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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:22 件
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治安の良いハイザンジェル王国に、ある時を境に出現し始めた魔物の群れ。魔物と戦う任務を受けた騎士修道会は日を追うごとに死者が増え、状況悪化は総長ドルドレンの手に負えないところまで来ていた。
当てにならない王城の会議の帰り道。ドルドレンは森の泉で一人の不思議な女に出会う。実はこの女は別の世界から転移してきたのだが、女はそれを口にすることが出来なかった。
保護した不思議な女・イーアンとの距離が近づいていくドルドレン。ある日、彼女の小さな提案を受け入れたことから変化が起こり始
めた・・・・・
魔物の被害と戦いを国の潤いに変えていくビジネスを起点に、大人事情あれこれ、恋愛も謎解きも混じる物語。
*以下、ご案内とご連絡です。ご一読をお勧めします。
○この物語の傾向として、誰にでも親しめるキャラクターは登場しないかも知れません。
そのため、「感情移入・共感出来ない」等の感覚は、人によって起こります。
一般的、常識的、理想等には、沿わない風合いを持つ物語かもしれませんため、ご了承下さい。
感想・ご意見にそうした内容が混じる場合、読まれませんことをお勧めしています。
○「魔物資源活用機構」はIchen個人の作品であり、どのようなご意見を受けても、内容・表現の変更はありません。文字通り、誤字脱字以外は受け付けておりません。
○気分が悪く読めない等のご感想は、個人的な感覚と判断し、ご返信対象にならない場合があります。
誹謗・中傷と思われる感想には、予告無く削除する対処をとる場合があります。ご了承下さい。
※1. 物語の内容、及び、傾向への感じ方は個人差が生じます。宜しければ最初に、物語へのご感想の項をご一読頂けますことをお勧めします。
※2. 基本設定の一部についてのご案内:登場人物年齢設定は、30代~50代の壮年・中年期です。
物語の中心人物及び、周囲人物の性質・行動について、癖や問題や過去を抱えた人々が、自分を見つめながら進む物語設定のため、ご了承下さい。
タグについて:
キーワード設定は少ないです。人により『逆ハーレム』『ギャグ』と感じる場合があるようです。
ハーレムを意識もしていませんし、ギャグもいつもではないため、タグに付けません。
長い物語進行に必要なため、その傾向がある数百話を連続することがあります。一貫ではないことをご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 00:21:54
12781510文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:101pt
総合ポイント:2935pt 評価ポイント:1075pt
冤罪をかけられて家族全員が断頭台で公開処刑される。そんな悪夢にうなされたユリアン。
だが、ただの悪夢だと思われたそれは、すべてが近い未来に現実となる、予知夢だった。
その日のうちに荷物をまとめ、夜逃げ同然に故郷をはなれることになったユリアン。
逃げ込んだ先は、島ひとつがまるごと修道会の神学院となっている、絶海の孤島。
そこは、世界中から名門名家の子息ばかりが集まって来る世界最高峰の名門男子校だった。
ユリアンは絶望の未来を避けて処刑を免れるために、性別を偽ってイケメ
ン、美少年だらけの名門貴族学校に男の子として通うことになったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 19:13:04
21288文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:122pt 評価ポイント:114pt
元奴隷の天才騎士が魔王軍相手に無双する話。
男爵家の娘として生まれた少女、エイルは五歳の時魔王軍の侵攻によって家族を殺され自身も捕まえられてしまう。魔王軍の魔力奴隷として六年間も酷使された後、人類側の反攻作戦によってようやく救出される。
パナケイア女子修道会の孤児院に引き取られたエイルは、六年間魔力奴隷として過ごしたことで、体内に莫大な魔力を有する特異体質となっていた。その才能を高く評価されたエイルは、魔物と戦う宗教騎士団、パナケイア聖騎士団に入団する。
エイルが十
八歳になった時、再び魔王軍が大侵攻を開始する。人類最大の国家・ソラン帝国は西南部ヘンドリックスの平野で激突。結果、大敗北を喫した。
全ての帝国軍が敗走し逃げ出す中、同盟緒軍として参戦していたパナケイア聖騎士団は蹂躙される帝国西方領から避難民を守るため、単独古城に籠もり絶望的な防衛線を開始した。
戦死した前騎士団長から騎士団長職を託されたエイルは、たった千名の騎士団を率い五万を超える魔王軍と戦っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 20:00:00
216210文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:196pt 評価ポイント:128pt
聖女ユリア21歳は、雨乞いを故意に失敗させただけなのに、責任を問われ夜会でまさかの婚約破棄をされ。王太子と聖女が結婚するのがしきたりの国で、王太子サルム殿下24歳は冷酷に言い放った、「聖女ユリア、君との婚約を破棄する!」。そればかりでなく王太子はユリアに「いなくなってほしい」らしい。ユリアの前に5種類の毒を並べ、「聖女なら死なないだろう、証明してみろ、死ななければ追放で済む」とのたまわる。黒幕は『黒衣の修道司祭』とその修道会に育てられた黒聖女。ユリアはどうやって生き延びる?
毒が回って身動きの取れないユリアに訪れる甘々じれじれ、ハッピーエンド。1万5千字程度です。
*主人公が昏睡状態に陥るので、保険として「残酷な描写あり」です。
**毒物に言及するのでR15です。実際にある植物名が出てき、ある程度事実に基づいていますが、中毒症状及び致死量は千差万別で責任が持てないので絶対に真似しないでください。
毒草は食べてはいけません。薬草も量を間違えると毒です。
※この作品は、柴野いずみ様ご主催の『ざまぁ企画』に参加しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 17:00:00
16540文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:1560pt 評価ポイント:1248pt
本編『魔物資源活用機構』の、待つ人の心境を、手紙のように書いた詩。この語り手の彼は、厨房担当の騎士で、騎士修道会で美味しい料理を作る人です。頑張る仲間へ思う言葉。
キーワード:
最終更新:2023-03-28 18:49:38
804文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:46pt 評価ポイント:42pt
作:Siberius
ローファンタジー
完結済
N3094IA
セレス・ファーゼンハイトの娘、妙子・中川・ファーゼンハイトは修道会に入会した。
彼女は18歳。成人の日でもあった。物語は過去に12年前にさかのぼる。この物語はセレス、セレスの妹のミリア、そして妙子の三人が家族となり、苦楽を共にしていく物語である。
最終更新:2023-01-15 00:58:07
16740文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt
作:Siberius
ハイファンタジー
完結済
N6654HX
ヴェヌシタシア王国軍の軍人エスカローネは平凡な日常を送っていた。しかし、エスカローネは謎の敵より、命を狙われる。エスカローネはアンネリーゼに助けられ命を救われる。
エスカローネはザンクト・エリーザベト修道会に保護される。エスカローネは修道会のシュヴェスターたちと交流し、まるで本当の姉妹のようになっていく。エスカローネは悪魔たちと戦い、おのれの未知の力、そして自分の正体を知る。それは「ヴァルキューレ」存在についてということだった。
ヘルデンリートのヒロイン・エスカローネを主人公
としたスピンオフ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 19:31:45
107891文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:12pt
逆行転生者の影響で結成された騎士修道会『マリア騎士団』の歩みを、十字軍と共に観ていきます。
最終更新:2021-08-31 12:00:00
37563文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:3558pt 評価ポイント:2138pt
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。駆け出しの死霊術師にして斥候職である主人公のところには、今日も今日とて七面倒な依頼が舞い込んで来る。顔馴染み――兼、面倒な依頼主――の修道会士から依頼されたのは、溺死体が溺死した場所を突き止めろという無茶振り。いい加減にしろと言いたいところだが、修道会士の後には険悪な様子の領軍二個部隊が睨んでいるとあって、泣く泣く難題を引き受ける羽目に。
途方に暮れつつも健気に調書を読み始めた主人公の目に止まったのは……?
「デュラハン
の首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」と同じ死霊術師シリーズですが、今回は再び法医学ネタになります。宜しければ前五作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 20:37:42
5283文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:584pt 評価ポイント:436pt
罪を犯した機械が処分される前に、“告解”を聞く少女シスター。
【AIサクラメント修道会】から派遣されたシスター・サクラは、自殺電話相談をしていたロボット・Iリスの告解を聞く。殺人機械が語る罪の物語とは……!?
最終更新:2020-06-29 01:08:03
5240文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:50pt 評価ポイント:40pt
【第一章】 シャハルとハルシヤ
その連邦国家では、未だかつて正式な女性首長は存在しなかった――架空の途上国を舞台に、その不文律に抗う少女ソピリヤと、それを一番近くで支えるハルシヤ。彼等は何も知らぬまま、幸福な幼年時代を過ごす。しかしその裏では身近な悲劇が起ころうとしていた。
【幕 間】 庇護の国
深く傷つけられた魂を抱え、遠く故郷を離れたシャハル。辿り着いた先は、活動修道会・マルチノ会が運営する寄宿舎兼学校だった。そこでジョアン・マルチノと名を隠したシャハルは、愉快な仲
間達と共に、つかの間の平穏を得る。
【第二章】 雪けぶる町
ある先進国の、冬には雪けぶる辺鄙な田舎町――その町で唯一の民族料理店・ザキントス店主の娘イオニア・プラスティラスは、1人の留学生と出会う。彼の名はジョアン、かつてのシャハルが高校生にまで成長した姿だった。その頃スミドにて、ソピリヤとハルシヤは大事件に巻き込まれる。
【最終章】 ヘイサラバサラ
大学で文化人類学を専攻し、ドキュメンタリー作家となったシャハルは、取材のため故郷を訪れる。ハルシヤの娘イレンカも、小学生ながらそれに参加する。
準備中
【外伝・第一章】 愛娘にさよなら
雪けぶる町で成長した、イオニアの娘イズミル。彼女の通う高校に現れた、生意気な留学生の後輩は、何故かよくちょっかいを仕掛けてきて――
【外伝・第二章】 潜竜談
永遠の夕焼けが続く白夜のさなか、シャハルは広場のカフェで過去に触れ、自身を慕うシャリムを突き放す。
アルファ投稿済み、カクヨムとpixivにも途中まで投稿しましたが面倒くさくなって現在放置しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-09 01:37:50
167128文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:17pt 評価ポイント:11pt
作:SheilaCross
宇宙[SF]
連載
N1102FT
とあるカトリック修道会が発足した都市型船団クルクス(通称戦艦クルクス)は、地球を発ってから七百年ものあいだ宇宙を孤独に彷徨っていたが、ある日突然目にみえぬ敵に襲撃される。
立ち向かうのは女教王ティラナと、その双子の弟である准王シルヴィオ。そしてふたりのクローン、エレナとレオナルド。クルクスの王家である彼らはふたり一組で戦闘機に乗り、民衆を護るため、宇宙に出て命懸けで闘う。
しかし一方、政府や修道星庁のなかの不審な動きが四人の行く手を阻むようになった。みえぬ謎の敵と、内部の
オトナと……、十六歳の彼らは次第に苦しめられていく。
それぞれが秘めている禁断の恋、四人の出生の秘密、また戦艦の歴史が明らかになるとき、彼らの祈りは神に届くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-24 21:42:32
43599文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:91pt 評価ポイント:63pt
毎回異なる世界遺産の中でその時代を懸命に生きた少女のお話。
最終更新:2019-05-16 21:41:56
5116文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
書を救う者たちがいた。
志室幸太郎氏主催のコロンシリーズ参加作です。
「COLON:SERIES - 異世界への扉と導かれし者達」、および「Zhang Wei: 1969」、「Zhang Fang: 2016」関連作品。
最終更新:2019-05-08 20:39:07
3830文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
作:ドラキュラ
ハイファンタジー
完結済
N4366FF
五大陸の西に位置するオッキデンス大陸。
その大陸全土を統一したのはムガリム帝国という国で建国以来ずっとオッキデンス大陸の覇者で居るが、体内には「不穏な分子」がウジャウジャ居た。
特に危険視されているのは教会だった。
何度も皇室に牙を剥いた過去があるも「生贄の羊」を差し出す事で肝心の黒幕までは辿り付けないようにする狡知に長けた「狐」が教会であったが・・・・・・・・
猫の首輪に付ける鈴ではないが「狐の首に鈴の付いた首輪」の役割を任された騎士団を付けた事が教会に対する皇室の
制肘と言えるだろう。
しかし、そんな大役を仰せ付かった騎士修道会の総長の渾名は酷い。
それを証明するように教会という狐の首に付いた鈴付き首輪の役目を担った騎士団が駐屯する屯所では女の絶叫が・・・・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 22:41:10
47251文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
「お前、明日から聖女な」
国立高等学校を卒業し、花屋でぐうたらニートライフを満喫していたペラッカの元に、修道会に入った級友カリエラが持ってきたのは―――この国の宗教・政治のトップ法王直々の「聖女認定」だった!
最終更新:2018-09-07 22:00:00
330662文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:10pt
作:教会ミサ・グロリアより(改変・黒実音子)
詩
短編
N3375DY
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
最終更新:2017-04-25 18:02:56
331文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
サントリア修道会、通称”黒豹”は人々の平和の為にと理由をつけて冒険者を消していく戦闘集団である。教皇猊下の命令の下に、ギルドと対立する修道会の一員、聖女スノウ・ユークリッドが戦闘狂をさせられる話。
最終更新:2016-12-28 11:23:10
1946文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:佐久間ユウ
ハイファンタジー
完結済
N9169DL
1160年。ブリテン島で騎士の修行をしていたウィルムは、ヘンリー2世の政治的な思惑によって、主君から騎士に叙任された。ウィルムは、婚約者のアミリアが待つ故郷の島に凱旋する。そこでアミリアから無理な願いをされる。
532年。エルフと暮らしていた人間のネルは、自分の優れた魔法の力をひた隠しにしていた。ネルは、土人形のレムを作りあげ、レムに生命を与えた。それが見つかり、ネルの力を恐れたエルフの長老によって村から追い出される。
カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2016-10-09 16:35:40
115198文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:12pt
聖アンブロジオ修道会士がその兄弟にして友なる修道士ミゲル・マリア・インマクラーダから伝え聞いた、神なき異邦人の地で過ごした彼の半生。
最終更新:2015-05-05 15:18:36
9873文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
第一幕において、修道騎士団長であるルーサザン公爵ラヴィロアによって、王権の回復は修道会の名の下に明確化された。その息子であり、国王カーレルの親友ガルディアは陰謀の気配の渦巻くラーフェドラス王国から、安全の確保のために帝国教会に移籍する。そして、王妃ロイエンライラもまた、アールシャド帝国のリオン皇太子の帝位の継承にあわせて嫁ぐ王女シェラとともに、式典に参列するため帝国に向かう。信頼すべき者たちが不在となった宮廷で、国王カーレルは母ミスチア王太后に、ラヴィロアの死についての関与を
問い詰める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-04 02:32:22
62602文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:16pt
悪魔の美酒、
副題、カロー風幻想曲の作者によって出版されたカプチン会修道士メダルドウスの手記より。
ウンベルト・エーコの「フーコーの振り子」『薔薇の名前」を愛読したあなた、
シオン修道会やテンプル騎士団について興味のある、あなた、
そしてダン・ブラウンの「ダヴィンチ・コード」が好きなあなたは、
この、「悪魔の美酒」(『悪魔の霊液』『悪魔の霊酒」とも、訳される)はさぞ気に入ることと思います。
現実の卑近さ、先祖の因果応報、魔女、不倫、姦通、ドッペルゲンガー、殺人、巡礼、
棄教、殉死、純愛
おそらく何でもあるというこの潤沢さ、
イギリスゴシックホラーの「マンク」の筋を借用しているとの批判もあるが
内容はこっちのほうがずっと深く、パッショネイトで陰残だ。
この小説は当時としては、破天荒な異常心理小説・犯罪小説であった。
精神分析的な要素あり、性欲の問題あり、異常心理あり、アガペーへの希求と、肉欲の葛藤あり、
近親相姦テーマあり、殺人の心理の深い分析あり、犯罪と贖罪の相克テーマあり、まあ、今でこそこんなテーマの小説はあるにしても、この小説は未だにその、価値を失わないだろう。
メダルドゥスが巌の上からヴィクトリンを突き落として、落下してぐちゃぐちゃにつぶれて死んだときの、あの、殺人者の心理は、そして逃げるメダルドゥスの犯罪者の心理描写はやはり鬼気迫るものがある。
そして誘惑者オイフィーミエの妖しい魅力の描写も魔女的な怖さが描写されている。
メダルドゥスはとっさに毒入りワインを交換して、それをのんだオイフィーミエは悶絶して死んでいく
。
まあ、これは今で言う立派な犯罪小説であろう。罪の意識に怯えるメダルドゥスの苦悩、うなされる悪夢。
その罪をあおるかのような不気味なドッペルゲンガーの出現。そしてローマへの逃亡生活が続くのである。これは、旅行記・遍歴小説でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-22 11:04:09
4030文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:6pt
検索結果:22 件
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