に恵まれ、戦時ながらも充実した学生生活を送る様子が前半に描かれ、後半では、徴兵された主人公の海軍航空隊での生活と、訓練の合間になされる婚約者との交流、および、特攻隊要員に指名されてから出撃に至るまでが描かれる。序章と終章は戦後における後日談であり、この小説のテーマを集約的に表している。
最終更新:2020-06-01 18:02:29
149322文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
朝の世界に
雫の音と花の香りが広がるそんな皮肉
最終更新:2020-05-22 18:41:40
322文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:106pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
0987654321
最終更新:2020-02-16 22:33:27
204文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:小日向 時雨
ヒューマンドラマ
連載
N0947FV
東雲沙那は、春が好きだ。
甘い花の香り、暖かい春風、青い空…
窓から見える世界は狭いから、もっと色々な所へ行こう。
大切な人と、ゆらりゆらり。
手を伸ばして。
東雲沙那は、春が好きだった。
最終更新:2019-10-26 15:24:20
4096文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
しかめっ面のせいで16年間友達無しのりこ、帰り道の途中で出会った三毛猫スミレに導かれ、フラワーカフェ・カモミールへ足を運ぶ、そこには何故か嘘が付けない雰囲気をもつ一人の女性がいて…
『なにか、お悩みですか?』
何かに悩んでいる時、苦しい時、花の香りに包まれる、不思議なカフェへ言ってごらん
最終更新:2019-09-14 19:27:43
3698文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
前世でプレイしていた乙女ゲーム、『シルファード王国物語~花の香りで恋をしよう~』に転生したみたいです。でも、名前もない、出番もない、モブ中のモブ。だったら、ゲームと違って勝手に動いても良いよね?!私のイチオシだった攻略対象者の父親を助けても構わないよね?!と意気込む貧乏子爵家の令嬢が奮闘するお話です。
チートなのに自覚と自信のない主人公が、斜め上の方向に頑張ってしまい、周りが振り回される物語。A面はヒロインサイド、ラブコメ的な感じで、B面はヒーローサイド、ダーク多めにな
っております。その後、ゴールインした2人のお話で、ちょこっと前世のお話が出てきます。相変わらず、ラブラブしてません。キーワードをよくよくご覧いただき、ご了承された方のみお読み下さい。
2019年8月31日、最後の2話をUPして完結しました。いつか、続編というかラブラブした日常生活を書けたら良いな~と思います。途中、諸事情で更新が止まっておりました物語ですが、最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。(´▽`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 21:24:55
336240文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:6764pt 評価ポイント:2048pt
人がひしめき合う都心にあるアキハ市。その一角にある雑居ビルの二階には、知る人ぞ知る癒やしの場があるらしい。
そこには一人ひとり細部が異なる制服に身を包んだ美少女たちがおり、訪れた者に至福の時を与えるという。
花の香りと蜜の味。そして、それらを際立たせる上質な飲み物と軽食を用意したその場所は――準メイド喫茶『ポイズナス』。
最終更新:2019-08-12 13:38:22
31416文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:9pt 評価ポイント:7pt
沈丁花の香りと共によみがえる悲恋の物語。
最終更新:2019-03-25 22:08:25
401文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「帯を解いてくださいませ」清右衛門は、妙にそう言われて動くことが出来なくなった。好いた相手と添い遂げたいという思いはあるが、それが許されない二人だった。
時代のイメージは江戸時代。江戸ではない、どこかの藩の武士の恋愛というか、婚姻にまつわる話というか。ゆるいイメージで書きましたので、そこいら辺はご容赦くださいませ。
この作品は遥彼方さま主催の『ほころび、解ける春』企画に参加作品です。
最終更新:2019-02-14 10:30:08
7736文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:102pt 評価ポイント:82pt
高校一年生の萌香は、人の恋心が花の香りとして認識できる特殊能力を持っている。
ある日、幼なじみの蓮に告白をされたのだが、彼からは恋の香りはしなかった。
蓮に好意を寄せる萌香は、疑問を抱きつつも蓮と付き合うことにするが――
最終更新:2019-02-01 18:00:00
8448文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:40pt
ガルデ王国浜辺の町ハマーユ。花屋で働く没落貴族の娘ロズリーヌは母とふたり慎ましく暮らしていた。ロズリーヌは数年前から奇妙な夢を見ているが、目覚めは悪く悪夢だと思っていた。馴染み客で憧れの公爵テオドール・フォルチュの求婚から、運命が動き出す。テオドールの愛がロズリーヌを深く覚醒させていく。夢は前世の記憶であると。ロズリーヌは抗う。悲しみまで受け継ぎたくないと。
花の香りに包まれ、紡がれる物語。
※不定期更新です。
何かありましたら、こちらのメールアドレスまでお願いします
。
okei07rose18@gmail.com
ツイッター @ao_okei折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-14 20:00:00
83345文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:170pt 評価ポイント:26pt
作:ダイコンオロシ
VRゲーム[SF]
連載
N4173EY
爽やかな風が頬を撫でる。
どこか懐かしいようで、それでも新鮮な風景が眼下に広がっている。
ここに自分がいることすら信じられない
風に乗った花の香りが鼻腔をくすぐる…
見たことの無い質感の花が足元に咲いている。
身体に鉱物をつけた獣が走っている…
ふわふわと色とりどりの光が漂っている。あれは妖精だろうか?
フンス..!
…撫でてみたら怒られた。
え!?撫でちゃだめなの⁉
いやだってふわふわしてて、気持ち良さそうだったし…
私は悪くな
……
「…ごめんなさい」
妖精.
.?は それでよし!と言わんばかりに フンス! と息?をたてた。
もう自分はこの、まるでお伽噺の様な世界の一部なのだ。
この世界を、自らの目で、耳で、体感できるのだ。
…もう我慢できない…
こうなったらやることは一つしかない!
……
…………
「キャッホーーーーーーーーィ!!!!」
一人のプレイヤーは崖からその雄大な景色へと飛び込んだ
…
……
「あ」
〈you died !〉
死んだ。バカだ。
これはとあるプレイヤーが自らの夢を求めて死にゆく
VRMMO 『Eleftheria-Online』 通称|Ele-On《エレオン》の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-18 12:30:43
702文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「……私が死んでしまったら、どうする?」
熱帯夜。
そう呼ぶのが相応しい湿気と、むせ返るような花の香りに包まれて私は問うた。
「ふふ、いきなりどうしたんだい?」
スルリ、彼の女性のように細い指先が私の頬を撫でる。
彼が愛した女性が死んでしまってから始まった歪な二人の関係。
貴方に私はもう必要ない。
貴方が用意した鳥籠で囀るだけだった私は今日貴方の元から羽ばたく。
まだ日本がヨーロッパを欧羅巴と呼んでいた、今よりも少し前の時代のお話。
ほんの少しですが性的な描写・
自死の描写がある為にR-15指定しております。
そういうのが苦手な方、15歳未満の方は閲覧注意です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 17:42:04
1581文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ののみやゆい(または ののちゃ、のの1号、高木眞弓)
ローファンタジー
短編
N4704ER
※重複投稿です^^;
三国志をもとにしたファンタジー
関羽将軍の義理の息子 関平は
赤兎馬が変身して美女の姿となったのを見る・・
最終更新:2018-04-07 18:16:37
1316文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt
花の香りを完成させるための非公開設定のつもりで書きます。
キーワード:
最終更新:2018-03-22 21:09:53
55763文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
*巣立ち
どうして鳥は飛ぶのかを少年は尋ねた。
先生はこう答えた。
「人が歩くのと同じさ、好きなことをするためじゃないかな」
「では鳥は何が好きなんですか」
「さあ、私には見当もつかないよ。でも君なら鳥になってみれば分かるかもしれないね」
少年は頷き、強い突風と共に姿を消した。
風には春の花の香りが混じっていた。
最終更新:2018-03-02 03:05:04
358文字
会話率:85%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
おしとやかで、清楚な雰囲気を醸し出しており、趣味は読書といった、清楚系女子の、吉野美香。
そんな彼女は、友人に誘われ、ある団体のサーカスを見に行くことに。
そこであらぬトラブルに巻き込まれ、目覚めるとそこは・・・・・?
「な、なに・・・・・ここ」
紫色の草花。夕陽色の空。桃色の樹木・・・・・。
それは、まるで異世界。
混乱している美香を助けてくれたのは夕陽色の空と同化するほどに輝く髪と瞳を持った、美しい青年だった。
最終更新:2018-02-23 23:06:30
1582文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
それなりに大きな商人の家に生まれた少女は、昔から大人びた子供だった。物語を正論でぶった切り、気に入った人に意地悪したくて、逃げられても追いかけられない。
「主人サマ」そう彼女を呼ぶ廃墟の鳥籠に住まう彼ー【鳥さん】は、そんな少女によく泣かされた。
彼の物語に難癖をつける少女は彼の泣く姿を見るのが好きで、それはいつしか彼自身への好意に変わっていた。
出会って、5年。少女は物語を囀る彼ー【鳥さん】のことを知るために、お伽話を探し続けていた。真実を知るために少女は海へ向かう。
そ
の間に、少女の大好きな彼が、失われてしまうとも知らずに。
彼が、どうしようにも届かない場所にいるとも知らずに。
(毎週日曜日投稿目指します。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-04 12:44:56
5188文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
水を操る力を持つがゆえに、村の有力者である長老に疎まれていた青年。蔦漆を操る力があるがゆえに、故国を追われ魔王と呼ばれ、命を狙われる少女。ある日忌まれ嫌われた生贄と青年の家族親類を殺した魔王として出会った2人は、夜の森で、言葉を交わした。そして、夜の森のお花畑で、2人はゆっくりと指を絡めた。それは、2人の初めての、長くは持たない平穏な生活の始まりだった。(花の香りシリーズですが、他の話とは全く関係がないので単品で読んでください。作者の書いた全く別の話、[物語屋と死んだ狼は予言
の勇者を望まない!]の世界のお話ですが、単品で読めます。ただし、物語屋も読んでくださると作者が喜びます。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-28 23:40:12
8695文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
豪商渡り鳥の一族の分家に生まれた少女は、虫に好かれるが故に、宗家へと売り飛ばされた。暴力を受ける中で出会ったのは、宗家の次男、黄昏の美と呼ばれる美貌の少年。幼い2人の逢瀬は、いつも髪結いで終わりをむかえる。奴隷のように扱われた少女と、人形のように扱われた少年は、「海で髪結いを」と、優しい未来の約束をした。
少年に取っても少女に取っても救いであったそれが、許されないと知りながら。
(花の香りシリーズ3作目。1話〜口付けを、2話〜抱擁を、を先に読むことをお勧めします。単品でも支
障はありません。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-27 20:00:00
14864文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:14pt
囚われの白ベランダのお姫様は、5年の歳月、大切で大好きな幼馴染を待った。待ちきれなくなったお姫様は、その身を自ら海へと投げる。その手には、幼馴染からもらった黒いペン。
幼馴染が好きで、大好きで、その愛情は恋慕は、いつしか執着じみた何かが混じっていた。
海の少女を愛した狼は、海の少女の片割れと、幼き日に遊んだ月光花の群生地へと向かう。
(同シリーズ前作の花の香りの口づけを、を先に読まなくても支障はありませんが、やんわりと推奨はします。)
最終更新:2018-01-19 20:27:45
16607文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
神が愛したとされる美しい海を愛し敬愛する白いベランダのある崖の街で、白いベランダのお姫様は空を仰いで呪詛をつぶやく。世界が憎い、私を見ない、私の声を聞かない人々が憎いと。海の色と予言を読み解く力を持つがために、人としての心を壊された少女の横には、いつしか花の香りを纏う狼が現れるようになっていた。
幼い日に、心の砕けた少女に恋をした。少し大きくなって、心を失った少女を愛した。そして、大人になった青年は、少女との約束を果たすために海へと向かう。
最終更新:2018-01-15 22:06:13
15372文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:39pt 評価ポイント:35pt
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