14歳で政略結婚の為、イモーレル国王のもとへ嫁いだ大富豪ミデッチ家令嬢クランベル。夫となった若き国王イオバは、前王の遺言により彼女を王妃として迎えるが不本意だった。婚礼後、用は済んだとばかりに、彼女が祖国から連れて来た使用人4名と共に離宮へと追い払った。クランベルが連れてきた使用人達は獣人達で、それがイオバの不評を買ったのだ。イモーレル国では獣人に対する偏見が強く忌み嫌っていた。
それから6年。名ばかりの王妃として存在するだけのクランベルに突如、災難が降りかかる。国王の
イオバが寵愛していた側室が亡くなり、その容疑者にされてしまったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 11:17:41
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