前世、神であった少年と少女。渓と密は互いを深く想うがゆえにその命を散らした。
理の姫と呼ばれる光を司る存在であった密は目の前で死ぬ渓の前身・水臣の姿に絶望して自らも命を絶ったのだ。理の姫には彼女を守る花守という存在があり、彼らもまた殉死した。生まれ変わった彼らはどのような道を選び取るのか。
また、密を理の姫と知るがために狙う高貴な存在もいた。
二人の試練の時が始まる。
前作・『光と水の語り草』を改稿しました。
最終更新:2021-08-12 13:00:00
165225文字
会話率:40%
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