-満潮- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:9 件
1
彼がまだ十歳になる前のことだったそうだ。
季節は夏。彼は当時、生まれ故郷の町から山を一つ越えた海沿いの小さな集落、そこに住む親戚の家に世話になっていた。
友人と私は同じ町の生まれなのだが、彼には小学校に上がってから数年間、各地の親戚の家を転々とした時期があった。
その日の午後、学校の授業を終えた彼はまっすぐ家には帰らず、道の途中、集落のはずれにある浜辺に座り一人海を眺めていた。
ごつごつした岩山に囲まれた浜辺は狭く、辺りに人影はない。
足元には満潮時に打ち上げられた木
くずやブイや発泡スチロールなどの漂着ゴミが行儀よく一列に並んでいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 21:42:31
12746文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
夏のホラー2022参加作品です。
ベンチに置かれたラジヲからメッセージや音楽が流ている。
最終更新:2022-08-22 13:00:00
777文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:50pt 評価ポイント:46pt
小さな公園で、今日もブランコを漕ぐ。
いくら漕いでも、どこへもたどり着かないのに、それでも漕ぐ。
最終更新:2022-07-09 07:00:00
325文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
然したることもない普通の日々
最終更新:2021-06-10 12:00:00
1658文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
美術部がある高校志望の見目麗しい少女・波賀野マリンは、サンドアートを描くのが大好き。
そんな彼女のカンバスは、自宅前の自然豊かな美しい砂浜。
砂に描いて満潮と共に波に消えていくその儚さをも愛でていた。
まるで漣のように描いては消える、波に浚われ決して残らぬ絵を描き続ける実直な心と情熱。
これは彼女の日常的創作風景を綴ったささやかな物語。
最終更新:2021-01-26 05:55:17
795文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt
むかしむかし。満潮を迎えたとある漁村でのこと。
その日の潮はいっとう足が長く、普段に比べて何町も伸びたその海水が、家の中へ入り込み、床をしとどに濡らした。
これまで無かった事態に戸惑いを隠せない村人だったの前へ、沖合に出ていた漁船の一隻が帰ってくる。
そこに乗っていた者が持ち帰ったのは、奇妙な話だった。
最終更新:2019-09-02 20:00:00
3834文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
レモンが日本に伝わって来たのは、明治時代のこと。
静岡に始まり、和歌山、広島へと伝わる苗木たち。
その栽培が広島の諸島で始まった時、例年に増して霧の濃い月が続いていた。
時間違いの満潮。沖合の不審な高波。
そして、砂浜に流れ着いたもの……瀬戸内の海は、静かに荒れている。
最終更新:2018-12-20 12:50:05
3700文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
あなたは言った。「夜の海にはいったら、つかまってしまうよ」
「何に?」あたしがいくら聞いてもあなたはほほえむばかりで答えてはくれなかった。
あたしは今でもわからない。あなたは夜の海にとらわれたまま、帰ってこない。
……幼なじみの恋人に先立たれた満潮と、恋人の弟万葉。のこされた二人が選んだものとは。
※「鈴森呉葉にまつわる話し。」の未来ですが、単品でもお読みいただけます。
※「雅美の書簡」にもリンクしてますが、むしろそちらがおまけです。作風はまったく違うのでご注意を。
※
この作品には、闘病、死、児童虐待を示唆する描写が入ります。自己責任で回避をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-18 07:00:00
34674文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:31pt 評価ポイント:21pt
地方都市に単身赴任したサラリーマン。独り暮らしの侘しさ、勤め人の懊悩、正義と不正義の葛藤など様々な気持ちが満潮となって押し寄せる。波間の中で唯一、恋人への便りだけが日々の救いとなり、生きる糧となっていく。
最終更新:2014-12-27 12:58:11
21185文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt
検索結果:9 件
1