-私を攫って- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　-春は突然あらわれて、舞い散る桜と共に、私を攫っていきました。- 　春もそろそろ終わる頃、主人公である病弱な少女・睡蓮スミレと、まじないオタクの青年・華忍マチは、櫻王国で穏やかに過ごしている16歳である。 　スミレは、櫻王国で数少ない光の魔法の使い手であるが、病弱であるため一日に使得る魔法料が限られていた。そしてまじないオタクであるマチは、彼女を回復させる為の呪いを作ろうとしていた。 　ある日スミレは、マチと2人で神出鬼没と噂の、とある書庫へ向かう。そこは、喫茶店と一体化している、かつてあった人々の理想や夢、御伽噺が描かれている本が並ぶ「夢幻の書庫」と呼ばれる場所だった。 　代理の店主兼番人であるナルシストで喰えない印象のナルキスと名乗る男と出会う。 　彼と出会って以来、スミレは夢の中で掴みどころのない女性、風と出会った。それをきっかけに、数多の不思議な体験を現実と夢の中でする事となった。 　しかし葉が落ち始める頃、櫻王国では奇妙なことが起こり始めた。どうやら風と夢で体験したことが王国のスミレとはまったく関係のない所で現れているようで……？ 　シリーズ第一弾・前日譚！ 　スミレはこの奇妙な現象を解決する事はできるのか。2人の幸せな日々は続くのか。 　書庫と夢の謎、そしてスミレの本当の姿について迫る。 本作は、カクヨムでも連載中です。 　折りたたむ>>続きをよむ

義母と義妹に虐げられていた私を攫ってくれた貴方。 それなのに私はまだ過去に囚われている。 この身体に絡みつく重い鎖を解いてくれたのは、貴方のくれる合言葉(パスワード)だった。

私の愛しいあなた、どうか私を攫ってください。

　劇的なる出会いが俺の人生を変えた。 　いつものドライブの最中、人気のない山道の頂上で俺は休憩を挟んでいた。 　そこに突如として、少女が現れる。 「私を攫って下さい」 　彼女は開口一番にそんな事を告げてきたのだ。 　当然の困惑の中、さらに俺を混乱の渦へと誘う事件が起きる。　　　　 　 ※ホラー要素を含みます。読後感も悪いので、苦手な方は御注意下さい。

ねえ、私を攫って逃げて！ 私は、DV夫から毎日のように暴力を受けている。

　私、ラプンツェルは髪の長い普通の少女。一度も高い塔から出ずに、魔法使いだというルークと一緒に暮らしているの。塔から出ないのは、「外に行きたい」というとルークが悲しむから…。 　でも、でもね？今年こそは、私の誕生日に見える特別な明かりを見に行きたいの！だからこっそり抜け出したのよ。そうして、私は王子様と出会ったの。そして知ったのよ。ルークが私を攫って、こっそり育てていたってことを！もちろん、怒った私は王子様と一緒に塔から抜け出したわ。広がっているのは、待ちに待っていた自由な景色よ！ 　…でも不思議よね。私、ちっとも楽しくないの………。 折りたたむ>>続きをよむ