-短篇- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

価値観の錬金術。「三十と一夜の短篇」第２２回。

とにかくまくしたてろと言うこった。 何の因果か、おれがきつねと大道商売するハメになった話。

　きっかけは、手に舞い込んできた一枚の広告。 　導かれるようにその店へと向かい、意味もわからないまま、これまた導かれるように注文をしてしまう。 　それは、手に取った時点で決まっている、「運命」なのかもしれない……。

モイスチャー成分配合かつウォータープルーフな弱酸性連作短篇小説。 乾燥厳禁の頭皿ケア、甲羅の微調整、そして八百屋のおっさんとの確執――。 音楽も聴けば恋もする、そんな河童の知られざる日常をクローズアップ現代。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。 　http://tmykinoue.hatenablog.com/

　とある２国の物語です。

高見明等、昭等の二人は、ある依頼を受けた。 自己啓発セミナーの主催者、小向によれば、彼が奨めている自己啓発の『プログラム』に欠点があるらしいので、それを見つけて欲しいのだという。 そのせいで、そこではたびたび死者が出るというのだ。 果たして、その欠点とは…… ※専門家ではないので、多少の勘違い等があるかも知れませんが、ざっくりスルーしておいてください

死神のサチコと現世を離れられない幽霊たちのショートドラマ&コメディ。あんな未練やこんな未練、あなたにも心当たりはない？

何に対してもやる気を見せない女の子と、その子の世話を焼く幼なじみの男の子。 成長しても変わらぬ距離感に、男の子のほうは腐れ縁だとばかり思っているが……？

　知り合った男女。交際していくうちに男性のアパートから男性の私物が捨てられていく。遂に趣味のコレクションにまで女性が捨てようとする。

新進気鋭の小説家が旅館の女中と世田谷で心中した。 主任記者の矢代は男たちを集めて、事件を取材すべく、夜の東京へと車を走らせる。 記者という名の餓鬼たちが死体を求めて、自動車でさまよう夜にやがて夜明けがやってくる。

朝のファミレスとパラノイア、三十と一夜の短篇の第２１回。

　昔々あるところに、そうして始まる桃太郎。 　これは、そんな桃太郎の、始まらなかった桃とおじいさんとおばあさんとの物語。

春は、春夏秋冬の中で一番最初に来るものです。 そして、冬の次の季節でもあるのです。

僕はある丘の上で彼女とベンチに座って日の出を見つめていた。彼女は初日の出を見ながら、ぽつぽつと僕との出会いを懐かしそうに語り出す。僕はギターを握りながら、その言葉に耳を澄ませ、頬に熱い感触を感じる。新しい一年が始まり、そして彼女との日々が終わる。

新選組沖田総司 時代恋愛小説短篇（ＳＳ）

ファンタジーな異世界に急にトリップしてしまった女子高生の運命は？題名で出オチネタバレ（一方的なラブ有）すれ違いコメディです。全四話短編。（短篇集の改稿版です）※表紙風イラストあります。

はじけるような笑い声。 梢はその声に 一耳惚れ した。

ある日、声がこだまするという怪現象に見舞われた。 どうやら親戚の子に同伴して登った山で拾ったようだ。 原因は不明、その子とは親しくない、親戚の家はごたついている、というわけで、さてどうしたものか……。

舞台に立つ俳優を取材する記者さんの視点です。

色即是空、空即是色。 「三十と一夜の短篇」第２０回。

果物会社の仕入れ担当がおでん屋に愚痴った話。

ナビが示す先には何がある？ 200字の極短話です。

俺は姉を尊敬している。それは俺が小学生だった頃に遡るのだが――。（短篇小説）※他のところでも公開してます

アキタの朝は、アラームを止めることから始まる。 それは毎日、変わらない日常の風景だった。

　鏡を覗いたところ、そこに映っているのは、全く知らない姿でした。

　芸術家の妻が良妻賢母でもなく、マネージャーやプロデューサーでもなく、同じような才能を持っていた場合、どうなるものなのでしょう。

気づいたら転生してたんだけど、原始時代みたいな暮らしで超さいあく！ でもこれって、俺の一般人知識でもチートで無双できちゃうってことじゃない？ などと、夢や希望に胸を膨らませる主人公の話。

パンティを狂気的に愛するひとりの男の話。うるさいくらいパンティ連呼してます。変態の極みであり、極めたあまりにゲスいです。ラッキースケベが一瞬ありそうです。

あんぱん戦争にまつわる元少年兵の回想。もしくは残骸。

わたくしは、物真似師でございます。 「三十と一夜の短篇」第１９回。

晶子の休日に、通知音が鳴る。 彼女は現代に染まり、仕事へ狂っていく。 気付くのはいつになるか、わからない。

僕はある雨の日、路地裏に小さな喫茶店を見つける。その看板には、「喫茶店『Ｆｉｎｅ』」と書かれていた。雨宿りをしようと立ち寄ったその店には、僕の人生を変える一杯のコーヒーと、素敵な彼女の笑みが待っていた。

東北大震災に遭遇した少女があるおばちゃんと出会い立ち直る短篇。

　ある国の、戦争中の一コマです。

小さな町の夏祭に何故か海軍が関わるようになったという物語。

ある男、おどろくとそこは柳の木の懐なり。目の前なる少女のある事に驚く。 男が何故そこに来たりや。 苦勞の伺へる短篇小説なり。

そのからあげカレーは、もくもくとテーブルの上で湯気を立てていた。カキフライ定食を食べていた僕は隣のテーブルでカップルが喧嘩を始めたことに、内心辟易しながら、お味噌汁を全て飲み終える。すると、彼らの喧嘩は別れ話へと発展していく。

僕は学校の屋上で、いつものように寝転びながら、空を見上げていた。そこに広がる青空は僕へと限りなく迫ってくるようで、ダイナミックに視界に広がっている。そこで幼馴染の早香が現れ、ひょんとしたことから大学受験の話になる。屋上で享受する、「今」を生きる少年少女のストーリー。

ある日、デザイン事務所に勤めるデザイナーのミチカは、占い師に声を掛けられた。

　コメディーってそういうことじゃない。そういう、思い付き掛けたネタを纏めただけ説とか言わないで下さい。

しかが別にいわなくてもいいしかの世界を語ります。

童話の世界の住人を相手に販売についてを説く男、三奈公平。 真面目ゆえに融通のきかない彼が、マッチ売りの少女をはじめとした童話のストーリーをぶち壊していく。

「なあ、兄さん。自分はなにか人とは違う力を持っているかもと思ったことは無いかい？　あるいはこの世界に違和感を感じたことはないかい？　だったらのぞいてってごらんよ。兄さんが望めば、世界が変わる」 雑踏で路上販売している小汚い爺。彼が売っているのは何？ 代わりに差し出すものは何？ 爺がほくそ笑む時、誰かの運命が大きく変わる。

「三十と一夜の短篇」第１８回。 連載化を考えているのですが、滞っております。 宇宙人のネタやテクニカルなご指摘をいただけたら幸いです。

マフィアの長老は天才少年と言葉と過去をもてあそび、トスカーノ・クラシコをくゆらせる。 あどけない双子の暗殺者は気風のいい男たちとともに遅い夕食を食べ、〈完了〉を夢見る。 〈ごく普通の幸福〉と結びつくことはない悪の経済学は踏みつけた悪夢のように飛び散っていく……。

布団で目覚める。 傍らに男がいた。 林檎の匂いがする。 嘘を君に売ろう。 お代はもう貰ってある。

　とある高校の教師と女生徒のちょっと変わった恋愛話です

幼なじみの女の子に、最近そっけない態度をとってしまうおれ。 短篇で投稿した【名前で呼んでよ。】【名前を呼んでよ。】の二話に、新規で書き下ろした一話を加えて完結といたしました。

僕はかつて家族、または恋人、あるいは自身で乗った遊覧船に再び乗船し、湖の景色を見つめながら思索に耽っていた。それは何の益にもならない些末事であったが、しかしその行き場のない思考はやがて決意という名の人生の航海を促す道標となる。流浪の末に辿り着いた先には、君がいた――。

夏休み、実家に帰ってきていた私は、屋敷の縁側で麦茶を飲んで涼んでいた。休みはずっと実家で過ごし、このままあっという間に終わりそうだった。そんな時、幼馴染の香奈が家に乗り込んでくる。