膨大な魔力と知識ありのチートだけど、転生先がツノはないよね?
異世界転生、胸躍らせる夢の展開のはず。しかし目の前で繰り広げられる勇者vs魔王の激戦に、僕は飽きていた。だって王の頭上で、魔力を供給するだけのツノが僕だ。魔王が強いからツノがあるのではなく、ツノである僕がいるから彼が最強だった。
ずっと動けない。声は誰にも聞こえない。膨大な魔力も知識チートも披露できぬまま、魔王の頭上で朽ちるのか。諦めかけていた。
勇者の聖剣が僕を折るまでは……!
動けなかったツノは、折れたこ
とで新たな仲間と出会う。チート無双はできないが、ツノなりに幸せを掴めるのか!? いつか自力で動ける日を夢見て、僕は彼と手を組んだ。
※基本ほのぼの、時々残酷表現あり(予告なし)
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 20:00:00
104953文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:58pt
目を覚ますと、見知らぬ世界で身体が剣になっていた普通の大学生『九條ユウ』。
混乱する彼を拾ったのは、圧倒的な実力を持ちながらただの農夫との会話にすらビビる魔術師の少女『アイン=ナット』。
彼女は、人と話すよりも盗賊退治の方が楽という筋金入りのコミュ障だった。
それをクールな態度でひた隠すアインの実情を見抜いたユウは、自力で動けない現状を打開するべく彼女に交渉を持ち掛ける。
「私がユウさんの脚になる代わりに」
「俺は、アインの口になる」
二人を待つのは親友との再会、狐耳
の少女との出会い、そして陰謀。
喋る剣とコミュ障は、冒険と日常の旅路を今日も行く。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-03 17:07:03
726108文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:45pt