-線香の香り- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
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陽だまりの呪文
作:なと
詩
短編
N0540IG
雨は呼ぶ 闇の生き物を そっと法螺貝に耳を澄ませると 過去が囁きかける 夢を見ているのだ 低い男の声が腹から 雨が降っているからでしょうか お腹の子は随分野太い声 それでなくても 仏間は線香の香りで 亡くなった人達の遺影が 笑ってゐる 雨の中 美しいかんばせの着物の男が 神社へ向かっていく
キーワード:
伝奇
ミステリー
怪談
お地蔵様
夏
入道雲
雨
隧道
幽霊
お坊様
線香
カキ氷
最終更新:2023-05-27 15:02:13
4017文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
鬼蜘蛛の子供
作:瀬川なつこ
詩
短編
N2115HH
古い通りを、お坊様が一列になって、歩いていく。錫の音軽やかに。夏の巡業。風物詩。 秋のお彼岸、ナスの馬。キュウリの馬。綺麗ですね。子供達の、不思議そうな顔。 芒野原、柳行李に、呪いの藁人形を詰めて、呪い師は、ぶつぶつと謎の呪文を唱えつつ、草野を行く。 カキ氷に、お冷で、さっと冷たくなって。夏の呪いを、洗い流す作業。
キーワード:
伝奇
ミステリー
怪談
童話
怪談詩
暗黒童話詩
秋
夏
昭和レトロ
秋のお彼岸
合わせ鏡
線香の香り
最終更新:2021-10-28 20:02:13
1009文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
夏が来る
作:なと
詩
短編
N9538GY
夢のような夏がやってくる。 今年も、魂の還る季節。 町を歩いていると、線香の香りが。 仏壇の間には、祖母が、真っ黒な仏像のようになって念仏を唱えている。 真夏の盂蘭盆会で、苦しむ母を想うお坊様を想うと、 木漏れ日に強い日差しに眩暈と幻葬を想う。 少年時代には、夢の中で、鬼に魘されていたっけ。
キーワード:
伝奇
ミステリー
怪談
童話
夏
幻想小説
昔話
古風
最終更新:2021-05-15 16:27:47
544文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
アオゾラ ノ カナタ
作:たくみしゃん
ノンジャンル
短編
N4031BO
冬の寒さがいまだに残るこの日、私の家には沢山の人が集まっていた。 皆、同じような黒い服を着て、家の中は線香の香りが漂っていた。 そのくせ、外は突風が雨戸を大きく揺らしている。 そのため、線香の煙が簡単に外へと逃げていく。 「本日はご愁傷様です」皆が口をそろえて、私の父に挨拶をしている。 私は何故皆悲しそうな顔をするのかわからなかった。 お母さんは私が幼いころからいつも話してくれていた。 空の彼方には神の国があるのだという。 だから、お母さんがいなくなっても神の
国に行くだけだから、夕空(ゆら)が神の国に来ればまた会えるよ、と。
折りたたむ
>>続きをよむ
キーワード:
少女
少年
中学生
神様
最終更新:2013-03-17 19:40:11
7004文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
検索結果:4 件
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