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検索結果:45 件
1
依頼人は呉服問屋・山城屋のおかみのおふじ。彼女はある人物に強請られていた。強請の種はおふじの火遊び(不倫)である。
強請っているのは坊主で、しかも高僧と名高い静謫(じょうたく)上人という人物に強請られているという。
こんな奴が名高い高僧の訳がない、絶対に贋物だから強請り坊主を懲らしめるためにこっちも贋物の静謫上人を、と依頼してきた。
雪之丞たち贋物屋はこの依頼を受けることにするが、さてそこで問題が起こる。誰が贋坊主に化けるのかという問題が。
舞台上の坊主役となればカ
ツラで済まされもしようが、実際に成りすますとなれば別である。つまり、誰かが実際に頭を丸めなければならないということなのだ。醜い押し付け合いが始まるところであったが、ひょんなことからその贋坊主役として近所に住む放蕩坊主が名乗りを上げた。
この放蕩坊主、名を静寛と言い、喧嘩はする酒は飲むというとんでもない坊主だったが、試しに贋坊主の衣装を着せてみれば中々に堂に入っている。それもそのはずで彼こそが本物の静謫上人その人であった。
自分のニセモノが現れてハバを利かせていると知っても特に何をするわけでもなく冷笑を持って傍観していたのだが、それが脅迫まがいのことまでしているとあっては放置しておけないというわけだ。
とにもかくにも、その贋物ぶりに気を強くした山城屋のおふじはさっそくこちらこそが本物と連れ歩いた。
強請り坊主の方は大慌てとなったが、相手もまた自分と同じく贋物であると気づく。強請り坊主は寺社方の役人に手を回し、静謫上人の本物比べを画策。
さて、本物比べの当日。後見役の雪之丞と助三(変装済み)が付き添った。だが、その日は埒が明かず結論は次回に持ち越された。
帰り道、静寛が曲者に襲われるもこれを撃退する。静寛は、用心棒についていた助三と雪之丞の出番がないほどの腕の冴えで、助三と雪之丞が訝しむ。ここで初めて静寛が本物の静謫上人であることを二人が知る。それならばそれでやりようがある、と雪之丞たちは悪だくみを始める。
そして、再び開かれた本物比べの席上に座頭の惣右衛門が立派な武士の姿にて乱入。静謫上人は元々が武家の出で、その生家である旗本の用人が首実検しに来たという仕掛けである。正体がバレて観念した強請り坊主は這う這うの体で江戸を逃げていったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 12:42:22
7277文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
連歌は続くよ
どこまでも
《連歌ノ法》が、施行された。
それ以来、日本中の神社本殿及び寺院本堂等の腰は、カラフルになった。
社寺の腰には、色とりどりのベルトが巻かれた。
神社仏閣の中心となる建物(本殿や本堂等)の外周りには、グルッと一周、連歌を募る紙のベルト(帯)が巻かれた。
今、目の前にあるお寺の、本堂に向かって左端から始まる髪帯は、鮮やかなスカイブルーだった。
フォレストグリーン地の、Tシャツを着ている。
Tシャツには、前面真ん真ん中に、三つの図柄が入っている。
和尚さんは、天念に急かされ、草履を履き、庫裡をゆったりと飛び出す。
和尚さんは、天念に背中を押され、のけぞりながら、歩を進める。
青からの赤、鮮やかな青からの真紅の赤、スカイブルーからのヴァージンレッド。
僧侶二人組とは思えない色の軌跡を描いて、シグナルみたいな二人は進む。
その名も、[連歌ん雁]。
《ん》は、「私ん家、俺ん家」のような、《の》を表わす《ん》。
《雁》は、メジャーな渡り鳥を表わす。
よって、名が表わすものは、《連歌の渡り鳥》
この辺りの地域にある神社仏閣は、軒並み、紙帯の停滞に悩まされていた。
総じて、約一ヶ月前に投句された句が、停滞を引き起こしていた。
「なまじっか、連歌とか短歌とか俳句の心得があったり知ってたりするから、
《ん止め》と《本歌取り》に怯んでしまって、句を繋ぐのに、
二の足を踏むんだと思うんです」
連歌ん雁地元遊撃隊二チームは、盛況の内に決定した。
早速、明日より、各四チーム(飯与宗次一人チーム、県担当連歌ん雁チーム、PST、SCT)は、活動を開始することにする。
ちょうど、ヨサブソンという芸人が、テレビの中でネタをやっている。
三つの、半分にしたドラム缶のような、バケツのようなものに、細長いボードが入っている。
ボードには、文字が書かれている。
《お題作戦》を採用して以来、紙帯の停滞は、順調に解消されている。
U―22組の自由奔放と、O―23組のオーソドックスが、適度に矯正されて、ほどよくいい感じの句が詠まれるようになっている。
繋げ易い句が一度提示されるやいなや、各寺社の紙帯は、また滑らかに滑り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 09:30:42
42205文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
古戦場や城郭を巡ったり、寺社仏閣や武将の墓を訪れたりと、歴女全開の坂本亮子は公募の末に歴史ミステリーの小説家としてデビューを果たす。しかし、喜んでいたのもつかの間、亮子は出版社編集の中岡慎一に容姿が坂本龍馬にそっくりだと指摘され、無理やりペンネームを坂本龍馬子と名付けられてしまう事になってしまった。そんな坂本亮子改め坂本龍馬子は、破天荒な編集中岡と、小説の題材を探すべく、日本各地にある不思議な施設や怪しげなネタを求めて取材の旅へと赴いて行くのである……。
一応、本格どた
ばたミステリーです(汗)プロローグだけでも読んで頂けると嬉しいです。
(2017年6月26日 Kan様からレビューを頂きました。本当にありがとう御座いました)
(2017年7月26日 成宮りん様からレビューを頂きました。本当にありがとう御座いました)
(2018 6月 誠に勝手ながら、三章部分の大仏殿のエピソードを一番最初の部分へ持ってきてしまいました。解り辛くなってしまい申し訳御座いません)
(2018年12月 羽野ゆず様からレビューを頂きました。本当にありがとう御座いました)
(2019年2月 一迅社様のメゾン文庫大賞に応募させて頂き、結果的には駄目でしたが、最終審査まで行き着く事が出来ました。ポイントではなく作品そのものを読んで評価して頂けたようでとても嬉しかったです。一迅社様ありがとう御座いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 21:25:37
1226826文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
|神亀元年《西暦724年》、はじまりの|機神《クリガミ》が発見されたことで、日本の歴史は大きく変わる。戦は機神を駆る武官貴族がするものとなり、兵とは機神に従う者となった。
『其《そは》|不朽《くちず》、|不錆《さびず》|不腐《くさらず》、|不死《しなず》、|不眠《ねむらず》、|唯休也《ただやすむのみなり》』
蝦夷の反乱が続く中、各地の地方貴族は機神を求め、軍の魁として戦陣を駆けた。そうして、朝廷は官位として機神を授けるようになっていく。しかし、平和が訪れると、朝廷は形
骸化し、武門の公家が落ちぶれて、機神を伴い地方へと流れて行った。
平穏な時代は終わりを告げ、政治闘争に武力を伴うようになると、機神「|小鴉《コガラス》」を駆る伊勢平氏が成り上がる。朝廷はこれを良しとせず、陽成源氏を武家の棟梁として肩入れし、源氏は機神「|髭切《ヒゲキリ》」を筆頭に機神「|膝丸《ヒザマル》」・機神「|静《シヅカ》」を以て平氏を討ち果たした。
しかし、源氏は鎌倉に幕府を構えたため、後鳥羽院は朝廷復権を懸け、兵を挙げるも、幕府が勝利し、以後朝廷は中立となった。この頃、機神の移動手段として機馬が生み出された。
朝廷の復権を目論む後醍醐帝が鎌倉幕府を転覆させるも、武家を蔑ろにした公家政治を行ったことから、源氏の嫡流に最も近き足利氏が武家の棟梁として北朝を打ち立てる。足利尊氏は機神「|尊《みこと》」を駆って、後醍醐帝に|叛《そむ》いた。朝廷が二つに割れ、陰陽寮も二つに割れた。南北朝時代となったが、機神の供給が上手く行かぬ南朝は模造品ともいえる機兵を生み出し、この製造技術は寺社勢力に引き継がれていく。
足利義満が南北合一を果たしたが、機神に乗れぬ義政が将軍となると、天下の箍は直ぐに緩んだ。
時は戦国、日ノ本は各地の群雄らが覇を競う乱世。戦うのは機神と呼ばれる絡繰兵を駆る侍たちである。
大名は一騎当千の機神とその主である絡繰武者の招聘に躍起となり、神社はその力の源であると保護された。
機神と|機馬《クリウマ》、そして|機城《クリジロ》が織りなす架空戦記――の前日譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 06:00:00
16626文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
※毎日お昼か夕方くらいに更新予定です。
寺社仏閣が立ち並ぶ観光都市「詩留部市」は、春爛漫の季節を迎えていた。
そんな空気とは裏腹に、高校一年生の花咲茉莉は、飼い猫が行方不明になったせいで気分はどん底まで落ち込んでいた。その姿を友人にも呆れられていたところ、たまたま行きがけにチラシで見かけた探偵事務所を頼ることにする。
だがしかし――その事務所には、奇妙な依頼がよく舞い込むようで……。
本作は「怖くないホラー」を目指しました。
どこかで見たような要素もあるかもしれませんが、
どうぞよしなに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 18:00:43
55471文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
ラブコメ6:アクション2:歴史1:グルメ1
そんな感じの作品です!
【あらすじ】
大阪幕府将軍・豊臣彩美によって、幕府常置の最高職・老中に任命された真面目で勤勉な青年・齋藤瑞樹。
町奉行の初鹿野まお、寺社奉行の久世音羽、勘定奉行の伊奈朱里らの幹部とともに、幕府に降りかかる諸問題を一つ一つ解決していく。
しかし、太平の世が続いていたあるとき、大阪幕府四〇〇年の歴史でも類を見ない大事件が起こる。各幹部の思惑が複雑に絡み合い、存続の危機に立たされた大阪幕府の未来は、果たしてどうな
っていくのか。
そして、全てが終わったあと、齋藤瑞樹は、心にしまいこんでいたある気持ちに気付く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 21:14:39
220785文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
寺社仏閣と町家が共存する奈良市で営まれる、老舗和菓子屋の四方黒庵。
この四方黒庵に中途採用で入社した湯屋賀谷弘恵は、今でこそ穏やかな事務仕事に勤しんでいるが、実は半年前まで銃弾飛び交う戦場に身を置いていたのだ。
大日本帝国陸軍女子特務戦隊の主計准尉だった弘恵が、今日のような内地で穏やかな日々を送れているのは、彼女の元上官と四方黒庵の若女将の友情による物だった…
※ 本作品は、XI様御主催の「穏やか事務員さんの真実!!」企画の参加作品で御座います。
最終更新:2022-11-24 05:24:07
3403文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
江戸時代中期、人に悪さをする妖怪・悪霊を退治する妖霊退治人がいた。
妖霊退治人は寺社奉行が管轄し、僧侶、神官、巫女、拝み屋などがいる。
妖霊退治人の中でも、高い能力を持つ女忍者集団がいた。
その名は、天摩忍群といい、不思議な神気術忍法を身につけ、悪霊・妖怪・妖術師などとと戦っていた。
人呼んで妖霊退治忍ーー天摩くノ一衆。
構成員は、
男の子っぽい女剣士で、火術を得意とする熱血元気娘の紅羽(くれは)。
怜悧な頭脳をもつ、美貌の巫女忍者で、薙刀と氷術
の使い手、竜胆(りんどう)。
明るく可愛いが、少しドジなところのある、円月輪と風術を使う、最年少の黄蝶(きちょう)。
そして、彼女達の頭目であり、いつもホワワンとしているが、類い希なる麗貌と、高度な法術を使う秋芳尼(しゅうほうに)。
彼女たちの後見で、三白眼で強面だが、真面目で正義感あふれ、一刀流の剣の達人で、寺社役同心の松田半九朗。
このメンバーを中心に活躍します。
陽気なコメディ話もあれば、ホラーでシリアスな話、泣ける話もあります。
この物語は、いわば大江戸版くノ一ゴーストバスターズや霊幻道士シリーズであり、ライトな山田風太郎忍法帖テイストでお送りします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 21:39:43
1249293文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
白河法皇の死後、時代は鳥羽院が院政を敷く時代へと移り変わる。白河法皇の時代と変わらぬ寺社勢力との諍い、復活を目指す藤原摂関家とのせめぎ合いが続くと思われたが、ここで新たな勢力である伊勢平氏がその武力と経済力を前面に掲げて台頭してきた。伊勢平氏は軍事力で清和源氏に対等に渡り合う勢力となり、鳥羽院政と結託することで朝廷の中枢に食い込むことに成功した。
藤原氏の当主となり藤原摂関政治の再現を求める藤原頼長は敵対する者を容赦なく暗殺するなど強権を振り回し周囲の怒りを集めるが、自身をエ
リートと信じて疑わない藤原頼長は超然とした態度で終始し、清和源氏を操ることで鳥羽院と真正面に渡り合うようになった。
この対立は鳥羽法皇の死の瞬間、奇妙な結果を迎える。清和源氏も伊勢平氏も内部分裂し、鳥羽法皇亡き後の政権を求める崇徳上皇と後白河天皇との争いへと変貌し、保元の乱という結果を迎えた。
本作品は2019年4月より2020年3月まで「いささめ (https://ameblo.jp/tokunagi-reiki/)」にて公開した「平安時代叢書 第十五集 鳥羽院の時代」を再編した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 22:36:37
292452文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:作者:笠間裕之 挿絵:岩間芯
アクション
連載
N4681CI
※偶然にもログインしたらぴったり三年ぶり(2016年6月14日~2019年6月14日)でした。
これを機に更新してまいります。
時は現代。汎用人型ロボットが重機として活躍する架空の日本でのお話。
世には、その人型重機を用いて寺社仏閣を荒らす悪の組織が跋扈していた。
しかし、天はそのような無法を許してはおかなかった……。
戦神・建御雷神(タケミカヅチ)を祀る鹿島神宮に安置された国宝、フツノミタマノツルギ。
奈良時代に鍛造されたといわれる全長271センチの鉄剣は、その巨大さゆ
えに儀礼用の剣との説が有力であった。
だが、その剣は人が扱うものにあらず。
鹿島神宮に古来より伝わる木造神体「ミカヅチ」専用の剣であったのだ。
そして、ミカヅチの搭乗者として選ばれたのは、若干14歳の少女、武美衣乃理(たけみいのり)。
ミカヅチと衣乃理が出会う時、鹿島の地に新たな歴史の幕が開く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:06
219016文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:153pt 評価ポイント:37pt
江戸時代の播磨国には石高一万石の林田藩が成立する。藩主は建部氏である。建部氏は近江佐々木氏の庶流と称し、近江国神崎郡建部郷を本拠とした。家紋は「三ツ蝶」である。播磨国揖保郡林田郷を本拠とした武士に林田氏がいる。林田氏の初代・林田肥後守泰範の祖父は近江国守護・佐々木定綱の被官であった。林田と佐々木氏には縁がある。
林田藩主の話は、初代藩主建部政長の三代前の建部秀清から始まる。建部秀清、寿徳、光重、政長となる。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑全てに仕えることになった。
歴代藩
主は以下の通り。
建部政長(まさなが)従五位下、丹波守
建部政明(まさあき)従五位下、丹波守
建部政宇(まさのき)従五位下、内匠頭、寺社奉行
建部政周(まさちか)従五位下、丹波守
建部政民(まさたみ)従五位下、丹波守
建部長教(ながのり)従五位下、近江守
建部政賢(まさかた)従五位下、内匠頭 大番頭
建部政醇(まさあつ)従五位下、内匠頭 大番頭
建部政和(まさより)従五位下、内匠頭 大番頭
建部政世(まさよ)従五位下、内匠頭
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 01:00:00
207663文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:76pt 評価ポイント:40pt
寛永期、江戸時代が飛躍的に発展した時代である。が同時に数多の
大名の改易により多数の浪人が江戸に流れ込んできて非常に治安の
悪い時代でもあった。
また参勤交代やキリシタン禁止令など制定など弾圧的な政治に、
諸藩の不満は高まっていた。
そこで幕府は、無役の御家人が働きを求めて来る小普請組の中から、
腕の立つ者たちを集め、公にできない(公にすることにより反幕の
気運が高まりそうな)事案を内々に処理する裏夫役を与えていた。
そこに何も知らずに小普請組入りした、無役の御家人・美馬清史
郎が
巻き込まれ、裏の夫役を請け負いながら成長していく物語。
架空の設定としての裏小普請組の仕組みは、若年寄直接の差配で
主に寛永寺や増上寺など寺社の普請を任せている普請奉行配下の中に
普請奉行、旗本の小普請組組頭を介さず(知らせず)に置かれている。
寺社普請配下に置くのは、城の普請方に置くよりは目立ちづらく、
また若年寄が訪れても違和感がないことから。寛永寺貫主である天海も
組織に関りを持っている。
構成は探索方、仕置方、掃除方の三つからなり、基本的に各方三人一組
として動き、夫役によっては何組かで動くこともある。裏の夫役に
関わる御家人の実数はわかっていない…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 00:38:06
9335文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:0pt
日本史最大の英雄、織田信長。
彼の名を、彼の人物像を、知らないと言う日本人はほとんどいない。しかし、信長は時代が移り変わると共にその人物像も変化してきた、時代の映し鏡だった。
天皇中心の時代であった戦前には、「勤皇の先駆けとなった革新者」。
敗戦を経た現代においては、「天皇・将軍・寺社の権威を否定し、中世を破壊した魔王」。
時代が変わり、大衆の価値観が変わるごとに、英雄像も生まれ変わって来たのである。
では、実際の信長はどんな人間であったのか。本当に、足利将軍を傀儡にして
天下を我が物にしようと野望を抱いていたのか。使えない家臣を切り捨てる非情な独裁者であったのか……?
「俺が出した命令に不満があるのに、おべっかを使うのはよくない。言いたいことがあるのなら、きちんと主張しろ。話はちゃんと聞いてやる」
(信長が柴田勝家に出した掟書より)
「秀吉の意向に背く輩をかくまうな。わしは亡き信長様のように甘くはないぞ」
(秀吉が脇坂安治に送った書状より)
「信長は気質は寛大で(中略)絶えず日本人の心をつかんでいた」
(ルイス・フロイスの書簡より)
この物語は、平成が終わり新時代「令和」が始まろうとしている今、新たな英雄伝説に挑もうとする歴史ロマン小説である。
新たな信長伝説、今ここに開幕す!!
※この作品は、カクヨム、エブリスタ、セルバンテスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 20:00:00
907119文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:大浜 英彰
ヒューマンドラマ
完結済
N8681GL
元化25年7月某日。
人類防衛機構の特命遊撃士である吹田千里准佐は、同じ堺県第2支局所属の友人三人ともに、ならまちを訪れていた。
寺社仏閣と町家が共存する歴史情緒豊かな街並みは、まさに古き良き日本の原風景。
しかし、千里達の目的は観光にあらず。
ならまちで営まれている老舗和菓子屋の大女将を訪ねる事にあった。
四方黒庵の先代当主、四方黒美衣子。
かつて人類解放戦線の一員として珪素戦争に従軍したため、千里達にとっては防人乙女としての遠い先人にあたる老婦人だ。
しか
し、珪素獣のタイムスリップに巻き込まれて修文四年の時代に降り立ち、曾祖母である園里香少尉としての生活を余儀無くされた枚方京花においては、それだけでは片づけられない存在だった。
京花の曾祖母である園里香にとっての四方黒美衣子は、士官学校時代の同期生にして、大日本帝国陸軍女子特務戦隊の信太山駐屯地で青春の日々を共有した親友。
そして曾祖母の名を借りていた京花にとっても、短い間ながら共に笑いあった仲だった。
70年以上の歳月を経て、時空を越えた友情が再び動き出す…
(※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。フィクションと現実を分けて考えて下さい。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 07:49:58
13085文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:85pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:8pt
時は戦国時代。有力大名の父から政略結婚を告げられた鶴姫は、突然女子高生だった記憶を取り戻す。
廃部寸前の郷土史研究部で地元の寺社や図書館に入り浸った華のJK生活。
特に地元の戦国大名の姫君でありながら、悲劇的な最期を迎え、祟りを起こすと恐れられた「怨霊姫」の謎を追った日々だったなぁ…。
ってあれ、もしや今の私が怨霊姫じゃない?
このままいけば、政略結婚、夫は討ち死に、最終的には磔にされた挙げ句、令和まで語り継がれる怨霊となってしまう。
「そんなの絶対いやーー!」
私は天寿を全
うして安らかに成仏してみせる!ついでに優しい夫も死なせたくない!
転生した姫君は戦国乱世を夫と共に生き延びるべく奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 17:17:09
80009文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
たくやはさおりという女子大生に恋する、寺社や仏像好きの工学部の大学生。あるとき神話に興味がある友人の健二と神社の裏手の洞窟に入り、光る黄色の糸に導かれ異世界に迷い込んだ。そこはAの世界という猫の顔をした人の住む世界で、他にも自分たちが住むEの世界を含めて合計AからGまでの七つの隣合う世界があることを知った。そしてウィンゼンという外の宇宙の力のバランスが崩れ七つの世界に異変が起きていることを知らされた。その力のバランスを修復するために、たくやと健二の協力が必要だと頼まれウィン
ゼンとの境界に向かう旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 18:00:00
101602文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
重複投稿ではない 2作品目( 10投稿目作品 )です。
◎ 「 ♥ 」編集済みです。( 2021.3/14 )
誤字に気付いたら、教えていただけると有り難いです。
◎ ド素人が知識のない状態で書くので、作品に対して色々と質問されたり、突っ込まれても読者さんが求める返答は出来ませんので御了承ください。
オカルト分野で活躍する職業── 陰陽師,退魔師,祓魔師,除霊師,浄霊師,霊幻導士 ──が至って普通に存在している日本。
“ モノノケ ” と呼ばれる魑魅魍魎の類いを
退治したり、祓ったり、除霊したりして生計を立てているボロいオカルト商売がお盛んな日本が舞台となります。
母親の胎内で命が宿ったその日から、強い霊能力を持つ主人公。
普通の生活から離れた、ちょっと変わった大学生活物語────にしたい話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 10:21:10
187659文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
売れない作家の一条は恋人を不幸にするジンクスを持つ春香と付き合っていた。一条は小説が書けなくなり、それを察した春香は別れを切り出す。一条は別れが原因で酒に溺れ、その勢いで書いた作品が盗作だと評価される。落ち込んだ一条は春香との日々を思い出し泣いた後、春香との日々を私小説として書く。何度も書き直し編集者に納得してもらう。それが賞を受賞して春香の妹から手紙が届く。春香のジンクスを知った一条は春香に会いに行く。自分の意見を伝え、もう一度付き合おうと告白する。春香は寺社巡りをすること
を条件に付き合うことにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-08 10:00:00
8474文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
金造の仕事は、銭と米を集め、兵と共に動かすことだ。
だが自前の補給部隊を持たない新興武家の明智家では、米は動かしようがない。
出陣を前に、金造は寺社へ軍勢の宿泊と兵糧の手配を依頼する。
最終更新:2021-02-23 01:31:55
4715文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:200pt 評価ポイント:180pt
旧題:転生したら足利義教でした。『第六天魔王外典』俺は百まで生きる☆ ❖❖❖
元祖第六天魔王・足利義教に転生した令和男児の物語。めざせ、天下布武⁉
ある日、自分が未来の記憶を持った日本人の生まれ変わりであることに気が付いた天台座主 義円。足利義満の子、足利義持の弟として生まれ「天台開闢以来の逸材」と呼ばれ将来を嘱望されている俊英である。
このままでは足利将軍家を継ぎ強き将軍家をめざし、守護大名や管領、有力な寺社勢力とも対決し、己の力を以て世を変える半ばで重臣に裏切ら
れ、人生五十年を目の前に死ぬことになるのか。
そんなの嫌だ!!
俺は、強い征夷大将軍になる!!
あと、百まで生きる☆
*あとだいたい百二十話くらい!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 23:00:00
230991文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
悪人を退治し、悪妖を屠る日々を送りながら自分を寺社に預けた両親を探していた半妖の青年。しかしある日の戦いで、道半ばながら命を落としてしまう。
たが気付いたら身一つ、記憶の半分を失い、死んだことも忘れた状態で見知らぬ森の中にいて……
「………詰んでる?」
ここから始まる半妖の異世界冒険譚。
最終更新:2020-09-24 21:17:52
161337文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:32pt 評価ポイント:20pt
重複ではない「 25作品目( 33投稿作品 ) 」です。
「 夏のホラー2020 」3作目の投稿になります。
【 人形駅の呪い 】の続編になります。
陰陽師の家系から分家した退魔師のタマゴの高校生男子を主人公にしてみました。
曽井子駅で頻繁に起こる怪奇を解決出来るのか?!
最終更新:2020-08-27 00:04:53
31234文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
重複ではない「 24作品目( 32投稿作品 ) 」です。
「 夏のホラー2020 」2作目の投稿になります。
ホラーになっているのか怪しいです。
ガラゲーからの投稿になるので、文字数が少ない投稿になります。
最終更新:2020-08-14 22:05:59
1857文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
現実と少し違う日本。寺社奉行の女侍(別式)虎緒と陰陽師一明が妖物退治を致します。
『9ヵ国語の転載、複製禁止文』
著者:CGF
◎英語
Reproduction is prohibited.
複製(転載)は禁止されています
Unauthorized reproduction prohibited.
許可されていない転載は禁止
◎中国語
禁止私自转载、加工
禁止私自轉載、加工
無断複写・転載を禁止します
版权所有。
版權所有(繁体)
無断複写
・転載を禁止します
◎韓国語
복제 금지.
転載禁止
무단 복제 금지.
複製を禁止します
무단 전재는 금지입니다.
無断転載は禁止です
◎ロシア語
Несанкционированное воспроизведение запрещено.
英語だと(Unauthorized reproduction is prohibited.)
不正な複製は禁止されています。
Воспроизведение запрещено.
複製禁止
◎スペイン語
Prohibida la reproducción no autorizada.
許可されていない転載は禁止です
◎フランス語
La reproduction est interdite.
複製することは禁止されています
◎ドイツ語
Unbefugte Vervielfältigung verboten.
無断転載は禁止しています
◎タイ語
การทำซ้ำเป็นสิ่งต้องห้าม
複製することは禁止されています
◎エスペラント語
Reproduktaĵo estas malpermesita.
複製することを禁止します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-05 03:00:00
32150文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:209pt 評価ポイント:153pt
「東郷平八郎はビーフシチューが食べたくて、日本で作らせたら、なぜか肉じゃがができた」
「あれはTVと町がグルになった町おこしのやらせ」
「なんだってー」
これを知ったのをきっかけに、TVとか常識とか、すぐには信じられなくなった。調べてみると、歴史と思いこんでいたものが、落語、歌舞伎、歴史小説、寺社や商店の寺伝や家伝や宣伝、江戸マナー講師の捏造、などなど。
最終更新:2019-10-31 17:02:25
1718文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:12pt
大国主尊(おおくにぬしのみこと)という帝王が治める瑞穂国(みずほのくに)では、庶民の寺社参りが流行していた。参詣の旅をしている若武者の義郎は、都から遊歴している舞姫の鈴音と出会い、共に神山へ登る。その時、小さな偶然で龍神の王子と出会ったのをきっかけに、彼らの運命が大きく変わる。
二人の若者と一柱の幼い神様が共に歩む旅物語の、始まり始まり――
※2018/01/03 導入部の改稿と共に作品名を改題。(旧題:瑞穂物語)
※2018/04/30 読みやすさ改善のため、過去掲載
分を大幅に分割整理しました。栞を設定している方は保存位置が大幅にずれてしまうと思われますのでご注意ください。
※2018/10/25 『参考資料一覧』をシリーズに追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-19 07:36:23
210634文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:94pt
総合ポイント:303pt 評価ポイント:133pt
江戸時代末期の頃。
42歳の厄年を迎えた男は、新年からついていない。
仕事場で高所から落下し、しばらく足腰が立たなくなった。ようやく起き上がれるようになると、今度は道具をまともに握ることができない。
医者に診てもらってもよくならず、ならばと訪れた寺社で、男は自分の厄を落とすことに。
最終更新:2019-10-02 20:00:07
3440文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
吉原の高級遊女「花園」は、自他共に認める人気花魁だった。
しかし些細な悪事(?)によって吉原を追われる身となってしまう。
命からがら逃げだした花園が逃げ込んだのは、とある寺社の一室。
なんとそこは、美しい尼君の首つり自殺の現場だった……。
吉原の追手から匿う代償に、尼君の身代わりとして大奥に上がることを強要される花園。
仕方なく大奥入りするも、そこは恐ろしい「春日局」が支配するまさに「女の牢獄」で!?
陰湿なイジメ、嫉妬、計略が渦巻く大奥でも、悪役花魁にとってはぬるま湯同然
!
非常事態だってなんのその、逆境は汚い手で乗り越える!
夢はデッカく将軍生母!
そんな元・花魁が爆走する大奥出世街道物語!
注1:この物語は歴史フィクションです。作中に登場する人物、名称は実際のものとは一切関係ありません。また、作者独自の設定や解釈が含まれます。ご了承ください。
注2:こちらの作品は「小説家になろう」「MAGNET MACROLINK」でも連載中です。「MAGNET MACROLINK」では文字数の都合上、『悪役花魁、大奥でとりあえず将軍に毒を盛る』の題名に変更されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-01 22:11:00
45948文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:118pt 評価ポイント:12pt
作:観光地安全委員(自称)
エッセイ
完結済
N3261FL
今回は旅先で、もし災害にあたら?
を題材にします。
えー、かなり走り書きしましたが、長くなったので、前後編に分けます。
これは実際の地名や寺社仏閣を出してます。
理由は一重に防災の為で、その地域を貶めるつもりも意図もございません。
又、最後になりましたが、あらゆる災害の被災者様に哀悼と敬意を持って、稚拙な文章ではありますが、書かせて頂いてます。
全ての被災者に哀悼と敬意を又、現在復興に力を注ぐ全ての人に尊敬と敬意を。
最終更新:2019-04-18 21:49:12
4340文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
その寺は、身寄りのない子供、親に託された子供を預かり、養育していた。
しかし、預けた親は二度と姿を見せず、寺は半ば、親子の「縁切寺」と化していた。
その日もまた、母親と思しき女性が、布にくるんだ赤子を抱え、住職を訪ねてきたのだが……。
最終更新:2019-02-21 23:11:37
3999文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
時は永禄、戦国時代。
応仁の大乱以降、幕府の権威は地に落ち、下剋上が全国に広がっていた。
東に目を向ければ、今川、武田、北条が、強い軍事力を背景に独自の国造りを行い、国王のように振る舞い、西国では国人領主から成り上がった毛利が、大きな力を持ち始めていた。
怪僧無間道六(むげんどうむ)と青眼寺(せいがんじ)は、乱世に終止符を打つために将軍足利義輝を支え、同志を集い、幕府の再興を画策する。
幕府を私物化し、天下の覇権を狙う三好長慶と青眼寺の総力戦が今、始まる。
最終更新:2018-11-04 20:21:12
23495文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:0pt
五月。とある火曜日のことである。僕は京都の大学に通う大学生だ。京都に住むのは小さい頃からのあこがれで、なんだか少し楽しみでもあった。
だけれども、現実は残酷で、太陽が燦々と照りつける日は尋常じゃないくらい熱く。冬の夜は本当に凍ってしまうのではないかと思うくらいの肌をさす寒さで住むには中々厳しい環境であった。それでも、寺社仏閣や美術館など観光する場所は多く退屈はしなかった。
そして今、僕はある柳並木の小さな河川敷でスミノフを片手に物思いに耽っている。
火曜日と言うのは僕に
とっては月曜日よりも最悪な響きであって、さらに今日は五月なのに日中の気温は二〇度後半を記録する予報で、太陽は理不尽に照りつけてくる。そんな晴れた日の火曜はいつも朝遅く起き、昼になるとこの場所に向かい酒を飲み、この辺りをぶらついてバイトへ向かう。そんな日を送っていた。本当はこんなことしている場合じゃないのに…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-29 20:00:00
18093文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:天下無敵の無一文
ローファンタジー
短編
N2801ET
多くの寺社仏閣が軒を連ね、観光客がひっきりなしに訪れる街、古都・鎌倉。
だが、その街は裏の顔を持っていた。無秩序に乱立した霊的建築物が生み出す歪みにより、各所に裏界への門を持つに至ってしまった魔都。危うい均衡が少しでも崩れれば、夜の鎌倉は、瞬く間に魑魅魍魎が闊歩する混沌の街へと変貌する。その筋のモノたちは、この街をこう呼ぶ。「魍魎都市・鎌倉」と。
突如として鎌倉の街から魔法が消える。魑魅魍魎は姿を消し、ウィザードは月衣を失い途方に暮れる。一方、魔王級侵魔の反応を追っていたア
ンゼロットは、鎌倉が封鎖されたことに気付き、調査を開始した。魔法と現実が交錯し、赤の騎士が率いる軍勢が鬨の声を上げる特、紅い月が天上に上り地上を真紅に染めあげる。戦の気配に包まれた鎌倉の運命を決めるのは、キミだ。
ナイトウィザード 第XX話
「鎌倉魍魎戦記 間奏 閉鎖都市・鎌倉」
紅き月が昇る夜。百鬼夜行の幕が開く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 16:29:54
18364文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
寺社奉行になった多治見が、【SABAKI】の時にやり残してきた事と向き合い、苦悩しながらも、ひとつずつ解決に挑む。
この物語はフィクションです。登場する人物、団体、名称は架空であり、実在のものとは関係はありません。
最終更新:2018-05-06 09:00:00
30179文字
会話率:59%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
葬(はぶり)に入った多治見達は、『上様』からの勅命を受け仲間と共に遠征に出る。
その先で予定外の行動に出る下手人達に、多治見達『仕置き組』が急ぎ立てた采配で勅命を遂行させる。
多治見自身が仲間からの信頼を得て、『寺社奉行所』の中心人物になってゆく。
ニューフェイスが加わり、多治見の移動なども有り、公私に渡り多治見の激動の第二部
尚この小説は第一部と同様すべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
最終更新:2017-09-29 09:00:00
120387文字
会話率:59%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
寺社めぐりのエッセイです。京都、奈良を始めとする関西地方、東京を中心とする関東地方、東海地方、そして東北地方の古寺をめぐります。そこで仏教の歴史と思想についての個人的な妄想が炸裂します。仏教以外にも、城、古墳、食文化、美術、自然、産業、民俗学、インド史、中国史などに話題が移ることもあります。学術的なものではなく、フィクションとして楽しんで頂きたいと思って書きます。軽い旅行記としてお読みください。
最終更新:2017-06-06 17:11:30
150158文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:214pt 評価ポイント:110pt
戦争で造られた国家が、戦争で滅びる事を繰り返す。
その世界の仕組みの果てに
何度も自滅しかけた世界を救った男が、自力で戦国時代へと転生。
確実に滅びを迎える未来世界を予見した男は、戦争と国家による世界構造を破壊する決意をした。
伝奇SF風チートによる歴史改竄シミュレーションものです。
戦国の世のあたりまえは、強者が弱者を喰らうこと。
弱者が強者に逆転し勝つという物語でも、弱い者も武の道を行くものばかり。
大多数であった農家は戦いの場に立つことはありません。
これは
、そんな多くの農家が、農家のまま武家の支配から離れて、生きる事で世界の歴史を変える誰も書かないようなチートな物語。
三の段、現在
戦国武将は自壊しました。 農協が創造されました。
寺社勢力は破壊されました。 信仰は開放されました。
大和朝廷は破壊されました。 農民は解放されました。
西洋列強は破壊されました。 植民地略奪は中止されました。
鉄の時代は破壊されました。 土の時代が創造されました。
貨幣経済は破壊されつつあります。 人主経済が創造されました。
武家文化は破壊されつつあります。 農民文化は開放されつつあります。
●科学と魔術と仙術を極め人類を何度も自滅から救ってきた仙人──久遠が、現代から転生を試み、生まれ出でたのは戦国時代だった。
●不老不死の研究を行うついでに、神と全人類を相手に久遠は現代文明へと続く歴史を破壊し新たな未来を創造する。
●現代科学を遥かに超えるチートは武家が造った戦国というシステムを壊しその先に何を創るのか?
◆◇◆◇現在第二部まで終了 第三部開幕◆◇◆◇
●感想などで解らない用語を訊ねると用語解説をつけたしますので、暇つぶしにぜひ感想を送ってください。
著作権フリーとなっています御自由に御使い下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 00:00:00
128951文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
東京で、寺社仏閣修繕相談所を開いている神原将人の元へある日、依頼が舞い込んだ。
般若姫の霊が出ると。
術者の家系に生まれた神原将人は、二人の助手を連れ、般若姫の霊が出ると言う
山口県柳井市に向かった。
そこには、古からの因縁が存在していた。
短編ものです。
完結しております。
最終更新:2016-06-23 14:56:27
13827文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:長崎ちゃらんぽらん
ローファンタジー
完結済
N1662DE
桜ノ宮市を襲う災厄の予言を受け、政教分離の原則から寺社を頼れない怪異対策神霊局は一つの計画を立てる。それは九尾の狐・玉藻前を復活させ、その力を利用しようと言うものだった。
高校生の守部終夜は、その計画に巻き込まれ、依り代として玉藻前に取り憑かれてしまう。
神霊局から説明を受けた終夜だったが、信じることが出来ず、その場を飛び出す。
しかし、飛び出した先で鎌鼬に襲われた彼は、頭に響く声に促され、玉藻前に変身してこれを撃退する。
実は彼は、取り憑いた相手が最も活動しやすい
姿に体を変える事ができる特異な体質だったのだ。
事実を受け入れた終夜は改めて神霊局から協力要請を受け入れるが、父親との軋轢により、共に暮らす妹との日常を優先し、これを拒否。玉藻前も利用されるのを嫌い、同様に拒否する。
その後は、取り憑いた玉藻前との奇妙な生活の中で二人は交流を深めていく。
そんな中、災厄の前兆とばかりに桜ノ宮市の博物館から神器が盗み出され、玉藻前には、因縁深い陰陽師の技を使う謎の男が接触してくる。
その結果、様子が変わった玉藻前の様子をいぶかしんでいた終夜の目の前で、妹の梓が件の男に誘拐されてしまう。
男は神政復古を目指す世界の七賢が一人で陰陽師・安倍成泰。梓を攫った理由は、終夜と同じ破格の霊媒体質であったため、神政復古後の指導者の依り代として選ばれたからであった。
手始めに妖怪や幽霊と言った怪異達の存在を知らしめるべく成泰が桜ノ宮市内に結界を張り、瘴気をばらまいた事で、住み着いていた怪異達が暴走。市内は大混乱に陥る。
事態を受けた終夜は玉藻前と共に梓を救出するべく神霊局に協力を打診。成泰が指導者復活の祭壇として選んだ桜ノ宮タワーへと向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-04 23:37:17
146007文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:10pt
公海暦3年。
新大陸からの侵攻と内紛によって六大公国が、新たに統一国家として再建されて三年。
時代の流れによって、多くの寺社や儀式が排除されようとしていた。
その波に乗じるかのように、過去の『ある少女』が唱えた、絶対的な秩序による統治を主張する集団が、軍や国家、民間を蚕食していた。
彼らは「ムダなもの」「秩序を妨げるもの」と称して寺社仏閣を打ち壊し、それらにまつわる文化財や書物を焼き尽くし、テロ活動を行う。
そんな新たな『宗教』がはびこるなか、水上の社殿
、盤龍宮にて回収作業にあたっていた軍の調査員、小早祈は、海にそびえる大鳥居の下に沈む、小舟型の筐体を発見する。
六公時代初期……あるいはその前の時代、『樹治』と呼ばれる年代のものと推測されるその中に眠っていたのは、花嫁姿をした少年だった。
戦国の世から数百年を隔てて蘇ったその子を、様々な思惑を秘めた異形が付け狙う……
「樹治名将言行録 ~鐘山環伝~」から三百年後の世界をえがく、魔と法と神とが入り乱れる和風ファンタジー。
作者の悪趣味全開のヤケクソでえがく、ブラックジョークだらけの挑戦作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-21 01:02:20
22501文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
天空に紅い月が昇るとき、紫陽花は紅に染まり、鎌倉の夜空は百鬼夜行に彩られる。
多くの寺社仏閣が連なる、古都・鎌倉。
そこに居を構える多くの寺の中に、紫陽花寺、という、美しい紫陽花で彩られた寺院があった。
しかし、その寺には一つの怪しい噂があった。
寺の敷地の中にある、紫陽花に囲まれた古道に入った者達は行方不明となるか、無事帰ってこられても廃人となるか、そのいずれかの道を辿るという。
寺を預かる北条まさこは、その噂の解決を陰陽師の大家、土御門家の次期当主、土御門明守に依頼した
。
明守はその依頼を断らず、受けることにした。依頼を受ける、そう決めた彼の顔は、悲痛に歪んでいた。
明守は被害者を、幼馴染の月影桔梗を助けるため、仲間に連絡を取る。
7月6日~8月10日まで行われた、ナイトウィザード2ndTRPGセッションのリプレイをノベライズした作品です。
なお、筆者はこのセッションにはプレイヤーとして参加、土御門明守というキャラクターをプレイしました。
なお、作品中に原作シナリオとまったく同じ表現がされている部分があるのですが、そこは原作の描写をした方が適切と考えでのことなので、ご了承を。
原作シナリオの元サイト:http://www006.upp.so-net.ne.jp/takosuke2/support.htm
(シナリオ名:「鎌倉魍魎戦記2」クラウ・ソラスOnline掲載)
※ナイトウィザード The 2nd Editionは有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-24 21:55:44
38784文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:31pt 評価ポイント:21pt
作:Giving tree
ノンジャンル
連載
N5751BI
京都を舞台に人外の存在と人知れず戦う『守り人』の話になります
なぜこの世界には神話や人外の者の伝承が多く残っているのか
京の街に寺社・仏閣が多く存在するのはなぜか
日本神話をベースにした 架空戦記になります
普通の高校生だった主人公が 戸惑い悩みながらも自ら考え
前へと進んでいく様子を見ていただければ嬉しいです
※思いつきと勢いで外伝を書き始めました
本編では書ききれなかった人間関係など書いて行く予定です
不定期更新になりますが 外伝もよろしくお願いいたします
第一弾と
して 野上君が守人になるまでを書いてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-22 11:23:08
76392文字
会話率:96%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:12pt
一年間余奈良を旅してきたことを総括して
これから奈良を旅する人のために
参考にもなるようなものを書きたいと考えました。
なお寺社の内容については
各社寺のパンフレットおよび
「JTBのエースガイド15奈良」を参考にしています。
タイトルを変更しました。
いずれ京都などについても書いていきたいと思っています。
キーワード:
最終更新:2012-06-11 06:48:09
25974文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:2pt
「日本再誕連合」のリーダーであったシゲルは、志半ばで謀殺されてしまう。そのシゲルが流れ着いたのは怨みをもった魂が集う国「空国」であった。
彼の抱いていた強大な怨み・・・すなわち大学教授であった父親を、政治家などから受けた言論封殺やそれに伴う社会的抹殺によって自殺に追い込まれたこと、そして父親の悲願でもあった「日本を変革する」という志を折られたことに、空国の最高権力者達、通称「御三人」は自らが成し遂げられなかった現世への怨みを晴らしてくれる存在として期待を寄せる。御三人とは、
かの有名な菅原道真、平将門、佐倉惣五郎である。
空国に漂着し、彼は「大目付」の任を拝命していた安藤に迎えられ、空国に流れ着いた者の中でも、とりわけ怨みの念が強い者達が入学させられる霊学校・・・「第百八霊学校」に半ば強制的に入学させられる。シゲルはそこで後に班のようなものである「三人結」を組むことになる、関西弁が苦手でヒステリックなノゾミや、「日本再誕連合」に憧憬を持っていたコミュ障ながら一流大学卒のケンジなどと出会う。現世の連合の動向を気にしながらも、自らの怨みの念を動力源とした「怨力」と呼ばれる超能力に似た力を、現世で使うための修行をすることとなる。何故そのようなことをする(させられる)かというと、現世に居る御三人を鎮魂し、現世に現れることを防ぐための寺社仏閣などを建立した者達の末裔(陰陽師一派)を根絶やしにして鎮魂を解き、再び現世を荒らすためである。それらは全て、御三人の兼ねてからの願望であったので、道真が死に鎮魂された後から現在までずっとその闘争は続いている。
そして現世に帰り、初めての実践授業を受ける。丁度その時近くで連合が計画を開始しており、気になったシゲルは安藤の目を盗んで彼らに接触、同時に映像にも映りこんでしまう。現世帰りしてきたシゲルの強大な怨力を鋭敏に感じ取っていた陰陽師一派に映像も視認され、シゲルは未熟ながら一番の標的と認定される。
二度目の修行時に討伐せしめんとす陰陽師一派と遭遇。シゲルたちは安藤やクラスメイトの殆どを滅魂されながらも何とか勝利を収め、御三人から一派の掃討を命ぜられるも、交換条件として現世帰りにて連合に加担させるよう要求する。御三人は天国からの監視に怯えながらもこれを了承、シゲルは三人結連合に加担しつつも各地の陰陽師一派ならびに寺社仏閣を滅していく-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-19 14:05:59
37000文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:16pt
自己嫌悪と矛盾の日々に生きていた少年、衛門勇輝は
ひょんなことから学校の軍隊「FOX」に所属することになる。
この物語は、ある少年の生きたしるし
最終更新:2010-01-29 20:30:23
2896文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
検索結果:45 件
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