-座り込み- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:24 件
1
海上およそ20メートル。船の甲板に座り込み、ぶら下がる干物を眺めながら、私は大きく息を吐いた。
あれらは何なのか……。言わば海へ捧げる供物だったのか。大きな計画の際の安全祈願のようなものか。
知るには神に直接会って訊ねるほかない。必ずそうしよう。必ず……。
『君たちには今から深海へ行ってもらうよ』
これは比喩でもなんでもない。今、俺たちがいるのは海に浮かぶ船の上。潜水服の中。
そしてこれも比喩ではない。社長のお言葉には絶対服従。神と思えが、わが社の社訓。
就職難の昨今。むろん、選り好みしなければ就職そのものはできるかもしれないが、それも新卒ならの話。俺のように大した経歴もなく、ブラック企業から逃げ出した男を正社員で雇うところは中々ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 11:00:00
3100文字
会話率:73%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
周りの目が気になりすぎて、そのことがストレスになり自殺をしようと屋上に足を運び、屋上のフェンスを超えたところで怖気付いてしまう主人公川島真。
怖くてその場に座り込み、ふと空を見上げると、そこには息を呑むほど綺麗な星空が広がっていた。
その景色に魅入っていると、後ろから急に声をかけられた。そいつはクラスでいじめの対象となっているのに、全く気にしていないようなそぶりをとるキチガイ、杉野ゆかりだった。
そのフェンス越しの少し奇妙な出会いは、2人の人生を大きく変えることになった。
最終更新:2023-07-23 23:56:32
30811文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「行きたくないなぁ、学校」
思わず降りた通学電車。
日陰のベンチに座り込み、小さな両手でスマホを握る。
そんな私の前に現れたメイド服の美女には秘密が……ない!?
ネガティブとハイテンションが交錯する青春ラブコメ、開幕!
最終更新:2022-12-05 00:00:00
115557文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
現世で家族に恵まれなかった少年は女神により異世界転生し、新たな生を受けた。今度は家族に恵まれ幸せに暮らしていたが、そこに突如、終止符が打たれる。父と兄は戦争で戦死し、母は少年を庇って死んだ。
なんとか生き延びてたどり着いた街ではゴミのような扱いをされた。そしてその街にあるスラムにたどり着いた少年は空腹に耐えながら、生きるための手段を選ばずスラムで生活をするようになる。
しかし、食料を得るために活動している時、運悪く人に捕まってしまう。なんとか逃げ出すも、何度も暴力を振るわれた
体は悲鳴をあげていた。薄暗い路地裏に倒れるように座り込み意識が朦朧としてきた時、彼は出会った。その後の彼の人生を大きく変えるきっかけとなる存在に。これは裏の世界で最強と言われるようになった少年が成り上がっていく物語である。また、知らずに女神に乙女ゲームの世界に転生させられた少年の物語とも言う。
※ハーレムものではありません
※乙女ゲーム要素はいつ出るか未定です。
※不定期更新です。のんびりゆっくり更新なので、あらかじめご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 03:02:51
5868文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
21歳で罪を犯した。
約30人を刺殺し、その後逃走中に120人ほどを死亡させた。
自分自身ここまで殺るつもりは無かった。
生活に困ったから、一人だけ殺って、逃げるつもりだった。
たが、初めて殺したとき、自分の手に付いた血を見たとたん
呼吸が早くなり、意識も遠のいていった。
気が付いたときには、大通りの道路の真ん中に座り込み、
何体かの死体と共に炎に包まれた車の前にいた。
最終更新:2022-11-13 13:36:11
3977文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
反応したら負けかなと思っている。
最終更新:2022-10-07 00:19:22
808文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:26pt
作:おうさとじん
異世界[恋愛]
完結済
N9944HK
――己が不幸だと嘆くことが出来るのは、幸福とは何かを知るからである――
目を凝らして読む本は、数年前に図書館に受入されたソートナーヤ著「幸福論」だ。
「幸福って何かしら……」
自身は幸福とはなにか、知っているのだろうか?
木陰に座り込み本を凝視しながら彼女は己に問う。
マリアンナ・フォレスター・シンリーンはぼやけた視界で空を見上げた。
✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱
これは幸福な双子の片割れと、不幸な双子の片割れの物語。王子と令嬢の古典的な恋愛物語。流行りも廃れは
じめたザマァの物語。
✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱
男爵家に生まれた双子の女の子のうち、家に残ったマリアンナ。平民へと養子にだされたリアン。幸せが何かわかっていないマリアンナが、幸せを掴むための物語。
すでに全編書き上げてある中編となります。全15話で約5万4千字。順次予約投稿しておりますので、軽い読み物としてお楽しみいただければ幸いです。
お話の性質上、虐待表現が入ります。
注意喚起はしておりませんので、読まずに逃げるか、察知して飛ばすかしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 20:00:00
54990文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:550pt 評価ポイント:420pt
残された日数はあと二日。それまでに何としてでも課題を達成しなければならない。
橋のそばにある大岩へと背を預け、地面へと座り込みながら考える。
農協……農術士協同組合から出された課題は、どれも聞いた時には簡単そうに思えた。
最終更新:2021-08-19 08:39:36
1664文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
「ええっと……タライの8分目までぬるま湯を注いで、そこに1番の粉と2番の粉をそれぞれ混ぜて……後は部屋から出て30分待つだけ、か。こんなに簡単なのね。傍に着替えも準備しておいたし……これでよし!」
洗面所の扉を閉めて、その場にすとんと座り込みました。すでに興奮して心臓が早鐘を打っています。何せ給料1年分を、この『理想の王子メイカー』に注ぎ込んだのですから。
逸る心を抑え、説明書通りに大人しく時間が経つのを待ち、恐る恐るドアを開けると、そこには殺風景で質素な手洗い場には
場違いな、正真正銘の美少年王子が堂々と直立していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 19:59:54
3495文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:868pt 評価ポイント:818pt
修学旅行の夜、女子の部屋に突撃するという最高のイベントを友人の裏切りにより、置いてきぼりされた俺は夜の砂浜で座り込み海を眺めていた。
背後に気配を感じ、振り向くとそこには同じクラスの学級委員鶴屋さんがいて……。
「部屋に戻れない?」
「とりあえず俺の部屋に避難しよう!」
あれ? 何でベッドの中に!?
最終更新:2021-04-17 18:23:28
5095文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:3968pt 評価ポイント:3334pt
作:光=煌ひかり
ハイファンタジー
連載
N1355GQ
この世界は冒険者がいて、モンスターがいて、アイテムや装備があり【スキル】【魔法】が存分する。
暮らす人は全世界の人(色々な種族を合わせて)『435000人』いる。
そして【スキル】を神から【5歳】の時に貰える。
俺、【リザーア】も『鑑定・極』を神様からもらった。
しかし、俺は家から追い出された…
何故なら【カイザラ家】は昔から『剣士系』の【スキル】を皆貰えている。
俺だけ外れだった。
…
『15歳』までは育ててくれたけど、ついさっき勘当されたんだ。
そして【運命】の
出会いが訪れた。
…
たまたま俺が絶望で座り込み下を向いていた場所の【神魔乃森】の開けたスペースにある『王石』を取に来て居た、【世界最強】の『リーマ・ザイガ』の弟子である『リザア』に話かけられたんだ。
…
この出会いが【運命】だった。
…
たまたま『リザア』の持っていた【鑑定の書】が使い果たし0個だった。
『ねぇ君、『鑑定の書』持ってない?』
この言葉がキッカケで俺は自分のスキル【鑑定・極】の事を話した。
…
そしたら【スキル】は物凄く気に入ってくれたし名前もソックリだったから師匠に会わせてくれる事になった。
…
月日が流れ【世界最強】に出会い、また気に入られ【全資産の10%】貰えた。
現在の俺のステータス
名前 リザーア
攻撃値 E
防御値 E
運 B
装備
1 無し
2 無し
3 無し
4 無し
5 無し
貰えたアイテム
・強化薬×575
・回復薬(特上)×263
・回復薬(超)×34
・【経験値系アイテムセット(真)】
・【隠蔽系アイテムセット(真)】
・【封印系アイテムセット(真)】
・【プラチナエンドマジックローブ】×3
・【オリハルコンイージスガードナー】×2
・【纏滅黒刀】×1
お金
『4270000』貯金『20000000』
装備変更後
攻撃値 SS
防御値 S
運A
装備
プラチナイージスガードナー レア8(『隠蔽の指輪(真)』の効果でプラチナに見えるが本来は【オリハルコン】でレア10)
プラチナエンドマジックローブ レア8
纏滅黒刀 レア7(『隠蔽の指輪(真)』の効果で【オーラ】を抑えているため7に見えてるが本来はレア12の【最高レア】)
よし、無双しよう!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 22:57:36
5297文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
作:にごらせ生茶
ヒューマンドラマ
連載
N9987FN
桜井架純(さくらい かすみ)は大学3年生の夏をもう乗り越えられそうにないと感じていた。
苦学生でバイトに明け暮れ、寝る間もない程頑張ってきた。でももうとっくにガタがきていたのだ。
もうこれ以上は続けられない。頭ではそうしようと思っても気持ちがもうこれ以上は絶対に無理だと赤信号を出している。どんどん抑えようもなく悲観的な考えが浮かんできて止められなくなってきている。
どんなに平静を装っても体にその拒否反応が出始めている。心身のコントロールを失いかけている。
全てが色あせ
て、力が失われていく感覚。夢や希望が音を立てて壊れていく感覚―。自分の健全な思考や感情が毒々しい絶望に飲み込まれすべてが蝕まれてしまいそうなのを今日も必死に何とか踏みとどまっている。
そんな矢先、元カレが家に押しかけて口論となり、やっと追い返した所で、身も心もぼろぼろでいよいよ精魂尽き果ててしまったらしい。
人生っていうのはなんでこんなに理不尽なんだろう。もう本当にもう限界だ。苦難はこっちの都合なんてお構いなしに容赦なくやってくる。
身動きが取れなくなり力なく座り込み、うずくまって声を上げて泣き叫びそうになった瞬間、大学の同級生で友人である川本亮二が偶然家にやってきたことを知り我に返った架純。
いつの間にかあれよあれよと押し込まれて太刀打ちできなくなった人生。無様に這いつくばる弱い姿をとうとう身近な人にさらしてしまいつつも、気丈に振る舞う架純に亮二は思いがけない言動を取る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-18 06:10:44
7141文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
土手に座り込み、沈む夕日と川のせせらぎを見つめて、なんでもない言葉を交わす――それが彼と彼女の日課だった。特に待ち合わせることもなく、二人は毎日そこで会い、今日の出来事だったり、日常に潜む疑問だったり、コイバナだったり、下ネタだったりをただただ駄弁る。ツッコミな彼とボケな彼女の短く長い会話録。
※よりぬき会話(~500話)
http://p.booklog.jp/book/82082
最終更新:2019-02-14 18:21:47
2123930文字
会話率:93%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:2622pt 評価ポイント:0pt
目をあけたおれは、自分の体の重さに愕然とする。
あたりを見回しても満足な視界は得られず、布団から起きることもままならない。
どうしてこうなってしまったのか。ただ生きているだけでこんなにもつらいものなのか。
自分の現状に座り込みそうになったそのとき、おれの視界に光が見えて……!
最終更新:2018-09-01 12:00:00
2338文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:30pt
目的は、ただ一人の女性に会うこと。
真冬の牢獄は、鉄さえ凍てつく寒さでそびえ立っている。
満月の夜、ひとりの青年と、老けた男性が足を踏み入れた。
独房で待ち受ける女性は、体の芯まで冷える寒さの中、ひとり床に座り込んでいた。
老けた男性は隣へ座り込み、独房の女性の手を取る。二人は、ひとときの猶予を得て、再び出会う。
最終更新:2017-03-03 20:00:00
8012文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「――それは、アタシが歩き出すまでの物話」
"月森 恋"という少女がいる。意地っ張りで素直じゃない、そのくせ寂しがりやの女の子。日常の中で心に傷を負った彼女が、思い人を追ってやってきたのは神代原という田舎町。彼女の思いは叶う事はなかったが、その代わりに得がたい物と彼女は触れ合うことになる。そして元居た所から遠く離れた場所で傷を癒し、時に戸惑い、時に座り込みながらも、"自分には何もできない"と考えていた少女は新たな自分を発見してゆく。
そんな幻想色のないファンタジーな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-27 15:15:45
42142文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
チート無し転移してしまった主人公。
言葉も通じず当然お金も無い。
道に座り込み、絶望するのにも飽きた頃。
歩いていると革の端切れを拾う。
死ぬまでの暇潰しを始める。
最終更新:2016-11-15 20:56:32
1821文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
作:100円マックのコブラツイスト
ノンジャンル
連載
N3983DE
時は2055年
化学が発展し、ロボットが四足歩行から二足歩行を飛び越して空を飛び回るそんな世界。
おおよそ自然と呼べるものはなくなり、人工物が所狭しとひしめき合う中で、上を向けばロボットが雲のごとく流れ、下を向けば地動機が張り巡らさている。左を向けば、虚ろな目をした大人達が地動機のルートの穴に座り込み、右を見れば建物の窓から、無表情な子供の顔がのぞいている。後ろを向けば鈍色に輝く有象無象。前を向けばお先真っ暗。
機械に依存し、働く機会を逸した人類は、何事にも関心がなくなり
、知性を失い進化をすることを辞めてしまった。
緩やかに滅びの一途をたどる人類の中の一人の青年に、わずかな変化が表れて・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-09 21:04:42
230文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
塾帰り、コンビニエンスストアに立ち寄った僕。
へんな男がいた。
床に座り込み、雑誌を読み耽っていた。
最終更新:2016-01-30 16:49:25
2505文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
『あわいのとき』シリーズの七作目です。(注)一作目〜六作目に登場する、治癒能力者にして男装女子高生、美月が出て来るまでしばらくかかります。
鈴村星哉、三十五歳、独身。押し付けられた休日のただ働き先で出会った女性、綾乃に懇願され、辺境にある宗教施設の前での座り込みに参加することになる。しかし現場に向かう途中の車内には、同行するものと思っていた綾乃はおらず、代わりに綾乃の彼氏と名乗る金髪の男がいて、座り込みの現場の雰囲気も、どこかおかしく不安が募っていく。
最終更新:2015-08-01 00:00:00
68279文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:67pt 評価ポイント:55pt
魔法使いは 唐突に襲ってきた虚脱感に、密かに 眉を寄せた。座り込みたい程の脱力感を隠して、若き国王の質問に答える。
妖精-同士の交信後から始まる お話。
『戒縛の王シリーズ』の9話目です。
最終更新:2015-05-01 20:00:00
14004文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
重税を課し、華美を好んだ姉王を追放して玉座についた妹姫。その6年後、飢饉のさなかに国へと戻って来た姉王が謀略を考えているのを知り、捕縛して処刑した。それから10年。―――玉座の間にて、妹姫は呆然と座り込み自身に迫る白刃を見つめていた。それを持つ者の瞳が、姉と同じ紫紺の瞳であることに気付かないまま…。
最終更新:2014-09-26 23:54:30
4821文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:1968pt 評価ポイント:1382pt
一章 血の疼き
―眼の焦点が合っていない。
行き成り、眼の前の男が威勢の良い声を上げて私を呼び止めた。大学生風の服装から察するに、繁華街に付き物の親父狩りかとも思ったが、その割りには眼の中に見える光りは濁っている。酒に飲まれた只の酔っ払いとも思えるが、喋り方と雰囲気から、過去に何人も見て来た輩に近い物を感じさせる。
「おい、おっさん」
私は声を掛けられたのを無視して歩き去ろうとするが、男は執拗に食い下がって来る。
「さっきから絡んで来るが、酔っ払いを相手にして要る程暇じ
ゃない」
繁華街の光りが眼に眩しい。私は、眼前の男に言葉を叩き付けて歩こうとするが、その私の態度が気に障ったのか、身長が高いのを誇示する様に上から私を見下ろし乍、乱暴に胸倉を掴んで来る。私は男を見上げ乍、自分の身長が180cmだと云う事を思い出した。身長は決して低くは無い筈だ。
「声を掛けているのが聞こえないのか?」
「何度も同じ事を云わせるな。悪いが、絡むのなら他を探してくれ」
「話をする時は、ちゃんと眼を見て話せよ」
「見ているさ。それとも、濁った眼では分からんのか?」
「おっさんの癖に、生意気なんだよ!」
「悪いが、坊やにおっさん呼ばわりされる覚えは無いな」
掴んだ胸倉の手首を掴み締め上げると、男は軽い呻き声を上げて手を放す。繁華街での喧嘩は見慣れているのか、誰一人として立ち止まる者は無く、私達を避けて通り過ぎて行く。
「て、てめえ」
「絡むのを止めれば、手を放してやるよ」
軽い挑発。この手の輩は、中途半端な対応をする方が面倒臭い。
「調子乗ってんじゃねえよ!」
男が叫び声を上げると同時に、空いている手で殴り掛かって来るが、喧嘩慣れしていないのか、大袈裟で無駄な動きが多い。私は軽く顔を背けてパンチを交わし、脛をつま先で思い切り蹴り付ける。
「ぐぁ!」
男が短い悲鳴を上げてその場に座り込み、見下ろしていた立場が逆に成る。
「用事は、もう済んだか?」
「この、糞親父が!」
「余り大声を上げない方が良い。警察が来て困るのはお前さんだ」
「その前に、手前をぶっ飛ばしてやる!」
男は足を抱えた侭で睨み付けて来る。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-02-05 15:58:54
2948文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
いじめにあっていた僕は、全てを終わらせるために一歩を踏み出す。
最終更新:2007-07-05 18:04:37
3549文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:19pt 評価ポイント:17pt
検索結果:24 件
1