僕こと、十四歳の隠岐遼夜(おき りょうや)は三年前図書館で、とある見たところ女子大生の女性、大河内凛(おおこうち りん)と出会う。
それをきっかけに話を始めて、いつの間にか恋をしていた。
しかし、僕は彼女の最大の秘密を知ることとなる。
それは……
─────僕達の誕生日は一歳の歳を取るのを示す。でも彼女は一歳の若返えりを示している─────
つまりどういうことか。
彼女は日々若返り、0歳を迎えて死ぬということだ。
そしてあれから三年、僕は十七歳の冬を迎えた頃だ。
彼女の余命が最低でも十五、六年という頃だ。
でもそんな彼女を、僕はいまだに恋をしてしまっている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 00:00:00
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