【簡易なあらすじ】
ダンジョンがある世界でクズが泣きながら化け物と戦ったり面倒事に巻き込まれたりする話。
【ちゃんとしたあらすじ】
ダンジョンが存在し、特殊能力と呼ばれる超常の力を持つ人間がいる世界。 中学校卒業前にすべての子供は特殊能力の有無を調べる検査を受け、特殊能力を持っていることを示す水晶が光れば、自動的に国が管理する『日本特殊能力開発学園』に入学することになる。 そして、将来は国家公務員として、日本と国民を守るために、血で血を洗う戦いを繰り広げるのだ。
「まあ、俺は関係ないけどな」
梔子 良人は鼻をほじりながら内心で呟く。 赤の他人のために命がけで戦うとか論外である。 幸い、なぜか特殊能力は女ばかり発現しているので、男である自分はまったく関係ないと高をくくる。 このつまらない検査もさっさと終えて、後はイケメンと猫かぶりを駆使して都合のいい女をゲットして、楽して生きる。 そう思っていたのだが……水晶がピカー! と光輝いた。 これ以上にないほど、輝いた。
「…………」
「に、逃げたぞ! 追ええええ!!」
主人公梔子 良人。 前代未聞、特殊能力検査が始まって以降史上初、国民の義務を放棄して、その場で速攻逃走を始めるのであった(なお、捕まる模様)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 22:14:52
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