自分の寿命がもし1週間しかなかったら、あなたは誰に会いに行きますか?
自分がもし誰もいない世界に閉じこめられたなら、あなたは何を思いますか?
自分の大切な誰かがもしおかしくなってしまったら、あなたはその人を愛せますか?
この物語は
chatroom
入室者 時雨 とまと
......カチッ。
カタッ カタカタカタッ カタッ。
カチッ。
【とまと】ねえ、知ってる?
【時雨】何がー?
【とまと】モノクロの噂。
【時雨】あー、何か最近流行ってるらしいね。
【時雨】けど、あんなのただの噂でしょ?
【とまと】んー、まぁ。そうだとは思うんだけどさ。
【とまと】ちょっと怖くない?
【時雨】んー......
【時雨】正直な話、私その噂の内容知らないんだよね。
【時雨】だから、あまり怖くありません!⬅
【とまと】知らないんかい。(笑)
【とまと】良かったら、噂の内容教えたげよっか? 親友のよしみとしてねー。
【時雨】それじゃぁ......教えてもらおっかな。(笑)
【時雨】――あ、でも。ちょっと待って! お母さんにお風呂に入るように呼ばれてるから、また明日教えてもらうのでもいい?
【とまと】ん、りょーかーい。それじゃぁ、また明日ー。
【時雨】また明日ー。
カチッ。
時雨が退室しました。
とまとが退室しました。
「......ふう」
『んー...!』
「明日も学校かぁ...まあ、ほのかちゃんにモノクロの噂を教えてもらえるからまだ、楽しみではあるかな」
『多分、時雨喜ぶだろうなぁ。あの子、こういう噂話好きだから』
「よし! それじゃぁ、明日に備えて今日のところは早くお風呂に入って、早く寝ちゃいますか」
『けど...今時小学生でも信じないわよねぇ。こんな噂話』
「ふんふんふん......。......?」
「ん?」
『......モノクロに選ばれた人間は不可解な事に巻き込まれる』
「何だろう、この痣......というより、文字......?」
『モノクロに選ばれた人間は罪を背負う』
「......M......O......」
『モノクロに選ばれた人間は』
「n......k......」
『ある刻印を刻まれる』
「......RO......?」
そんな不可解に選ばれてしまった人間達の――物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-03 09:28:57
411文字
会話率:29%
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