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検索結果:487 件
クレス・オーデルは最弱で、不遇な少年だった。
母親を亡くし、父親には捨てられ、生まれつき身体が弱く。そのことを周囲から嘲笑われ、多くの辛酸をなめてきた。唯一、心根の優しさだけが取り柄ではあったが、そのようなもので数多のハンデを覆すことなどできない。
それ故に、クレス自身も半ば諦めていた。
そんな折に、少年は『授かりの儀』に出席する。
これは成人となることを神々に認められ、各々にスキルを与えられるものだった。もっともクレスは期待をしていなかったが、そこで彼は女神の声
を聞く。
多くの苦難を労われ、同時にクレスは【倍速化】の力を授かるのだった。
――【倍速化】は他の追随を許さない。
誰よりも圧倒的な効率性で努力したクレスは、いつしか最強の魔法剣士となっていた。神速に至る剣技に、高速詠唱による魔法。
さらには治癒術による異常な回復速度。
それでも、クレスの人柄は変わらない。
弱き人々を守るために少年は戦い、周囲に認められるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 07:00:00
8657文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:306pt 評価ポイント:216pt
作:もちを求めて三百里
ハイファンタジー
連載
N0772IG
ある賢者は己の弟子に、とある話をする。その話は賢者の師匠に関するお話。賢者が賢者として認められるまでの道のり、そして賢者の師匠である魔女の秘密を解き明かしていったお話。そんな賢者の"スイートピー"を賢者の弟子と一緒に聞く物語である。
最終更新:2024-01-14 10:00:00
33070文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
魔法が科学のように超発達した地球文明が、資源不足から異世界侵略を計画した。
人工的な転生により【転生兵士】が侵略の為に送り込まれていった。
だが、その異世界は様々な歴史を経て、平和を享受しており
【転生兵士】達の姿など微塵も無かった。
その異世界の少年【マシュー】は、幼馴染の【レベッカ】と共に、成人の儀に挑んでいた。
そこでスキルを何個か授かって、大人として認められるはずだった。
しかし、マシューが授かったスキルは異常な数で、しかもそれが殆ど使えない状態。
さらに、マシュ
ーは己の中に、別の人格が存在することに気付くのだが……。
その騒動の中で、世界の変革を求める、危険な思想集団も介入して、マシューの運命は大きく動転する。
その世界の中で、異世界侵略の転生者は一体どうなったのか?
全ての謎は【リンカネティックエンカウンター】に帰結する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 00:00:00
135113文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:70pt 評価ポイント:52pt
シクロ=オーウェン。天才少年技師として、魔道具制作の界隈ではかなりの期待をされていた人物。
だが十六歳のスキル授与の儀式により与えられた『時計使い』という職業スキル。
この世界は、職業スキル持ちはその職業以外に就くことは禁忌とされていた。
そうしてシクロの天才技師としての道は絶たれた。
しかし、シクロは腐ること無く、真面目に時計技師として働き、時計使いという職業スキルも使いこなし、職人ギルドに貢献していた。
だがある日、時計使いなどという有用性の低い専門職など不
要と言われ、職人ギルドのギルドマスターから追放を言い渡される。
そして職を失ったシクロを襲うのはさらなる絶望。なんと、近所の薬師のお姉さん、ミランダ=リリベルを強姦しようと警吏が企んでいることを偶然聞いてしまう。
警吏が関わっているのだから通報もうかつには出来ない。だからシクロは、その日の夜、計画を邪魔することに。
そしてミランダの家を襲撃しようとしていた警吏を抑え込もうとするが、逆に警吏によって拘束される。
そしてミランダを強姦しようとしていた罪をなすりつけられ、騒ぎを聞きつけたミランダにも見損なったと言われる。
そうして強姦未遂容疑で犯罪者となったシクロは、辺境に存在する最悪のダンジョンを探索するという懲役を科せられ、辺境送りにされる。
辺境では懲役冒険者は最底辺とみなされ、シクロも見下される。さらには冒険者の間では有名な天才錬金術師の妹アリス=オーウェンが流していた噂により、ここでも無能扱いを受ける。
そして荷物持ちとして同行した冒険者の虐待を受け、ダンジョン内で谷底へと突き落とされる。
その最深部で、シクロは時計使いの時計操作能力で腹時計も止められたらいいのに、と考えた。すると空腹感が止まる。
これをきっかけに、シクロは自分の能力が時計と名につくものであれば何でも操作可能だと理解する。
こうして真の力に目覚めたシクロは最悪のダンジョン最深部を脱出。その功績と実力を認められ、SSS級冒険者として認められる。
一方で、シクロを不幸に追いやった者たちは、シクロがいなくなったことで不幸に見舞われることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 19:00:00
357392文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:70516pt 評価ポイント:36386pt
私は孤児院からノスタルク公爵家に引き取られ養子となったが家族と認められることはなかった。
婚約者である王太子殿下からも蔑ろにされておりただただ良いように使われるだけの毎日。
そんな日々でも唯一の希望があった。
「必ず迎えに行く!」
大好きだった友達との約束だけが私の心の支えだった。だけどそれも八年も前の約束。
私はこれからも変わらない日々を送っていくのだろうと諦め始めていた。
そんな時にやってきた留学生が大好きだった友達に似ていて…
※設定はゆるいです
※一日二
回更新予定です
※アルファポリス様にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 22:00:00
36762文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:16622pt 評価ポイント:13240pt
ヨーロッパの西の果てにあるアイルランド大西洋に浮かぶ断崖の島の上で、『ヴァレッタ魔法学園』と呼ばれる学園の生徒が、国際的な目を逃れて暮らしていた。
彼らはアメリカで開発されていた国際的な科学技術の被験者であり、同時に、遺伝子科学の突然変異によって、特殊な能力を持つようになった『イレギュラー』と呼ばれる存在だった。
彼らが研究の過程で生まれた当時、国際連合の人々は彼らを危険視し、存在自体を秘匿的に消去しようと、科学施設の研究の停止とイレギュラーたちの機密抹消処理を試みよう
とした。
しかし、イレギュラーにも人権と、「人」としての生きる権利があると主張した研究施設の管理者、『東堂院アヤカ』は、彼らを収容した船をニューヨーク/ニュージャージー港から出航させ、永世中立国家スイスへと渡ることを決意する。
自由を求めて旅立った彼らは、今では“独立国家”として絶海の孤島に移り住み、平和な日々を送っていた。
いつしか、「人」として認められる日が来ること、——自由に世界を歩ける日が来ることを、願って。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 01:24:35
25112文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ゲームの悪役であるアーク・ワールに転生した主人公。ありがちな改心や、原作キャラのリスペクトなどは一切せず、自分らしく悪を極めようと決める。
彼の持つデイリーミッションの力でいくつものスキルを手に入れていき、彼は悪役としてあまりにも強大過ぎる存在となった。
派閥をまとめ上げるカリスマ性すら見せ貴族界でも認められるようになった彼だが、ある日出会った新たな悪役とのかかわりによりさらなる飛躍を見せていくことになる。
悪役と手を組み、主人公の仲間となる存在は手中に収め。あまりにも高すぎ
る壁となった彼はつぶやく。
「あれ?主人公どこ行った?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 10:05:01
86119文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:3104pt 評価ポイント:1852pt
日本で経営部門に勤めていた佐藤健は異世界に転生してしまう。
アルファート王国に連なる四つの伯爵家の一つ、アルガルド家の息女エノール・アルガルド(7)として転生してしまった健は大いに悩むが、そのめんどくさがりの性格で転生に気づいた後も自堕落な生活を送っていた。
しかし、貴族の子供が七歳で受けるとされる『星見の儀式』によって自分の未来を知ってしまう。そこには王間のカーペットに膝をつき、騎士に押さえつけられた自分の姿があった。夢の最後に自分は死んでしまう。
恐ろしい未
来を知ってしまったエノールは何とかして事態を止めようとするが道は険しい。アルガルド家は名ばかりの伯爵家とも言われていて、領地は害獣や犯罪者、流行病が跋扈している。税収は騎士達に横取りされ、金もなければ権力もコネもない。
そんな家に生まれてしまったエノールは悪名高き『王族殺し』の噂を立てられているアルガルド家をまともなものにして周囲に認められることで処刑を回避しようとする。
果たして、エノールは処刑の未来を変えることはできるのだろうか……?
※最初の方は領地経営中心で、中盤は学園と社交会など恋愛中心、終盤に戦記ものっぽくなります
※魔法要素は少しありますが、魔法や魔物、ジョブ・スキル・ステータス、転生特典的なものはありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 08:23:13
570644文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:2334pt 評価ポイント:1384pt
盗人の里に住む少年スティン。彼は一人前の盗人と認められる為、里の試験を受けていた。その内容は里から提示されるお宝を百個盗む事。
ついに九十九個目のお宝を盗んだスティン。報告も兼ねて一度里に帰り、頭領に最終試験について尋ねると最後のお宝はなんと"女の心"だった。
一人前の盗人と認められるには女をあの手この手で騙し、落とさなくてはならない。そんなスティンの前に現れたのは月の様に綺麗な銀髪をした謎の少女。スティンはその少女を試験の為に騙す事にした。
その少女の正体は人に化ける獣だった……。
※ちなみにタイトルは獣の心音(シオン)と読みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 03:43:13
21387文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
悪役令嬢と呼ばれた彼女が、悪役令嬢と呼ばれるまま認められる、不完全な人間のための物語
最終更新:2023-11-30 05:00:00
5904文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:370pt 評価ポイント:356pt
初のエッセイ。
なぜ自分は年上ヒロイン、というか創作に限らず現実でも、年上の女性にこんなにも惹かれるのか、作品として何を描きたいのかってのを考えてみました。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。
最終更新:2023-11-27 22:00:00
7770文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:60pt 評価ポイント:58pt
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 甘い女神様のお気に入
り少女、異世界で奮闘する。(仮) に伴い、第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
誤字報告、評価やブックマークなどよろしくお願いします。
【累計 27万PV感謝です】
カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 00:49:43
1066452文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:1629pt 評価ポイント:513pt
高水準な能力者の育成を目的とした『花宮学園』に入学した灘波慎也と幼馴染の麻田真美。二人は能力者育成機関としてトップクラスである花宮学園に、1位・2位の成績で入学。
それからというもの、プライドの高い内部生の能力者達から目をつけられることに。
慎也は行方不明になってしまった両親と妹を探すため、真美は戦いにおいて『最強』となり皆から認められるため、それぞれの思いを抱えながら切磋琢磨していく。
そんな中、二人は財閥令嬢でかなりの戦闘狂である胡桃沢結希奈と、その幼馴染である志賀直人と
出会う。
差別とは全く無縁である友人もでき、それなりに充実したスタートを切ったのも束の間、4人の所属しているクラスは、すぐに控えた『花宮闘劇祭』で同学年のみならず先輩達からも戦線布告を受けることに。
特に、他クラスで外部生だからと差別を受けていた佐山愛華、東雲愛莉からは特に敵対視されてしまう。
方や1位、方や2位と重圧ののしかかる存在である慎也と真美は、無事に互いの目的を達成することはできるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 03:53:17
23056文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
【ダメダメな四天王クライズが、最強の弟子フィルシアスを真の意味で“最強”の騎士へ育てあげるための物語】
王国四天王クライズ・ファーストは弟子がクーデターを起こしてから。弟子を持つことに対してトラウマを持っていた。
四天王という立場から弟子を持つことを避けられないクライズは新たな弟子を押し付けられる……が、この弟子がメチャクチャ優秀だった。
複数の神から加護を受け、剣技だけではなく魔法の威力も常識外れ。
最強の弟子を手に入れたと思っていたが、この弟子、生意気すぎる……。
誰もが認める最強の騎士、クライズ・ファーストは四天王の誇りをかけて、弟子に認められるために奔走する―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 18:40:09
54664文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:20pt
前世大学生だった女性が、シャーロット・エバンス公爵令嬢として転生を果たした。泣き虫王子のオリバーは王太子として認められる試練の旅へと赴いていた。彼の無事を祈るシャーロットであったが、卒業パーティー当日。美女を連れたオリバーから婚約破棄を告げられた。
最終更新:2023-10-14 17:14:07
5962文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:120pt 評価ポイント:80pt
小さい頃に両親を事故で亡くした睦人は、親戚の秋風家に引き取られた。
その秋風家の一人娘である陽奈の義兄になったのだが、陽奈の父の命令によって陽奈の付き人という名の奴隷となる。
それから時が流れて高校生2年生になった今、否が応でも板についてきた。どこに出しても恥ずかしくない奴隷ぶりである。
そんな時に現れたのが一つ下の最強の後輩、星川真織だ。
高校一の才媛である姉を持つ真織は、姉に劣らぬ高い実力を待つがその実力を真っ当な方面に使わない問題児でもある。
そんな真織は
陽奈の天敵でもあり、陽奈の奴隷である睦人は何度も(強制的に)対峙してきた。
そんなある日、ちょっとした事から陽奈から奴隷の解放を言い渡され、おまけに陽奈含むトップカーストグループから追い出された睦人。
そんな睦人を拾い上げたのは、まさかの星川真織で……。
グループ追放により名実共にカースト最下層になった睦人が、最強の後輩である真織や元グループメンバーだった人気者等と対峙したり手を組んだりしながら高校生活を過ごす。
次第に奴隷扱いされていた睦人も少しずつ認められるようになり……。
そんな睦人と真織の時にのほほん(予定)、時にシリアス(きっと)、時にイチャイチャする(と思う)ラブコメである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 17:38:36
49027文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:72pt 評価ポイント:30pt
異世界にクラスごと召喚され、他のクラスメイトは勇者の加護があり勇者と認められるなか、主人公の夏川樹は勇者の加護がなく、貴重な固有スキルが文字化けしてて使い物にならず城から追い出される。冒険者として生き足掻き、いつの間にか世界最強。というありがちな最強物ストーリーを書いてみました。
最終更新:2023-10-03 19:33:08
26871文字
会話率:72%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:72pt 評価ポイント:16pt
【魅了】の力を生まれ持った子爵令嬢レティシアは、安定した生活を目指して、将来は教会に認められる聖女になるために努力の日々を送ってきた。
しかし、一家の大黒柱であった兄が任務中に行方知れずとなったために、借金のカタに身柄を売られかねない困窮に陥る。
兄が戻るまで、どうにか持ちこたえなくてはと悩むレティシアに差し出されたのは、兄の古い友人だという侯爵家嫡男アルベールの手であった。
「レティシア嬢、私と結婚してほしい」
聖女となるには清い身でいなくてはならない。なのに、結婚!?
身
売りよりも、兄が戻るまでのかりそめの婚約の方がいいとアルベールの手を取ったレティシアに彼は告げる。
「君の兄が戻るまでに、本気で君を口説き落とすよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 21:00:00
139822文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:326pt 評価ポイント:206pt
藤原亮也は、どこにでもいる男子学生だった。
だが、そんな彼はある日の下校中、車にはねられて死んでしまう。
そうして【異世界転生】を果たした彼を待っていたのは、約束された大活躍物語、ではなかった。与えられたスキルも役立たずで、冒険者になっても追放を言い渡されてしまう。
そして、ただ孤独に立ち尽くすそんな彼の前に現れたのは――。
「そんな、どうしてドラゴンが……!?」
いるはずのない、巨大なドラゴン。
身の丈二メートル以上あろうかという相手に、亮也が太刀打ちできる
はずがない。だから二度目の人生も、ここで呆気なく終わりの時を迎えるのだと思われた。
「……違う…………」
だが、ギリギリの場面で亮也は覚悟を決める。
そしてその時、彼に与えられたスキルが真の力に目覚めるのだった。
誰よりも、強い自分に恋焦がれた。
だからこそ少年は、その想いを力へと変える。
これは不運や不遇、不憫を乗り越えた少年が覚醒し、認められる物語。
※この小説は『https://ncode.syosetu.com/n5464ik/』の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 06:15:37
3652文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:60pt 評価ポイント:32pt
カイスはSランクパーティーの雑用係だった。
だがある日、彼の仕掛けた罠が原因で追放を言い渡されてしまう。もっともそれは、説明をマトモに取り合わないリーダーたちに原因があったのだが。
とかくパーティーを追われたカイスは、今後について考える。
そして、ふと新人冒険者向けに店を開いたらどうか、と思いつくのだった。
数週間後、カイスはなけなしの資金を叩いて罠専門店を開業する。
初日の客足は上々で、新人冒険者の少女――アリスに、少しばかりオマケの罠を渡した。彼女はその日の
うちにダンジョンへ赴き、カイスの罠を使用してスライムを狩ろうとする。
だが、そこへ現れたのはまさかの巨大ドラゴン。
絶体絶命と思われた。
だが直後に罠が作動し、巨大ドラゴンは消し炭になってしまうのだった。
これは雑用係に甘んじていた罠師が、認められる物語。
※この小説は『https://ncode.syosetu.com/n4655ik/』の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 07:02:26
7612文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:656pt 評価ポイント:364pt
人に評価されることの大切さや嬉しさについて私なりに考察してみた。短いのが続く感じ。
最終更新:2023-09-13 07:14:30
659文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:24pt
作:東田 悠里
ハイファンタジー
完結済
N9528IF
「お前はザマール公爵家から追放する」
十四才のジョブ付与の儀の日。アークはお父様から見捨てられた。
「お、お父様……! 待ってください!」
アークはザマール公爵家の三男として、代々伝わる剣聖のジョブを授かるために努力をしてきたが、レアリティ変更仕というジョブを授かってしまう。
「我が公爵家の家系は【剣聖】だから貴族なのだ。それなのに【レアリティ変更仕】? 意味が分からない。一族の面汚しめ! お前はジャポリの街に追放だ!」
しかし、アークが持つレアリティ変更仕は
ただのジョブではなかった。
それは【どんなものでもSSS級】に変更してしまうチート級のジョブだったのだ。
レアリティを変更すればそこら辺に落ちている木の枝でワイバーンを斬ることもできれば、質の悪いポーションもなんでも治すエリクサーにもなる。
「……極東の地に追放か」
アークは荒れ果てた土地、ジャポリの街で領主として土地を治めることになった。家族たちからは不可能だと言われた町の復興。それをアークはいとも簡単に【レアリティ変更仕】の能力で街をどんどん豊かにしていく。
そして、主人公は今まで苦労をしていた街の人のために領主として認められ果てには王様にも認められることになった。
一方、アークの手柄を横取りしようとするザマール公爵家には衰退への一途をたどることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 17:00:31
128719文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:7474pt 評価ポイント:4608pt
作:ハリボテ聖女9/8発情聖女8/4@まえばる蒔乃
異世界[恋愛]
短編
N2111IK
私レイン・ノーストは貴族学園で学年に複数人認められる平民特待生、という名の生贄だ。
学園に放り込まれることで貴族令息令嬢達に「平民とはこういうものだ」と見物させるためのサンプル。貴族社会に慣れない哀れな平民を、暴行する令息令嬢はいても、颯爽と助けてくれる王子様なんて現れない。たとえ私が美少女だったとしても。
制服も髪も切り刻まれ、孤独に絶望と向き合う私はある日、平民特待生の自殺未遂を見て奮起する。
生きたい。私は学園を逃げない。決して、運命に負けたりはしない。
たとえ虐めら
れようとも、淫乱と罵られようとも、どんな手を使っても。
ーーそんな彼女が目をつけたのは。
貴族令息令嬢達から恐れられている、黒髪青瞳の美しい第二王子だった。
そんな彼も、最初は済ました顔でレインを侍らせていたのだが、いつの間にか……?
助けを待っても道が開けないなら自分で道をゴリゴリ開いていくヒロインと、彼女なしには生きられなくなってしまう第二王子の物語です。勢い。
◇◇◇
・ハッピーエンドです
・シークレットベビー要素あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 12:16:32
9877文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:8358pt 評価ポイント:7482pt
魔力が多ければ多いほど淡い色合いの美しい見た目になる世界で、王族の中唯一美しくない見た目の第三王子ホーエスト。彼は貴族たちから「醜い王子」と蔑まれてきた。
そして彼の婚約者である宮中伯令嬢のリィスもまた、魔力が少ない濃い色合いの持ち主であることから「地味令嬢」と陰で囁かれる日々。
それでもお互いを良き理解者とし、平穏な日々を過ごしてきた――――はずだった。
醜い王子であるはずの第三王子ホーエストが成人王族として認められる十八歳になった日に、国中の誰よりも美しい青年となっ
て姿を現すまでは。
彼らを取り巻く環境が一変した時、穏やかだった日常が崩れ出す。
そして明かされる、醜い王子と地味令嬢の婚約に隠された本当の意味。
「先に言っておくけど、僕とリィスの婚約は解消する予定ないからね?」
「え? ですが……」
「大丈夫。僕の隣に立っていいのは、リィスだけだから」
訳アリ体質の王子と令嬢は、果たしてどんな結末を手に入れるのか――!?
※途中で令嬢が後ろ向きになりますが、クヨクヨタイムは割とすぐに終わるのでストレスは少なめです。
☆毎週、月・水・金曜日に更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 21:56:58
148725文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:3716pt 評価ポイント:2322pt
売り出し中の若い少年冒険者クラージュと仲間たちの冒険譚。
義姉である森妖精(エルフ)のシシリィに認められる男になろうと頑張るクラージュの仲間たちは見た目は美少女だが平凡とは言い難い問題児ばかり。
今日も冒険と仲間たちの問題解決に奔走するクラージュは無事にシシリィに認められ結ばれるのか?
少年の恋と冒険の物語。
最終更新:2023-08-20 00:43:52
477728文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:454pt 評価ポイント:252pt
「えっ、つまり、私は有名なゲームで起こる未来のすべてを予測できるのですか。」
人付き合いが苦手で、会社から解雇され、失望した家族との連絡も絶たれ、暴力の被害事件に巻き込まれた――社会に適応できない男性は、孤独なまま死んでしまいました。しかし、彼の最後の瞬間に暴力犯罪者から母と娘を守ったおかげで、転生を担当した女神は彼に次の人生で叶えたい願いを選ぶことを許しました。彼は唯一好きなオンラインゲームを思い浮かべ、自分の好きなものを自由に追求し、他の人々に認められる
世界に生まれたいと望みます。
――しかし、それはオンラインゲームを崇拝する人々の世界です。彼はこのゲームのアイテムが現実のお金と交換できることに気づき、ゲームの達人はスターのように崇められ、大企業のイメージキャラクターになることさえできることに気づきました。「こんなことなら、自分の知識を活かしてレアアイテムを大量に入手し、レベルを上げて人生の勝者になれるのでしょうか。」これは以前の人生で失敗者とされたけれど、ゲームを重視する世界にやってきてすべてを逆転できる可能性を秘めた男の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 21:55:22
25124文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
"表現の自由"ってさあ
最終更新:2023-07-16 16:24:53
478文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:28pt
主人公のアリアは、長時間労働を強いられたことで、目の下に隈ができ、不気味な雰囲気のせいで黒の聖女と馬鹿にされてきた。そんな彼女に婚約者の公爵が婚約破棄を叩きつける。
さらに公爵は、アリアの双子の妹のフローラと婚約し、聖女の仕事も彼女に任せると続ける。
休暇を欲していたアリアは、婚約破棄を承諾。すべての仕事を妹に任せ、王宮を追放される運びとなった。
他国で美味しい食事や観光を満喫しながら、その国の皇子たちと仲良くなっていく。新天地で聖女として活躍するアリアは、頑張
りを周囲から評価され、自由なスローライフを謳歌するのだった。
一方、フローラは過酷な職場環境に根を上げる。聖女の役目を担う者がいなくなり、婚約を破棄した公爵も国王から責任を追求されるのであった。
公爵はアリアを王国に連れ戻そうと画策するが、既に他国で幸せを掴み取っている彼女が戻るはずもなかった。
本作品はブラックな職場で評価されなかった聖女が、新天地で活躍し、周囲から認められることで幸福を手にするハッピーエンドの物語である。
※本作はカクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 20:10:02
100952文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:6464pt 評価ポイント:4002pt
作:九里方 兼人
ハイファンタジー
連載
N6782IG
竜が眠ると言われる村「ウインダリア」で育った少年クワンは、
一人前の大人と認められるための儀式に挑む。
共に育った奇獣ハクと共に危険な砦に行き、試練を達成することで命の尊さを学ぶ。
だがその代償はあまりにも大きかった。
村のやんちゃ坊主クワンの成長を描く。
初のWEB小説(文庫本サイズでない小説)。
本格ハイ・ファンタジーの序章。 6/14 10:00~20:00で配信
反響があれば続きをやります。
最終更新:2023-06-14 20:00:00
28513文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
伯爵令嬢アナベルは、侯爵子息のブライアンに熱烈に求められて結婚した。……はずだった。「君を愛する事はない」初夜を終えた途端、ブライアンは本性を見せる。彼には身分の問題で結ばれる事が出来ない恋人がおり、アナベルはその隠れ蓑に選ばれただけだったのだ。それまで囁いた愛は全て嘘……。反抗したくても処女も失っているので白い結婚は望めないし、実家を援助してもらっているために強くも出れない。アナベルはお飾りの妻として無為に日々を過ごすしかなかった。ブライアンからは社交も茶会も禁じられ、屋敷
に閉じこもるしかできず、鬱々と過ごしていたが、アナベルが大人しく従順だったために次第に外出は認められるようになる。しかしアナベルは対話での嘘が下手なため、人と関わる事も出来ない。悩んだ彼女が始めたのは、美術鑑賞や演劇鑑賞といった、出来る限り人と話さなくてすみそうな趣味だった。それでも落ち込むことの多いアナベルだったが、デビュタントからの友人であるメラニアに誘われるようになってから、次第に考え方を変え始める……。気が付けばアナベルは夫のこと等忘れ去り、自分の趣味に没頭し、自由に過ごすようになる。 / 定番の「愛することはない」を告げられた凡人妻が、自分の好きな事に集中していたらいつの間にか夫に軽いざまぁをやり返す事になる話。夫との元鞘(?)はありません! 軽い気持ちでお読みください。本人の恋愛はちょっと軽めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 20:37:21
23384文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:69390pt 評価ポイント:60088pt
作:くもりのちはれ
ハイファンタジー
連載
N5130GI
平民には秘されながらも、しかし確かに世の安寧を脅かす存在ーー霊獣。皇家はそんな霊獣を討滅し、人知れず世の安寧を守り続ける一族の家だ。
皇家に仕える石動東馬は、次期当主である皇鳳花の幼馴染にして唯一の従者。
孤児だった東馬が次期当主のそばに侍(はべ)ることに対し、幼い頃から家中の風当たりは強かった。鳳花が見聞を広めるべく王都の大学へと進学する際も、東馬を同道させようとする鳳花に対し、譜代の家臣達の多くが苦言を呈した。
しかし鳳花はその意見を一蹴し、最終的に東馬の同道は認められる
。これまで行われ、その都度失敗してきた企みと同じように。
その理由は、齢十六にして討ち手最強格の東馬に勝てる若手などいないため。何より、鳳花が東馬以外の従者を求めていなかったためだ。
そして主従は王都に行ったことで、まだ互いについて多くの知らないことがあったのだと気付く。
主は、従者の本当の強さについて。
従者は、主が自分にこだわる本当の理由と、内に抱える不安の源について。
しかし二人の成長を待つことなく、世界の形が変わるその時は近付いていたーー。
激動の時代を駆ける二人の主人公を描いた近現代風バトルファンタジー、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 08:19:48
254204文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:10pt
作:misaki
ヒューマンドラマ
完結済
N1861IF
ある出来事で組むことを拒み続ける柴田一花(いちか)は謎の転校生に出会う。
転校生はペアとして柴田から認められるのか。
賞投稿用作品
「ブックフェア2023宣伝隊長特別キャンペーン『相棒(バディ)とつむぐ物語』コンテスト」
題目【女性キャラクターが登場する、固い信頼関係で結ばれたバディもの小説】
最終更新:2023-05-08 12:00:00
10975文字
会話率:65%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:kurimomo
ハイファンタジー
連載
N9418IE
俺がゲイだと自覚したのは、高校生の時だった。中学生までは女性と付き合っていたのだが、高校生になると、「なんか違うな」と感じ始めた。ネットで調べた結果、自分がいわゆるゲイなのではないかとの結論に至った。同級生や友人のことを好きになるも、それを伝える勇気が出なかった。
そうこうしているうちに、俺にはカミングアウトをする勇気がなく、こうして三十歳までゲイであることを隠しながら独身のままである。周りからはなぜ結婚しないのかと聞かれるが、その追及を気持ちを押し殺しながら躱していく日
々。俺は幸せになれるのだろうか………。
そんな日々の中、襲われている女性を助けようとして、腹部を刺されてしまった。そして、同性婚が認められる、そんな幸せな世界への転生を祈り静かに息を引き取った。
気が付くと、病弱だが高スペックな身体、アース・ジーマルの体に転生した。病弱が理由で思うような生活は送れなかった。しかし、それには理由があって………。
それから、偶然一人の少年の出会った。一目見た瞬間から恋に落ちてしまった。その少年は、この国王子でそして、俺は側近になることができて………。
魔法と剣、そして貴族院など王道ファンタジーの中にBL要素を詰め込んだ作品となっております。R指定は本当の最後に書く予定なので、純粋にファンタジーの世界の恋愛の楽しみたい方向けの作品となております。この様な作品でよければ、少しだ絵でも目を通していただければ幸いです。
GW明けからは、週末に投稿予定です。よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 20:24:38
8017文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:0pt
作:@OhMyBrokenAI
ローファンタジー
連載
N9957IA
作家としての能力が欠如している作者が、作者として自他ともに認められるようになるか、心が折れるか、なんらかの事情で継続が不可能になるか、ただの凡ミスをかますか、それらいずれかの事態となるまで毎日更新する、ただの修行の結果です。テーマがなんでこうなったのかは、お察しください。自分がダラダラ読んでいたくなるような雰囲気は維持したいと思っています。
※ 注意事項! 話のオチが行方不明どころか、プロット? なにそれ、おいしいの? という体たらくですので、その点を充分ご考慮頂いたうえで
、ご覧いただければと思います。ご覧いただかないという判断をなされた場合、それは正解であると愚考いたします。
キーワードの類は無しで話を進めてみます。そのうち話の方向性が見えてきたら、適当に設定をしてみたいとは思っています。おすすめのキーワードなどありましたらお教えください。容赦ないツッコミも歓迎いたしますが、無視しちゃっても怒らないでください。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330652410735598
盛り上がりによっては、どちらかをクローズする可能性があります。両方更新するのはメンドクサイし、意図しない投稿内容の差異が生じるなどの危険もありますので。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-04-28 00:00:00
99022文字
会話率:80%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「目の前の人を殺す覚悟が、あなたにはありますか?」
長期に渡る不景気、少子高齢化が進んだ少し先の日本では、自ら命を絶つ人間が後を絶たなかった。世界情勢も相まって、安楽死の合法化を求める声も無視できないほどまで大きくなっていく。
そこで政府は自殺を合法化し、「とある条件」を満たした者だけが、自らを殺すことを認められるようになった。
この物語は、そんな「とある条件」である「安楽死相談員」を職業としている男と、その周りの、少し頑張りすぎた者たちとのお話である。
※
この作品はカクヨムとハーメルンにも投稿しています。
カクヨムでは常に一話先行で投稿しているため、もしよければそちらでもどうぞ
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16817330648968092736
ハーメルン:https://syosetu.org/novel/312982/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 06:00:00
18653文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「お父様、私は一人でもちゃんと旅ができますから!」
天人と呼ばれる一族の娘ユリは、天人の里を出て人間の世界に足を踏み入れていた。これから一年、彼女は男爵令嬢という仮の身分で人間の世界を旅するのだ。一人前の天人として認められるための、試練の旅だ。
しかしどういう訳か、その旅に彼女の育ての父シオンがついてきてしまった。大切な愛娘に一人旅などさせられないと、大真面目にそんなことを言って。
そして天人であるシオンは、ユリの兄にしか見えないほど若い姿をしていた。
「ユリ、どうせな
ら恋人のふりをするのはどうだろう?」
「却下です、『お兄様』」
ユリはつれなかったが、シオンは少しもめげることなく、彼女のそばに寄り添っていた。そのさまは兄妹というには少々親密に過ぎたが、ユリは気づいていなかった。
そうして旅を続けるうちに、色々なことがあった。友人ができたり、うっかりよその貴族にひとめぼれされたり。そんなあれこれを、彼女はシオンと共に楽しんだり乗り越えたりしていた。
そうしてある舞踏会で、ユリを目にしたある貴族が悲鳴を上げる。それをきっかけとして、ユリは家ひとつの存亡に関わる大騒ぎに巻き込まれていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 12:23:09
169756文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:1332pt 評価ポイント:806pt
ソラニア・シャルム伯爵令嬢の婚約者は、数々の功績と圧倒的な魔法の実力で世界からも天才と認められるテルネッド・エデルガー公爵様。彼は歴代最高の魔法使いであり、おまけに眉目秀麗。物腰柔らかで常に笑顔を絶やさず、歩いていても座っていても話していても黙っていても、とにかく老若男女すべての人類から愛され、見惚れられる男である。
一方でソラニアは、彼より五歳年下であり、魔法の才能も魔力量も容姿も人並みだった。そんな彼女は、八歳の時に幼い頃より憧れていたテルネッドの婚約者となり、彼に認め
られたいがために努力に努力を重ね、秀才と呼ばれるまでに成長する。
そしてソラニアが十八歳となり、自身が通う魔法学園の卒業式前夜。彼女は徹夜で、とある作戦を練りに練っていた。
その作戦こそ、婚約者への婚約解消の言い逃げ作戦である。
彼女曰く、これは秀才になったソラニアによる、過去のソラニアを労うための、悪足掻きなのだそうだ。
なぜ彼女は、卒業式前夜に徹夜をしてまでそんな作戦を立てるようになったのか?
そしてその作戦を決行したソラニアに待ち受ける未来とは?
元々、平凡だった女の子が天才に追いつくために頑張ったお話。
※魔法と言いながら、魔法を発動するシーンはほとんどありません。
※全十二話。
※修正が入るかもしれません。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 20:00:00
50323文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:20762pt 評価ポイント:15076pt
セラニーナ・ディフォルトは聖女として天寿を全うし、100歳を迎えた今、まさに、天に召されようとしていた。孤児院で生まれ、聖女の力を認められると、人一倍努力し、大聖女と呼ばれるまでになったセラニーナ。老後は薬の研究に力を注ぎ、賢者とも知らぬ間に呼ばれるようになっていた。
そんなセラニーナが満足した自分の人生を振り返って居るとき、助けを求める声が聞こえてきた。
『お願いです! 神様、賢者様、聖女様、助けて下さい!』
その声に共鳴すると、セラニーナは気付けば子供の姿になっていた。そ
れもニーナ・ベンダー男爵令嬢として……国の端に位置する貧乏なベンダー男爵家を立て直す元聖女の戦いが始まる物語。
「あなた達しっかりなさいませ、自分の人生は自分で切り開くものなのですよ!」セラニーナは家族を鼓舞し、貧乏脱却を狙うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 03:00:00
752942文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:7168pt 評価ポイント:4168pt
2011年3月11日大地震と大津波が原子力発電所を襲う。その未曾有な災害に対して電力会社も日本政府も為す術もなかった。その中、孤軍奮闘で立ち向かう主任黒田一樹と操作員の小島鉄平がいた。彼らは絶対絶命の危機を何度も救い一時は最悪事故が避けられると思われた。しかし、彼らの奮闘もむなしく、想定外事象が続き水素爆発が起きる。日本では250キロ避難の最悪シナリオが出るほど緊迫した状態になった。黒田の家族は津波で亡くなり、小島の家族は避難中に亡くなる。悲痛な思いの中2人は命を掛けて事故に
対応した。原発事故が起きる7年前、黒田は普通の運転員の一人で小島は学生だった。この2人が運命の糸に操られるように原子力発電所の安全を担う立場になっていく。黒田は子会社に出向となり、出向先社長から原子力発電所の運転訓練用シミュレータの提案書の作成を命じられる。社長の熱意と妻の協力より提案書は完成する。その提案は採用され、その製作の為に新人を募集し、その募集に小島と弟をバイク事故で亡くし失意の西田が採用された。最高の技術力を持つ日芝千葉工場の小林主査がシミュレータを製作することになる。シミュレータ完成後、中越沖地震が起き、黒田は徹底的な地震対策の為、その調査を西田に命じる。西田は津波高さ15.7mを求め会社に提出するが、認められることは無かった。西田はその計算データ外部流出より会社を辞める。その当時小林主査はアメリカでプロジェクトリーダ―として活躍していた。西田の辞職を知ると西田をNRCへ紹介する。1年半後、小林主査は黒田と小島をアメリカに呼ぶ。渡米した黒田と小島は9.11テロで遥かに進んだ安全対策を目にする。帰国後黒田は安全対策案を報告するが、受け入れられることはなかった。黒田の話を聞きつけた新聞記者がその原発大惨事予測について記事をする。黒田と小島は安全対策担当から排除され運転員に戻される。2011年3月11日。黒田と小島が運転中に大津波が襲い原子力発電所は水素爆発に至る。事故がほぼ収拾され発電所から離れた2人には事故を救えなかった罪悪感に苛まされることになる。小島は会社を辞め、黒田は妻を亡くした寂寥感から西田に原子力を小島に娘雪子を託して人生の幕を引く。10年後西田はNRCから戻り、原子力規制委員会の副委員長の就任の記者会見で驚きの宣言をする。小島は墓参りで10年前に託された手紙を雪子に渡す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 23:53:43
410285文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
作:くる ひなた
異世界[恋愛]
完結済
N9275GO
グローバルに活躍する反社会的勢力マーロウ一家のボスの秘蔵っ子ロッタは、一人前として認められるため、王太子暗殺という初の大仕事に臨んでいた。
ところが、いざターゲットであるヴェーデン王国王太子クロードと目と目が合ったその瞬間――お互いが前世で関わり合いのあった相手であることを思い出す。
「せ、先生……ご無沙汰してます……」
「……ああ、バイトちゃん……君か……」
前世の日本において大学生だったバイトちゃんことロッタは、先生ことクロードの弁護士事務所で事務のアルバイトを
していたが、それが原因で不本意な最期を遂げていた。
結局、暗殺任務は失敗。ロッタは、空いた王太子妃の椅子に半強制的に座らされることに。
その一方、前世に引き続き煽り体質を発揮して、敵を作りまくりつつ我が道を行くクロード。
おかげで、今世もまた安らかな最期を迎えられる気がしなくて、来世に望みを託すほど諦めの境地に達したロッタに、クロードは自分の言葉が否定されるなんて微塵も思ってもいない、いっそ憎たらしいほど晴れやかな顔をして宣った。
「バイトちゃんのことは特別に思っているんだよ。前世では何人も人を雇ったけれど、最後まで俺のもとに居てくれたのは君だけだったからね。ねえ、こうして新たな人生で再会したことに運命を感じないかい? ちなみに俺は感じる」
前世では単なるアルバイトと雇い主でしかなかったはずなのに、やたらとスキンシップが激しかったり嫉妬深さを見せたりする相手に戸惑うロッタ。
前世に引き続き胃袋を掴まれつつ、クロードに振り回されたり逆に振り回したりしながらも、王太子としての今世の彼を支えて過ごしていたが、やがて共有している前世の記憶に齟齬があることが判明して……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 12:07:21
179298文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:7258pt 評価ポイント:4260pt
大陸にグロスアルティッヒ連合国という国があった。連合国は、始まりの四人によって建国され、やがて大陸全土を掌握した。
それから長い年月が経ち、始まりの四人がおとぎ話になった頃、連合国は盤石の強さを誇る国へと成長していた。四つの国を束ねるグロスアルティッヒ国の王女ジジは、同じく連合国の一つであるフランクライヒ国王女マリーのことをが好きだったが、素直になれずにいつも意地悪してしまう。その日も、マリーの飲み物にギリギリ死なない程度の毒を入れ、彼女が苦しむ姿を見て楽しんでいた。一方
、マリーはジジのことが苦手であり、いつかジジを苦しめて殺したいと思っていた。マリーは拷問や処刑を趣味としていたのだ。楽しい茶会だったが、それが最後の平穏だということを、そのときの彼女らは知らなかった。
茶会の翌日、連合国が襲われ、連合国を率いるグロスアルティッヒ国王ブフが行方不明になった。そのほかの三国の王も重傷を負った。何の準備もしていなかった後継者達は、後継者になるための条件を知る。その条件とは、城の地下に眠る英霊に認められることだった。
四苦八苦の末かろうじて認められた後継者達は、連合国へ弓を引く者達へ逆襲することを固く誓うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 19:00:00
71685文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:14pt
その街には、無意味トンネルと呼ばれるトンネルがあった。廃線のために無用となったトンネルだ。そのトンネルには不思議な都市伝説があった。トンネルの真ん中の曲がり角のところで午前二時に願い事をすると叶うのだと。
時は、来たる戦争に備えて同性愛禁止法が施行されている時代。愛し合う少女たち、リリとルカは、自分たちの愛が認められるようにと、深夜、無意味トンネルへと向かうのだった。
最終更新:2023-02-03 21:06:21
4437文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:12pt
※本作品は前作「日奉家夜ノ見町支部 怪異封印録」の続編です。
数年前に発生した『怪異襲撃事件』、通称『黄昏事件』は世界に大きな影響を与えた。最早怪異が存在するのは当たり前となり、一部の怪異は社会での人権まで認められる様になった。『怪異』という言葉は『コトサマ』という言葉に変わり、怪異呼びは差別扱いにまでなっていた。しかし元々住む世界が違った彼らがすぐに馴染めるという事など無く、オカルトを用いた新たな犯罪問題なども発生する様になった。
そんな事件に対処するために『日本特
異事例対策機構』が設立され、『黄昏事件』に巻き込まれる形で目を覚ました日奉菖蒲はそこで世界のために活動していく事になる。
かつてとは変わってしまった世界を守っていくために、彼女は相棒の殺月と共に動き始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 21:05:51
528799文字
会話率:77%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:38pt 評価ポイント:10pt
とある学校の卒業試験。
それはダンジョンの攻略。
低難易度のダンジョンをクリアする事で卒業と認められる。期限は半年。皆が順調に階層攻略を進めるなか、一人だけ1階の攻略で2カ月も躓いている生徒がいた。
彼は疑問に思った。何故みんなは簡単に階層を進められるのだろうと。この銀色に輝く高速の魔物を相手にどう戦っているのだろうと。彼は夢にも思わなかったのだ、まさかメタルモンスターと戦っているのが、自分だけだっただなんて……?
最終更新:2023-01-17 18:00:00
5244文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:38pt
作:宮城こはく
ハイファンタジー
完結済
N2996HZ
生まれ持っての魔力を持たない下民でありながら、【精霊使役】の力を持つ聖剣ヘイムダルに選ばれた勇者ローラン。
そんな彼は王族の仲間と共に戦い、魔王をついに倒す。
しかし魔王討伐直後に仲間に裏切られ、追放されてしまうのだった。
「汚らわしい下民がっ! 聖剣だよりの無能は用済みだ!」
俺がいなければ人間界は滅ぶ――ローランは抵抗するが、王族である仲間にとって彼は最初から魔王討伐の捨て駒でしかなかった。
彼らはローランから聖剣を奪えば、次はきっと高貴な血筋の中から勇者が選ばれると
思い込んでいたのだ。
聖剣とのつながりを断つために、ローランは殺されてしまう。
失意のうちに命を失ったローランだが、魔界の姫セレーネの力で蘇り、なぜか魔王軍に拾われることになる。
魔王軍は以前の王国のような、生まれによる差別はない。力ある者が認められる場所だった。
そして彼は死をきっかけに、聖剣ヘイムダルの加護である万能の【精霊使役スキル】をその身に宿すようになっていた。
なぜか魔界の姫セレーネに溺愛されるローランは、彼女から魔力をもらいつつ荒廃した魔界をみるみると豊かにしていく。
自らに宿った聖剣の力で無双してゆくローランは、やがて魔界と人間界の救世主となっていくのだった――。
一方、ローランを捨てた王国には災いが降りかかっていた。次の勇者は選ばれることなく、ローランを失った王国は荒ぶる精霊に襲われるようになる。
そんな中でかつての仲間が勇者ローランを殺したという噂は瞬く間に広がり、貴族たちはみるみると没落していくことに……。
※ほかの投稿サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 12:00:00
156344文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:97pt
総合ポイント:836pt 評価ポイント:478pt
北村英知は30代半ばになってもバイトで生活費を稼ぎながらこう愚痴っていた。
「俺も太い実家でだらだらしながら偉そうに創作論語ってデビューしてぇぇぇl!!」
だが彼の実家は貧乏&親子関係最悪でそんなことは夢のまた夢。
その頃、同期の物書きは太い実家でダラダラしながらデビューを果たしていた。
そんな現実に嫌気がさしながらも新人賞応募作品を書いていたのだが、ある日過労で死んでしまう。
そして死後、女神を名乗る女性に言い渡されたのは『自分の小説が認められる価値観の世界』への
異世
界転生だった。
英知は第二の人生に胸を躍らせながらそんな異世界への転生をしたのだった。
そして異世界では本当に自分の小説が認められ、称賛され……ってそもそも小説って文化がない!?
そんな世界の住民に対して新しい刺激となる小説を書いたり、女の子とイチャイチャしたり、小説を書いたり……。
ちょっと違うけど、思い描いていた異世界ライフが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 20:00:00
5468文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
魔術師の名家に生まれた11歳の少年リオは落ちこぼれだった。
兄と違い、リオは魔石を作り出す魔術以外を習得できない。
威力偏重主義の魔術社会において、リオの魔石術は歓迎されていなかった。
両親はリオに魔石を作らせてこき使うことを決めた。
「生まれたからには私達のために金を稼げ。それが恩返しだ」
過酷な日々をおくりながら、リオはいつか認められると信じて働き続けた。
しかしある日、リオは自分が死ぬことを両親が望んでいると知る。
衝撃の事実にショックを受けたリオは家出を決行した。
そ
して名も知らない辺境の集落に辿りつく。
衛生環境も悪く、ろくに食料もない限界集落にてリオは魔石術を使って人々を救うことを決意する。
水が湧き出る風呂やキッチン、全属性耐性がある家、炎と冷の魔石による冷暖房。
朽ちかけの集落で快適な生活ができるようになり、リオを失った実家は大失態をやらかしてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 22:56:31
128560文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:6470pt 評価ポイント:4102pt
隕石が頭に直撃して気づいたら異世界に飛ばされていた中谷慎は、ひょんなことからカーライル家の敷地に迷い込む。許して欲しくばカーライル家に嫌がらせをしてくるピレネー家に報復して欲しいとカーライル家の庭師に言われた慎は、言われるがままに指示に従い、トラブルに巻き込まれてしまう。見事にそのトラブルを解決した慎はカーライル家に認められる。しかし、その事を知ったカーライル家の一人息子であるネクソンにさらにトラブルに巻き込まれて...。
最終更新:2022-12-23 01:55:29
19113文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:黒崎かずや
ローファンタジー
完結済
N9582FU
一族の宿命に導かれ、三百年の眠りから覚めた狐仙の娘“瑠姫”と出逢った青年──御巫伶人。
瑠姫の仇敵・鬼神“皇雅”との闘いで秘めたる霊験が発現した伶人は、危険な怪異(あやかし)を討伐する“調伏師”になることを決意する。
だが、調伏師を擁する秘密結社“七星社”の一員として認められるには、『四門の試し』と呼ばれる試練を突破しなくてはならないのだった──。
【作者より】
本作は、見た目13歳のツンデレ狐っ娘(意外と美乳)に懐かれたりかじられたりする青年の日常&異能バトル
を描く、ケモナー系魔法少女風現代伝奇活劇の第二弾です。
なお、狐仙奇譚シリーズには根底に主軸となる伏線があり、それに沿って物語が配置されています。
前作を読まずとも楽しめるように書いきたい、と思ってはいますが──前作も併せて読んでいただけたら幸いです。
◆本作はカクヨムにも投稿しています。
◆本作はフィクションであり、実在する人物・団体・事件・方術・狐とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 15:38:02
33107文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:8pt
「シュタール伯爵家息女カロリーナ。此度の皇太子妃選定の儀に皇太子妃候補として参加を命ずる。」
ある日突然届けられた勅書によって皇太子妃候補になったカロリーナ。
報せを受けた同年代の貴族の子女は酷く動揺した。
『カロリーナって、誰?』
全く意味のわからない人選の理由はただひとつ。
学校の総評で無難な成績の上級貴族というだけ理由で皇太子が恋人フローディテアの競合相手(咬ませ犬)として選んだのだった。
高い能力があれば庶民でも皇后になれる。
優秀なフローディテアがその力を知らしめ、
何の問題もなく皇太子妃として認められるーー
皇太子とその恋人が書いた筋書きに、幼い頃からカロリーナに傅いているばあやは失笑した。
「お嬢様を咬ませ犬に選ぶとは、とんだ阿呆にござりまするなぁ…」
斟酌なし!友情なし!恋愛感情一切なし!
敵役(咬ませ犬)に選ばれた正体不明のステルス令嬢がシンデレラストーリーを淡々とぶち壊す?
「いいえ、そちらの自損です」
※R15は保険です。車もでません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 22:02:25
34514文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:186pt 評価ポイント:74pt
検索結果:487 件