剣と魔法が飛び交うファンタジー世界。
油断すれば即死につながる、人・即・死の人の命の軽い世界。
そんな中、過酷な魔術の修行中に生死を彷徨った主人公のマンテは、前世の日本という国で生きていた記憶を思い出す。
その世界の記憶はマンテの倫理観をも変えるほどだった。
お前に教えることは何もない。この世界に旅立つのじゃ。
その言葉を残して、魔術を叩きこんだ祖父が亡くなった。
「いや旅立ちませんよ。こんな修羅の世界で人となんて関わりたくない」
こうして森に残ったマンテは一人じゃ寂しい
のでペットを飼うことにする。
ひょんなことから、猫と亀とニワトリと竜を飼う事になったマンテだったが、その4匹はトラブルメーカーでしかなかった。
ゲンブ(亀)「この世界には2種類の生物しかいない。マンテ様に仕えるものとマンテ様に牙を剥くものじゃ」
ビャッコ(猫)「もっと美味しい物が食べたいにゃ。領土を拡大するにゃ」
セイリュウ(竜)「あ~ん、また人間にいじめられました。皆、私の鱗とかはがそうとしてきますぅ~」
スザク(ニワトリ)「セイリュウは四天王の中でも最弱。この四天王の面汚しがっ!!コケッ!!」
4匹の暴走をマンテは止めることができるのか。
これは森で一人で静かに暮らそうとしていたマンテが、人の世界で【森の魔王】と恐れられるまでの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 03:32:05
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会話率:54%
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