一人の少女が神に至る時、世界の崩壊は防がれた。
孤独な伝承の女神は永き呪縛から解き放たれて、神へと至った少女の中で永遠を生きる事になるのだろう。
少女の名前はエリス・ラスティ・ブルーノート。
私から見れば義妹と言えなくもない彼女は、その身を世界の礎として捧げたのだ。
迷える魂の揺り籠――世界樹を守るため、やがてアルフヘイムを建国し、女王となったエリスは、いつしか白金のハイエルフと呼ばれる様になる。
――でも彼女がそう呼ばれるのはまだまだ随分と後の話。
これはエリスと彼女
を支えた者達の世界再構の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 12:26:44
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会話率:42%
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