タテのカギ
1. 食欲の秋、嫁に食わすなと言えば?…
最終更新:2023-10-23 00:45:09
1094文字
会話率:0%
リディア・ベネットは裕福な商家の娘だった。
父親は海外から珍しい食べ物などを輸入販売しており、リディアも新しい食べ方を研究するなど、豊かな食生活を広めようと努力していた。
そんなリディアには、婚約者がいた。没落して、借金で首が回らなくなっ
た、下級貴族の息子ウォルト・マクベスだ。本来リディアが貴族と結婚するのは難しいが、父はマクベス家にことあるごとに援助してきた。
新しい礼服を新調する、客室の模様替え、全てリディアの父が都合してきたのは、お互いにメリットがあるためだった。この結婚でベネット家には爵位が、マクベス家には富がもたらされるはずだった。
盛大な婚約披露パーティーの準備が進められ(もちろん費用はベネット家が支払っている)、幸せの絶頂にあるリディアだったが、突然婚約破棄を言い渡される。ウォルトはもとより、格下相手との結婚を望んでおらず、子爵令嬢のロレッタ・ハンティントンと浮気していたのだ。
悲しみのあまり、森の中で自殺しようとしたリディアは、自分と同じく自殺しようとしている人を見つける。身なりは立派だが、豚のように太った男性ジョシュア・ハーシェルだった。
ジョシュアもまた体型のことで、家族から疎まれ死を選ぼうとしていたのだった。
リディアは思わずジョシュアを助けてしまい、森の中でふたりで自活し、助け合うようになる。
料理が得意なリディアは、ジョシュアに美味しく健康的な食事を提供し、それが生き甲斐になっていく。ジョシュアもまた、生きる気力を取り戻す。
ジョシュアの食欲は「精神」や「意志」の力によってコントロールできるものではなく、
ある種の病だったのだ。森での生活で、逞しく健康になったジョシュアの正体は――?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 16:48:51
7221文字
会話率:57%
ある時、饗宴が主催者宅で行われた。食卓に集った人々は、自己の満足を満たすため、食欲と自己顕示欲を満たすため、食材に因んだ蘊蓄を披露する。
最終更新:2023-10-05 19:13:00
8539文字
会話率:64%
この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16817330664751798622/episodes/16817330664751832604)」にも掲載しています。
最終更新:2023-10-04 23:58:36
812文字
会話率:0%
あるところに、バートリアという貴族の一家がありました。
バートリア家に産まれる子どもはみんな女の子で、誰もが薔薇のように美しい見た目をしておりました。
子孫繁栄のためには外から殿方を迎え入れなければいけませんが、その美貌ゆえにどんな男
でもバートリアへ婿入りさせることができました。
お金も、地位も、美貌も、男も。
どんなものでも手に入る、バートリアの令嬢たち。
けれど、彼女らにはたったひとつ、叶わないものがあったのです。
それは「胃袋」。
バートリア一族の女はみなすさまじい食欲を持っていて、毎日狂ったように何かを貪り食っていました。
そんな彼女たちにとって最高のご馳走は、自分たちのように美しく可憐な、少女の血肉でした。
そういうわけで、バートリア家は可愛らしい女の子たちを、牛や豚のように飼育することにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 21:29:06
3715文字
会話率:42%
ひょんなことから今話題のVRMMORPGを手に入れた主人公、恵。
美味しいものを食べたい恵はイートと名を変えてゲームにログインする。
しかし開始早々衛兵に捕まってしまったのであった。
すぐに開放されたが先行き不安なVRMMO冒険譚、始まる。
最終更新:2023-10-02 18:00:00
64881文字
会話率:55%
語り部【私】と後輩ルミちゃんのお話。
ノベルアップにも投稿しています。
最終更新:2023-10-01 19:44:16
1025文字
会話率:13%
食欲で感じる季節ってありますよね
最終更新:2023-09-29 19:04:05
206文字
会話率:0%
柴坂誠一郎は、家族から区別され、赤の他人のように育てられてきた。彼はそんな生き方に嫌気がさしていた。そんなある日のこと。彼はその積憤を払うように、また逃げるようにして、家族を皆殺しにしてしまった。
彼の心は人形のように無機質で、肌の温も
りすら感じぬほどに冷静だった。
彼は家族の死を見届けると、空腹であることに気づく。家には食料はなかったため、買い出しに出かける。彼が帰るとそこに家族の死体はなかった。しかし、その代わりに口元を真っ赤にして骨をしゃぶる十歳ばかしの少女がいた。暗い血の海に浅く腰掛ける少女はなんと妖艶で幼かったことか。
まるで遙遠の世界にいる少女は誠一郎に向かって歩く。彼は浅く死を覚悟した。膝から崩れ落ち、ただただ黙る。しかし、少女はただ年相応に笑うだけだった。そして、無邪気に、彼の頭を撫でるだけである。
誠一郎はこの時、少女がジェスチャーで指摘するまで自分が泣いている事に気がつかなかった。
少女は言葉が通じなければ、この歳なら誰もが知っていそうな基礎知識も欠落していた。出身もどこの家の子かもわからない。ただ分かることがあるとすれば、この少女は人の肉を喜んで食べるという事だ。何故自分は食べないのか、この少女はどこから来たか。等々の疑問はあったが、ひとまず彼は少女にハナと名付け、預かることにする。それから誠一郎とハナの奇妙な共同生活が始まるのだった。
ハナの食糧は基本的には人である。誠一郎はハナの食欲を埋めるために食べられてもいい人間を探す。それが犯罪者である。自分の罪に対しての罰と言う偽善に満ちた善行かどうかは知り得ないが、誠一郎はそれがベストだと考えた。
そうして、何度目かの被食者との出会いと別れを繰り返した時だった。被食者によって四肢を切断され絶命した死体の田宮風香と出逢う。彼女は死んでいた。しかし、どうしたものか、ハナが生き返らせてしまった。理由も方法も分からぬが、ハナは自分がやったと言い張る。誠一郎はひとまずハナを信じる事にした。現に、死体が生き返っているのだから。
風香には帰る所がなかった。自分の居場所がどこにもなかった。
誠一郎はそんな彼女を引き取ることにした。それが彼女にとって幸か不幸かは知らぬ。だが、彼女は出ぬ涙を流すのだった。
そうして、三人の不可思議な生活が再スタートする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 13:00:00
290671文字
会話率:49%
誰もが生まれながらに、ユニークスキルを授かる世界。
リューク・アルビレオスは【暴食】のスキルによる無際限な食欲により、幼少期からずっと肥満体型であることを馬鹿にされ続けてきた。王都立学園に通いながらも、毎日のように優秀なスキルを持
つ同級生のパシリをさせられる。
自身のスキルに戦闘能力がないと思い込んでいた彼は、半分諦めていた。
「え……? これって……」
だが、ふとした拍子に彼は気付く。
自身のユニークスキル【暴食】が喰らうことが可能なのは、スキルにも及ぶことを。相手のスキルを血肉に変えて、己のものとする。それによって【燃焼】と【抑制】を手に入れたリュークは、あることを決意した。
「そうだ。……ダイエットしよう」――と。
二年の肉体改造の日々を経て、少年は見違える姿となっていた。
そう、筋肉は最高。筋肉は至高。
筋肉はすべてを解決するのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 20:10:13
10650文字
会話率:36%
飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。まかない担当として働く有村千影(ありむらちかげ)は、決まった予算の中で献立を考え、食材を調達し、調理してと日々奮闘していた。そんなある日、社員のひとりが失恋して落ち込んでしまう。食欲も
ないらしい。千影は彼の出身地、富山の郷土料理「ほたるいかの酢味噌和え」をこしらえて励まそうとする。
仕事に追われる社員には、熱々がおいしい「味噌煮込みうどん(愛知)」。
退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる「聖護院かぶと鯛の煮物(京都)」。
他にも飛騨高山の「赤かぶ漬け」や「朴葉寿司」、大阪の「モダン焼き」など、故郷の味が盛りだくさん。
おいしい故郷の味に励まされたり、癒されたり、背中を押されたりするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 19:00:00
106733文字
会話率:43%
ただ睡眠と食欲の箍が外れている。
このままじゃ不味いと思って外に出たら、赤い人に出会った。
赤い人は私の頭と肩に触れると忽然と姿を消す。
私は何を忘れていたのだろう?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いま
せん。
注意事項2
こういう感触なので、忘れなければ良いと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 20:57:14
969文字
会話率:34%
私の友人はあんまり食べない。
そもそも太る要素から遠い世界で生きている。
それでも日々体重の増加と戦って生きている。
今日も多少の自虐を交え、ぽやんと話をしている。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いませ
ん。
注意事項2
今日もしこたま甘い匂いを嗅ぎ、大食い系動画を楽しんで見て、休日に備えます。
何食べよーかなー!! ※クソデカボイス。
(ぽっちゃり思考)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 19:06:40
1226文字
会話率:40%
世界がゾンビで埋め尽くされてから三年──自宅で籠城し、何とか生き延びていた赤羽雪音は不幸な事故で、ゾンビに噛まれてしまう。残された猶予は七二時間。この三日間で自分に何ができるのか。そう考えた彼女の中で、ある欲望が湧き上がる。
それは食欲
。赤羽雪音は最後の食事に、大好物であるカレーを再び食したいと考えた。そこで、自宅から離れ、街に残された物資を収集して、理想のカレーを作ろうと放浪する。
こうして、屍が彷徨い歩く世界で、彼女の人生最後のカレーを追い求める『カレー・オブ・ザ・デッド』が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 17:04:13
73372文字
会話率:39%
ひたすらラーメンのみを食べるエッセイです。
もし、受けたら他の食事をひたすら食べるエッセイを作ってみたい
最終更新:2023-08-27 13:21:14
1050文字
会話率:23%
ナディア・ジェドレーは激怒した。料理に出てくるのはいつでもどこでも肉、肉、肉。
悪徳貴族の令嬢として転生させられたあげく、大好きな魚が一切食べられないという環境に彼女は我慢がならなかった。海がなくても、川ならば……と川へ釣りに出かけても、す
でに川の魚は食いつくされ絶滅。もはや魚は幻の存在となっていた。
そんな時、隣国のロネマ帝国なら海があり魚が食べられるという情報を入手する。ナディアは魚を食べるため、合法的に隣国に行く方法をあみだした。その名も国外追放。
父の悪行を世間に示し、無事に母と共にロネマ帝国へと国外追放をされたナディア。母の実家があるケオジャの町で、漁業ギルドの一員として、魚を捕獲する仕事を始める。
彼女の目的はただ一つ。充実した魚食生活を送ること。
なんでも異世界には海獣という特殊な魚介まであるらしい。せっかくなら異世界の魚を心行くまで食べつくしたい。
食欲まみれの元貴族令嬢は、今日も追放先で釣りをする!
※R15は念のため
※カクヨム・アルファポリスでも掲載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 20:16:17
44692文字
会話率:48%
ありふれた異世界での物語。何処にでもある在り来たりの話。剣と魔法のファンタジー。
北の辺境に住む貴族の隠し子、ニーナ。男爵である父親とは一度も会った事が無かった。そんな、父親から見た事もない伯爵との婚約の知らせが届いた。護衛の騎士と共に
旅立ったニーナ。
途中で出会った謎の二人の剣士。魔物も敵も全部、蹴散らして進む。
貴族の黒い思惑がニーナに迫る。
全てを斬る謎の剣士と、全てを焼き尽くす美貌の魔法師。
辺境のお嬢様、ニーナは様々な苦難を乗り越えて、好奇心と食欲を満たしながら進む。
ありふれた貴族娘の成長と冒険の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 00:00:00
1206494文字
会話率:61%
毎日、暑いですねえ。こう暑いと、食欲が減退します。
最終更新:2023-07-27 13:00:00
447文字
会話率:0%
人は温度調整され、空腹(体内エネルギー)特に酸味(隣の柿は酸っぱいというのは未だ青いとされる)とか外敵からの危険がない全てが満たされた状態で脳に作用する(そこら辺の雑草のカフェイン(認識)とかの成分を使ったヤバい)薬を飲んで深く思考すると得
てして生物とは種の繁栄を達成する快楽だけでしかないと悟らされる。
色の波長的にγ線に近く肉体的に色素を持たず視認が難しい食欲減退(変わりに平穏や安定を想起させる大気紫外線時間ベクトル)色な青こそ実は最も技術的に優れた可視光線であるがため身体の視覚的要素を青に近づけている。
そこにヒーリングボイスミュージックをどーん、体に足りないビタミンなどの臭いを漂わせる。
体に必要だと思うことをやる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 18:46:10
496文字
会話率:7%
※無断転載禁止
とある日、雪山で目覚めたヒューイは記憶喪失になっていた。自分の名前すら忘れていたのに、何故か記憶喪失前よりも戦闘能力アップしてるし、食べ物への執着心が大変な事になっていた彼。
これは性悪貴族から、ぽんこつほのぼの系
貴族(食欲魔王)にクラスチェンジした少年+愉快な仲間達の、のんびりドタバタな学生生活を描いた物語である。
あとがき等は活動報告へ!
*3/9第四章開始!
*更新は不定期(出来てたら上げる系)
*性悪成分は少な目
*残酷描写タグは保険です
*ツギクルにも登録してます
*マグネットでも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 09:55:12
195711文字
会話率:63%
食品サンプル界にも天才はいる。その名前は織田優人。彼の作るサンプルは実際の料理よりも、人間の食欲を刺激すると言われている。雑誌の取材で、彼の家に訪れた私は、手料理を振る舞われるのだが……
最終更新:2023-07-09 15:14:02
1469文字
会話率:43%