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小学生の頃に事故で視力をなくした行方一と、生まれつき聴力が無く音声言語を持たない桜早紀。共有するものの少ない二人の交流はヒトより不便でヒトより親密。分かり合ってるつもりでもやっぱり時々すれ違い。近くて遠い二人の日常、女の子編。サキの世界は映像の世界。会う人みんなが内緒話。けれどもいつでも携帯メールか繋いだ手が本当のことを教えてくれる。言葉なんか使わなくてもあいつのことなんかお見通しのつもりだけど、本当にそうかな？それでも放っておけない暖かい手。さあ今日はどこへ行こうか？私の行くところならどこへでも来てね。折りたたむ>>続きをよむ

僕の好きな人の恋の話。明日は晴れるといいんだけど、ね・・・。

何気ない毎日の中での何気ない一場面。だけど、この小説の主人公にとってはそれがちょっと特別だったりします。いや、それが特別だと気付くのは、ずっとずっと後に年を重ねてから思い返した時なんですかね。(この小説で《場所小説》に参加させていただきました)

祐子は恋人・要に、手作りが見たいと言われて、こっそり手編みのセーターを編み始めた。だけど、祐子は不器用で……。

僕が通う小学校に、一人の絵が大好きな男の子がいた彼は、勉強もスポーツも得意じゃなかったけど、それにかわる物があった

薫は動物大好きな高校生。ある日、隣の家の前で男が行き倒れているのに遭遇してしまう。一昨日引っ越してきたお隣さんのようだけど、これが波乱の始まりだった……!?第128回コバルト短編小説新人賞選外作品

ある日、役所務めの父親が、恥かしい事件を起こして逮捕された。混乱する母親、じいちゃん、姉、そしてぼく。普通なら家族崩壊って感じだけど、ぼくの家はかなりヘンで……。

(運命とか、偶然とか、そんなの分かんないけど、ゲームは始まってるみたいだから、あたしはカードを引くよ！)普通の女子高生、白木アンナの全てを変える出来事。

君は、とても綺麗な花。けど、僕はただの花。それでも君は「一緒にいたい」と言ってくれる。そんなやさしくて、とても綺麗な君が大好き。だから、側で笑っていたい。

檜山加奈は高校に入って、2歳年上の先輩と付き合い始めた。だけど、何故かぎこちない関係が続く。そうして先輩の抱えた過去と向き合っていく。

ビーフストロガノフの予定だったのだけど、トマトの代わりにキュウリ、牛肉の代わりに豚肉を買ったから今日は回鍋肉。同棲カップルの夕食風景。たぶん甘々。

詩です。嬉しかった……だけど、ごめんなさい……

ある晴れた五月の朝に、自転車のベルを鳴らす音で私は午前五時前に目覚めてしまった。目覚めは最悪だったけど、好きな煙草をふかしながら朝食を作って同居している彼の顔を見た時、私の機嫌は良くなっていた。

高校三年になる主人公の神矢凉には、才色兼備の彼女の斎藤美紀がいる。凉は高校１年の春、彼女に一目惚れをした。そして、自分を好きになってもらおうと頑張って、高校１年の冬に付き合うことになった。しかし、凉と美紀は趣味も性格も全く違った。だけど、凉は美紀に嫌われたくないため自分を抑えて、美紀に嫌われない性格をするように頑張った。高校３年の春、美紀とはクラスが離れ離れになった。そして、運命を変える人と出会った。

とある日常。何もなくて、何も感じないけど、何かがおかしかった。けど、それに気付けるはずもなかった。だって、俺は――

不意にどこからか声がした。僕はびっくりして辺りを見回した。しかし誰もいない。普通考えて見ればこんな大雨の日に人がいるわけない。晴れの時でさえそんなに人がいないのだから。けど、声は確実に聞こえた。声の感じでは40代のおじさん。でもそんなおじさん見当たらない。そして冷静にもういちど辺りを見回してみた。すると僕の足元にカエルが一匹いた。「本文抜粋」瞬太と人の言葉が分かるカエルの話

バナナがとっても高価だった頃の話です。貧しかったけど、いつも心のどこかにある私の原風景です。

日本橋にある大店の木綿問屋から金三十両を盗み出す事に成功した坂野泰三という男は、盗みの現場を見られてしまい、店の番頭である山村甚兵衛からゆすられる羽目に陥った。幸村誠二郎という殺し屋の噂を思いだした坂野は、悩んだ末、山村と用心棒達の抹殺を依頼する。山村を付け狙う殺し屋幸村誠二郎。山村は、ある男と裏で繋がっていた。早業の暗殺剣で殺し屋として闇の世界を暗躍する幸村誠二郎の時代活劇。と、シリアスにあらすじ書きましたけど、ちょっとコメディー調に書いた話です。

互いに名前も知らない者同士、同僚の裏切り。内戦のほんの数時間だけの出来事。けど、決断は瞬間で求められ、後悔は残る。

愛海……『何でも一緒』の私たちだったけど、まさか好きな人も一緒なんて―――私は凄くビックリしたよ。

ボクの名前は星流土流（ほしながれつちる）ボクの話を聞いて欲しいんだけど、ボクの家族はハチャメチャだ。まずやることのスケールが違うんだ。何をするんだってそれは聞かないほうがいいと思うよ。っていうか聞いたら普通に引くと思うよ。はあ〜今日は誰が何を起こすだろう。だれかボクの家族を止めてください。いや本気で！

エッセイです。学校の先生だからといってすべてが完璧ではないのは当たり前だけど、いつもいつも失敗ばかりの先生もちょっと珍しい。

もう、この歳で喜ぶことでもないんだろうけど、それでもね…。私が迎えた22歳の誕生日にまつわるお話です。

魔法、魔術。そんな言葉を知っているでしょうか。そう、貴方が思い浮かべたそれです。火を生み、水が溢れ、風を吹かせる。そんなポピュラー単語だけど、何故か現実には数少ない使い手。『現代の魔女』彼女はそう呼ばれるのに相応しい存在でした。

高校2年生の藍梨は、最近バスの中で出会った“彼”の事が気になるようになった。これが恋なのかわからないけど、何かキラキラしているキレイなものを見つけた気がした。

私も回りも「いろんな人」の中に入っている。だけど、私は……

想うだけでいい、見返りはいらない…あの娘は幸せそうな表情で言っていたけど、私は…。悲恋小説です。苦手な方はBACKして下さい。

時間の流れは、全てに等しいスピードで流れているというけど、本当なの？ふとした疑問から沸き上がった短篇です。

俺はある平凡な中学生。だけど、俺はある女と出会い、恋をした。龍夜の恋愛を描いたストーリー。

わたしは、お兄ちゃんもお姉ちゃんも大好きだった。 だけど、二人が付き合い始めてから、関係は壊れた。 どうしてあのままじゃ駄目だったの？　何も求めてなかったのに。 どうして裏切ったりしたの？　わかってくれてるって思ったのに。 わたしが知った答えは、残酷なものだった。もう取り戻すことなんて、できない。

ある日交通事故により双子の妹をなくした樹里衣。交通事故の次の日に、双子の妹である樹里亜から、携帯にメールが届く。それから何度もメールが来る。こっちがメールの返事をすると、それにも対応してくれる。ただの誰かのイタズラだと思い、樹里亜と樹里衣にしか分からない質問を、何度も繰り返す。だけど、その質問にはざんぶ答える樹里亜。そんな双子に、ある日―――――。

彼とあたしはずいぶんと面倒なことが嫌いだから、日々は平坦かつ単純。だけど、たまには流れに逆らうことも、信じてあげられればできるんじゃないかな。

初めまして。私は毎朝自転車で登校している女子高生。でも最近自転車が壊れて、行きだけ送ってもらったの。帰りは迎えに来てもらえなくって、本当最悪。天気が怪しいからちょっと早足で帰ってたんだけど、やっぱり降ってきちゃって…ほのぼの短編小説のつもりで書いたのですが、楽しんで頂ければ幸いです。それではお楽しみ下さい。

いつも一緒にいた杏とみつき。だけど、あることがきっかけで離れ離れになってしまう・・・

俺、朝霧郁斗(あさぎりいくと)は都立朝丘学院高等部の2年生。自分で言うのもあれだけど、容姿は結構いけてるし、頭だって悪くはない。けど、世の中にいい加減飽き飽きしてきた。その時、俺はあいつと出会ったんだ――――――――――

これはある古いバーでの話なんですが……。あるお客様の話なのですけど、お客が減るからこのような話はしたくないんですよ。お読みいただけばわかると思いますが、だって、ねぇ？（フィクションです）

魔王が支配する闇の世界。魔王を討伐する為に立ち上がる光の魔女。戦いはきっと過酷なもの。だけど、魔王のキモチはもっと過酷だった。

毎年恒例元旦は昴さんとデート！といっても昴さんは実の兄だし、近所の神社に行くだけなんだけど、そこで昴さんの悪いくせがでちゃうんですよね。これって困りものなのかしら？

「拓海、四歳になったよね？お母さん、用事で出かけることになったけど、一人でお留守番できるかな？本当に大丈夫？じゃ行ってくるね」……拓海くんのお留守番は無事…！？幼子の留守番をほのぼのタッチで仕上げてみました。お楽しみください。

小さなきっかけ。だけど、もうもどらないの？むかしは違ったような…。会いたい…。

小さなきっかけ。だけど、もうどうしようのないのだろうか。会いたい…。

舞台は京都。高校三年生の朝井ゆりは、物静かだが、意志はしっかりした今時には珍しい女の子。恋愛経験ゼロのゆりだけど、密かに想いを寄せる先輩が居た。けれど、同じバイト先で仲の良い紗英も、その先輩に恋をしていたことで、ゆりは紗英に先輩を譲る。自分の想いを隠し、終わった恋。けれど、そんな私を笑わせてくれる一つ下の俊太の存在が段々と大きくなっていく…恋に恋する物語進むにつれて、恋というより、生き方と人生に結び付く。

家出同然の僕を何も言わずに拾ってくれた先輩との微妙な同棲のような共同生活。リズムは合ってきたけど、なんていうのかどちらも踏み出そうとしないで、あいまいな関係のまま毎日を過ごしていた。そんなある日。間宮さんに言われて、僕の絵を何処かの賞に送ることになった。「趣味以外のもんを描け」間宮さんがそう言った。僕は悩んで、わけわかんなくなっていたらちょっと不思議なことが起こったんだ。道端で拾った奇妙なモノ。水道管の中に閉じ込められた僕。眠る先輩。そして、その不思議なことを抜けて僕は好きなものを絵に描いた。そう。そして、その絵のおかげで、少しだけ先輩との距離が近くなった。この話はそんな話。かな。折りたたむ>>続きをよむ

毎晩彼女の夢を見る。萩原さより、モデルをやってる美少女。いつも決まって同じ夢。夢の中の彼女は僕に向かって何か言ってるんだけど、何を言ってるのかは分からない。潤んだ瞳でじっと僕を見つめている……。

防波堤の一番先に行き外海に向かって足を投げ出して座って、何も考えずにぼ〜っと海を眺めてる時が一番好き。あえてなにも考えずにしているわけではないのだけど、波の音を聞き潮の香りを感じていると自然と頭がなにも考えなっていく…人は生きてるの？生かされてるの？

男と女の友情はありえるっていうけど、私はやっぱりあいつのことを好きなんだ。いえないけど。そんな彼女のちょっとした幸せ。

貴方のこと、時々今すぐ抱きつきたいほど好きになるときがある。でもたまに、殺したくなるような、のろってやりたくなるように、無性になるときがあるの。これは一種の精神病だって医者は言うけど、こんな複雑な私、貴方は受けとめてくれる？？

「ねぇ美奈子、聞いて欲しいことがあるんだ。こんなになってしまったぼくだけど、そのおかげで君に出逢えたことを神様に感謝してるんだ。だから……今までありがとう」うつろな生活を送るぼくが事故に遭い、様変わりした生活の中で失ったものと手に入れたものとは？大切なことに気付く100%の恋愛小説です。

私は夢を観る。そりゃあ、誰だって夢くらい観る。けど、私は違った。私は、時々だけど、悪夢を―悪魔の予言を観る。そんな私のちょっと非現実的な話。

私は、本が好きなの。一人ぼっちだったけど、本に囲まれて育った。友達は…本だった。今日、全部の本を読み終えた。なのに…なのに、なんでこの本光ってんのー！？