-『疫病神』- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　ここは魔導大国・リザーナ帝国。 　上級貴族の嫡男として生まれたジャック・グレースは、魔力が庶民程度しかなく、一族の者から『疫病神』と呼ばれていた。 　誰からも存在を認められず、誰からも愛されない……。ずっと孤独と向き合いながら生きてきた。 　そんなある日、ジャックが街を散歩していると、ある魔導具店のおっさんが声をかけてきた。すると、おっさんは『ディメオ』という魔石をジャックに紹介する。この出会いが、ジャックの運命を大きく変えることとなる。

目が覚めると、少年ーーーー鬼頭渡は草原で倒れていた。異世界転移とワクワクしながら森に入ると、そこにはモンスターがいて万事休す！、かと思いきや次目が覚めると別の天井。不幸を振りまく『疫病神』渡は、たった一人でこの世界を生きる。 不幸と絶望、ときどき幸福。向かい風ばかりの異世界旅が、いま始まる。

　燃えるような夏場のある日、一人の少女は倒れていた。 　しかし、その少女は普通の人間には見えない『疫病神』だった。 　そんな中、目の前に立ち止まる一人の少女。 　この少女もまた、他とは異なる人ならざるモノだった。

男は人から忌み嫌われ育った。あだ名は『疫病神』 少女は人から作られ産まれた。名はない。 これはなんて事のない、たった2人の人間が起こした物語である。

いるだけで周囲を不幸にする『疫病神』と呼ばれた何もできない少年のテンス。だけど彼が『疫病神』と呼ばれるのには彼も知らないある理由がありました。 これは、そんな『疫病神』が最良の仲間と巡り合い幸せになる話です。

運という運に見放され、周りを巻き込む不幸体質の男爵令嬢、シャルロット・メランジュ。 『疫病神』と呼ばれて久しい私は『幸運公爵』様のご利益にあやかろうと思うのです。 不定期・亀更新になります。

その少年は不幸だった。 周りの人間から忌み嫌われ、自身の体にもその不幸は降り注ぎ、まともな人生を歩めることができなかった。とある理由で死んでしまった彼は… その少女は疫病神だった。 似た姿の仲間からその存在を拒まれ、与えられるはずだった物を与えられず、父親により封じ込められた彼女は… 少年と少女は、『不幸』と『疫病神』から、幸せを目指す。