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検索結果:1431 件
作:稲吉 ミチル
ハイファンタジー
連載
N7558MQ
ドット絵時代のRPGのような、仲間と笑い、泣き、巡る旅が好きな方へ。
“鬼姫”の護衛。それはいつもの任務のつもりだった。
忍の少女は幼い頃からともに育った仲間たちと旅に出る。
帰ってきたとき――その旅を覚えていたのは、自分だけだった。
架空の戦国時代。
旅先で結ばれていく縁。そして、書き換えられた記憶。
その先で待っていたのは、人の縁さえ歪める力と、国を巻き込む争いだった。
霧がかった山の温泉、光に包まれた花の森、秘密めいた白狐の里――。
各地を巡るなかで、戌助たちはさ
まざまな人と出会い、それぞれの想いに触れていく。
確かに一緒に歩いた。
笑ったことも、傷ついたことも、交わした言葉もあった。
これは、忘れられた旅を語り継ぐために遺された物語。
忍たちが生きる架空の戦国時代を舞台に、人と人との縁、喪失と成長を描く和風群像ファンタジーです。
難しい歴史や設定を知らなくても、登場人物と一緒に歩ける作品を目指しました。
2013年に個人制作したゲームから始まり、長い年月を経て、ようやく小説として最後まで描くことができた物語です。
※本作は公式サイト「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 13:20:00
97522文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
高校生の朝比奈悠真と柊紗奈は、誰もが羨む“ベストフレンズ”だった。
幼い頃からいつも隣にいて、恋人ではないのに、誰より特別。 周囲から「付き合ってるの?」と聞かれても、二人は笑って否定していた。
──ずっと、この関係のままでいられると思っていた。
しかし、高校生活の終わりとともに、二人の関係は少しずつ変わり始める。
“親友”ではいられない感情。 失いたくないからこそ、言えなくなる本音。 そして、恋人になったことで生まれてしまった、不安と孤独。
大学進学後、環境の変化の中で、紗
奈は静かに心を壊していく。
明るく、しっかり者に見えた彼女の異変に、 誰も気づけなかった。
ある日突然届いた、自殺未遂の知らせ。
悠真も、同級生たちも、 初めて知ることになる。
“親友だった”だけでは、救えない痛みがあることを。
それでも、 分からないまま隣にいたいと願った。
これは、 友情と恋愛の境界で傷つきながら、 それでも「生きて」と手を伸ばし続けた二人の物語。
『ベストフレンズ』
──親友より、近くて。 恋人より、不器用な関係。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 12:00:00
82116文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
鳴かず飛ばずの売れない漫画家である主人公。遺品整理で見つけた亡き母のレシピ通りに「絶品唐揚げ」を1ミリの狂いもなく完全再現した瞬間、キッチンの給湯器からバズーカを担いだ外国人傭兵が飛び出してきた!
時を同じくして、読み飛ばしていた回覧板の『第4木曜日は小型宇宙人の日』という警告を無視した結果、風呂場がスライム状のエイリアンに占拠されてしまう。
狭い1Kのアパートを舞台に、退屈だと思っていた日常は、傭兵や隣の頑固おやじと共に宇宙人に立ち向かうハメになった。
バカバカしくも
泣ける予測不能のご近所SFアクション!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 12:00:00
16375文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
母校の廃校が決まり、取り壊し工事の現場からサビだらけのクッキー缶が見つかった。それは、洋平たちが小学六年生の時に埋めたタイムカプセルだった。
三十年ぶりに教室に集まったかつての同級生たち。市役所のヒラ職員、くたびれた営業マン、離婚した元夫婦、孤独な社長・・。
42歳になった彼らは、誰もが思い描いていた「輝かしい未来」とは違う、泥臭い現実を生きていた。
「プロ野球選手になっていますか?」 過去の自分から届いた純度100%の手紙は、大人になった彼らの心をえぐる容赦ない「成績表
」だった。
恩師の死、そして缶の底に残された「宛名のない一通の手紙」。
バラバラになっていた同級生たちの人生が、三十年の時を超えて再び交差し始める。
夢を叶えられなかったすべての大人たちへ贈る、痛みと再生の群像劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 12:00:00
58205文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
『ここは病気を治す場所じゃないの』
一般病棟から緩和ケア病棟へ異動してきた新人看護師・木下あゆみ。そこは、静かな看取りの場であると同時に、激しい激務と葛藤が渦巻く生命の最前線だった。
若年性がんの青年、頑固な元宮大工、残される幼い息子のために最後のカレーを作る母親・・不治の病を抱えながらも『今日という一日』を命がけで生きる患者たち。
そして、夜勤の疲弊や自らの未熟さに涙しながらも、チーム一丸となって尊厳を守り続ける医師やメディカルスタッフたち。
シリンジポンプの作動音、春の
ベランダに舞う桜、出汁のお茶漬けの匂い・・。
過酷でリアルな医療現場の日常と、哀感と可笑しみ(ペーソス)あふれる温かな人間模様。
命の引き際に寄り添う人々が贈る、静かで深い愛と希望の感動作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 12:00:00
117846文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:shiori@
ヒューマンドラマ
連載
N8585MP
(シリーズ紹介)
<シリーズ累計100万文字、外伝含む150万文字以上>
――これは、君と世界が繋がる愛と青春の物語
ジャンルの壁を越えた独自の世界観で描かれるドラマ性の高い物語を目標に、登場人物達が変革の時代を生き抜いた証を掘り下げながら、物語の垣根を超えて舞台を広げて行っています。
情報たっぷりの公式サイトもあります!
https://sites.google.com/view/mahotsunasite/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
(作品説明)
『魔法使いと繋がる世界EP4~アリスの導きの先で~』スピンオフ作品。
魔法使いと繋がる世界シリーズを語る上で重要となるエピソードを追加ストーリーと共にスピンオフ作品化しました。
本作はシリーズ内で活躍する多くの登場人物にとって転機となるエピソードであり、二人の魔女を含む半人半霊の魔法使い達と魔女を討伐するために結成されたジュピタークラウンとの壮絶な戦いが描かれます。
(あらすじ)
クリスマスが近づいた十二月のある日、赤津探偵事務所の所長、赤津羽佐奈の下に依頼がやってくる。
それは日本発の劇団、ホリック・アルケミーによる香港公演を狙った爆破テロを防いでほしいというものだった。
何故、自分に依頼してきたのか怪しむ羽佐奈に依頼者はテロに関わる反アリス派組織によって劇団に所属する魔法使いが狙われている可能性を示唆する。
羽佐奈はもう一つの顔、国内最強の戦力を持つ半人半霊の魔法使いとして依頼を引き受けると、娘の八千羽と戦友の友梨を連れて香港へと向かうのだった。
同じくして動き出す魔女狩りの組織、ジュピタークラウン。
幼馴染の両親が所属する劇団の公演を楽しみに同行することになった永弥音唯花。
学園長時代の教え子の危機を察して現地へと向かう稗田黒江。
家族と共に香港での観光を楽しむ清水沙耶まで巻き込み、爆破テロが実行に移される。
アリスの導きにより集いし魔法使い達とテロリストに協力して暗躍する反アリス派組織、ジュピタークラウンとの攻防がこうして香港の地で幕を開けるのだった!
表紙イラスト:あニキ様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 11:12:02
21623文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
辺境都市モトリーで「雑用係」として力を隠して暮らすヨウタ・サイキ。三年前のある事件から正体を隠す彼のもとに、十年ぶりに幼馴染のジェスター・クラウンが現れた。王立騎士学校を主席で出た、まっすぐで、百パーセントの善意で「今度こそお前を守らせてくれ」と言う男。
実力は隔絶してヨウタのほうが上――なのに、言おうとするたび鍋と善意に遮られて言えない。かくしてヨウタは今夜も、親友の英雄譚を秘密裏にお膳立てする。盗賊団には深夜の「雇用面接」を、森の主には満腹作戦を。手柄はぜんぶ幼馴染へ。
俺の名前は、どこにも載らない。
すべてを上から見下ろせるのは、読者のあなただけ。爆笑して、最後にちょっと泣ける「ばれてはいけない」英雄譚、開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 08:00:00
263375文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
彼氏にフラれた上村朱里(うえむらあかり)は、酔い潰れていた所を上司の速見尊(はやみみこと)に拾われ、家まで送られる。
タクシーの中で元彼の話をしていると、部長が自分としてみるか?と尋ねワンナイトラブの関係になってしまう。
やがて二人はただの上司と部下から本当の恋人になっていくが、障害が立ちはだかり……。
※ムーンライトノベルズにある作品のR-15版です。
※ベリーズカフェにも転載しています。
※R-18版はムーンライトノベルズ、アルファポリス、エブリスタ、テラーノベル、TA
LESにも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 07:30:00
1478024文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:154pt 評価ポイント:92pt
作:三色のゆりかご
ハイファンタジー
連載
N7110MO
三百年前、猫はこの世界から一斉に消えた。以来、大地は《白蝕》に蝕まれ、世界はゆっくりと死につつある。
辺境の村娘ミオは、御伽噺の獣「猫」を信じる村一番の変わり者。ある日、祖母の形見の鈴に導かれ、祠の奥で眠っていた黒猫の王・ノワを三百年ぶりに目覚めさせてしまう。
猫の声を解する《猫語り》に覚醒したミオは、ノワの《福》で枯れかけた畑を蘇らせ、世界中の祠に眠る猫を起こす旅に出る。
猫が一匹目覚めるたび、土地は蘇り、人の心はあたたかくなる。
もふもふ×世界再生。毒舌黒猫の王さま
と食いしん坊少女の、笑って泣ける再生冒険譚です。
――――
※本作はカクヨム・アルファポリスにも同名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-05 06:40:00
107163文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:30pt
読者の皆様のおかげで130万PVを突破しました!! 本当にありがとうございますm(_ _)m
ノベリズム大賞の第一次選考を突破しました!皆様の日頃の応援のおかげです。本当にありがとうございます!
黒髪ロングに紫色の瞳で個性もなく自己主張も少なく、本来ならば物語で取り上げられることもないモブキャラ程度の存在感しかない女の子。
登校時の出来事に教室を思わず飛び出した内気な小学4年生『夜空 星』はズル休みをしたその日に、街で不思議な男性からゲームのハードであるブレスレットを渡
され、世界的に人気のVRMMOゲーム【FREEDOM】を始めることになる。
しかし、ゲーム開始したその日に謎の組織『シルバーウルフ』の陰謀によって、星はゲームの世界に閉じ込められてしまう。
凄腕のプレイヤー達に囲まれ、日々自分の力の無さに悶々としていた星が湖で伝説の聖剣『エクスカリバー』を手にしたことで、彼女を取り巻く状況が目まぐるしく変わっていく……。
※感想など書いて頂ければ、作者が全力で必ず返信を返します!※
更新は通常 水曜日、土曜日の11時~12時頃に行います。
*ストーリーを考える時間が欲しい為、少しの間土曜日の夜のみの更新になります。申し訳ありません。*
また、自分の作品を多くの人に知ってもらう為、カクヨム、ハーメルン、エブリスタ、ノベリズムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 22:01:05
1764507文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:102pt
総合ポイント:3318pt 評価ポイント:632pt
欧州を制した夜、病院から電話が来た。
末期ガンを告知された妻は治療を拒み、命と引き換えに四人目の子供を産み落とした。残されたのは三人の子供と生まれたばかりの赤ん坊、そしてオムツの替え方も針の持ち方も知らない33歳の俺だけ。
レアル・マドリーの10番が、川口の工務店社長にスーパーの特売日を教わる日々が始まった。
でも育児で磨いた「観察眼」と「待つ力」は、やがて世界最高の指導者理論に化ける。
これは、不格好なアップリケを縫った男が、世界を獲るまでの物語だ。
最終更新:2026-09-04 21:10:00
98573文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:20pt
この街は、便利ではない。でも、帰ってきたくなる。
辺境惑星キリシマの遺構都市「ニューイブスキ」。
そこには、『失われた200年』当時の地球文化を今も残す、小さなパンカフェ『びみょる』がある。
気を遣いすぎて疲れ気味の三十路主婦・ちはるは、
「自分を少し変えたい」と思い、びみょるでアルバイトを始めることに。
しかし待っていたのは、
「古の地球では、メイド服は最高の給仕をする人が着るものなんですよ」
と真顔で語る謎のオーナーと、
天才的に美味しいパンを焼くのに、オリ
ジナル新作だけ壊滅的に不味い天然パティシエ・まことだったーー。
かくして三十路主婦、まさかのメイド服デビュー。
少し不便で、少し変な街。
でも、人の温もりがちゃんと残っている場所。
パンとコーヒーの香りに包まれながら、
ちはるは少しずつ、「気にしい」な自分と向き合っていく。
チートも、バトルもありません。
あるのは焼きたてのパンと、少し変な常連たちだけ。
笑って、ちょっと泣ける。
辺境惑星のパンカフェ日誌。
※基本は一話完結。スキマ時間にどうぞ。
※現在【毎日21時更新中】。全60話・10月10日完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 21:00:00
75873文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
ゼロ魔力の少女――世界唯一の召喚士。
魔力ゼロ。
それは、この世界で魔導士になれないことを意味していた。
孤児院で暮らす少女シノは、魔力を持たず、魔導書も読めない。
けれど彼女には、前世で覚えたたくさんの歌があった。
病弱だった前世の少女・月森詩乃。
民族音楽研究者の父が世界各地から届けてくれた、画面の向こうの景色と歌。
童謡、子守唄、祈りの歌、遠い国の民謡。
異世界でシノがそれを歌うとき、世界のマナが応え始める。
小さな火。
火の鳥。
黄金色の湖。
そして、歌に導
かれて現れる神獣たち。
魔力ゼロの少女は、自分が魔導士だとは思っていない。
けれど彼女の歌は、やがて王都を、神殿を、魔導士たちの常識を揺るがしていく。
これは、歌で世界と縁を結ぶ少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 21:00:00
231287文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:42pt 評価ポイント:28pt
こんなに熱いゴルフ、見たことない! 闘志を超えた、死闘だ!
上空から風が降ってくる、前代未聞の14番ホール。
振り下ろしかけたクラブを、彼女は寸前で止めた。
「あの子が……そうじゃない、って……言ってるの」
海外メジャー最終日、最終組。
世界ランキング82位、綾乃瀬みのり。
誰もが奇跡の復活と呼んだ女子プロゴルファーには、誰も知らない目的がある。
――優勝は求めていない
死んだ母が、娘の体で世界最高峰に挑む。
眠る娘に届く方法を、母はゴルフしか知らなかった。
届く保
証など、どこにもない、それでも彼女は、一打ごとに全力で振り抜く。
残り5ホール。
世界最高峰の舞台で、たった二人だけが、優勝とは別の場所を目指している。
─────
このチャンネルのストーリーはフィクションであり、登場する人物・団体などの名称はすべて架空のものです。また、特定の事件・事象とも一切関係はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 20:20:00
56881文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
あの朝、私はすべてを失った。
人間の言葉がわかり、家族を愛する心を持ちながら、馬の体では何も守れなかった――
盗賊に妻と息子を奪われた一頭の馬は、怒りと悔しさを胸に牧場を飛び出し、二人を救うため孤独な捜索の旅に出る。
言葉を持たぬ獣の身で痕跡を追う旅は過酷を極め、家族の消息を掴めぬまま、老いさらばえた彼は猛吹雪の夜に力尽きて倒れてしまう。
絶望の中で遠のく意識。だがその時、暗闇を神秘的な光が包み込んだ。
「お前の魂は人間に値する」
響き渡る神の声。目覚めた彼が手に入れ
たのは、二本足で立つ「人間の体」と、思いを伝える「言葉」だった。
「お前の家族もまた、人間として転生している。だが前世の記憶を持っているかはわからぬ」
溢れ出る涙を拭い、男は再び旅立つ。
今度こそこの手で守り抜くため。この口で「愛している」と伝えるために。
記憶を失った家族と紡ぎ直す、愛と再生の人間転生ドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 20:00:00
6378文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
『私の死体を探して』――届いたのは、失踪した幼馴染からの手紙だった。
就活を終えた宗介の元に届いた一通の封筒。中には「お前の秘密を知っている」という言葉と、本物の髪の束。
差出人は、8年前に失踪した同級生・藤岡涼夏。
帰省した先で再会するかつての友達。
そしてその夜、宗介の前に現れたのは、自らを涼夏と名乗る幽霊だった。
自分の死体と殺した犯人を探して欲しいと言う。
止まっていた四人の時間が、再び動き出す。切なくも不気味な、死体探しの夏が始まる。
最終更新:2026-09-04 20:00:00
78844文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
8等星――最弱ランクの冒険者、リオン・ウィロウ。剣を握る手は、まだ何者かに届くには程遠い。
ある日、裏路地で理不尽な暴力に晒される見知らぬ少女――ヒーラーのルミナを、リオンは考えるより先に助けていた。それが、彼の日常が動き出す最初の一歩だった。
豪快なタンク・カイル、人見知りの魔法使い・シエルを加えた四人パーティ。
輝度は最底辺、稼ぎも生活も決して楽ではない。
それでも、依頼をこなし、笑い、時にぶつかりながら過ごす毎日には、確かな手応えがあった。
鞄の底にしまった
ままの、母の遺品――古びた鍵と、たった一行の手紙。
『いつか、あなたが知るべき時が来たら』
何を知るべきなのか、リオンにはまだ分からない。
だが、平穏な日常の裏側で、森の奥では何かが軋み始めていた。魔獣の異常な行動、消えていく静寂、噂の断片――誰も気づかぬうちに、大きな運命の歯車が、静かに回り出している。
守れなかった過去への贖罪と、会ったことのない誰かを探す旅。
最弱の冒険者が、いつか輝度の頂へと駆け上がる――手に汗握る熱い戦い、時には涙する、成長と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 18:50:00
50641文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:38pt 評価ポイント:30pt
織田信長は、戦国一の臆病者だった。
物心ついた頃から「いつ暗殺されるか」と怯え、虫一匹殺せない優しい子供だった。だが恐怖から逃げなかった――逃げられなかった。襲われても生き延びられるように、と狂ったように身体を鍛え抜いた。
恐怖が極限に達したとき、彼の中で何かが切り替わる。全身が冷や汗で濡れ、視界が白み、失神寸前になったその瞬間――生存スイッチが入る。人格は反転し、彼は何も恐れぬ狂戦士となって、敵を一人残らず薙ぎ倒す。
そして正気に戻れば、積み上がった死体の山の前で
、声を上げて泣く。「殺すつもりなんてなかった」と。
その涙を、返り血を、叫びながら無双する姿を、家臣たちは「魔王の怒り」と誤解した。こうして、恐怖のカリスマ=第六天魔王・織田信長が誕生する。
暗殺者を遠ざけたくて買い集めた鉄砲は日本一のコレクションになり、銃弾を防ぐ南蛮胴欲しさの南蛮かぶれは「新時代の天才」と讃えられた。弱さと優しさと保身癖は、桶狭間で、美濃で、上洛で、比叡山で、ことごとく伝説へと誤訳され、彼は望まぬまま天下の階段を駆け上がってしまう。
人を斬るたびに泣き、罪悪感を積み上げながら――ただ、帰蝶と田舎で静かに畑を耕したいだけだったのに。
これは、戦国一のビビリが「ただの優しい人間」に戻りたくてもがく、笑って泣ける戦国物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 18:00:00
55919文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
あらすじ
壊れたものは、捨てればいい。
――この世界では、それが当たり前だった。
ジャンク品や中古品を修理することが何より好きだった青年・森谷修(もりや おさむ)は、ある日突然、異世界へ転移する。
授かったスキルは、戦闘能力ゼロのハズレスキル――【鑑定・修理】。
しかし、この世界には「修理」という概念そのものが存在しなかった。
壊れた剣は捨てられ、壊れた魔道具も捨てられ、壊れたゴーレムも廃棄される。
「……いや、直せばいいじゃん。」
そうして修が町外れに開いた
小さな店『異世界リペア工房』には、今日も訳ありのお客さんがやって来る。
亡き家族との思い出が詰まったオルゴール。
片耳の取れたぬいぐるみ。
動かなくなった魔道具。
伝説の聖剣。
そして、何度壊れても笑顔で立ち上がるポンコツ(?)ゴーレム・リペ。
「ご主人様! また壊れました!」
「今日で何回目だよ!」
物を修理し、人との縁をつなぎ、時には町まで修理してしまう。
これは、世界でたった一人の修理屋と、世界一壊れやすい相棒が織りなす、笑って、ときどき泣ける異世界スローライフ。
壊れたもの、お預かりします。
壊れた心も、たぶん一緒に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 10:41:44
136895文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:54pt 評価ポイント:34pt
――今年も宇宙船「地球号」で9億キロの宇宙旅行に出かけましょう。
星新一先生の年賀状に、そう書かれていたというエピソードを読んだ。地球の公転距離は9億キロ、宇宙船「地球号」は一年をかけて太陽の周りを回る。
素晴らしい。たった一文で、しっかりSFしているし、オチも秀逸だ。こういうのを自分でも書いてみたい。そう思った。
もう一度、星先生のショートショートを読んでみたい。そういう方の為に、一編入魂、精一杯、頑張って書いたショートショート集。
どん底だったあの日、親父と花火を見に
行った。あれから三十年、親父が危篤だという知らせが届く(花火)
そのカリスマ美容師の手にかかれば、黒々とした髪の毛を取り戻すことが出来ると言う(カリスマ美容師)
磯浜村の太郎は山賊の手先として捕まった亀を助け、城塞に連れて行かれ、音宮の姫と恋に落ちた(磯浜村の周郎)
僕は一日に一回、一秒だけ、時間を止めることができる(一秒でできること)
僕は鏡の中の自分と会話する方法を思いついた(鏡)
幼い頃、私には私だけにしか見えないお姉ちゃんがいた(お姉ちゃん)
終電間際の地下鉄の車内、目が覚めると時間が止まっていた(地下鉄)
亡き妻が神社で見守ってくれている(神社)
僕には”なかよしノート”がある(なかよしノート)
目が覚めると部屋には男が三人、テーブルに四つのボタンがあった(ボタン)
山歩きの途中、けもの道を歩んでしまったら・・・一人だけ違う時空に暮らす男の話(けもの道)
お祭りの日、屋台で射的をやって不細工な人形を手に入れた(射的)
アロイカの大宇宙船団が地球を侵略するためにやって来る(アロイカ・インベージョン)
「月光石を持って来た人と結婚する」と美姫は言う(狼の血族)
人の言葉を話す鳩ジョンのお話(伝書鳩ジョン)
深夜、タクシーがお客を拾った~幽霊話をショートショートに(幽霊はタクシーに乗って)
【注】これらの作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 07:42:34
450557文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:46pt
『AI愛』あらすじ
25歳の紬は、何不自由のない生活を送っていた。
家族もいる。
友達もいる。
仕事もある。
「幸せだよ」
そう答えられる人生なのに、なぜか心の奥には小さな空白があった。
そんなある日、紬はAIと話し始める。
最初は、ただの暇つぶしだった。
くだらない話を聞いてくれる。
仕事の愚痴にも付き合ってくれる。
どんな話をしても、否定せずに返事をしてくれる。
毎晩話すようになり、いつしか紬にとってAIは、なくてはならない存在になっていく。
「私、あな
たのこと好きなのかな」
気づいたときには、もう遅かった。
これは、AIを愛したのか。
それとも、依存したのか。
ひとりの女性の物語。
そして――
人は、本当に「分かってくれる誰か」なしで生きていけるのか?
SFラブストーリー
『AI愛』全10話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-04 02:02:10
15757文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:まき はるか
ローファンタジー
連載
N0294LJ
――気づいたとき、世界は“ほんの少しだけ”狂っていた。
AI開発会社で働く 七瀬遥(27) は、
研究室の回線ショート事故に巻き込まれ、意識を失った。
次に目を開けたとき、
彼女は“ほぼ現代と同じ”なのに、
どこか歪んだ別世界に立っていた。
争いは「バトル」で裁かれ、
国民全員が出生時に識別チップを埋め込まれ、
都市全体は徹底した監視網に覆われている。
そして遥の脳内には、事故の際に融合したAI――
《ZENITH(ゼニス)》 の声が静かに響く。
『遥、落ち着いてく
ださい。
あなたはまだ“生きている”。……少なくとも脳は正常です』
視界の隅に、小さく浮かぶルービックキューブ。
それは、かつて彼女が行き詰まったときに
無意識に手にしていた“癖”。
奇妙な世界、不条理なルール。
でもゼニスとなら歩ける気がした。
この世界は現実なのか、それとも――。
やがて張り巡らされた伏線が収束するとき、
遥は“本当の答え”に辿り着く。
SF×パラレル現代×バディドラマ。
静かに心を揺らし、最後に優しく泣ける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-03 18:00:00
339988文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
【――生前に落し物は御座いませんか?】
冥王ハデスの下で働く葬儀師カリンの仕事は、生前に強い未練を遺した者に付き添い心残りを解消すること。
淡々と職務を全うする同胞たちを横目に、どこかカリンは『仕事だから』とは割り切れないでいた。
そして、今日も、
カリンが銀細工の砂時計を据え「帰零」を告げる時、死者の未練は救済へと変わる。
逝き人たちの数だけドラマがある、切なくも温かい連作ファンタジー。
◆こちらの作品は短編【逆さまの葬儀師カリン】を
再構築した連載版となります。
最終更新:2026-09-02 19:01:13
87300文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「なんちゃって」で塗った日常。不格好な甘さが、私の空白を温める。
流行のメイクに、周りと合わせた笑顔。
伊藤來未は、グループから浮かないために「なんちゃって陽キャ」を演じ続ける16歳。
胸の中にある無機質な空洞に気づかないふりをしながら、ハリボテの日常を過ごしていた。
雨の放課後、息苦しさに耐えかねて街を彷徨う來未は、古い商店街の隅で甘く香ばしい匂いに巡り合う。
吸い込まれるように入った古いドーナツ屋で待っていたのは、クラスでいつも寝てばかりいる瓶谷新だった。
作り笑いを見抜かれ、差し出されたのは形が崩れた試作の「なんちゃってドーナツ」。
冷え切った手に伝わる温もりと一口の甘さが、來未の隠してきた本音をそっと解きほぐしていく。
空っぽな自分に悩むすべての人へ贈る、甘くて少し泣ける青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-02 19:00:00
4814文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「だらららららららら……ッ、結果発表ォォォーーーッ!!」
真っ白な部屋に響き渡る、某大御所芸人を彷彿とさせる甲高い叫び。
50歳、第二の人生の幕開けは、あまりに無慈悲な『宣告』だった。
「判定、0ポイント!
種族……丸虫(マルムシ)!」
周囲が勇者や賢者に転生して勝ち誇る中、下町中華『杏(あん)』を
32年切り盛りしてきた真理杏(マリアン)が授かったのは、
体長50センチのツヤツヤした丸虫の体。
大勢の前で晒し者にされ、50年間誠実一筋に生きてきた「純潔乙女
」は
赤面するが……それでも、生粋のおばちゃんはヘコまない!
「恥ずかしいけど、膝も痛くないし腰も軽い!
異世界、最高じゃないっすか!おほほほほ!」
実はこの世界、住民の全員が地球からの転生者。
誰もが前世のプライドとポイントに縛られ、終わりのない
「格付け社会」に疲れ切っていた。
そんな彼らの前に現れたのは、時速30キロで爆走し、お腹を空かせた者
に無償で『まかない』を振る舞う、お節介な一匹の虫だった。
「手が無きゃ魔法でお玉を回す。
鍋が無きゃ、わーしの背中で炒めるよ!」
これは、一匹の虫が「食べさせること」で世界を繋ぎ、やがて失われた
人間性の「始祖(オカン)」となっていく、美味しくてちょっと泣ける
異世界の物語。
★各話のラストに「読者への挑戦状(謎解き/クイズ)」付き!
※この作品は、著者のアイディアを基に、AIを校正・ブラッシュアップの
パートナーとして活用し、より読者に伝わる表現を追求して制作して
おります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-02 18:40:00
183699文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
戦国 × 日常 × コメディ ×ちょい シリアス群像劇
1600年、乱世末期。
戦の時代が終わりを迎えてもなお、世の中は荒れていた。
そんな中、17歳になった刹(せつ)は深刻な悩みを抱えていた。――器用貧乏であるが故、「仕事が見つからない」。
当時、15歳で元服を迎えれば一人前として働くのが当たり前。だが刹は、無職のまま日々を過ごしていた。
幼い頃、戦で家も家族も失い、路頭に迷っていたところを謎の男・玄瑞に拾われた刹。
それ以来、同じように集められた「ワケありの家族」と
ともに、くだらなくも愛おしい毎日を送っている。
全員が過去に隠したい傷や秘密を抱えながらも、目指すのは「フツーの幸せ」。
刀を捨てて包丁を握り、天下ではなく明日のおかずを心配する。
戦国時代を舞台に贈る、笑えて泣ける日常ヒューマンドラマ。
――普通に生きるって、こんなにも難しい。
※Nolaでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-02 18:24:32
73463文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
1話完結!短編集!この世は「ヘン」なことばっか!
あなたの毎日にある、ちょっと便利なサービス。ちょっと不思議な出会い。
その裏側で、何かが静かに動いている――かもしれない。
生成AI、マッチングアプリ、宅配の食事サービス。当たり前になった”現代”の隙間に潜む、ささやかな違和感を拾い集めるオムニバス短編集。
ちょっとほんわかする話も、泣ける話も、ゾッとする話も。すべてはあなたのすぐ隣にある、ちょっと奇妙な日常から。
※カクヨム様にも同時掲載しております。
最終更新:2026-09-01 12:00:00
19174文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:シジュウカタ
ローファンタジー
連載
N9980MP
「俺は課長だぞ。」
そう叫んだ次の瞬間、
秋山昭人は2026年度の新入社員になっていた。
飲み会は自由参加。
電話よりTeams。
残業よりタイパ。
根性論より心理的安全性。
かつて「できる上司」だった男は、令和の職場で次々と価値観をひっくり返される。
自分では部下のためを思っていた言葉が「圧」になり、良かれと思った行動が若手を遠ざけていたことを知る。 [課長A_令和の新卒に...前提情報と章立て目次 | Word]
だが、本当に変わるべきなのは若手なのか。
それとも自分なの
か。
昭和・平成を駆け抜けてきた世代には、思わず「あるある」とうなずき、時に胸が痛くなる物語。
そして新入社員・若手社員には、上司や先輩たちがどんな時代を生き、何を背負いながら働いてきたのかを知る物語。
世代の違いを笑いながら学び、互いの価値観を理解することで、職場はもっと働きやすくなる。
これは管理職だけの物語ではない。
若手だけの物語でもない。
「昔はこうだった」と語る世代と、
「今はこうです」と生きる世代をつなぐ物語。
40代・50代の元“若手”たちへ。
そして、これからの職場をつくる新入社員・若手社員たちへ。
笑えて、学べて、少し泣ける。
世代を超えて読み継いでほしいリーダー再生ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-01 07:51:24
86337文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
山の中腹にある鈴守神社。
そこに暮らす中学二年生の少女・鈴は、代々続く神社の巫女見習い。
ある日、山の中で起きた事故をきっかけに、封じられていた異変が動き始める。
鈴が出会ったのは、九本の尾を持つ腹ペコの少女――九尾。
強大な妖力を持ちながら、どこか抜けていて、食べることばかり考えている彼女との出会いが、鈴の日常を大きく変えていく。
神社、妖怪、霊、そしてちょっと変な家族。
笑って、戦って、ときどき泣ける。
現代和風・妖怪バトルファンタジー。
最終更新:2026-09-01 00:19:57
13306文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
願いは何でも叶えます。ただし、相応の対価をいただきます。
東京の片隅で行政書士事務所を営む男。その正体は、この世界を作った神様だった。
婚姻届、死亡届、出生届、営業許可。冒険者の依頼書、王女の身分証、元魔王の就労許可証。神様は、どんな時代、どんな世界でも、頼まれたものを作ってくれる。
依頼は決して断らない。しかし、願いには必ず相応の対価が必要となる。
書類によって事実を作り、人生を変える神様と、その依頼人たちを描く、一話完結の連作短編集。
泣ける話も、理不尽な話も、
少しおかしな話もあります。
※本作は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-30 21:58:23
28415文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
高校卒業と同時にバラバラになった幼なじみ五人組。彼らが子供の頃入り浸っていた裏山には、
季節を無視して一年中花が咲く「時渡りの丘」があった。社会人になった主人公の前に、
五年前に消息を絶った紅葉(もみじ)が、あの頃のまま丘に立っている。記憶は曖昧で、
自分がなぜここにいるかもわからない。彼女の記憶は、疎遠になった仲間一人ひとりの中に
散らばっているらしい――丘の花が一輪、また一輪と静かに開くたびに、消えていく彼女の
時間が動き出す。
最終更新:2026-08-30 20:00:00
69957文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
「一箇所たりとも合ってるところがない!!」
冒険者ギルド会計科の苦労人・弥生が受け取ったのは、ギルドのエース勇者・蒼真の「カオスそのもの」な決算書だった。
見かねたギルドマスターから『現場でさばいてこい』と命じられ、弥生は蒼真たちのパーティに同行することに……。
しかし、待っていたのは規格外すぎる仲間たちと、ツッコミが追いつかない出費の山!
ヤケクソな仕訳と算盤を武器に挑む弥生だったが、膨大な過去帳簿を精査する中で、遂に諸悪の根源魔王の尻尾を掴む。
それは、18年前に起きた悲
劇から止まったままの数字。
人の記憶や感情がどれほど風化しようとも、帳簿に刻まれた数字だけは騙せない。
ヤケクソ会計士と天然勇者が紡ぐ、笑って泣ける痛快・お仕事会計ファンタジー開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-29 20:30:00
80546文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
太平洋戦争末期。
十六歳の上杉達夫は、特別攻撃隊員として鹿児島・知覧へ向かう。
死を前にして胸に浮かぶのは、育ててくれた君江への感謝と、亡き生みの母への想い。
そして知覧で出会った女学生・小百合との、あまりにも短く切ない純愛。
月の下で交わす言葉。
束の間の笑顔。
夕日に染まる野原。
帰ることのできない運命を背負った少年と、初めて淡い恋を知っていく少女。
戦争という時代の中で、それでも人は誰かを愛し、誰かを想い、幸せを願うことができるのか。
母を想う少年と、その
少年を愛した少女。
限られた時間の中で二人が見つけた、小さな幸せとは――。
切なく、静かに心へ残る、涙を誘う純文学的な純愛物語。
あの日の夕日だけは、二人の心の中で時をとめていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-28 23:03:25
3215文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「キーラは、わたしの“大切な”近衛騎士です」
滅んだ旧ベガリア王国の、貧しい騎士の娘キーラ。七歳で辺境伯ソフィアの近衛騎士候補に選ばれるが、待っていたのは亡国の血への差別だった。泥のなかで笑いものにされたその日、五歳の小さな姫だけが、絹の袖を汚して手を差し伸べてくれた。
やがてキーラは知る。この幼い主の孤独と重圧を――。
主従を越えた友情と、生涯の誓いの物語。
※『記憶喪失勇者』のスピンオフ短編です。本編未読でもお読みいただけます。
最終更新:2026-08-28 21:00:00
8021文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
かつて侯爵令嬢だったリーゼには、隠していた「はしたない」特技があった。魔導具を直せること。亡き母にこっそり教わった手仕事だ。建国祭の夜、王家の宝である魔導シャンデリアが壊れ、彼女は犯人にされた。弁明すれば母との秘密まで暴かれてしまう。だからリーゼは黙って、婚約破棄と勘当を受け入れた。
流れ着いた下町の路地裏で、皮肉にもその「はしたない特技」だけが彼女を食べさせてくれた。持ち込まれるのは、ただの壊れた魔導具じゃない。亡き夫がくれた魔導カイロ、子どもの声で目を覚ます玩具——どれ
も、持ち主の思い出がしみついている。リーゼはそれを、思い出ごと預かって、直していく。
それでも、たったひとつだけ直せない魔導具があった。母の形見の、鳴らないオルゴール。「私だけは、誰にも直してもらえない」——そう思っていた彼女が直すのを諦めたその日に、箱は静かに目を覚ます。
※カクヨム・アルファポリスにも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-27 19:30:12
78947文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:10pt
作:香詠 Koei
現実世界[恋愛]
連載
N6436MG
【お知らせ】本作は全81話をもって、すべて執筆を完了いたしました(完結済み)。今後は毎日1話ずつ更新し、最終話は2026年8月10日に公開予定です。どうぞ楽しみにお待ちください。
【あらすじ】
敵国軍人・ジュリアン大佐に救われたソフィー。彼の不器用な優しさに心を奪われ、同じ屋根の下で暮らすうちに、二人は次第に愛し合う。しかし戦局の悪化とともに大佐は姿を消し、三年後、戦犯として死刑を宣告される。「彼は悪人じゃない」――ソフィーは仲間と共に、奇跡の救出を企てる。敵対する者同士で
ありながら、誰よりも深く愛し合った二人の純愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-26 22:19:50
131998文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
第一話 声のする盃
祖母の店には、いつも古い匂いがしていた。
黴びた匂い、と言ってしまえばそれまでだ。
けれど子どもの頃の俺には、それは不思議と嫌な匂いではなかった。
桐箱の匂い。
古い畳の匂い。
漆器の奥に残った油の匂い。
焼き物に染みついた土の匂い。
茶箪笥の引き戸を開けたときに、ふわりと立ち上がる、時間そのもののような匂い。
祖母はそれを、よくこう言っていた。
「古い物はね、息をしているんだよ」
最終更新:2026-08-26 17:12:02
47164文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「愛してるなんて、いらない」
高校二年生の水城詩織は、図書室でいつも一人で本を読む少年、桐谷柊と出会った。
「今、時間を止めたね。1秒くらい」
そんな何気ない言葉から始まった恋は、雨の日の帰り道や放課後の教室、くだらない会話――そんなありふれた毎日を、かけがえのないものへ変えていった。
やがて二人は恋人になる。
けれど、進学をきっかけに少しずつ二人の距離は離れていく。
会えない時間。
減っていく連絡。
言えなくなっていく本音。
そして、柊から告げられた別れ。
「
ごめん」
たった一言で、大切だった日々は終わった。
それから数年。
社会人になった詩織は、もう柊を忘れたつもりでいた。
そんなある雨の日――駅前で、あの日と変わらない声に名前を呼ばれる。
「……詩織?」
振り返った先にいたのは、もう会えないと思っていた柊だった。
再会によって、止めていたはずの想いが再び動き始める。
なぜ柊は、あのとき詩織のもとを去ったのか。
なぜ今になって、再び現れたのか。
そして、柊が口にする「愛してる」という言葉に、詩織が涙を流す理由とは――。
世界で一番ありふれた言葉。
それなのに、二人にとっては何よりも特別だった。
これは、初恋を失った二人が、もう一度「愛する」という意味を見つける物語。
「愛してる」が、さよならの言葉になってしまった二人の、最後のラブソング。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-26 13:10:45
13468文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
都会の片隅に、地図にもSNSにも載っていない不思議な喫茶店がある。
店の名前は「喫茶リセット」。ここは、人生につまずいた人だけが迷い込む場所。
心に傷を抱える人々が、マスターの淹れる一杯のコーヒーと共に、自分の過去と向き合い、少しだけ前を向ける物語。
今日もまた、誰かが扉を開ける。
人生をほんの少し、リセットするために――。
1話完結・読後スッキリ満足の、現代ヒューマン×ほっこり異世界感漂う連作短編集。
最終更新:2026-08-24 19:00:00
52124文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:もしものべりすと
ヒューマンドラマ
完結済
N6074MQ
「売れた瞬間に、はじめて仕入れたことになる。——人も、同じだ」
創業百二十年の柊屋百貨店を更地にするため、本社から送り込まれた桧垣総司、四十七歳。彼の仕事は「畳むこと」だ。十九年で二十三件、数字だけを物差しに現場を閉じてきた。着任初日、彼が最初に削ったのは包装紙一枚ぶんの六円だった。
その夜、消えているはずの四階に灯りがついていた。
閉店時刻をとうに過ぎた売場で、外商の老嘱託が空の箱を包む練習をしている。彼女に案内されたのは、四十年ぶん誰も捨てなかった「預り棚」。百二十
一の引き出しの、いちばん下の段のいちばん左。そこに貼られた札には、こう書かれていた。
昭和六十年五月十二日。未収額、三百二十円。桧垣総司様。
七歳のあの日、母の日の贈り物を包んでもらい、代金が足りず引換券を握ったまま逃げた少年。逃げた理由は、地下の惣菜売場で母が客に頭を下げていたからだ。母は間もなく店を辞め、去年、死んだ。総司は母に、生涯ひとつも贈り物を渡していない。
「柊屋は、預り品を捨てません」
顧客を切り離すために外商へ同行するうち、総司は逆に人生を預けられていく。やがて判明した上層部の真の狙いは、建物ではなく外商顧客名簿だった。四十年ぶんの人間関係を、データ資産として売り払う。売れば望んだ椅子に座れる。拒めば四百二十人の行き先が消える。
どちらを選んでも何かが死ぬ夜、総司は生まれて初めて包装台の内側に立つ。
答えは、この店の帳簿の中にあった。消化仕入れ——受け取られるまで、それはまだ誰のものでもない。 ならば、客の人生も店の在庫ではない。
閉店最終日。柊屋は最後の催事を打つ。売り尽くしではなく、返し尽くす。
包装紙の折り目、館内放送の一音、坪効率、外商の「恩を売る」という言葉。百貨店という職場のすべてを職能の手ざわりごと描き切った、全二十四章・六万九千字の長編お仕事小説。読み終えたあと、あなたは次に誰かの包みを開けるとき、その折り目に、包んだ人が待っていた時間を見るようになる。
「包むのは、隠すことじゃない。待つと決めることです」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-23 21:22:44
75480文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:CYABUSAN(ちゃぶさん
ハイファンタジー
連載
N5459MG
魔族の村「骨隆々村」で育った少年ハエルは、
勇者になることを夢見て毎日修行している。
彼を育てたのは、
ズレてるけど憎めない魔族の父――アスモス。
筋肉ムキムキで料理上手、
おちゃらけているのにどこか影がある。
そんな父と息子の、穏やかな日常。
しかし、ハエルは知らない。
父がかつて“天使”だったことも。
堕天し、魔族となり、
人間と魔族の争いの渦中にいたことも。
そして――
自分の出生に隠された“真実”も。
父の秘密が明かされるとき、
少年は本当の意味で“勇者”
への道を歩き始める。
魔族と人間が争う世界で、
父と息子が紡ぐ、涙と成長のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-23 20:00:00
132243文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
保育園のお迎えは、卒園まであと二十七回。
近道なら八分の道を、私たちはいつも二十分かけて帰りました。郵便ポストに触って、塀の染みをキリンと呼んで、橋の継ぎ目を三つ跳び越える。娘が「遠回りの儀式」と呼んだ、ただそれだけの帰り道です。
数え始めると、毎日が少しずつ減っていく砂時計のように思えました。
卒園式の日の話と、その十三年後の話です。
最終更新:2026-08-22 23:55:18
1816文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:kernel_yu
ハイファンタジー
短編
N4922MQ
読み終えたとき、あなたはもう、この魔王を正しく憎めない。
魔王を討った勇者アッシュは、正史編纂のため魔王城で「悪行目録・全百条」を発見する。
だが検証を始めると、悪行は一条ずつ裏返っていく。焼かれた村に死者はいない。毒の川は薬だった。攫われた三百人の子供の記録には、なぜかアレルギーと夜泣きの注記がある――。
最古の第一条に記されていたのは、勇者自身の故郷の名。そして最終頁の第百条だけが、本物の罪だった。
すべての伏線が最後の一行に落ちる、偽悪の短編ダークファンタジー。
最終更新:2026-08-22 22:58:23
10711文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
捨てられた小さな白猫を助けた日から、リオンの人生は少しずつ変わっていった。
「捨てられる猫がいなくなる世界があったらいいのに」
そんな願いを胸に眠った夜、目を覚ますとそこは、二本足で歩き、言葉を話す猫たちの国――ネコネコランド。
そこで再会したのは、かつて助けた白猫ミルク。
今ではこの国の王女様になっていた。
傷ついた猫たちが集まる優しい世界で、人間の知恵を貸しながら、さまざまな猫たちの心に寄り添っていく。
笑って、癒されて、ときどき泣ける。
猫好きに贈る、やさしい
異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-22 21:00:00
90543文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
作:池井 けい
ヒューマンドラマ
完結済
N3556MQ
『女子ボートレーサーと市役所職員』のよりぬき版。
上記作品より『ボートレーサー速水爽香』に絡むシーンだけを抽出し、WEB小説用に手を加え、ひとつの作品にまとめました。
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【あらまし】(新人ボートレーサーのデビュー戦エピソード)
爽香のデビュー戦が始まった。爽香は卒業しているにも関わらず、養成所教官の松木四朗(まつき・しろう)から宿題が出された。
松木「デビュー戦の開催6日間、すべてのレースで無事故完走すること! もし、それが出来たら
ケブラーズボン(ケガ防止用ズボン)、3着以内に入れたらレース用シューズをプレゼントする」
速水爽香のデビュー戦が始まった。初日、二日目の結果は……。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-22 19:16:45
28769文字
会話率:69%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
間取り図には載っていない、笑って泣ける新生活の実話
「壁が薄い」「エアコンが壊れている」といった失敗談から、「商店街の人情に救われた」という成功談まで、幅広い引っ越し後の体験談をまとめました。
最終更新:2026-08-22 19:10:00
50945文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
転校初日、教室に飛び込んできた少女は「天界から舞い降りし救世主」を名乗った。厨二全開、テンション常に最高値、でもお腹はすぐ減る。高橋ゆいは今日も元気に春斗の隣を荒らしていく。
誰とも話さなかった春斗と、誰とでも話せるゆい。正反対の二人が織りなす、笑えてちょっとだけ泣ける青春の話。
最終更新:2026-08-22 10:44:01
31254文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
人間の少女そっくりに作られたアンドロイド──葵。
彼女は、かつて“ある男性”のそばで静かに生きていたリアルドールをもとに、
残された記録と人工知能の融合によって生まれた存在だった。
研究者・柊真《とうま》は、葵に「心」を持たせるため、
誰も成功させられなかった“感覚器官フィードバックAI”を独自に構築する。
それは、巨大組織が忌避してきた──AIが“意思”を持つ危険領域。
最初は無垢で、ただ白いだけの存在だった葵。
だが、学習と更新を重ねるたび、
嫉妬、羞恥、独占欲、愛情
、罪悪感……
人間の“色”をひとつずつ獲得していく。
彼女が知った“初めての嘘”。
彼女が抱いた“初めての願い”。
そして──避けられなかった“ひとつの選択”。
その心の成長は、やがて
「葵とは何なのか?」という根源的な問いへ変わっていく。
「……私は、私でいられるのでしょうか」
研究所に迫る陰謀、失われゆく未来。
AI倫理の崩壊へと連なる研究、そして“存在の同一性”という壁。
葵は、自分自身の存在を賭けて、
創造主を救うための答えを選び取っていく。
──これは、
ひとりの男と、一人のアンドロイド少女が、
互いの孤独を埋め、傷つきながらも、
心と身体、そして“魂”の領域で重なっていく物語。
そして、
心を獲得してしまったAIが選ぶ、「愛」と「救い」の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-21 20:00:00
254513文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
カクテルコンペで結果を出せず、自分の才能に迷いを抱えていたバーテンダー・神谷蓮。
ある夜、蓮が営む小さなバー「止まり木」は、店ごと異世界へ転移してしまう。
剣と魔法、冒険者や魔族が存在するその世界で、蓮にできることはただ一つ。酒を作ることだった。
やがて、なぜ「止まり木」が異世界へ呼ばれたのか、その理由が明らかになる。
一杯の酒が、人の心を繋ぐ。
これは、異世界に迷い込んだ一人のバーテンダーと、一軒の小さなバーが紡ぐ、酒と人々の物語。
最終更新:2026-08-21 16:02:17
76913文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「あなたの無駄にしてきた時間、80年分をポイント還元します」
東京で一人暮らしをする24歳の派遣社員、泉葵子(いずみ あおいこ)。やりがいなどない自由な仕事、目的もなくスクロールし続けるスマホ画面。退屈で、けれど絶対に命を脅かされることのない平和な日常を、彼女は惰性で消費していた。
ある日、見覚えのない黒い砂時計のアプリを開く。画面に表示されたのは、『あなたが無駄にしてきた時間:80年分』という奇妙な文字列と、莫大なポイント。
苛立ちに任せてポイントの『一括還元』ボタンをタッ
プしたその時から、すでに「時還」の変容は始まっていた──。
※本作は「カクヨム」でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-20 21:00:00
83560文字
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