クローディアは、王立学園高等部の卒業記念舞踏会で、婚約者である王太子ニコラウスから婚約破棄を宣言される。失意のうちに帰途に着く彼女を、取り巻きであるアビゲイルとベラがなぐさめる。ベラは、彼女の時魔法を使ってこの一年をやり直すことを提案する。クローディアはそれを承諾し、悪役令嬢であった自身の行いを反省することを誓う。
婚約破棄の理由である、未来の女王に相応しくない行いを正すため――エリカとの関係における三つの罪を犯さないようにするため――クローディア達三人は一年をやり直す。
そうして迎えた二度目の舞踏会で、クローディアはニコラウスから、真実の愛を理由に婚約破棄を宣言されてしまう。それがエリカの魅了魔法の影響であると見抜いたベラは、時魔法でニコラウスを正常に戻そうとするが。クローディアの愛の言葉は、ニコラウスに届くのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 10:00:00
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