飲ませた相手からこれでもか、と嫌われてしまう薬……それが「逆」惚れ薬である。智勇と美貌を兼ね備えた超絶ハイスペック姫、ローザリンデ。しかし、国王のひとり娘であった以上は避けて通れない大困難があった。……そう、「婿選び」である。ローザリンデの婚約者選びはとても難航していた。なぜならば、世界中を探してもローザリンデにふさわしい男がひとりもいなかったからだ。そんなとき、ローザリンデが救いを求めてその知恵を借りたのは、森に住まう魔法使いの友人、トビアス。トビアスは、厳しい試験を通過し
てきた三人の婚約者候補に、『最終試験』として「逆」惚れ薬を飲ませることを提案した。そして、婚約者候補はローザリンデの前でその本性をあらわにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 20:05:21
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