―――神を殺す「神殺し」
平安時代にとある神職者を民がそう呼んでから長い月日が経った。
神の霊魂は和魂と荒魂の二つの側面を持つ。だが、霊魂の均衡が崩れ荒魂に支配されてしまうと神はと悪神となり人々に厄災をもたらす。その荒魂を“浄化”するのが神殺しの役目である。
そして時は現代のキョウト。
意志を持つとされる神剣“二代目天十握剣”を五年前に思いがけず、継承した田安アサヒは幼馴染で神殺し仲間の、芦屋ハルセと清水クウヤと共に、とある事件解決を依頼される。
事件はトウホク地方の山奥に
ある九魔村で起こった。その村には古くから、九魔村の神様である九魔神に女の子を供えて生き神とする悪しき風習がある。そしてまた、女の子が一人供えられた途端に九魔神が悪神になってしまったという。早速、九魔神の浄化へ向かうが事件は三人の想像以上に村の暗い歴史に関係しており―――?
※本作「神様にとどめを!」はノベルアップ+様、アルファポリス様でも掲載させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 19:00:00
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