-織音籠- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

「一緒に旅行、行かないか？」 　彼からそんな提案があったのは、付き合い始めて最初のゴールデンウィーク。 　二泊三日の旅は、二人で過ごす短い夏休み。 　＂Fifty-fifty＂の番外編です。 ＊＊＊＊ 診断メーカー『幸せにしてあげて』より。 “デートに張り切る二人“ のお題を使わせていただきました。

　義弟の結婚式。私は予期せぬ懐かしい顔と出会った。 　彼女は、私の知っている＂先輩＂なのか。それとも……？ 　『名前のない喫茶店』の後日談です。

ある夏の昼下がり。 ストリートピアノを見かけた夫は、引き寄せられるように歩み寄った。 彼が鍵盤に触れるのは、何年ぶりのことだろう 『はる まねく 歌』の後日談です。

久しぶりに行ったコンサート会場で、夫に＂お土産＂としてＴシャツを買った。 夫は、どんな顔でこれを受け取るだろう？ 三ヶ月ぶりに会う彼は。 『名前のない喫茶店』の後日談です。

ずっと好きだった先輩からスマホに届いたメッセージは、飲み会のお誘い。『友達を誘って……』って内容は、どうやら合コンらしい。 そんなお誘いに乗って参加した＂飲み会＂で私と二人の友人は、意気投合した三人の男の子たちと近いうちに、遊びに行く約束をした。

小学四年生だった俺の初恋相手は、叔父のお嫁さんだった。 大人になったら、叔父のようになりたい。 尊敬は、成長への目標となり 叔父のような大人には、なれない。 劣等感は、拗れた自意識になる。 早く大人にならなきゃ。 失くした恋の痛みが、焦りをうむ。 もっと大人にならなきゃ。 大切な彼女が、離れていかないように。

　結婚から、ほぼ一年。クリスマス前には、待望の赤ちゃんも産まれる。 　そんな幸せのさなか、新聞が伝えた一つのニュースは。 　学生時代の恋人が、苦境に陥っていることを意味していた。 　『忌み名の誇り』の後日談です。

　高校時代の恩師が亡くなった。 　大往生ともいえる先生の葬儀は、哀しいだけの別れの場ではなく。 　懐かしい顔との再会の場でもあった。

　小春日和のある昼下がり。路地で猫と戯れていた私は、ひっそりと佇む一軒のお店を見つけた。 　個性的なのは、お店かマスターか。 　でも、このお店の味と雰囲気は、クセになりそう。

　私の恋は、いつも出遅れる。 　好きになる相手は、必ず、誰かのものだった。 　私はこの先。まともな恋愛をすることが、できるのだろうか。

最愛の女性が待つ遠い場所へ、片道切符の旅にでた友人を見送った俺達の、゛送別会゛の夜の話。

　『夜遅くに電話をするもんじゃない』 　そう、両親からしつけられて育った僕はその日、夜遅い時間に一本の電話をかけた。 　ああ、父さん。本当に。 　夜の電話は、縁起が悪いんだね。 　”月シリーズ”　最終話です。

八月には珍しい、台風が直撃した日。私の恋も、吹き飛んだ。そんな私に、幼なじみが一つの提案をする。 ＊＊＊＊ このお話は『エブリスタ』にも重複投稿しています

一本の電話が、かつて断ち切られた親子の縁を結ぼうとする。 許すの？　私を殴って、親子の縁を切った父を。 許されるの？　親を殺す覚悟で結婚した私が。 ”誓いの月”の後日談です。

小学生だった俺に降りかかった災厄は、”タイミングの悪い事故”だった。けれど、その事故は俺から”ヒトの心”を奪った。友達も恋愛も、人付き合いの全てを捨てた俺が、”ヒト”に戻れる日は来るのだろうか。 ”忌み名の誇り”の男性視点のお話です。

高校時代、地味だった私は、従姉の言葉に生まれ変わった。『大学デビュー』と呼ぶなら呼べ。けれど、そんな私を、古めかしい名前が邪魔をする。好きで、こんな名前に生まれたわけじゃない。 　”魔除けの灯す火”の女性視点のお話です。

幼い頃から、自他共に認める”キレイな顔”をしていた私。にっこり微笑んで”お願い”さえすれば、世の中の全ては、私の思い通りになった。本気で好きになった、二人の男を除いて。 　迷子シリーズのスピンオフ作品ですが、これだけで読めるようにしてあります。 　蒲公英 様　主催 『はつゆき企画』にこっそり参加。

　『俺の居場所はここじゃない』。そう、思い始めたのはいつの頃からだろう。自分の居場所を求めて、親元を離れて進学した俺は、一人の女子に出会った。”彼女”が、俺の”居場所”、なのか？ 　この話には、無理やり、震災の表現が出てくるので、注意をしてください。 　”迷子の居場所”の男性視点のお話です

中学生のとき、些細なイジメの現場に出くわした。それを黙視してしまった私はそれ以来、人を信じることができなくなった。そんな私に近づいてきた一人の男子。”彼”の”何”を、私は信じるの？ 　この作品は、イジメ、無理やり、震災の表現があるので、注意をしてください。 “透き通る彩り”の女性視点のお話です。

彼女のその声を聴いた時、天使の歌声だと思った。彼女と会えなくなった時、俺は無力な自分を思い知った。そして……偶然、再会した彼女は、俺の知っている彼女ではなかった。 ”音楽の神様に愛された子”の、男性視点のお話です。

音楽なんて、大嫌いだった。音楽が選択授業になる高校で、やっと音楽から離れられると思ったのに。どうして……。 　"天使の歌を失くした子”の女性視点のお話です。

　ある日の街角。目と目が合った男と女。 　深層心理に埋め込まれたようなひとつの出会いが、私の心を動かした。婚約者がいるにもかかわらず。 　”蓼食う虫”のスピンオフです。

　結婚願望なんてなかった。ただ、『面倒な話が来た』とだけ思った。そうして逢った女性は、子供の表情でまっすぐに話を聞く人だった。この人に、オレの言葉を聞いて欲しい。 　”誓いの月”の、男性視点のお話です。

三十歳の誕生日を目前に、お見合いの話がきた。この人と逢ってはいけない。心の声がする。けれど。いつか、きっと”出会ってしまう人”だとも。 　”朱鷺の守り　月の守り”の女性視点です。 　

　声の出ない自分の姿を見せることができない、と、家出していた仁から同居人の美紗のもとへ電話があった。二人の関係が、変わっていく。 　”傍観”で、貴文が知らなかった、”まなざし”後の二年間の二人です。 　”まなざし”、”His　eyes”のあとでどうぞ。

幼い初恋を彼女の一言で失った俺は、言ってはいけない言葉で彼女を傷つけた。彼女は二度と許してくれることはないのだろう 　”Ｆｉｆｔｙーｆｉｆｔｙ”の男性のお話。 　”Ｆｉｆｔｙーｆｉｆｔｙ”、”音を織る　音の籠”とリンクしています

自分でも気づかないほど幼い初恋を、私は不用意な一言で壊してしまった。彼は、私を二度と許してはくれないのだろう。

　アイツと再会したのはほんの偶然。その出会いが俺たちの人生を変えた。 　織音籠の高校時代からデビューを経て…のお話です。

小さいころから、”要らんこと言い”だった私。そんな私に彼氏の貴文は、「言いたいことを言っていいよ。俺には隠さない千穂を見せて」と言ってくれる。でも、貴文。あなた、私に何か隠していない？

最初に出会ったとき、彼女は俺の、俺は彼女の客だった。俺が彼女に興味を持って声をかけるまでは。 短編　”まなざし”　の彼の視線で、二人の出会いから、”まなざし”までを語ります。 先に、”まなざし”からお読みください。 ※　少々思うところがあって、書き直しをしました。大筋は変えていません。

彼が失踪した。書き置きも残さないで。私は彼にとってなんだったの？