-悲劇の侯爵令嬢- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　ブリトリアン王太子と、ホーズボルト辺境伯家の令嬢のアスティリアはお互いに思い合っていた。しかし、二人はお互いの気持ちを伝えることができない理由があった。 　王太子はまだ十二歳だった時、王宮の庭園で二つ年下のアスティリアにプロポーズした。 　しかしその時二人は初対面。彼は父親の命令で彼女に「あなたを幸せにします。一生愛します」と告げたのだ。すると彼女はこう言った。「一生の愛なんて信じられません。いつ私以外に真実の愛を見つけてしまうかわかりませんもの」と。 　実は彼女の母親は国王の元婚約者だったのだ。ところが、当時の王太子に浮気をされて婚約破棄された挙げ句、冤罪で投獄され、熊男と噂されていた辺境伯との結婚させられたのだ。 　国王は今頃になって元婚約者に謝罪して償いたいらしいが、周りの者達にとってそれは傍迷惑以外のなにものでもなかった。 　そんな国王に振り回される恋人達が幸せを掴むまでの話。 　あくまでも異世界、独自の世界観の話ですので、それをご理解した上でお読み下さると助かります。 折りたたむ>>続きをよむ

十五歳の時に、少女に性的興味を持つロブソン公爵に目をつけられてしまった、悲劇の侯爵令嬢ガートルード。執拗に狙われた彼女は裏技を使って聖女になり、五年間大聖堂にかくまわれた。 二十歳になり体が育ちきったガートルードは、外の世界に出る。しかし十月にロブソン公爵に攫われ、殴り殺されてしまう。そしてふと気がつくと、半年間時間が巻き戻っていた。 優しい侍女を巻き込み死なせたことを悔やんだガートルードは、強く心に誓う。 「次こそ必ず勝つ――絶対許さない」 「敵の敵は味方」の理論で、「ロブソン公爵の政敵である、美貌の青年貴族フルーリエン伯爵と結婚しよう」と思いついたガートルードは……。 ☆ガートルード×フルーリエン伯爵、侍女のティナ×キース殿下、の組み合わせです。 ☆完璧でクールなフルーリエン伯爵が、キュートで色気のあるガートルードに振り回されるさまをお楽しみください。 ☆戦う最強ヒロイン。 ------------------------------ 【著者自己紹介／山田露子】 2022年に商業作家デビューしました。 これから叶えたい夢は、『絵本の出版』、『ホラー小説の出版』、『ゲームのシナリオを担当すること』です。 【著者受賞歴】 　・第10回ネット小説大賞受賞（2022年） 　・第1回アイリス異世界ファンタジー大賞銀賞受賞（2022年） ------------------------------折りたたむ>>続きをよむ