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この小説はある夫婦の現世での実話と異世界に転生した後の人生を描きました。 現世での妻（クルミ）の人生を振り返ると正に海の中に落とされたペットボトルのように、周りの流れに任せているかのような生き方だった。特にクルミの育ての義父母から大反対をされて、その反対を振り切り相思相愛で結婚した筈の夫（龍生・タツヲ）に対して、クルミはその時々で彼を傷付けてきた。自分でも良くないと分かっていても修正する事ができなかった。 クルミの実母は彼女を産んだと同時に彼女の命と引き換えに他界した。そして若かった実父はクルミを男手一つでは育てられないと思い、親戚に相談し他人の家へと多額のお金を貰い受けて養子縁組で彼女を養女として他人の家に出した。 クルミは義祖父母と｜義父母《クルミの育ての親》の家庭に貰われて育てられた。その家は義祖父、義祖母、義父、義母とクルミの五人家族だった。義祖父と義父は国家公務員でいわゆる厳格な家庭だと義父が他界するまでそう彼女は思わされていた。 クルミがこの家の養女としてもらわれた事を知ったのは小学校四年の時だった。それも同じクラスの女の子から知らされた。「クルミちゃんは貰われっ子なんだよ」と。 それを聞いてしまったら、その瞬間から義父母の事が遠い存在と化してしまい、帰宅してからも訊く事も出来ず、成人して戸籍謄本を見た時に現実を知った。 義父母から直接知らされたのは夫と同棲する時に家出をする前に三行半の冷たい言葉「お前は多額の金を積んで貰ってやったんだぞ！」という言葉を投げ付けられた時に初めて義父母の本当の気持ちを知った。クルミが好きで貰われっ子になった訳でもないのに、彼女が養女と言う事を初めて知った小学校四年の時よりも酷く傷付いたのだ。 夫のタツヲは実の両親から生まれ育つが長男だった彼は実父と意見が合わず、幼少の頃から実父から嫌われ、実弟二人と差別されて育った。 現世の中で実話としてあったのが印鑑屋さんの予言で、その予言通りの人生を送った夫婦だった。養女で育った妻のクルミと実の両親に育てられた夫のタツヲの現世での人生を描き、その後は異世界に転生します。 夫婦の実話に基いた現世と転生した後の異世界の夫婦物語です。 ※　現世での説明が長いので凡長に感じると思いますがご容赦願います。 ※　章ごとに、登場人物が変わるので、その時々に記載致します。 折りたたむ>>続きをよむ

大学３年の夏休みを目前にして彼女を親友に取られた主人公。 主人公はそのショックと自分には何もないことに悲嘆しヤケ酒をした翌日、突然部屋の中に幽霊が現れる。自分の部屋に急に現れるようになった幽霊と次第に仲良くなっていき少しづつ前を向けるようになる話。

　ゾンビパニックの起きた世界を生き抜く、主人公の恭平とその最愛の妻、美香。 　美香の死と裏切りの疑惑により恭平は失意に陥った。 　死んでゾンビになろうとするが死ねず、なぜかゾンビに嫌われるという能力を得る。 　能力と共に人外的な力も得た恭平は、その優位性を使って好きに生きていくと決意する。 　大量のゾンビ、巨大な獣、狂気に支配された人間。 　混乱を極めた世界で、世紀末覇者と化した恭平の行く先は……。 　旧タイトルは「ゾンビに嫌われたのでハーレムを作ります！　※連載版※」です。 　短編とは全くの別物になってしまったので変更いたしました。 　ハーレムが苦手な方も読んでみてください。 　！注意！　感想欄は最新話まで読んでからでないとネタバレになる可能性があります。 　ハーメルン様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ

勇者サバトは魔王を倒したその帰り、旅の仲間と喧嘩をしてしまう。旅の疲れもあり、そのまま近くの洞窟で不貞寝をしてしまった。 皇女を名乗る女と出会い、色々とやり取りをした結果、なんと１００００年もの時が経ってしまっていたことがわかった。 果たしてサバトは、魔法バカの姫に、子孫を名乗る女、勇者の力を利用しようとする皇帝、謎の刺客等、変わり果ててしまった世界を相手に生き抜けられるのか。 そして、喧嘩別れをした仲間の行方は？ ※この作品は冗長かつゆっくり更新です。