『和平を望むも臣下たちから軽視され馬鹿にされる魔王』『世界にたった一人しかいないためにあちこちで頼られ、我が身を削って働いてもかえりみられない聖女』『終わった世界に捨てられた主神の分霊たる女神』。三人は人と魔の和平決裂の場に集まって、そうして思いついた。「もう全部捨てて逃げちゃおう」
これは彼らが立場と責任から逃れて、誰も知らない楽園で『家族ごっこ』を始める話。
※カクヨム、ハーメルン同時投稿
最終更新:2022-11-27 11:00:00
29740文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:24pt
ハーメルン同時投稿。
ハーメルン日間ランキング オリジナル2位 総合4位獲得。
俺の名はアルベルト・クロワッサン、通称アル、17歳。
先月までは、ユグドラシル王国の貴族であるサマリー公爵家に仕える使用人の一人だった。
このたびうちの御令嬢のメアリー様が色々やらかしましてね。
王子からは婚約破棄され、公爵家からは勘当され、学園は退学となり、王都は追放される運びとなったんですよ。
まさに因果応報と内心笑っていたんですが、お人よしと評判の俺としては、年頃の女の子が一人路頭に迷うの
を流石に見て見ぬふりは出来なかったもので、気づけば身元引受人に立候補していました。
このお話は、そんな流れで、性格クソな元令嬢と田舎で一緒に暮らすことになった、俺の苦労話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 18:00:00
111405文字
会話率:50%
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